■ライブオンCARDLIVER翔 第38話「覚醒!黄金の破壊神!!」
クケェェェェーッ!!
「き、来たああああ!?」
「どうやら一番手はゴールデンサザンのようね…!みんな隠れて!」
(なんとかこの1体だけでも、私の力で止められたら…!)
とうとう海の彼方に姿を現した4体のゴールドタイタン族!やはりドラゴンと相反する種族だけあってブラッシュママを狙っているようで、
翔達のいる鷹の爪島へとずんずんにじり寄って来ます。中でも大空系のゴールデンサザンは、一気に空をすっ飛んで即座に鷹の爪島へ到着!
ブラッシュママはなんとかそれに対抗しようと、ゴールデンサザンとの怪獣大決戦を繰り広げますが…
「お前達の勝手にはさせませんッ!!」
「す、すごい…!」
「さっすがブラッシュママ!ドラゴン族の彼女がいれば大丈夫さー!」
「いいや…あのドラゴン1体だけでは押さえ切れない、
現にゴールデンサザン1体に手を焼いている!」
ズボアアアアアア!!
「はっ!?」
ボッガアアアアアン!!
「うぐううううっ!!」
ゴールデンサザンと決死の戦いを繰り広げるブラッシュママでしたが、「バカめスキだらけだ!!」と
いきなりバカでかいメラゾーマを発射してきたゴールドブリオン!ゴールデンサザンだけでも手一杯だったブラッシュママは、
とてもそちらを警戒する余裕などなく、直撃を食らって戦闘不能となってしまいます
「ああ…!」
「くそっ…!俺達にも何か出来ないのか…!あっ…そうだ、マウントだ!」
「え?」
「アイも言ってたじゃない、彼らをマウントはできなかったのって!
これなら俺達でも、きっとあいつらを止められるよ!」
「翔…うん、やろう翔!」
「うん、頑張ってくれたまえ!」
「あんたも手伝うのよ!」
「ノ、
ノォォォォォン!!」
ブラッシュママがやられてしまった今、自分達でゴールドタイタン族をマウントしてカード化しようと言い出した翔!
確かにモンスターの頂点に立つドラゴン族でさえこの有様では、倒すのは無理くさいしマウントするしかないのか…
というか徹はさっきから「ブラッシュママが何とかしてくれるよ!」とか「お前らマウント頑張ってね!」とか
僕にこの手を汚せというのかって感じで全然自分の手を汚す気がないな:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
「ライブチェンジ!コウソクファルコン!」
「ライブチェンジ!オンソクファルコン!」
「なんて威圧感なの…!?これがタイタン族…!」
「アイ、俺が引きつける!その間に隙を見つけてマウントして!」
「僕もいるよぉ〜!(ばちゃばちゃ)」
そしてそれぞれのモンスターにライブチェンジし、ゴールデンサザンをマウントする隙をうかがう3人!
しかし当然ながら上空での戦闘となるので、空を飛べない徹はばちゃばちゃ水遊びするくらいしかやることがありません:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
なんという哀れな徹!せっかくやる気を出したのに何の役にも立たないだなんて…ちくしょう誰がこんな事を
ギュオオオオオオオオ!!
「だわっわっわっわぁぁぁぁ!?」
「か、翔!そんな…!あんなに大きいのにスピードも!このままじゃマウントなんて…!」
(C)鳥山明/集英社
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で、でけえくせになんてはええんだ!!
マウントするために
精神集中するヒマもねえっ!!(えー |
しかしパワーもスピードも図体の大きさも、何もかもがまったく翔達と次元の違うゴールデンサザン!
こいつ相手にマウントしようと接近するなんて、レッドキング相手にピグモンがのこのこと近寄ってくようなもんです
結局マウントのできる隙を見つけられないまま、翔達は必死に逃げ回ることしかできません
「ダメだ…!やっぱりタイタン族のマウントは無理なのか!?」
「…タイタン…あっ…!確かそれに関する記録があったはず!これだわ!
”ドラゴン族と人間は、過去の大戦後もしもの時のために
タイタン族を押さえる鍵《パルトナ》を残した”って!」
「そ、そのパルトナとは!?」
「えっと…えっと…分かんなーい!!ごめんなさーい!!」
「はぁ…」
その時まさかのカレー粉さんに名案が…って何の解決にもならねえー!!
「パルトナとかいう便利な封印アイテムがあるよー!」とか言われても、細かい事は何も分からないんじゃ話になりません
ところでカレー粉さんが読んでいるのは、初めてカレー粉さんと会った時にペダルが拾ったレポート用紙…
あの時妙にペダルに感謝してると思ったら、こんな大事なことが書いてあったんですね
てことはパルトナの詳細については、カレー粉さんが川に落としてグシャグシャにした他のレポートに書いてあったんだろうか…
ああ、カレー粉さんがあんなドジをしたばかりに香辛諸島はもう滅亡ですよ!(えー
「ブラッシュ…あなたが戦うのです…」
「お、俺が…!?」
「あなたを呼んだのはこの時のため…我が一族はタイタン族を封じ、
島を守る使命があるのです」
「む、無理だよ、敵うわけない!」
(C)鳥山明/集英社
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ブラッシュ…か…母ちゃんは体中バラバラで
も、もう動けねえ…か、代わりに戦ってくれ…
あいつの力もずいぶん…
お、落ちてるはずだ…(えー |
マウントも無理、パルトナも無理となれば、もはや残された手段はブラッシュの力で倒すしか…
しかしその肝心のブラッシュは、あんな大怪獣を相手に勝てる気がまったくしないようで…
「ブラッシュ…ずいぶん前だけど、お前俺に言ったよな?”仲間のためなら戦える”って…」
「あ…」
「この戦いを止められる力を持ってるのはお前だけなんだ、
ゴールドタイタン族を鎮めるために翔達も必死で戦ってる。
一度気持ちを落ち着けて、みんなの顔を思い浮かべてくれ!」
ブラッシュの戦意をなんとか呼び覚まそうと熱心に説得するペダル。そう、ここでブラッシュが戦わなければ
翔が、アイが、歩ママが、ついでに徹が…って徹の扱いしょぼすぎるううううう!!
ブラッシュの恩知らず野郎め!この香辛諸島にやってこられたのは何もかも徹さんのおかげだというのに…(えー
「はっ…!ミル…!ミル!!」
そして仲間の中でもミルだけに激しく反応して雄雄しくその姿を変えていくブラッシュ!
やはり自分の子を孕ませた相手となると思い入れも違うのか:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
ともかくブラッシュママに勝るとも劣らない戦闘形態に変わったブラッシュは、ついにゴールデンサザンと対峙し戦いを挑む!
「守るんだ…!俺の島を、俺の母ちゃんを!そして俺の仲間たちを!!」
ところがなんと、仲間を守りたいという強烈な意志でママをさらに一段階上回る変身を見せたブラッシュ!
これならばゴールドタイタン族だろうがなんだろうが恐るるに足らず!
それはいいんですが「俺の仲間たち」で思い浮かべたのが、翔・アイ・歩ママ・ミルの4人だけで
とうとうブラッシュの脳内から消えた徹が哀れすぎる:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
ズボアアアアアア!!
「ひゃわああああああああ!!リ、リ、リフレクトウォール!!」
ドッゴオオオオン!!
「あ、あいつ…!?」
その時、またしても巨大メラゾーマをぶっぱなして横やりを入れてきたゴールドブリオン!
しかし今度は、徹が必死のリフレクトウォールを使ってその攻撃を防ぐ!
徹がんばってるよ徹、こんないい奴を完全に忘れ去るだなんてブラッシュは酷い奴だよまったく:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
「グオオオオオーッ!!」
「ピピィィーッ!!」
「サ…サモンイーグル!?」
そして最強進化したブラッシュとゴールデンサザンがいよいよ激突しようとした瞬間、
いつもヒイトの腕に乗っかっているサモンイーグルが、突然飛び出してブラッシュ達の間へ割って入ってしまう!
こ、こいつ…?これから反撃開始だって時に一体何を!?
「な、なに!?サモンイーグル!?」
「どういうこと!?」
カアアアアアアアアアア
「…!?サモンイーグルは…タイタンを封じるパルトナだったのか!」
「今だよアイ!」
「うん!ありがとうサモンイーグル!」
ええええええええええ!?サモンイーグルの正体がパルトナって…い、いやまあそれ自体は別にいいとしても
なんだってこんな最高に空気読めてないタイミングでそれが判明すんの!?(えー
サモンイーグルの能力でゴールデンサザンはみるみる無力化され、難なくアイのマウントが成功したものの…
結局ブラッシュはせっかく最強変身したのに何もやることがないまますぐ元に戻ったっていうのが
意味わかんねええええええええ!!
ブラッシュが変身した意味って何!?何なの!?サモンイーグルお前もうちょっとタイミングを考えろよ…:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
「アイちゃん!よかったぁ!」
「よくやってくれました、小芹アイ!」
「いいえ、翔が彼らをモンスターマウントしようって思いつかなかったら、
きっと何もできなかった」
「アイ!あいつら仲間をマウントされてバラバラに動いてる、
きっと今なら簡単にマウントできるよ!」
絶体絶命のピンチが転じて思わぬチャンス到来!どうやらゴールデンサザンがマウントされたことで、他のゴールドタイタン達も
「おいおいやばいよパルトナがあるなんて聞いてないよ」とオロオロ慌て出したようです(えー
さらにその時、さっきのサモンイーグルと同じようにランのカード・サモンサーモンがピカピカと光を…
どうやらこいつは大海系のパルトナのようですな…ふむ、パルトナっていうのは名前にサモンがつくモンスターのことを言ってるわけか…
「サモンサーモン…!おい、お前!」
「ん?僕のことかい?君にお前呼ばわりされる覚えはないけどね〜、
だいたい年下の女の子がぶつぶつぶつ」
「頼む!このサモンサーモンを使って、ゴールドヴァラスをマウントしてくれ!」
「へっ?」
すると、そんな大事なサモンサーモンを徹へと託すラン!徹忘れられてなくてよかったね!!(えー
ランも徹とまったく同じイルカのモンスターにライブチェンジできるのに…それでも自分より徹にマウントを任せるとは
それだけランの中で徹の評価が高いってことですよ!ブラッシュの奴も少しはランのこういう所を見習うべき:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
「すまない!ランは口が悪くて…さっきゴールドブリオンの攻撃を止めた
君のことを認めているんだ!頼む!」
「あーっはっはっはっはっはっ!よく分かったね!!
僕はやる時はやる男なのさ!ここは僕に任せたまえマドモアゼル、
あはははは!あはははは!後ろに泳いであはははは!
あーっはっはっはっはっはっは!!」
どんだけ浮かれとるんじゃお前はー!!いくら珍しく他人に誉めてもらえたとはいえこの浮かれっぷりは!?
徹…いつもの事ですがテンションの浮き沈みが激しすぎる男です、何はともあれゴールドヴァラスもこれでマウント出来そうですね
「クックククッ…成程な…」
ところが残る2体のパルトナ・サーバルサモンとパルトサモンは、両方ともすでにQBが持っているモンスターでした
ゴールデンサザンがマウントされたのを見たQBは、「すごいじゃんあんな風にマウントできるんだ!」と自分もパルトサモンを使って
あっさりとゴールドブリオンをマウントしてしまいます。というかこいつ、パルトナ使ってマウントできることに
今さら初めて気づいてマウント開始って一体何がしたくてタイタン族を復活させたんだ:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
「チェストオオオオオ!QBーッ!あっちのは俺に任せるたい!」
「…」
「いっただきたーい!へへっ、世話の焼ける下僕たい!あとは俺に任せておくたーい!!」
ところがその時、こともあろうにQBを下僕呼ばわりしながら最後のパルトナ・サーバルサモンをかすめ取って行ったバカ丸!
な、なんというバカ!どう見てもQBに痛い目に遭わされるフラグビンビンじゃないですか!
多分QBから奪ったこのカードも、QBがあらかじめすり替えておいたバクダンデライオンか何かで
ライブした瞬間どかーんとバカ丸爆死とかそういうオチが…(えー
「サーバルサモンをライブたい!マウントたーい!!」
えー!?(゜д゜;)普通にサーバルサモン渡したのかよQB!!
こ、これは一体どういうこと!?貴重なタイタン族をむざむざバカ丸にマウントさせちゃっていいんですかQB!
はっ(゜д゜)ま、待てよ、もしやQBはバカ丸にカード入手のぬか喜びをさせておいて
すかさず”飛び散る火炎”か何かでバカ丸を丸焼きにしてカードだけ奪い取る気なんでは…(えー
「がっははははは!QB!もうお前は用済みたーい!だーっはっはっはっはっは!」
って何もしないで逃がしやがったー!!それでいいのかQB−!!
バカ丸がゴルトサーベル持ち逃げするのを、ぼけーっとただ黙って見てるなんて!?一体何を考えてるんだQBは…
まさか「バカ丸君も色々ボクに協力してくれたから一体わけてあげようね」とバカ丸への報酬にこんな真似を…(えー
それはともかくサーバルサモンは可愛いなぁ:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン 今までの中で一番可愛いモンスターじゃなかろうか
「さあサモンサーモン!君の出番だ、頼んだよ!」
そして最後に残った巨大クジラのゴールドヴァラス。その目前には、サモンサーモンを連れた徹がぐんぐん迫っていました
そんな徹の命令を受けて、まばゆいパルトナの光を発するサモンサーモン!これでゴールドヴァラスはデク人形も同然です
あとは煮るなり焼くなり…って、そういえば徹はこれが人生初のマウントになるんですね、今までシロキ山でも折ヶ野島でもマウントといえば
徹だけロクな目に遭ってこなかっただけに、この大物をマウントできる喜びもひとしおでしょう
「パパンママン!僕の最高の瞬間を伝えられることを喜びに思うよ!
マウントーー!!」
ばちこーん!!
「あふううううううん!?」
ウギャアキン肉マーン!!な…なんてこった徹がー!お空の星にされちまったー!!
ちょ、ちょっと待ってくださいよ!パルトナのサモンサーモンもちゃんと連れていたのにどうしてこんなことに!?
パルトナの力があれば、バカ丸でも楽々マウントできるくらいタイタン族は無防備になるはずなのに…
つまり徹のオチ担当の力がパルトナすらも上回ったということか…(えー
あらゆるモンスターを凌駕するドラゴン族、そのドラゴン族をさらに凌駕するタイタン族、そのタイタン族をさらに凌駕するパルトナ、
そのパルトナをさらに凌駕したオチ担当とは…:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
というわけでタイタン族のうち、ゴールドヴァラスだけはゆうゆうとどこかへ逃げ出してしまいました。
なんてこった徹…そういえば徹は逆転検事でも殺人犯にされちゃったくらいだし
もはや幸薄キャラの運命から逃れることはできないのか:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン 次回に続く
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