■イナズマイレブン 第26話「激突!神VS魔神!!」
(必殺技が通用しなくても…俺一人ならぶっ倒れるまで戦う…けど、このままじゃみんな…みんな…)
「何を迷ってる円堂ッ!!」
「豪炎寺の言う通りだ…!まさか俺達のためにだとか思ってるとしたら…大間違いだ!!」
「最後まで諦めないことを教えてくれたのはお前だろう!!」
傷つき倒れた仲間の姿を見て、試合を投げそうになっていた円堂…そんな円堂に叱咤の言葉を投げかけたのは、
他ならぬ雷門イレブン自身でした。さっきまで一人残らずフィールドに倒れこんでいた仲間達は、
円堂を立ち直らせるためにもう一度全員がよろよろと立ち上がります
(なんて…なんてバカなんだ…!仲間を理由に諦めようとしていたのは俺だ…!
俺自身だ…!信じてくれる仲間がいる限り…俺は何度でも立ち上がる!!)
その甲斐あってくじけそうになっていた円堂も再び復活!決して最後まで諦めまいと再び世宇子への挑戦を始めます
でもやっぱ無理だこれ!!(えー
攻撃では豪炎寺・鬼道さん・一之瀬の3人がかりでも世宇子のDF一人抜くことができず、
守備では土門・影野・壁山の3人がかりでもアフロディ一人止めることができず…世宇子に比べて雷門はあまりに無力でした
「ディフェンスは攻撃陣を徹底的に狙え!オフェンスは守備陣を!キーパーは重点的に!」
そんな中「おいおめーら雷門全員KOしてやろうぜ」と容赦ない指示を出し始めたアフロディ!
なんてこった…その気になれば点なんていくらでも取れるでしょうに、あえて雷門全員を叩き潰して試合を終わらせる気のようです
せっかく立ち上がった雷門イレブンも、世宇子の殺人技を受け続けてますますズタボロになっていき…
「こ…これ以上見てられません…!」
「ダメよ、目をそらしちゃ…!」
「みんな必死に戦っているんだから…私達もその戦いから逃げちゃいけないわ…!」
まさに公開処刑…あまりにむごいその光景に、マネージャー達も直視することすら耐えかねていました
雷門イレブンが再び力尽きるのも時間の問題か…とその時、アフロディが意外な行動を!
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「グレイスン、ティータイムだ」(えー |
なんと攻撃の真っ最中にわざわざボールを外に出して試合を中断し、全員ぐびぐびと神のアクアを補給し始めた世宇子イレブン!
時計を見てみれば試合開始からちょうど15分…神のアクアの効果が続くのは、口にしてから15分の間だけということなのか…
それだけ頻繁に飲まなきゃいけない薬なら、その補給を阻止すれば雷門にも勝機が…?
「あれ、変じゃない…?全員同時にって…」
「確かに試合中の水分補給は重要だけど、試合途中に全員がベンチへ戻ってなんて見たことがない…」
「い、言われてみれば…」
「2人とも、来て」
そんな怪しい世宇子イレブンの様子を見て、神のアクアに何かがあることに気づいたマネージャー達。
すかさず神のアクアを運んでいった連中を尾行して、その正体を突き止めようとします
「誰も中に入れるんじゃないぞ」
「はっ!」
そしてお嬢達が辿り着いたのは、2人のガードマンに守られたいかにも怪しい部屋…神のアクアはここで作ってるみたいですね
「うらやましいねぇ。私もアレを飲めば、君より強くなれるのかねぇ?」
「き、聞きましたか…?」
「ええ…やっぱり夏未さんの推理通り、あのドリンクには秘密があるんだわ…!」
そんなガードマンのうち、ちょっとヒョロヒョロして細い感じの男が漏らした「俺もあれ飲んでパワーアップしてぇー」という言葉…
それを聞いた3人は、神のアクアが強力なドーピング剤であることをついに確信します
「こ、こいつらを捕まえてくれぇーーっ!!」
「「「きゃああああああ!!」」」
「なに!?ま、まさか神のアクアを!」
とか言ってたら見つかったー!!その場にはなんとまだ3人目のガードマンが!
それに見つかってしまったお嬢達は即座に逃げ出しますが、「逃がすかクセモノめー!」と扉を守っていたガードマン達も
口封じのためにお嬢達を追いかけ始めてしまいます
「ふう…」
ところが、そんな3人目のガードマンの正体は鬼瓦刑事!そう、鬼瓦刑事は神のアクアの不正な事実を掴むために、
扉の中へ侵入しようとお嬢達に協力を頼んだのです。今逃げているお嬢達は、ガードマンを部屋から引き離す囮役…
まんまとその作戦は成功し、鬼瓦刑事は扉の中へと進んでいくのでした
「限界だね。主審」
「…試合続行不可能ということで、この試合世宇子中の…」
ところがその頃、執拗な世宇子の攻撃でまた全員が倒されていた雷門イレブン!さすがに今度こそ限界か…
その光景を見かねた主審により、いよいよ雷門イレブンのKO負けが宣告される時が…
すいませんこの試合ボクシングじゃないですよね:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
「ま、まだだ…!まだ…試合は終わってない…!」
「…!?」
しかしそれでも立ち上がり宣告をさえぎる円堂!さらに円堂が立てば俺も立つとばかりに、それに続いて仲間達まで…
最後にはまた雷門イレブン全員が立ち上がってしまいました、この驚異的なしぶとさの前にはさすがのアフロディも
(C)細井雄二/講談社
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あ…?あ…?なぜだ?
なぜこいつはたおれない?なぜだ!? |
と、驚きを隠せないようです(えー
「信じられないという顔だな…円堂は何度でも何度でも立ち上がる…!
倒れるたびに強くなる…!お前は円堂の強さには敵わない!」
そんなアフロディの心の揺れを痛烈に指摘する鬼道さん!鬼道さんは円堂のしぶとさを誰よりも知っている男…
今その脳裏に浮かんでいるのは、第2話の帝国戦で鬼道さん自らが円堂を痛めつけた時の光景でした
あの時も帝国のリンチまがいの攻撃でボロボロにされた円堂、それでもひたすら立ち上がり続けて
最後にはゴッドハンドを習得してみせましたっけ…
「…では試してみよう、ゴッドノウズ!!」
でもゴッドノウズは無理だー!!(えー
鬼道さんの話が癇に障ったのか、容赦なくゴッドノウズを撃ちに行くアフロディ!
さっきから棒立ちでシュートを食らうがままの円堂では、今度こそゴールごと吹っ飛ばされて終わりですよ!
ピピィィィーーッ!!
「…ふ、命拾いしたね」
しかしゴッドノウズが放たれるその瞬間、前半終了を告げるホイッスルが!まさに九死に一生ですな…
なんとか後半まで命を繋いだ円堂達は、歩くのもやっとという様子でベンチへと向かうのでした
「え…神のアクア…!?」
「ええ…神のアクアが世宇子の力の源よ!」
「体力増強のドリンク…!?」
「許せない…!サッカーを…俺達の大好きなサッカーをどこまで汚せば気が済むんだ!!」
そしてガードマンを振り切ってきたお嬢達から、とうとう神のアクアの秘密を知らされる円堂達!
実力もクソもないドーピング行為にわなわなと震える円堂。しかしそろそろさっきの補給から、確実に15分以上経っているはず…
そうなるといよいよ世宇子も年貢の納め時でしょう。今ごろは鬼瓦刑事が、神のアクアを封じるために何か手を打って…
「濃度を濃くした。一杯で後半終了まで効果が続く」
「ふふ、後半戦を戦うなんて初めてだな(ぐびぐび)」
って普通に飲みまくっとるーー!!(ガビーン)
なんじゃそりゃー!!鬼瓦刑事の大バカ野郎!神のアクアの証拠を掴むとかよりまず先に、こいつらが飲めないように阻止してくれよ!
結局最後までドーピング状態の世宇子と戦わなくちゃならんとは…まったく使えない刑事だぜ!(えー
それはともかく、世宇子陣営のセリフで気になるのが「今までの濃度より強力な神のアクア」と「初めて戦う後半戦」…
この点から予想されるこの先の展開は…
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(C)ゆでたまご/集英社 |
30分以上戦うとオーバーヒートするウォーズマンのように、
強力な薬の副作用と、長時間の負担が重なって世宇子イレブンの体にガタがきてしまうんでは…?
「円堂君…」
「ん?」
(…やめさせたい…これ以上傷つくのを見ているなんて…)
「…大丈夫!俺はやれる、やらなきゃいけない。俺達は世宇子のサッカーが間違ってることを
示さないといけないんだ!」
そんな中、明らかに円堂を特別視して心配してるお嬢は実にハァハァですね:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
そしてお嬢の不安な気持ちを察して、優しく覚悟のほどを語る円堂。世宇子がドーピングしてるなんてことを知った今、
世宇子に負けられないという気持ちはますます大きくなっていることでしょう
(じいちゃん…!力を貸してくれ!)
そして円堂は前半戦でズタボロになったグローブを替え、じいちゃんのグローブをその手にはめて後半戦に出撃!
これはいよいよこのグローブの力を借りて、マジン・ザ・ハンドを習得する時が来るのか…?
バゴオオオオッ!!
「ぐうっ!」
ズドオオオオッ!!
「がはっ…!」
ドッゴオオオッ!!
「う…ぐ…!」
「勝ち目がない戦いにどうしてそれほど熱くなれる…?君は僕をイライラさせる!!」
って一方的にやられまくり!?後半開始直後、また雷門イレブンが全員瞬殺された中、円堂はただ一人
アフロディの殺人シュートを受け続けていました。倒しても倒しても起き上がってくる円堂に、アフロディは苛立ちを隠せません
そしてついに渾身の一撃を円堂に食らわすと「あーやっと帰れるぜ」とばかりに背を向けますが…
「…う…サ…サッカーを…大好きなサッカーを…汚しちゃいけない…!
そんな事は…そんな事は…!!許しちゃ…!!
いけないんだアアアアアッ!!」
(…!?な、なんだ…神である僕が…怯えているというのか…!?)
「ぐっ…え、円堂…!」
しかしそれでもなお立ち上がり吼える円堂!そして倒れていたイレブン達も円堂の声でまた力を取り戻す!
不死身のように何度でも甦ってくる円堂に、いよいよ戦慄すら感じ始めたアフロディ。
ですが神を名乗るアフロディにとって、ただの人間にそんな思いをさせられるのは何より耐えがたい屈辱でした
(円堂は何度でも何度でも立ち上がる…!倒れるたびに強くなる…!お前は円堂の強さには敵わない!)
「そんな事が…そんな事が…あるものかアアアアアッ!!
神の本気を知るがいいッ!!」
「円堂!」 「「円堂!」」 「「「円堂!」」」
「「「キャプテン!」」」 「「円堂くん!」」 「守!」
「感じる…!みんなのサッカーへの熱い思い…!来い!!」
かつてない怒りの表情でゴッドノウズを撃つアフロディ!そしてみんなの声援を力にした円堂がそれを迎え撃つ!
とその時、ふと自分のグローブとじいちゃんのグローブの違いに気づいた円堂…
自分のグローブは右手の方がボロボロだったのに対して、じいちゃんのグローブは左手が…
「あ…!?分かった…!分かったよじいちゃん!」
そのグローブの違いからついにマジン・ザ・ハンドの全貌を掴んだ円堂!そして大きく上半身を後ろへひねる!
これが円堂の脳裏に浮かんだ、マジン・ザ・ハンドを出すための予備動作なのか…!?
「諦めたか?だが今さら遅いッ!!」
(じいちゃんはマジン・ザ・ハンドを左手で出していたんだ…!
それは体の左側にある心臓に気を溜めるため!
それを左手じゃなく右手に100%伝えるには…!こうすりゃいいんだ!!)
ついに明かされたマジン・ザ・ハンドの正体、それは心臓で最大限に増幅した気を左手に伝えて放つ技!
ってなんじゃそりゃー!!き…気を溜める!?心臓に気を溜める!?
言ってることが分かるようで全然分かりませんよ円堂!(えー
心臓ってのは気の特別に溜まりやすい場所なんだろうか…
それに心臓で溜めた気は、左手にはダイレクトで伝わるけど右手には直接胸を掴まないと伝わりにくいようです。
超次元すぎて設定を理解するのもやっとだぜ:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
「ゴッドノウズ!!」
ドバッゴオオオオオ!!
「ぐおおおおおおおーーっ!!これが俺の!!
マジン・ザ・ハンドだぁぁぁぁっ!!」
グオオオオオアアアアアア!!
ようやく出やがったー!!気の遠くなるような苦難の末に、ついに姿を現した幻の技マジン・ザ・ハンド!
全てを凌駕する魔神の力の前には、神の一撃すらも通用せずに片手一本で受け止められる!
「な…なに!?神を超えた…魔神だと!?」
「いっけえええーーっ!!」
「円堂が止めた…このボールはァッ!!」
ゴッドノウズをも粉砕した円堂の闘志により、完全に息を吹き返した雷門イレブン!
円堂が止めたボールを絶対に得点へと繋げるべく、残る力を振り絞り鬼道さんが駆ける!
「メガクエイクゥゥゥッ!!」
ズギャゴオオオオオオオ!!
「ぐうおおおーーっ!!」
「なに!?」
そんな鬼道さんにすかさずメガクエイクを撃ち込む世宇子DFでしたが、鬼道さんは激しく上空に吹き飛ばされながらも、
必死の執念により豪炎寺へとパスを繋げる!ここで豪炎寺が決めにいくシュートは一体…!?
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「ファイアトルネエエエドッ!!」「ツインブーストオオオッ!!」
ズドドッゴオオオオオオ!!
うおおおおおこ、これは!?なんとお互いの得意技での合体技を繰り出した2人!
名前的にはブーストトルネードとでも言うべきか…しかし技の構成的にはドラゴントルネードとさほど変わらないような感じですが、
果たしてこれがポセイドンに通用するのか…!?
「ツナミウォール!!」
ズッバアアアアン!!
「なに…!?な、なんだこのパワーは!?ぐあああああーっ!!」
楽々突き破りやがったー!!なんだこの破壊力はー!ブーストトルネード強すぎ!
なんとツナミウォールをものともせずに、ポセイドンの巨体を吹き飛ばしてゴールに突き刺さってしまいました
なんてこった…ドラゴントルネードとほとんど同じ技なのに、鬼道さんと染岡さんではここまでキック力に差があるのか!(えー
しかし鬼道さん+豪炎寺ではツナミウォールに勝てるのに、鬼道さん+豪炎寺+一之瀬だとツナミウォールに負けるなんて
皇帝ペンギン2号が涙目すぎる:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
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「奴らの力は…!神のアクアも超えるというのか!?」
「僕は…!僕は確かに神の力を手に入れたはずだ!ゴッドノウズ!!」
「マジン・ザ・ハンドオオオッ!!」
バッシイイイイイイン!!
「そ…そんな…!?」
「「うおおおおおああああああ!!」」
バスバスウウウウウッ!!
「バ…バカな…!こんな…バカな…!!」
ブーストトルネードの強さ有り得ねええー!!なんじゃこりゃー!!
立て続けに3発世宇子ゴールにブチ込んであっと言う間に3対3!いくらなんでも強すぎだろ!
イナズマブレイクとかも織り交ぜて得点するかと思いきや、ブーストトルネード3連発でいきなり同点とは…
それも神のアクアの副作用とかなしに真正面からぶっ潰すって、これは誰にも予想できなかったろうな:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
《ついに同点!残り時間はあまりない、このまま延長戦か!?それとも決着か!?》
「最後の1秒まで全力で戦うッ!」
「「それが俺達の!」」
「サッカーだァァッ!!」
とどめの一撃いったー!!最後はザ・フェニックスから繋げたファイアトルネードで締めの一発!
過去に例のない4人技シュートの威力は凄まじく、逆転のゴールへと見事に突き刺さる!そして…
ピッピッピイイイイイッ!!
《ここで試合終了ぉぉぉーーっ!!勝ったのは雷門!劇的な大逆転勝利ですッ!!》
「「「やったあああああああ!!」」」
「よくやった…みんな…!」
「バ…バカな…こんな…バカな…!」
「終わったな影山。中は調べさせてもらった。今度は逃れられんぞ」
試合終了のホイッスルが鳴らされ、ついに全国大会優勝の栄冠を手にした雷門イレブン!
そしてスタジアムが大歓声に包まれる中、黒幕の影山もとうとう観念する時がやって来ました
というか鬼瓦刑事、ドーピングの証拠を掴んで影山を捕らえるつもりのようですが、帝国での鉄骨落下事件の時も
証拠はちゃんと掴んでたのにあっさりもみ消されたので、「今度は逃れられんぞ」って本当に大丈夫なのかそれ:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
「なれたのかな…俺達…伝説のイナズマイレブンに…!」
「いいや…伝説はこれから始まるんだ…!」
伝説のイナズマイレブンが夢見ながらも、あのバス事故のために果たせなかった全国優勝という悲願…
ついにそれを達成した円堂は、自分達もイナズマイレブンと肩を並べる存在になれたかと喜びますが…
しかし、伝説呼ばわりはまだ早いと先を見据える豪炎寺。雷門イレブンはまだまだ現役、
本当の戦いはこれからだ!!(えー
次回に続く!
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