■イナズマイレブン 第24話「合宿しようぜ!」
 

(なにが絶対不可能だ…!そんなことあるもんか…!
 マジン・ザ・ハンドは必ず完成させてやる!!)

ドゴオオオッ!!

「う…ぐぅっ!」

前回監督に言われた”今のままでは絶対に勝てない”という言葉。円堂はそれに猛反発していました
意地でもマジン・ザ・ハンドを習得してやろうと激しい特訓を繰り返しますが、すでに体はボロボロでゾンビ同然の状態…
気持ちばかりが先走りすぎて、これではとてもマジン・ザ・ハンドの習得に繋がりそうにありません

「が、合宿…?」

「ああ、学校に泊まって、みんなでメシでも作ってな」

「合宿かぁ〜!学校に泊まれるなんて、なんか楽しそうでヤンスね!」

「そういえば俺たち、合宿なんかしたことなかったもんな!」

そんな時、監督から提案された合宿の話…どうやら「みんなでワイワイ楽しくやろうや」という内容のものらしく、
初めての合宿にみんな嬉しそうな表情です。うーむ…てっきり監督は全員を超パワーアップさせる特訓をやるのかと思ったら、
単なる息抜きをするつもりなのか:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「…待ってください監督…!メシでも作るって、そんなのん気なこと言ってる場合じゃ…!
 世宇子との試合は明後日なんですよ!」

「出来るのか、今の練習で必殺技を完成させることが」

「…だ、だから、それはやってみないと…!」

「無理だ、マジン・ザ・ハンドは闇雲に練習して完成するほど甘い技じゃない。
 今のお前は必殺技のことで頭が凝り固まっている、
 そんな状態で完成させることは不可能だ」

「確かに…一度マジン・ザ・ハンドのことを、忘れてみるのもいいかもしれないな」

ただ一人ピリピリして食いついて来た円堂に、一度頭を冷やせと一喝する監督。
確かに今の円堂は明らかに気負いすぎと言うか、焦りすぎと言うか…
押してダメなら引いてみろという言葉もあることだし、合宿で一度リフレッシュした方がいいかもしれませんね

「えっ、合宿?」

「みんなでメシでも作るんだってさ…!」

「あっ、パンツ洗ってたかしら!?」

結局合宿は行われる方向で話がまとまりましたが、帰宅した円堂は「なにが合宿だよやってらんねーよ」とヘソを曲げていました
すさんでますなぁ円堂。そんな円堂をよそにママはバタバタと合宿の準備を始めますが…

「な、なんだこれぇ!?こんな真ん中に名前書かなくても!」

「ダメよ!だって合宿なんでしょ?壁山君とかのと間違えたら…」

「か、壁山と間違うわけないだろ!?」

本邦初公開円堂のパンツキター!!(えー  ふーむ円堂も壁山もトランクス派だったのか。
中学1・2年というと、ブリーフ派がみんなにバカにされてトランクス派に移り変わる時期なので、
ブリーフ派の可能性もまだ捨て切れないと思いましたが:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「こら〜!枕投げに来たんじゃないのよ!」

そしてお泊まりの支度を終えた円堂が学校に舞い戻ると、春奈達が体育館に布団を敷きながら枕投げで遊びまくっていました
なんとマネージャー達も一緒にお泊まりですか!これは今夜おたのしみになりそうな予感(えー
まあ女子は当然他の部屋で寝るんだろうけどさ:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「宍戸、お前枕なんて持ってきたのか?」

「俺、これがないと寝られないんです。ほら触ってみてくださいよ、最近流行りの低反発まくら!」

「低反発…?(ふかふか)おぉぉぉ!なんかいい感じじゃん!」

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「これ、寝る時用の限定品なんだ!」

「へぇ〜」

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「わんだばだばだば〜、きゅぴーん!」

他にも低反発まくらのふかふか具合を堪能していた宍戸達、寝る時用のナイトキャップについて語っていたマックス達、
枕元にフィギュアを並べて楽しんでいた目金…みんなすっかり自分の好きなようにくつろいでいるようです
こりゃ合宿というよりお泊まり会って感じですなぁ

「(ざっくざっく)うぅぅ…目にしみるでヤンスぅぅ〜」

「(ざくざくざくざくざく)」

「や、やっぱりそれ(ゴーグル)やると涙が出ないでヤンスかねぇ?」

「まあな」

その頃めっさ得意げに玉ネギ切りまくってた鬼道さん
さすが鬼道さんだ、玉ネギくらいなんともないぜ!しかもなにげに鬼道さんの謎ゴーグルが初めて役に立った瞬間じゃないですか(えー
このゴーグル一体なんのためにつけてるんでしょうなぁ、
まあ十中八九単なる鬼道さんの趣味で深い意味はないって気がしますけど:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「いつものみんなに戻って来ましたね」

「うむ」

「でも、肝心の円堂君があれじゃ…」

(胸がポイント…あとはヘソと尻…!あぁ…!もうどうすりゃ出来んだよ!!)

しかしみんながリラックスしている中で、円堂だけは相変わらずマジン・ザ・ハンドのことでひたすら悩んでいました
一番リラックスしなくちゃいけない奴が、一番頭に血が昇ったままだとは…このままじゃわざわざ合宿を開いた意味がありませんな

「あっ、備流田さん、髪村さん、それに会田さんまで!?」

「今日合宿をやると聞いてな〜!」

「だったらアレを持ってきて驚かせてやろうってね!」

「アレ…?」

「そう、アレじゃ!にっひっひ」

そして雷門イレブンお手製のカレーが完成したその時、なんと元イナズマイレブンの面々が次々に姿を現します
単にタダメシを食いに来ただけかと思いきや、何か特訓に役立つアイテムを持ってきてくれたようで…

「な、なんですかこれは…!?」

「俺たちが40年前に作った、マジン・ザ・ハンド養成マシンさ!」

「養成マシン…!?」

「そんなもんがあったのか…!」

「マジン・ザ・ハンドで大切なのはヘソと尻の使い方、それをマスターするためにみんなで作ってみたんだ」



なんとイナズマイレブン達がわざわざ運んできたのは、40年前マジン・ザ・ハンドの特訓のために作り上げたマシン!
ぐおんぐおんと動くコンベアの上を、木の棒を避けながら丸い印を踏んで体重移動を鍛えるマシンのようですな
なんだかちょっとしたアトラクションみたいで面白そうだなぁ、こんな特訓ならやってみたい気もしますね

「で、マジン・ザ・ハンドは完成したんですか…!?」

「いいや…ダメだった。惜しいところまでは行ったんだがな…」

「でも、このマシンを使えばもしかしたら…!」

「ああ!早速やってみようぜ!」

40年前の響木監督が、このマシンで特訓しても習得できなかったマジン・ザ・ハンド。
このマシンをクリアしても習得できるとは限りませんが…それでもやらないよりは遥かにマシです
少し元気の出てきた円堂は早速このマシンに挑戦を始めるのでした

ぐおんぐおん ぐおんぐおん

「もっと尻を下げてヘソに力を入れるんだ!」

「はい!」

しかしこのマシン、動力は人力なのでみんなでやたら重いハンドルを回さなければなりません
体力の消耗という点だけを見れば、コンベアを歩くだけの円堂より、力いっぱいハンドルを回す仲間たちの方が遥かに苦しいようで…
ヘトヘトになった仲間を次々に交代させていくうちに、とうとうマネージャー達の手まで借りることになってしまいます

(…みんな…!何やってんだ俺は、こんな仲間がいたのにマジン・ザ・ハンドが
 出来ないだなんて一人で焦って…俺は世界一の大バカ者だ!)

そんな必死にマジン・ザ・ハンドに協力してくれるみんなの姿に、強く胸を打たれる円堂。
今まで頭に血が昇っていたのが、ようやくいつもの調子を戻ってきたようです
そのおかげで集中力が高まってきたせいか、回数を重ねるごとに棒をかわす動きもどんどんと良くなっていき…

「ふっ…ふっ…ふっ!」

「や、やったぁ!!」

そしてとうとうこの養成マシンを踏破した円堂!うーむ、思ったよりあっさりクリアしてしまったな:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
まあ世宇子との試合はもう明後日なわけだから、これくらい出来ないと困るレベルなのかもしれませんが…



「よし、次のステップだ!いいか円堂、さっきの感じを忘れるな!」

「はい!」

養成マシンはあくまでヘソと尻の感じを掴むためのもの、それが終わったら今度は実践練習です
監督たちの必殺シュートに対して、実際にマジン・ザ・ハンドを発動させるこの特訓…そして監督たちが使う必殺シュートとは…

「「「イナズマ!!ブレイクゥゥゥッ!!」」」



な、なにィィィィィ!?監督使えるのかよイナズマブレイク!!
円堂達が編み出した偶然の神業かと思いきや、監督もすでに習得済みだったとは驚きです
というかこんな最強シュートがあっさり撃てるのに、キーパー技の方はいつまで経っても習得できないって
円堂も監督もキーパーとしておかしいだろ:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「マジン・ザ・ハンドォォォッ!!」

ゴゴゴゴゴゴゴゴ!

(な、なんだこのパワーは…!?体が燃えるみたいだぜ!)

バシイイイイイッ!!

「やったか!?」

「ぐ…ぐああああっ!!」

明らかに今までと違う金色のパワーを発し始めた円堂!しかし技として発動させるまでには至らず、惜しくも失敗してしまいます
しかしこれなら習得するまであとわずかといったところ、回数を重ねればきっと完成させられるはずです

「もう一度だ!」

「はい!」

バシイイイイイッ!!

バシイイイイイッ!!

バシイイイイイッ!!

バシイイイイイッ!!(延々と続く失敗)

「く…くそっ…!なんで出来ないんだよ…!」

「…監督」

「ああ…何かが欠けている。何かは分からないが、根本的な何かが…」

って何回やってもダメだったー!(゜д゜;)
なんつー技だマジン・ザ・ハンド…ようやくあと一歩の所までこぎつけたというのに、その残りの一歩がまたこれほどまでに遠いなんて…
きっと40年前の監督自身も、この最後の一歩が乗り越えられずに習得できなかったんでしょう。
そうなると、どうすればマジン・ザ・ハンドを完成させられるのか、もはや誰にも分からなくなってしまいました

「やはり…マジン・ザ・ハンドは大介さんにしか出来ない幻の技なのか…?」

「いくら特訓しても、マジン・ザ・ハンドは完成しない…?」

「「「…」」」

「ちょ、ちょっとみんなどうしたのよ!負けちゃったみたいな顔して!」

もはやこれまでか…とお通夜のような暗い顔で黙りこくってしまう一同。しかし、そんな中で秋だけが諦めずに声を張り上げていました



「でも…相手のシュートが止められないんじゃ…」

「だったら点を取ればいいんでしょ!10点取られれば11点、
 100点取られれば101点!そうすれば勝てるじゃない!」

「き、木野…」

ううむ、「希望を捨てちゃいけない、諦めたらそこで試合終了だよ」という秋の言い分も分かるんですが…
ドラゴントルネードとツインブーストがすでにアフロディに片手で止められたことと
世宇子キーパーはアフロディ以上の鉄壁ということを考えると、
「点を取る」ということも「相手のシュートを止める」ということと同じくらい絶望的すぎる:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「木野先輩の言う通りです!点を取ればいいんですよ!」

「…10点取られれば11点…」

「…100点取られれば101点…」

「ふふ。鬼道」

「ああ…取ってやろうじゃないか、101点!!」

結局みんな納得しちまったー!!それでいいんかー!!
まぁしかし、もう特訓してる時間もないし精神論しかないもんなぁ(´・ω・`)
結局マジン・ザ・ハンドは習得できず、みんなのレベルも今までのままとなると、世宇子に太刀打ち出来るのかめっちゃ不安ですね
例えるなら界王拳を習得できなかった悟空が大猿べジータに挑むような気分というか…(えー

「いよいよ決勝戦…よし!やるぞ!行ってきまーす!」

「あ、守!」

「え?これ、じいちゃんの…」

「一緒に連れてってあげて。おじいちゃん、フットボールフロンティアの決勝戦行けなかったからさ…
 頑張るんだよ守、応援してるからね!」

そして迎えた決戦当日、家を出ようとした円堂はママからじいちゃんの形見のグローブを渡されます
40年前に例のバス事故で、教え子を決勝の舞台に連れて行ってやれなかったじいちゃんの無念を果たそうと…
これはグローブに宿ったじいちゃんの魂が、円堂のマジン・ザ・ハンドを完成に導いてくれる展開ですかね

「母ちゃん…!もちろんだぜ!それじゃあ行ってくる!」

今までサッカーを毛嫌いしていたママの初めての応援、それを受けた円堂は元気よく家を飛び出していきます
それではいざゆかん決勝の舞台へ!



って閉鎖しとるーーー!?(ガビーン)
な、なんだこりゃ!これまで全国大会の試合を行ってきたスタジアムが突然の閉鎖!
なぜ急に閉鎖になったのか、今日の試合は一体どうなるのか、まったくワケが分からず雷門イレブンがぼーぜんとしていると…

「だ、誰もいないぞ、どうなってんだ…?」

ピリリリリ ピリリリリ

「はい…はいそうです、えっ…?どういうことですか!?今さらそんな…!」

「誰からだ?」

「それが…大会本部から、急遽決勝戦の会場が変わったって…」

その時お嬢の携帯にかかってきた一本の電話、それは決勝の会場がこことは別のスタジアムになったことを知らせるものでした
こんな当日ギリギリになってそれを伝えるなんて、そんなバカなことが…もしやこれは雷門を不戦敗にしようとする影山の罠!?(えー

ゴゴゴゴゴゴゴゴ

「な…!なんだあれ!?」

「まさか…決勝戦のスタジアムというのは…!」

「あ…あそこか!?」



神様の神殿キター!!なんじゃこりゃあああ!その時円堂達の頭上に現れた謎の浮遊スタジアム!
ここが新たな決勝の舞台だそうですが、一体どういうテクノロジーでこんなものを飛ばしてるのか…
そもそもこんな上空にプカプカ浮いてるスタジアムにどうやって入ったらいいんだ:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
まさかこれも「わははは空のスタジアムなら入って来られまい」と雷門イレブンを不戦敗にする影山の罠では…(えー  次回に続く


■イナズマイレブン 第25話「最後の決戦!」
 

「こ、ここが試合会場…!」

「決勝当日になって世宇子スタジアムに変更…影山の圧力ね。どういうつもりかしら」

「…円堂、話がある」

突然空中に現れた決勝の舞台、世宇子スタジアムにぞろぞろと乗り込んだ雷門イレブン。
あんな空中にプカプカ浮いてる会場にどうやって乗り込んだのかはひとまず置いといて:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
何やら監督が円堂に話したいことがあるようです

「大介さん…お前のお祖父さんの死には、影山が関わっているかもしれん」

「え…!?じ、じいちゃんが影山に…!?」

「ひ、響木監督!なぜこんな時に!?」

なんといきなり「お前のじいちゃんを殺したのは影山」とバラして、円堂に激しいショックを与えてしまう監督!
大事な決勝の前だというのになぜこんな真似を!?
お嬢も「今話すことじゃねえだろコノヤロー」と監督に食ってかかりますが、そんな監督の思惑とは…

(決勝の前に選手の心を乱す監督は失格だろう…しかし、これは今でなければダメなんだ。
 影山の陰謀でフットボールフロンティア決勝に出られなくなった俺達は、
 ショックから立ち直れず運命を呪い、そしてサッカーから離れてしまった…だがそれは間違いだった。
 恨みにとらわれたせいで、サッカーという大事なものを失ってしまったからだ…
 もし影山への恨みでサッカーをしようというのであれば、俺はこの場で監督を辞め試合を棄権する…
 大好きなサッカーをお前から奪わないために)

…?(゜д゜;)な、なんだか言いたいことがよく分からないな…(えー
うーん、要はじいちゃんの死の真相を知らされた円堂が、影山への恨みを引きずらずにサッカーを続けるには
曇りのない心で影山を乗り越える必要があるってことでしょうか。それには影山のチームである世宇子を倒す今しかチャンスはないと…
まあここで試合放棄なんて展開は有り得ないので、「なーんだそうだったのかぁ」とかかるーく乗り越えてくれるんでは:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「はっ…!はっ…!はっ…!はっ…!」

あ、あれー!?(゜д゜;)円堂の様子が予想外にかなりやばげですよ!
円堂の中でとてつもない怒りが膨れ上がって、もはや普通に息をするのすら困難な様子です
まさかここまでの怒りをあらわにするとは…これは普通に試合を始めるのも一筋縄じゃいかなそうですな

ぽんっ

「…!」

とその時、そんな円堂を正気に戻したのは豪炎寺の手…豪炎寺に振り向いた瞬間、円堂はその顔に夕香の姿がダブッて見えてしまいます
そういえば豪炎寺もまた、影山に夕香を殺されたも同然の身。今の円堂に限りなく近い怒りを、この試合の前に乗り越えてきたことでしょう

「円堂君…!」

「円堂…!」

「円堂!」

「キャプテン!」

そして円堂の背中を押すような仲間達のエールが!そんなみんなの気持ちが伝わったのか、
あれほど荒々しかった円堂の呼吸もようやく普段通りに…

「…監督…みんな…こんなに俺を思ってくれる仲間…
 みんなに会えたのはサッカーのおかげなんだ…影山は憎い…!
 けどそんな気持ちでプレーしたくない、サッカーは楽しくて面白くてワクワクする…
 ひとつのボールにみんなが熱い気持ちをぶつける、最高のスポーツなんだ!
 だからこの試合も、俺はいつもの俺達のサッカーをする!サッカーが好きだから!」

(円堂…!お前ならそう言うと信じていた…影山のように
 恨みでサッカーを汚すのではなく、愛するからこそサッカーをする…!
 辛い特訓に耐え、よくこの決勝の舞台までやってきた…
 きっとその痣だらけの体が応えてくれるはずだ…!)

ついに影山への恨みを振り払い、いつも通りのサッカーバカな気持ちで決勝に臨む円堂。
円堂の言葉で完全に腹をくくった監督は、いよいよ決勝の戦闘準備のために選手達とロッカールームへ…

それにしても着替え中の風丸の背中エロス(えー
おそらく腐女子ファンのお姉さま達も鼻血ブーするシーンですね、わかります
それにしても半裸で中腰になってる鬼道さんが、なんだかとっても頼りなく見えてマジカリスマ崩壊:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

ドワアアアアアアアアア!!

「うおっ…!?」

《雷門中、40年ぶりの出場でついにこの決勝戦まで登りつめた!
 果たしてフットボールフロンティアの優勝をもぎ取ることができるのでしょうか!》

そしてユニフォームを着た円堂達がフィールドに戻ってくると、観客席にはいつの間にやら超満員の大観衆が!
さっきまで一人もいなかったのにあんたらいつ入って来たんだ!(えー  しかもここは空に浮かぶスタジアムだというのに…

《さあ間もなく試合開始です!!》

「いいかぁみんな!全力でぶつかればなんとかなる!勝とうぜ!」

「「「おお!!」」」

そしてとうとう試合開始目前、円陣を組んで最終決戦への気合を入れる円堂達!
それに対して、世宇子イレブン達は優雅に乾杯なぞしております。余裕こきやがって…と苛立つ染岡さんでしたが
世宇子の連中が口にしているのは、またしてもあの神のアクア…試合直前にわざわざ全員が飲むということは、やはり神のアクアの正体は…

ピイイイイイーッ!!

《さあ試合開始だあーーっ!!》

そしてついに鳴らされた運命のホイッスル!キックオフとなるのは世宇子ボールから、
もはやこいつらがボールを持つこと自体が恐怖ですが、果たして一体どんな出方を見せるのか…

「…動かない!?」

「なめんな!!」



って、なんとボールを受けたアフロディはその場で棒立ち!やる気ねえー!マジメに戦う気のない明らかな挑発です
これにブチ切れた染岡さんと豪炎寺はアフロディへ猛突進!それに対してアフロディは…

「君たちの力は分かっている…僕には通用しないということもね。ヘブンズタイム!!」

世界(ザ・ワールド)時よ止まれ!!
なんとアフロディが指を鳴らした途端、完全に動きが止まってしまった豪炎寺達!
というよりはアフロディのスピードが、人間の知覚できる速さを完全に超えてしまっているのか…!?
豪炎寺達とは全く違う時の流れの中を、スタスタと優雅に歩くアフロディ…そしていとも簡単に2人を素通りしてしまいます



「き、消え…!?」

バヒョオオオオオ!!

「うああああーっ!!」

そしてアフロディが普通の時の流れに戻った途端、いきなり豪炎寺達の周囲に巻き起こった爆風!
これはまさか、今のアフロディのとんでもない速さの動きのせいで、切り裂かれた空気がこんな爆風になったのか…

「み、見えなかった…!」

「く…!なんて速さだ!」

「ふ…ヘブンズタイム」

!!!

「な…!」

バヒョオオオオオ!!

「ぐあああーっ!!」



そして今度は鬼道さんと一之瀬までもがこの技の餌食に!やはり全く反応できない動きで背後を取られ、爆風で吹き飛ばされてしまいます
鬼道さん達には、目の前のアフロディが背後に瞬間移動したようにしか見えないこの技…
止めようとした瞬間すでに抜かれているのでは誰にも止めようがなく、豪炎寺達FW陣、鬼道さん達MF陣、
そして土門達DF陣までもがヘブンズタイムに突破され、いよいよ円堂との一対一になってしまいます

「く…!来い…!全力でお前を止めてみせる!」

「天使の羽ばたきを聞いたことがあるかい?」



いきなり羽根生やしやがったー!!
「お薬飲んだら羽根が生えました^^」ってどういうドーピングですか!
ともかく円堂に向けて、未曾有のパワーを持つアフロディの必殺シュートが放たれることに!

「ゴッドノウズ!!」

ドギャゴオオオオオ!!

「ゴッドハンド!!」

ドババチイイイイイ!!

激突するゴッドの名を持つ2つの技!うおおこれは燃える対決ですな
同じ名前を持つもの同士、ゴッドハンドは意地を見せられるのか!?

「本当の神は…どちらかな!!」

「く…!?ぐぅあああーっ!!」

バキイイイイイン!!

やっぱダメだったー!!(泣)
ゴッドノウズに無惨に打ち砕かれて敗北を喫するゴッドハンド!試合が始まってわずか1〜2分にも関わらず、
雷門中全員がアフロディ一人に手も足も出ず1点奪われてしまいました。
それにしてもゴッドノウズの威力でゴールごと円堂大爆発かと思ったら、かなり普通な吹っ飛び方で少々拍子抜けですな:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

とにかく今度は雷門中のキックオフから試合再開、すぐに一点を取り返してやろうと意気込む雷門イレブンでしたが…

《ど、どういうことだ世宇子イレブン!?全くディフェンスをしない!
 攻め込まれても動かない!》

「なめやがってぇぇっ!!」

なんと雷門中が攻め上がっても棒立ちのまま何もしない世宇子イレブン!こいつらサッカーやる気あんのか!
「ディフェンスなんざキーパー1人いれば十分だぜ」という絶対的な自信の現れでしょうか。いちいち腹立つ連中です
そして怒りに燃える染岡さんの、ドラゴントルネードが敵ゴールへとうなりを上げる!

「「ドラゴンッ!!トルネエエエエドッ!!」」

ズドバッゴオオオオオ!!

しかし悲しいかな、すでにドラゴントルネードはアフロディに片手で止められた必殺技…
アフロディの言葉が本当なら、この世宇子キーパー・ポセイドンには指一本で軽く防がれてしまう運命に…



「ツナミウォール!!」

バッシイイイイン!!

ひ、必殺技だとー!?(゜д゜;)ちょ、ちょっと待ってくださいよ!
指一本でドラゴントルネード防げるとか言いながらなに必死に必殺技使ってんですかこいつは!(えー
なんて情けない奴だポセイドン…アフロディの奴ホラを吹くのもいい加減にしろよ:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「ド、ドラゴントルネードが…!?」

「なんて奴だ…!」

「有り得ない…!」

しかし「ドラゴントルネードが効かないなんてもうオシマイだ!!」とばかりに青ざめてしまう鬼道さん達。
しっかりしてくださいよ!ドラゴントルネードって全国大会に来てから一回も点取れたことないんですから!(えー
どの試合でも必ず使われるのに100%防がれるかませ技…だから全然落ち込む必要なんてないのに:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

コロコロコロ

「…!?」

《おおっとポセイドン!?雷門にボールを渡してシュートを撃ってこいと挑発!?》

ところがなんと、シュートを防いだポセイドンは豪炎寺にボールを渡してもう一発シュートを要求!
なんという徹底的に舐められた展開でしょう、世宇子の奴らはまったくサッカーをする気がありませんな
これにはもはや怒り心頭の雷門イレブン、次に打ちそうなシュートと言ったら炎の風見鶏かザ・フェニックスか…

「ボールを渡したことが失敗だと思い知らせてやる…行くぞ!!」

「皇帝ペンギンッ!!」「「2号ォォォォーッ!!」」

ズギャドッゴオオオオオオオオ!!



うわあああああああまさかのペンギン来たー!!
マ、マジですかこれは!すでに習得済みだったのかよ皇帝ペンギン2号!
鬼道さん+佐久間+寺門の組み合わせでも、今までのシュートの中で5指には入る皇帝ペンギン2号の破壊力…
ましてや今度は鬼道さん+一之瀬+豪炎寺という超天才トリオでの合体技!
ドラゴントルネードを防ぐのに必死だったツナミウォールなぞ、このハイパー皇帝ペンギン2号にかなうわけが…

「ツナミウォール!!」

バッシイイイイン!!

ペ、ペンギンー!!(号泣)
そ、そんな…よりによってドラゴントルネードを防ぐのに必死に出した技ごときに皇帝ペンギン2号が負けるなんて!(えー
皇帝ペンギン2号…見た目のインパクトと初めてゴッドハンドを打ち砕いた技ってことで、思い入れあったんだけどなぁ…(´・ω・`)
そしてボールをキャッチしたポセイドンは、またも雷門にボールを渡してしまいます。こいつ調子に乗りやがって!

「ぐ…!なら…!これでどうだぁぁぁっ!!」

「「「ザ・フェニックス!!」」」

「ギガントウォール!!」

グワッシャアアアッ!!

続いて打ち込んだザ・フェニックスも、ポセイドンのギガントウォールに叩き潰され全く通用せず!
いいよなザ・フェニックスはツナミウォールで防がれなくて…(えー 

「これじゃウォーミングアップにもならないな…!」

「お、俺達の必殺技が…どれも通用しない…!?」

ドラゴントルネードはともかく、ザ・フェニックスや皇帝ペンギン2号は間違いなく雷門中最強クラスの技のはず…
それがこうも簡単に阻まれてしまい、雷門イレブンの脳裏に敗北の2文字が段々とちらつき始めます
そして「サービスタイムは終わりだ」とばかりに、いよいよ世宇子も本気での攻撃を開始することに!

「ゴールには近づかせないッ!!」

「ダッシュストーム!!」

シュゴオオオオオオ!!

「「「ぐあああーっ!!」」」



「ちっ…!これ以上好き勝手させっかよォッ!!」

「メガクエイクゥゥッ!!」

ゴワッシャアアアッ!!

「がああああーっ!!」

そして雷門イレブンを襲う世宇子の殺人技の数々!立て続けにダメージを食らい続けた雷門イレブンは、
少林寺、マックス、栗松、目金、染岡さんと負傷者が続出…とうとう控えメンバーさえも底を突き、たった10人で戦うことになってしまいます

「リフレクトバスター!!」

「ゴッドハンドオオオッ!!」

バキャアアアアン!!

「うあああああ!!」

「ディバインアロー!!」

「爆裂パンチィィッ!!」

ドッゴオオオオオ!!

「ぐぅああーーっ!!」

さらに円堂の必殺技を軽々と弾き返し、次々とゴールに突き刺さる世宇子の必殺シュート!
ゴッドノウズにはゴッドハンド、キック連打のディバインアローにはパンチ連打の爆裂パンチと、
技の選択自体は見ごたえがありますが、いかんせんパワーはまるで段違い…
ひたすらズタズタにされ続けた雷門イレブンは、とうとう誰一人立ち上がることすら出来なくなってしまいました

「ぐっ…ぐぐ…!」

「まだ続けるかい?いや、続けるに決まってるね…では質問を変えよう、
 チームメイトが傷ついていく様子をまだ見たいのかい?」

「「「…う…う…」」」

(…かなわない…世宇子には、俺達のプレーが何一つ通用しない…!
 いつだって諦めたことなんかない…でも、もうダメなのか…本当に…何も出来ないのか…!)

どれだけボロボロになろうとも、自分一人だけなら円堂は絶対に勝負を捨てたりはしないでしょう
しかし今円堂の目の前には、無惨な姿でフィールドに倒れた9人の仲間達が…
何よりも大事な仲間達に、これ以上酷な思いをさせることは円堂には耐えられませんでした
ついにアフロディの言葉に闘志まで折られてしまった円堂、果たしてここから雷門イレブンに勝機はあるのか…次回に続く!


■イナズマイレブン 第26話「激突!神VS魔神!!」
 

(必殺技が通用しなくても…俺一人ならぶっ倒れるまで戦う…けど、このままじゃみんな…みんな…)

「何を迷ってる円堂ッ!!」

「豪炎寺の言う通りだ…!まさか俺達のためにだとか思ってるとしたら…大間違いだ!!」

「最後まで諦めないことを教えてくれたのはお前だろう!!」

傷つき倒れた仲間の姿を見て、試合を投げそうになっていた円堂…そんな円堂に叱咤の言葉を投げかけたのは、
他ならぬ雷門イレブン自身でした。さっきまで一人残らずフィールドに倒れこんでいた仲間達は、
円堂を立ち直らせるためにもう一度全員がよろよろと立ち上がります

(なんて…なんてバカなんだ…!仲間を理由に諦めようとしていたのは俺だ…!
 俺自身だ…!信じてくれる仲間がいる限り…俺は何度でも立ち上がる!!)

その甲斐あってくじけそうになっていた円堂も再び復活!決して最後まで諦めまいと再び世宇子への挑戦を始めます

でもやっぱ無理だこれ!!(えー
攻撃では豪炎寺・鬼道さん・一之瀬の3人がかりでも世宇子のDF一人抜くことができず、
守備では土門・影野・壁山の3人がかりでもアフロディ一人止めることができず…世宇子に比べて雷門はあまりに無力でした

「ディフェンスは攻撃陣を徹底的に狙え!オフェンスは守備陣を!キーパーは重点的に!」

そんな中「おいおめーら雷門全員KOしてやろうぜ」と容赦ない指示を出し始めたアフロディ!
なんてこった…その気になれば点なんていくらでも取れるでしょうに、あえて雷門全員を叩き潰して試合を終わらせる気のようです
せっかく立ち上がった雷門イレブンも、世宇子の殺人技を受け続けてますますズタボロになっていき…

「こ…これ以上見てられません…!」

「ダメよ、目をそらしちゃ…!」

「みんな必死に戦っているんだから…私達もその戦いから逃げちゃいけないわ…!」

まさに公開処刑…あまりにむごいその光景に、マネージャー達も直視することすら耐えかねていました
雷門イレブンが再び力尽きるのも時間の問題か…とその時、アフロディが意外な行動を!

「グレイスン、ティータイムだ」(えー

なんと攻撃の真っ最中にわざわざボールを外に出して試合を中断し、全員ぐびぐびと神のアクアを補給し始めた世宇子イレブン!
時計を見てみれば試合開始からちょうど15分…神のアクアの効果が続くのは、口にしてから15分の間だけということなのか…
それだけ頻繁に飲まなきゃいけない薬なら、その補給を阻止すれば雷門にも勝機が…?

「あれ、変じゃない…?全員同時にって…」

「確かに試合中の水分補給は重要だけど、試合途中に全員がベンチへ戻ってなんて見たことがない…」

「い、言われてみれば…」

「2人とも、来て」

そんな怪しい世宇子イレブンの様子を見て、神のアクアに何かがあることに気づいたマネージャー達。
すかさず神のアクアを運んでいった連中を尾行して、その正体を突き止めようとします

「誰も中に入れるんじゃないぞ」

「はっ!」

そしてお嬢達が辿り着いたのは、2人のガードマンに守られたいかにも怪しい部屋…神のアクアはここで作ってるみたいですね

「うらやましいねぇ。私もアレを飲めば、君より強くなれるのかねぇ?」

「き、聞きましたか…?」

「ええ…やっぱり夏未さんの推理通り、あのドリンクには秘密があるんだわ…!」

そんなガードマンのうち、ちょっとヒョロヒョロして細い感じの男が漏らした「俺もあれ飲んでパワーアップしてぇー」という言葉…
それを聞いた3人は、神のアクアが強力なドーピング剤であることをついに確信します

「こ、こいつらを捕まえてくれぇーーっ!!」

「「「きゃああああああ!!」」」

「なに!?ま、まさか神のアクアを!」

とか言ってたら見つかったー!!その場にはなんとまだ3人目のガードマンが!
それに見つかってしまったお嬢達は即座に逃げ出しますが、「逃がすかクセモノめー!」と扉を守っていたガードマン達も
口封じのためにお嬢達を追いかけ始めてしまいます

「ふう…」

ところが、そんな3人目のガードマンの正体は鬼瓦刑事!そう、鬼瓦刑事は神のアクアの不正な事実を掴むために、
扉の中へ侵入しようとお嬢達に協力を頼んだのです。今逃げているお嬢達は、ガードマンを部屋から引き離す囮役…
まんまとその作戦は成功し、鬼瓦刑事は扉の中へと進んでいくのでした

「限界だね。主審」

「…試合続行不可能ということで、この試合世宇子中の…」

ところがその頃、執拗な世宇子の攻撃でまた全員が倒されていた雷門イレブン!さすがに今度こそ限界か…
その光景を見かねた主審により、いよいよ雷門イレブンのKO負けが宣告される時が…
すいませんこの試合ボクシングじゃないですよね:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「ま、まだだ…!まだ…試合は終わってない…!」

「…!?」

しかしそれでも立ち上がり宣告をさえぎる円堂!さらに円堂が立てば俺も立つとばかりに、それに続いて仲間達まで…
最後にはまた雷門イレブン全員が立ち上がってしまいました、この驚異的なしぶとさの前にはさすがのアフロディも


(C)細井雄二/講談社

あ…?あ…?なぜだ?
なぜこいつはたおれない?なぜだ!?

と、驚きを隠せないようです(えー

「信じられないという顔だな…円堂は何度でも何度でも立ち上がる…!
 倒れるたびに強くなる…!お前は円堂の強さには敵わない!」

そんなアフロディの心の揺れを痛烈に指摘する鬼道さん!鬼道さんは円堂のしぶとさを誰よりも知っている男…
今その脳裏に浮かんでいるのは、第2話の帝国戦で鬼道さん自らが円堂を痛めつけた時の光景でした
あの時も帝国のリンチまがいの攻撃でボロボロにされた円堂、それでもひたすら立ち上がり続けて
最後にはゴッドハンドを習得してみせましたっけ…

「…では試してみよう、ゴッドノウズ!!」

でもゴッドノウズは無理だー!!(えー  鬼道さんの話が癇に障ったのか、容赦なくゴッドノウズを撃ちに行くアフロディ!
さっきから棒立ちでシュートを食らうがままの円堂では、今度こそゴールごと吹っ飛ばされて終わりですよ!

ピピィィィーーッ!!

「…ふ、命拾いしたね」

しかしゴッドノウズが放たれるその瞬間、前半終了を告げるホイッスルが!まさに九死に一生ですな…
なんとか後半まで命を繋いだ円堂達は、歩くのもやっとという様子でベンチへと向かうのでした

「え…神のアクア…!?」

「ええ…神のアクアが世宇子の力の源よ!」

「体力増強のドリンク…!?」

「許せない…!サッカーを…俺達の大好きなサッカーをどこまで汚せば気が済むんだ!!」

そしてガードマンを振り切ってきたお嬢達から、とうとう神のアクアの秘密を知らされる円堂達!
実力もクソもないドーピング行為にわなわなと震える円堂。しかしそろそろさっきの補給から、確実に15分以上経っているはず…
そうなるといよいよ世宇子も年貢の納め時でしょう。今ごろは鬼瓦刑事が、神のアクアを封じるために何か手を打って…

「濃度を濃くした。一杯で後半終了まで効果が続く」

「ふふ、後半戦を戦うなんて初めてだな(ぐびぐび)」



って普通に飲みまくっとるーー!!(ガビーン)
なんじゃそりゃー!!鬼瓦刑事の大バカ野郎!神のアクアの証拠を掴むとかよりまず先に、こいつらが飲めないように阻止してくれよ!
結局最後までドーピング状態の世宇子と戦わなくちゃならんとは…まったく使えない刑事だぜ!(えー

それはともかく、世宇子陣営のセリフで気になるのが「今までの濃度より強力な神のアクア」「初めて戦う後半戦」
この点から予想されるこの先の展開は…

(C)ゆでたまご/集英社

30分以上戦うとオーバーヒートするウォーズマンのように、
強力な薬の副作用と、長時間の負担が重なって世宇子イレブンの体にガタがきてしまうんでは…?

「円堂君…」

「ん?」

(…やめさせたい…これ以上傷つくのを見ているなんて…)

「…大丈夫!俺はやれる、やらなきゃいけない。俺達は世宇子のサッカーが間違ってることを
 示さないといけないんだ!」

そんな中、明らかに円堂を特別視して心配してるお嬢は実にハァハァですね:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
そしてお嬢の不安な気持ちを察して、優しく覚悟のほどを語る円堂。世宇子がドーピングしてるなんてことを知った今、
世宇子に負けられないという気持ちはますます大きくなっていることでしょう

(じいちゃん…!力を貸してくれ!)

そして円堂は前半戦でズタボロになったグローブを替え、じいちゃんのグローブをその手にはめて後半戦に出撃!
これはいよいよこのグローブの力を借りて、マジン・ザ・ハンドを習得する時が来るのか…?

バゴオオオオッ!!

「ぐうっ!」

ズドオオオオッ!!

「がはっ…!」

ドッゴオオオッ!!

「う…ぐ…!」

「勝ち目がない戦いにどうしてそれほど熱くなれる…?君は僕をイライラさせる!!」



って一方的にやられまくり!?後半開始直後、また雷門イレブンが全員瞬殺された中、円堂はただ一人
アフロディの殺人シュートを受け続けていました。倒しても倒しても起き上がってくる円堂に、アフロディは苛立ちを隠せません
そしてついに渾身の一撃を円堂に食らわすと「あーやっと帰れるぜ」とばかりに背を向けますが…

「…う…サ…サッカーを…大好きなサッカーを…汚しちゃいけない…!
 そんな事は…そんな事は…!!許しちゃ…!!
 いけないんだアアアアアッ!!」

(…!?な、なんだ…神である僕が…怯えているというのか…!?)

「ぐっ…え、円堂…!」

しかしそれでもなお立ち上がり吼える円堂!そして倒れていたイレブン達も円堂の声でまた力を取り戻す!
不死身のように何度でも甦ってくる円堂に、いよいよ戦慄すら感じ始めたアフロディ。
ですが神を名乗るアフロディにとって、ただの人間にそんな思いをさせられるのは何より耐えがたい屈辱でした

(円堂は何度でも何度でも立ち上がる…!倒れるたびに強くなる…!お前は円堂の強さには敵わない!)

「そんな事が…そんな事が…あるものかアアアアアッ!!
 神の本気を知るがいいッ!!」

「円堂!」 「「円堂!」」 「「「円堂!」」」
「「「キャプテン!」」」
「「円堂くん!」」 「守!」

「感じる…!みんなのサッカーへの熱い思い…!来い!!」

かつてない怒りの表情でゴッドノウズを撃つアフロディ!そしてみんなの声援を力にした円堂がそれを迎え撃つ!
とその時、ふと自分のグローブとじいちゃんのグローブの違いに気づいた円堂…
自分のグローブは右手の方がボロボロだったのに対して、じいちゃんのグローブは左手が…

「あ…!?分かった…!分かったよじいちゃん!」

そのグローブの違いからついにマジン・ザ・ハンドの全貌を掴んだ円堂!そして大きく上半身を後ろへひねる!
これが円堂の脳裏に浮かんだ、マジン・ザ・ハンドを出すための予備動作なのか…!?

「諦めたか?だが今さら遅いッ!!」

(じいちゃんはマジン・ザ・ハンドを左手で出していたんだ…!
 それは体の左側にある心臓に気を溜めるため!
 それを左手じゃなく右手に100%伝えるには…!こうすりゃいいんだ!!)

ついに明かされたマジン・ザ・ハンドの正体、それは心臓で最大限に増幅した気を左手に伝えて放つ技!
ってなんじゃそりゃー!!き…気を溜める!?心臓に気を溜める!?
言ってることが分かるようで全然分かりませんよ円堂!(えー  心臓ってのは気の特別に溜まりやすい場所なんだろうか…
それに心臓で溜めた気は、左手にはダイレクトで伝わるけど右手には直接胸を掴まないと伝わりにくいようです。
超次元すぎて設定を理解するのもやっとだぜ:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「ゴッドノウズ!!」

ドバッゴオオオオオ!!



「ぐおおおおおおおーーっ!!これが俺の!!
 マジン・ザ・ハンドだぁぁぁぁっ!!」

グオオオオオアアアアアア!!



ようやく出やがったー!!気の遠くなるような苦難の末に、ついに姿を現した幻の技マジン・ザ・ハンド!
全てを凌駕する魔神の力の前には、神の一撃すらも通用せずに片手一本で受け止められる!

「な…なに!?神を超えた…魔神だと!?」

「いっけえええーーっ!!」

「円堂が止めた…このボールはァッ!!」

ゴッドノウズをも粉砕した円堂の闘志により、完全に息を吹き返した雷門イレブン!
円堂が止めたボールを絶対に得点へと繋げるべく、残る力を振り絞り鬼道さんが駆ける!

「メガクエイクゥゥゥッ!!」

ズギャゴオオオオオオオ!!

「ぐうおおおーーっ!!」

「なに!?」

そんな鬼道さんにすかさずメガクエイクを撃ち込む世宇子DFでしたが、鬼道さんは激しく上空に吹き飛ばされながらも、
必死の執念により豪炎寺へとパスを繋げる!ここで豪炎寺が決めにいくシュートは一体…!?

「ファイアトルネエエエドッ!!」「ツインブーストオオオッ!!」

ズドドッゴオオオオオオ!!

うおおおおおこ、これは!?なんとお互いの得意技での合体技を繰り出した2人!
名前的にはブーストトルネードとでも言うべきか…しかし技の構成的にはドラゴントルネードとさほど変わらないような感じですが、
果たしてこれがポセイドンに通用するのか…!?

「ツナミウォール!!」

ズッバアアアアン!!

「なに…!?な、なんだこのパワーは!?ぐあああああーっ!!」

楽々突き破りやがったー!!なんだこの破壊力はー!ブーストトルネード強すぎ!
なんとツナミウォールをものともせずに、ポセイドンの巨体を吹き飛ばしてゴールに突き刺さってしまいました
なんてこった…ドラゴントルネードとほとんど同じ技なのに、鬼道さんと染岡さんではここまでキック力に差があるのか!(えー
しかし鬼道さん+豪炎寺ではツナミウォールに勝てるのに、鬼道さん+豪炎寺+一之瀬だとツナミウォールに負けるなんて
皇帝ペンギン2号が涙目すぎる:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「奴らの力は…!神のアクアも超えるというのか!?」

「僕は…!僕は確かに神の力を手に入れたはずだ!ゴッドノウズ!!」

「マジン・ザ・ハンドオオオッ!!」

バッシイイイイイイン!!

「そ…そんな…!?」

「「うおおおおおああああああ!!」」

バスバスウウウウウッ!!

「バ…バカな…!こんな…バカな…!!」

ブーストトルネードの強さ有り得ねええー!!なんじゃこりゃー!!
立て続けに3発世宇子ゴールにブチ込んであっと言う間に3対3!いくらなんでも強すぎだろ!
イナズマブレイクとかも織り交ぜて得点するかと思いきや、ブーストトルネード3連発でいきなり同点とは…
それも神のアクアの副作用とかなしに真正面からぶっ潰すって、これは誰にも予想できなかったろうな:;y=_ト ̄|○・∵. ターン



《ついに同点!残り時間はあまりない、このまま延長戦か!?それとも決着か!?》

「最後の1秒まで全力で戦うッ!」

「「それが俺達の!」」

「サッカーだァァッ!!」



とどめの一撃いったー!!最後はザ・フェニックスから繋げたファイアトルネードで締めの一発!
過去に例のない4人技シュートの威力は凄まじく、逆転のゴールへと見事に突き刺さる!そして…

ピッピッピイイイイイッ!!

《ここで試合終了ぉぉぉーーっ!!勝ったのは雷門!劇的な大逆転勝利ですッ!!》

「「「やったあああああああ!!」」」

「よくやった…みんな…!」

「バ…バカな…こんな…バカな…!」

「終わったな影山。中は調べさせてもらった。今度は逃れられんぞ」

試合終了のホイッスルが鳴らされ、ついに全国大会優勝の栄冠を手にした雷門イレブン!
そしてスタジアムが大歓声に包まれる中、黒幕の影山もとうとう観念する時がやって来ました
というか鬼瓦刑事、ドーピングの証拠を掴んで影山を捕らえるつもりのようですが、帝国での鉄骨落下事件の時も
証拠はちゃんと掴んでたのにあっさりもみ消されたので、「今度は逃れられんぞ」って本当に大丈夫なのかそれ:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「なれたのかな…俺達…伝説のイナズマイレブンに…!」

「いいや…伝説はこれから始まるんだ…!」

伝説のイナズマイレブンが夢見ながらも、あのバス事故のために果たせなかった全国優勝という悲願…
ついにそれを達成した円堂は、自分達もイナズマイレブンと肩を並べる存在になれたかと喜びますが…
しかし、伝説呼ばわりはまだ早いと先を見据える豪炎寺。雷門イレブンはまだまだ現役、
本当の戦いはこれからだ!!(えー  次回に続く!

・なんだかんだで毎週失点してるなぁ・・・円堂 by メリーさん
>ドラゴントルネードって全国大会に来てから一回も点取れたことないんですから!
 それだったらまだマシです。ドラゴントルネードって多分初登場の尾刈斗中以外でシュート決まったことありませんよ。

な、なんだとう!?あまり染岡さんをなめるなよ!(えー
というわけで今までの得点データがちょっと気になったので、世宇子戦までのデータをまとめてみました
下の表は対戦したチーム、得点、シュートの内容とそれに対するキーパーの反応です。
○がついてるのが得点したシュート、×がついてるのが外れたシュート、赤が雷門サイドで青が敵サイドです
殴り書きなんで分かりにくいのはご容赦を…
雷門vs帝国(練習試合)
得点:1−20

×超ジャンプシュート(染岡) 源田キャッチング

○超ロングシュート(寺門) 円堂吹き飛び
○百烈ショット  円堂吹き飛び
○デスゾーン 円堂吹き飛び
○百烈ショット  円堂吹き飛び

×デスゾーン ゴッドハンド

○ファイアトルネード 源田届かず
雷門vs尾刈斗
得点:4−3
×ファントムシュート ゴッドハンド

○ドラゴンクラッシュ キーパー吹き飛び
○ドラゴンクラッシュ キーパー吹き飛び

○ゴーストロック+ファントムシュート 円堂棒立ち
×ドラゴンクラッシュ ゆがむ空間
○ゴーストロック 円堂棒立ち
○ゴーストロック 円堂棒立ち

×ドラゴンクラッシュ ゆがむ空間

×ファントムシュート 熱血パンチ

○ドラゴントルネード キーパー吹き飛び
○ドラゴントルネード キーパー吹き飛び
雷門vs野生
得点:1−0
×コンドルダイブ+ターザンキック 熱血パンチ

×ドラゴンクラッシュ スーパーアルマジロ

×スネークショット 熱血パンチ
×ターザンキック 熱血パンチ
×コンドルダイブ 熱血パンチ
×ターザンキック ゴッドハンド

○イナズマ落とし キーパー吹き飛び
雷門vs御影専農(果たし合い)
得点:0−1
○ファイアトルネード(改) 熱血パンチ
×ファイアトルネード
(豪炎寺) シュートポケット
雷門vs御影専農
得点:2−1
×ドラゴンクラッシュ 4人ディフェンス
×ファイアトルネード シュートポケット
×ドラゴントルネード シュートポケット
×イナズマ落とし ロケットこぶし

○ダイビングヘッド 円堂届かず

×パトリオットシュート パンチング

○イナズマ1号 キーパー吹き飛び
○ドラゴントルネード シュートポケット

×ドラゴンクラッシュ シュートポケット
×ファイアトルネード
(豪炎寺) ファイアトルネード(改)
×ミドルシュート ゴッドハンド
雷門vs秋葉名戸
得点:2−1
○ド根性バット 円堂届かず

×ドラゴンクラッシュ 五里霧中
×ドラゴンクラッシュ 五里霧中
○メガネクラッシュ ゴールずらし
○ドラゴンクラッシュ キーパー吹き飛び
円堂vs響木監督
×普通のシュート パンチング
×凄いシュート 熱血パンチ
×もっと凄いシュート ゴッドハンド
雷門vs帝国
得点:2−1
×ドラゴントルネード パワーシールド

×百烈ショット 熱血パンチ

×ドラゴンクラッシュ パワーシールド
×ファイアトルネード パワーシールド

○皇帝ペンギン2号 ゴッドハンド

×デスゾーン 顔面ブロック
×ツインブースト 爆裂パンチ

○ドラゴントルネード パワーシールド

×皇帝ペンギン2号 ダブルゴッドハンド

○イナズマ1号落とし フルパワーシールド
雷門vsイナズマイレブン
得点:3−3
○オウンゴール
○ファイアトルネード 監督届かず

○クロスドライブ 熱血パンチ

×ドラゴンクラッシュ 元祖ゴッドハンド

○炎の風見鶏 円堂届かず
○炎の風見鶏 ゴッドハンド

○炎の風見鶏 監督捕れず
雷門vs戦国伊賀島
得点:2−1
ドラゴントルネード× つむじの術

つちだるま○ 熱血パンチ

分身シュート× キャッチング
つちだるま× 手負いゴッドハンド+風丸カバー

炎の風見鶏○ キーパー吹き飛び
ファイアトルネード○ キーパー吹き飛び
雷門vs千羽山
得点:2−1
×ラン・ボール・ラン キラースライド+ザ・ウォール
○シャインドライブ 円堂捕れず

×ドラゴンクラッシュ マキ割りチョップ
×ドラゴントルネード 無限の壁
×イナズマ落とし 無限の壁
×炎の風見鶏 無限の壁
×イナズマ1号 無限の壁
○イナズマブレイク 無限の壁
○ドラゴンクラッシュ キーパー捕れず
円堂vs武方3兄弟
×バックトルネード 爆裂パンチ
○トライアングルZ 爆裂パンチ
雷門vs木戸川清修
得点:3−2
○バックトルネード 爆裂パンチ

×バックトルネード 爆裂パンチ
×バックトルネード ゴッドハンド

○トライペガサス キーパー捕れず

○トライアングルZ ゴッドハンド

×トライペガサス スピニングカット
×ドラゴントルネード タフネスブロック
○ファイアトルネード キーパー捕れず

×トライアングルZ トリプルディフェンス

○ザ・フェニックス キーパー捕れず
雷門vs世宇子
得点:4−3
×ドラゴントルネード ツナミウォール
×皇帝ペンギン2号 ツナミウォール
×ザ・フェニックス ギガントウォール

○ゴッドノウズ ゴッドハンド
○リフレクトバスター ゴッドハンド
○ディバインアロー 爆裂パンチ

×ディバインアロー 不完全マジン・ザ・ハンド
×ゴッドノウズ マジン・ザ・ハンド

○ツインブーストF ツナミウォール
○ツインブーストF ギガントウォール
○ツインブーストF キーパー捕れず

×ゴッドノウズ マジン・ザ・ハンド

○ファイナルトルネード キーパー捕れず

めっちゃ決まってるやん…ドラゴントルネードめっちゃ決まってるやん!
意外にも色々と染岡さんが得点に絡んでることに驚きですね。まあ全国大会に来てからは散々なんですけど:;y=_ト ̄|○・∵. ターン






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