■イナズマイレブン
第23話「神の挑戦状!」
「フットボールフロンティアを制する者は誰か!」
「「「勿論我ら世宇子中!!」」」
「頂点に立つ者は誰か!」
「「「勿論我ら世宇子中!!」」」
冒頭の場面、ついに視聴者の前に姿を現した世宇子イレブンの面々。
一体どんな奴らなのか今まで想像もつきませんでしたが、こうして見ると結構外見的には普通な奴らなんですね
ただ一人だけ星矢の魔鈴さんみたいな仮面つけてる奴がすっごい気になりますけど:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
「私は勝利しか望まない!だが泥まみれの勝利など敗北も同然…!
完全なる勝利!圧倒的な勝利のみを欲している!
その勝利をもたらす者だけが…『神のアクア』を口にするがいい!」
影山のその言葉と同時に、ガパッと口を開けた宝箱のような箱。そこに入っていたのは、人数分用意された謎の飲み物『神のアクア』でした
なんなんだこの飲み物は…影山が神のアクアなんて言うくらいですから、
「みんなスポーツドリンク飲んで水分補給してね〜^^」というのとはワケが違うでしょう(えー
まさかこれが世宇子の強さの秘訣とか…つまりはドーピング…?
世宇子中というのは、ひょっとしたらドーピングをはじめとした肉体改造を施された集団なのか…?
パワプロで言うアンドロメダ学園高校みたいな…そういえばあそこも常勝無敗の帝王実業を0−10で倒したラスボス校って意味じゃ
帝国学園を倒した世宇子にめちゃめちゃそっくりですね(あっちは準決勝だったけど)
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「守ー!いつまで寝てんの!」
「起きてるよ」
「えっ、えぇ!?」
「どしたの母ちゃん」
「えっ、あ、お、おはよう…ちょっと待ってねご飯作るから…」
そしてある日の朝の円堂家では、いつもはぐーすか寝坊している円堂が今日はやけにシャッキリと早起きしていました
そんな円堂を見てこの世に有り得ないものを見たように驚く円堂ママ。円堂の早起きはそれほど珍しい事件のようで…
「…」
「(ちらちら)」
「…」
「(ちらちら)…あ、熱っ!!」
「はは、しっかりしてよ」
「えっ、そ、そうね…(それは私のセリフだってば…)」
おかしくなってしまった我が息子のことが心配で、さっきからチラ見してばかりの円堂ママ。料理にも全然集中できてません
そしてテーブルで待ってる円堂は、その間ずっと神妙な顔で押し黙ったまま…
会話する時になると普段の顔に戻りますが、やはり内心では世宇子戦のことを考えて相当ナーバスになっているようです
「うおおおおーっ!!」
ドッシイイイイッ!!
「どわたたたっ!?く、くっそぉ!!」
そして今日もまた稲光修練場で激しい特訓に励む円堂…ってこれは木戸川キーパーのタフネスブロック!?
もしや円堂、世宇子戦のために少しでも地力を上げておこうと、今まで対戦したチームの必殺技を習得しようと…
「円堂、何やってるんだ?」
「え、いやぁ、じいちゃんのノートにマジン・ザ・ハンドはここだって書いてあるから、胸を鍛えればいいのかなって」
って単に胸を鍛えようとしてただけかよ!タフネスブロック全然関係なかった!
まあ世宇子のシュート相手にタフネスブロックなんて使ったら、ドテッ腹に風穴空けられて間違いなく即死だろうしな:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
「それってもしかして、肺とか心臓のことじゃないか?」
「え?そ、そうか!そういう考え方もできるな!」
ぶくぶくぶくぶく
「ぶっはぁぁぁぁ!く、くそっ、もう一回!」
半田に「胸の筋肉より肺鍛えろよ」と言われて、すぐタライの水に顔を突っ込み肺の特訓を始めた円堂。
そんな風にジャバジャバ何度も顔を突っ込んでいるところへ、今度は影野がやってきました
「何してるんだ、洗面器に顔なんか突っ込んで」
「え?いやぁ、じいちゃんのノートにマジン・ザ・ハンドはここだって書いてあるから、
肺を鍛えればいいのかなぁって思ってさ」
「肺…なのかな…」
「ん?」
「呼吸って意味かもしれないよ」
また違うアドバイスですか…今度は呼吸ってまるで連想ゲームですな
それにしても肺と呼吸ってどっちも同じようなもんだと思うんですが、影野は具体的に何をしろと言ってるんでしょうか?
「ん…そっか呼吸か。すーはー…あ、そうだ!みんなの練習に付き合わなくっちゃ!」
そうか呼吸かまあいいやみんなの練習行ってこようと、呼吸のことは軽くスルーして駆け出す円堂。(えー
やっぱり円堂も「いや呼吸は微妙だろ…」と影野の答えにはしっくりこなかったんでしょうか:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
その時グラウンドでは、雷門イレブン全員が実戦さながらの激しい練習を繰り広げていました
やはり次の相手が世宇子とあっては生ぬるい練習などしていられないようで、気合いのノリもこれまでとは段違いです
「円堂君たち、必死ね…」
「あぁ…でもなんて言ったらいいんですか…?私たちって、見てるだけであそこに参加できないっていうか…」
「もどかしい…?」
「そう、それですよ!」
そんな雷門イレブン達を、マネージャー3人組は少し寂しそうな目で見つめていました
自分達もみんなの役に立ちたいのに、ただ見てることしか出来ないことをもどかしく思っているようで…
「じゃあ、みんなに気持ちよく練習してもらうために…やりますか!」
「やりますか!」
「えっ?ど、どういうこと?」
「「こういうこと!!」」
みんなに気持ちよく練習してもらうための秘策、それはなんとおにぎり作り!
せめてみんなの空腹くらいは、これで満たしてあげたいと思ってのことのようです
でもみんなにやる気を出させたいなら、チアガール姿で応援でもしてくれればいいのに!(えー
「熱いから気をつけてね〜」
「あつっ、あつつっ、あっつ〜い!」
そしてあつあつのお米を一生懸命握り始める春奈…こ、これは可愛すぎる!鬼道さん僕に妹さんをください!(えー
しかしそんな春奈と秋を、お嬢はひたすらポカーンと見つめ続けていました。ま、まさかお嬢、おにぎり作ってるとこ見るの初めてなんでは…
「ほら、夏未さんも」
「えっ?え、ええ」
秋に促されてとりあえずしゃもじを掴んでみるお嬢。しかししゃもじを持つのもこれが初めてのようで、
このアイテムを私に使いこなせるかどうか…という顔ですっかり固まってしまいます(えー
それでもやがて意を決したように、炊飯器にしゃもじを突っ込んで山盛りのご飯を手に持ちますが…
「あっつぅぅぅいっ!!あつっあつっあぁぁぁ!!」
ご飯の吹雪よ乱れ飛べー!(えー
あまりの熱さに耐えかねて持っていたご飯を部屋中に撒き散らしてしまったお嬢、
まともにご飯も握れないその様子に、秋や春奈も苦笑いを浮かべてしまいます
「も、もしかして夏未さん…おにぎり握ったことないの…?」
「夏未さん…お嬢様だから…」
「うぅ…ご、ごめんなさい…」
「じゃあ男子たちにならって…必殺ダブル茶碗!!」
おにぎりが作れないんじゃあしょうがない必殺技伝授開始!(えー
あつあつのご飯を触らなくても済むように、秋は必殺のダブル茶碗をお嬢に教えることにします
「これにご飯をよそうでしょ、キャップをかぶせて…振る!こうすると…」
「はっ…!?」
「形は出来てるし少し冷めてるから、あとは手に水をつけて握ればいいの」
茶碗である程度形を作ってから、素手で仕上げだけを行うというこの技。ところでみんな最後は素手で握ってますけど
必殺サランラップ包みは使わないんでしょうか(えー
まあでもラップごしに握るより、女子の素手で直接握ったおにぎりの方が男にははるかにご褒美になると思うけど:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
「やってみて?」
「う、うん…」
しゃかしゃかしゃかしゃか しゃかしゃかしゃかしゃか
しゃかしゃかしゃかしゃか しゃかしゃかしゃかしゃか
「も、もういいんじゃないかな…」
「え、そ、そう…?(パカッ)わぁ…!こ、これを握るのよね」
「そう」
にぎにぎ にぎにぎ
「で…できた…?できた!できたぁ!ほらほら、凄い!生まれて初めておにぎり握ったわ!」
この可愛さには絶対耐えられない!!(えー
なんて可愛いんだお嬢!今日ほどイナズマイレブンを見ててよかったと思ったことはないぜ:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
恐る恐るお米を手に乗せるこの仕草いいなぁ、ちゃんと形になった後はしゃぎまくる姿もいいなぁ、お嬢最高だなぁ
そして炊飯器の中身が空っぽになるまで、ありったけのおにぎりを作った3人。出来たてをさっそくみんなの前に持っていくと
休憩を兼ねて食べさせてあげることにします
「みんなー!」
「おにぎりが出来ましたー!」
「「「うおおおおおおお!!」」」
「いっちばーーん!!」
べしっ
「い、いってぇ!?何すんだよぉ…」
「手を洗って来なさい!!」
女子のおにぎり女子のおにぎりうおおおお!!と目の色を変えておにぎりに手を伸ばす雷門イレブンでしたが、
「汚い手で私のおにぎりに触れるなー!」とお嬢のビンタでそれを阻止されてしまいます。さすが清潔にはうるさいのね…
おあずけを食らって仕方なく手洗い場へ向かう雷門イレブン。しかし、すぐにおにぎりが食べられるとあってその足取りは軽やかです
「おっにぎ〜りおっにぎ〜り〜♪うん?」
「(ふきふきふき)」
き、鬼道さん抜け目ねええええええええ!!
「こんなこともあろうかと手を洗っといてよかったぜ」とばかりに、ゆうゆうと円堂達を置いておにぎりへ向かう鬼道さん!
すでにこの事態を見越して手洗い場へ向かっていたとは!さすが鬼道さんは天才ゲームメーカーだぜ
というかこの鬼道さんの行動は想定外すぎて爆笑してしまいました、鬼道さんは何をやらせても最高だな
そしてよい子の鬼道さんはみんな戻ってくるまで待っててくれました(えー
全員の手洗いが終わるまで、おにぎりに手をつけないであげるとはなんて鬼道さんのフェアプレー精神…
というか鬼道さん以外のメンバーで一番早く戻ってきたの豪炎寺かよ!
洗いに行く時は確かに最後尾だったのに帰ってくる時は一番早いって!?
豪炎寺め…「おにぎりなんて興味ないぜ」って態度をしていながら、実は一番必死に戻ってきたなんて笑わせてくれます(えー
「ふふ、はいどうぞ!」
「「「いただきまぁぁーーす!!」」」
いよいよ心置きなくおにぎりに手を伸ばす一同!単におにぎり食うのにも、みんなの性格が表れてて面白いですね
一之瀬や土門は真っ先に秋のおにぎりに群がり、鬼道さんは春奈のおにぎりをムシャムシャほおばり…
特に鬼道さんの方は、さっき春奈がおにぎり作ってる時に「こんな大きいの作っちゃったけど食べてくれるかな」って顔してた奴を
「せっかくだから俺はこのバカでかい奴を選ぶぜ!」って自ら食ってるところがミソですな
一番張り切って作ったおにぎりを、鬼道さんが食べてくれて春奈も実に嬉しそうです
これは鬼道兄妹好きの俺にはかなりのハァハァポイントだぜ:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
「ははっ、ヘンテコな形だな〜」
「…それ、私が握ったんだけど」
そして円堂が選んだのはやっぱりお嬢のおにぎりでした。秋や春奈と比べていびつな形のおにぎりに、
思わずニヤニヤと笑ってしまう円堂でしたが…
「あ、あぁ!ま、まあ形はどうであれ味は一緒だよな!」
もぐもぐ
「…んぐ!?しょ、しょっぱ…!」
「お、お塩つけすぎたかしら…」
「あぁ…いや…練習で流した汗の分だけ、塩分補給しないと…かはっ!?の、のどに…つまっ…」
「も、もう!世話が焼けるわねぇ!」
見た目だけでなく味も塩まみれ、さらに喉に詰まったりと踏んだり蹴ったりの円堂でしたが、
お嬢に背中をバシバシ叩かれて介抱してもらえるという、うらやましい目に遭わされるのでした(えー
「うおおおおおーっ!!」
ドッゴオオオオッ!
「ぐっ…!俺が世宇子中のボールを止めなきゃ…!」
そしてマジン・ザ・ハンド習得のために、今日もまた鉄塔広場で特訓を開始した円堂。
特訓に使うタイヤも、今までの数倍はあろうかという超巨大なものに変わっていました。ますます特訓の激しさは増していくばかり…
そんな円堂の様子を、遠巻きに鬼道さん・一之瀬・豪炎寺の実力派メンバー達が見守っていました
「いいの?手伝ってやらなくて」
「あいつは今、自分と戦ってるんだ」
「壁は誰かが作るものじゃないからな…」
「そうか、壁はここ(胸)にあるんだな…」
マジン・ザ・ハンドを編み出すためには、自分達が力を貸しても助けにならないと鬼道さん達は思っているようで…
そして、ここにきてようやく円堂祖父の言っていた「胸がポイント」の意味が明らかになった感じです
要するに自分の限界が見えても、絶対に諦めずにそれを乗り越える強靭な意志が必要になるということか…
「円堂の祖父さんもそれが言いたかったんだ、なんて言うなよ?」
「ははっ、バレた?」
そ、そんな!?(゜д゜;)鬼道さんに速攻でダメ出しされた!?(えー
すいませんでした鬼道さん…どうやら私の考えが浅はかだったようです:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
結局まだまだ「胸がポイント」の意味は分からずじまいってことですか、マジン・ザ・ハンドへの道のりは一体どれだけ険しいんだ…
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「く…!ぐうっ!くっそぉっ…!もう1回!」
「…」
もう何時間特訓を続けたんでしょう、日が暮れるまでタイヤに吹き飛ばされ続けても、円堂は決して特訓をやめようとしませんでした
そんな円堂の姿を、いつの間にか心配そうに眺めていた円堂母…
あまりに過酷な円堂の特訓を見て、円堂母の手はぷるぷると静かに震えています
息子がこんな風にボロボロになっているのに、平気でいられるわけがありませんもんね…
ガッシイイイイッ!
「くっ…!はぁ…はぁ…!や、やった…!?くぅぅぅぅーーっ!!やったぁぁぁぁぁぁ!!
ようし、燃えてきたぁぁぁ!!」
「あっ…」
その時、ついにこの巨大タイヤに吹き飛ばされずにガッシリと止めてみせた円堂!
気の遠くなる回数をこなしてようやく掴んだ成功に、円堂は心底嬉しそうにぴょんぴょん飛び跳ねます
それほど喜びに溢れた円堂を見て、円堂母は何か感じるものがあったようで…
「守…サッカー楽しい?」
「ん…?うん!あ、でも母ちゃんは反対なんだっけ…」
そう、円堂祖父がサッカーのせいで死んでしまったことで、以前からサッカーのことを忌み嫌っていた円堂母。
特にイナズマイレブンの話をすることは、円堂家では完全にタブーとなっているほどでした。でも今は…
「そうよ、私は守がサッカーするのは反対…でも…
でも、一度こうと決めたら母親が反対したって貫きなさい…!男でしょ?」
「…ははっ、母ちゃん!」
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円堂があれほど夢中になっている様子を見て、とうとう円堂のサッカーを認める気になった円堂母。
このサッカー嫌いな円堂母の一面は、19話で雷門イレブンが家に集まった時ニコニコしてたから
なかったことにされたのかなーと不安に思ってましたが…きっちりこんなエピソードがあって安心しました
さすがイナズマ脚本は、こういうところが丁寧で好感が持てますね
「おじいちゃんがね…私が小さかった頃いつも言ってたことがあるんだ」
「じいちゃんが?」
「キーパーはね…足腰だって。”ヘソと尻に力を入れて踏ん張れば、捕れない球はない”って」
「ほ…本当!?そっか!ヘソと尻に力を入れて踏ん張れば…ようし!頑張るぞ!!」
(お父さん…初めてお父さんのこと、守に話せたわ…)
今まで心の奥に固く封印してきた祖父のことを、とうとう円堂に話すようになった円堂母。
これは家族としても、じいちゃんの教えとしても大きな一歩になりそうですね。
ちょうどこのフレーズが、マジン・ザ・ハンドのためのヒントになるのかも…って、ヘソと尻に力を入れて踏ん張る…?
それってお通じをよくする秘訣とかじゃないですよね!?(えー
なんかそれをやると尻からアレが出てしまうような気がするんですが、本当に大丈夫なのか:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
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ガラガラガラガラ
「いらっしゃ…ん!?お前は…影山!!」
「ほう、随分な態度じゃないか。この店は客を選ぶのか?」
「…」
「ではラーメンでも作ってもらおうか」
そんなある日、雷雷軒に思いもしない来客が登場!それはなんと影山…一体何の目的でこんなぬけぬけと!?
ところで関係ないんですけど、この店のメニューって普通のラーメン:750円、大盛ラーメン:750円、
チャーシューメン:750円、玉子ラーメン:750円、もやしラーメン:650円、みそラーメン:700円って
一体どういう値段の決め方してるんだろう(えー
以前壁山が「チャーシューメンはセレブの食べ物」って言ってたのなんだったんだ!普通のラーメンと値段おんなじじゃん!
「ふん…!」
「そうツンケンするな…お互い同じイナズマイレブンの仲間だったじゃないか?」
「…!」
馴れ馴れしい影山の態度に、かつてない怒りの表情を見せる響木監督…こ、こええ…これは本気で怒ってますな…
何しろ目の前にいるのは、自分やイナズマイレブンの仲間達を破滅させ、円堂達を鉄骨で殺そうとまでした男…
そんな最悪の男がかつて自分達と同じチームにいただなんて、考えるだけでも吐き気がすることでしょう
「同じフィールドに立っていたというのに、今ではずいぶん違うな?
お前はラーメン屋の店主、私はフットボールフロンティアを制しサッカー界の頂に立つ」
「頂点に立つかどうかは分からんだろう」
「分かるさ、試合をする前からな。私は勝利を掴みお前はまた負け犬になる。
地べたを這いつくばり、運命を呪うことしか出来ない負け犬にな」
「決勝でボコボコにしてお前の監督生活終了、ラーメン屋に専念させてやるよ」とイヤミなことを言いまくる影山。
こいつ一体何しに来たんでしょうか。何か話したいことがあるのかと思いきや、嫌がらせみたいなことを延々と言い続けるばかりです
「食わないのか」
「フン。食いたくないな、負け犬が作ったラーメンなど」
お、お前がラーメン作れって言ったのにー!!(泣)
酷すぎます影山、「おい俺様は客だぞラーメン作れよウスノロ店主」って言うから仕方なくラーメン作ったのに
「誰がそんなもん食うかバーカ」って箸をつけようともしないなんて…冷やかしならとっとと帰ってくださいよ!(えー
「ひとつ教えてやろう、お前は人を信じすぎる。それが弱点だ」
「それは俺の長所でな。お前は選手を信じることが出来ない、
だから汚い手を使ってしか勝つことが出来ないんだ」
「心外だな、いつ私が汚い手を使ったと言うのだ?証拠があるなら見せてもらおうか」
「証拠はそこにある。全てはお前の胸の内にな」
「何言ってんの?俺がやったって証拠でもあんの?」と見苦しく自分の悪行を認めようとしない影山。
そんな影山に、監督は自分の胸に聞いてみろとおたまをグイッと突きつけます
こいつは一本取ってやった感じですな、さすがの影山も息が詰まったように口ごもってしまいます
「………ふ………ふふふふ…ふふふふふはは、ふはははははははは!!
少しは変わったようだったから利口になったのかと思えば…!お前はお前だな…!
決勝戦の日、己の愚かさを呪うことになるぞ。
目の前で大切な円堂達が倒されて行くのを、お前は黙って見ているしかないんだ」
「…」
「試合、楽しみにしているよ。いや…円堂はすでに倒されているかも知れんがな」
「…なに!?」
本性の狂気が溢れるような笑いを浮かべて去って行った影山、しかし最後に衝撃的な一言を!
すでに円堂へ向けて刺客を放ったというんですか!?そういえばこいつは、帝国との試合の時も
心理作戦やら鉄骨落としやら卑劣な罠を仕掛けてきた男…試合前に闇討ちぐらいのことはやって当然なのかもしれません
それを聞かされた響木監督に動揺が走る中、その頃雷門イレブン達は…
(ヘソと尻に力を込めて踏ん張れば、捕れない球はない…!そしてポイントは胸だ!)
「よし!来いッ!!」
「「ドラゴンッ!!トルネエエエエドッ!!」」
「「ツインッ!!ブーストオオッ!!」」
ドドバッギョオオオオオオ!!
うおおおおこ、これは!?2個のボールでドラゴントルネードとツインブーストを同時に撃ち込むキーパー特訓!
確かにこれほどの威力なら、世宇子のシュート対策としちゃかなり有効かもしれません
というかいつの間にやらツインブーストを習得してたとは、さすが天才一之瀬ですね
まあツインブーストはバックトルネードより弱っちい技なんだけど:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
バシバシイッ!!
「な…!?」
こ、こいつはーー!!なんと4人がシュートを撃ったその瞬間、円堂の前に姿を現した世宇子のメンバー!
それにしても必殺技を使わずして軽々ボールを受け止めるとは…!?
これまでの戦いで、必殺シュートをただのキャッチングで防いだキーパーは一人たりともいませんでした
必殺技は必殺技でないと返せない…そんな円堂達の常識を楽々とブチ破る、ケタ外れの実力を持っていることが分かります
「す…すげえ…!ドラゴントルネードとツインブーストを止めるなんて…!?
お前、凄いキーパーだな…!」
「いいや…私はキーパーではない。我がチームのキーパーは、
こんなもの指一本で止めてみせるだろうね」
「そのチームってのは世宇子中のことだろう…!アフロディ!!」
帝国の仇を目の前にして激しく昂ぶる鬼道さん!こいつの名前はアフロディって言うのか…
やはり世宇子イレブンは鬼道さんのように、総帥が世界中からかき集めてきたサッカーのエリート集団なんでしょうかね
…と、思いきやEDのキャストを見るとアフロディの名前が亜風炉照美なんて書いてあって吹いた
お前れっきとした日本人かよ!!しかも亜風炉照美ってまるっきりギャグキャラの名前じゃんか!
もはや私には暴尾亜空(あばおあくう)と同レベルの名前にしか:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
「て、てめえ…!宣戦布告に来やがったな!」
「宣戦布告?ふふふふ…私は君たちと戦うつもりはない。
君たちも戦わない方がいい、それが君たちのためだよ」
「何故だよ…!」
「負けるからさ。神と人間が戦っても勝敗は見えている」
「…!試合はやってみなけりゃ分からないぞ…!」
「そうかな?リンゴが木から落ちるように、
世の中には逆らえない事実というものがあるんだ。だから練習もやめたまえ。
神と人間の間の溝は練習では埋められるものじゃないよ、無駄なことさ」
なんと雷門イレブンにケンカを売るどころか、まるで大人が聞き分けのない子供をさとすように、試合の放棄を勧めてきたアフロディ。
一見すると紳士的のようですが…戦う前からすでに円堂達を対戦相手と見てすらいない、同じ土俵に上がるのも無意味としか思っていない…
対戦相手としてこれほど屈辱的なことはないでしょう。ついさっきまで温厚だった円堂の表情も、みるみるうちに険しいものへと変わってしまいます
「うるさい…!練習が無駄だなんて誰にも言わせない!
練習はおにぎりだ!!俺たちの血となり肉となるんだ!!」
こ、こんな緊迫した場面でおにぎり!?(えー
キャ、キャプテンその例えはちょっと…思わず吹き出しそうになってしまいました、まあ円堂らしいっちゃらしいんですけどね
「あぁ…なるほど、練習はおにぎり…ははは、上手いこと言うねぇ、ふふっ」
「笑うとこじゃないぞ…!!」
え、円堂こええええええええええ!!
ぎゃあああああ円堂さん吹き出しそうになったとか言ってすいませんでした!お願いだから殺さないで!(えー
というか今まで見たことがないくらいの、凄まじい怒りの表情ですね
世宇子戦を控えてナーバスになっていた円堂の心が、アフロディの不遜な物言いで一気に決壊してしまったんでしょうか
「しょうがないな…じゃあ、それが無駄なことだと…証明してあげるよ!」
言うが早いか、持っていたボールを突然空高く蹴り上げたアフロディ!いきなり何を…と思ったその瞬間、
円堂達の目前にいたアフロディは高く上がったボールよりさらに高い上空へと出現する!そ、そんな!?
まるっきりワープのような恐ろしい速さの身のこなし…単に移動するだけでも、こんな肉眼で捉えられない圧倒的なレベルなのか!?
「うっ…!?い…いつの間に!!」
「(ぱしっ)」
ドギュアゴオオオオオオオ!!
そしてボールを優しく撫でるかのように、まったく力を込めずにシュートを放ったアフロディ!
しかしそんな限界まで手加減されたシュートですら、とてつもない破壊力を持って円堂へと飛んで行く!
な、なんという…軽く触れただけでこの威力!?これで必殺シュートなんて撃たれた日には、一体どうなってしまうんだ…
(ヘソと尻に力を入れれば…!捕れない球はない!!)
ギョギョギョギョギョギョギョギョ!!
「ぐ…!ぐぐぐぐ…!ぐおおおおおーーっ!!」
全身全霊を懸けてこのシュートに挑みかかり、相討ちに近い形でボールを弾き飛ばした円堂!
かろうじてゴールの外へボールを押し出すことに成功しますが、円堂も激しく吹き飛ばされて気を失ってしまいます
「円堂!?おい、大丈夫か円堂!」
「しっかりしなさい円堂君!」
「……う……ぐ…っ!どけよ…!来いよもう一発ッ…!
今の…本気じゃないだろう!本気でドンと来いよッ!!」
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ダメえええそれ以上いけない!!(えー
朦朧とする意識を激しい怒りで繋ぎ止め、世宇子への敵意を剥き出しにする円堂!
もはや足腰もまるで言うことを聞かないはずですが、這ってでもアフロディに食らいつこうとする凄まじい怒りです
今までに感じていた影山への怒りや試合への焦りが、ここに来て一気に爆発してしまった感じですな…
「…面白い。神のボールをカットしたのは君が初めてだ、決勝が少し楽しくなってきたよ」
その言葉を残して、一瞬のうちに円堂達の前から消え去ってしまったアフロディ。一体どんなレベルの速さで動いてるんだ…
どうやら自分のシュートを初めて止めた円堂を見て、ようやく雷門イレブンを戦うに値するチームだと認識したようです
それにしても大人しく帰ってくれてよかった…もしも気分を害したアフロディが、うさ晴らしに必殺シュートの一発でも撃っていたら
円堂達は跡形もなく消し飛んでたかもしれないし…これが全然冗談にならないから世宇子はこえーよ:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
「決勝戦…とんでもないことになりそうだな」
「…世宇子中はあいつみたいな奴ばかりなんだ」
「はぁ…」
「円堂、手はいるか?」
「あ、あぁ、いるいる…へへっ、今のシュートで新しい技が見えたような気がするぜ…やれるよ俺達!」
世宇子にはあんなのが11人もいるのか…そんな奴らと対峙するなんて、私なんかは考えただけで小便ちびりそうだぜ(えー
ですがアフロディがいなくなったことで、とりあえず円堂はいつもの調子に戻ったようです。よかったよかった
それにマジン・ザ・ハンドの正体もおぼろげながら見えてきたようで…
今のも必殺技を使わずに世宇子のシュートを止めたことには変わりないんだし、勝ち目も完全にゼロというわけではないのかも…
「いいや…今のお前たちには絶対に不可能だ!」
そ…そんなーー!!やっぱダメですか!?わずかな希望を完全に打ち砕く監督の一言!
もしかしたら主人公補正でなんとかなるかもなんて思ってましたが、やっぱりそんな程度でまともに戦える相手じゃないか…
あのまったく強さの次元が違う化け物達と戦うには、円堂達も今のレベルとはまったく違う領域へと
パワーアップしなければならないはず…響木監督にはそのための秘策があるんでしょうか?次回に続く!
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