■ライブオンCARDLIVER翔 第44話「激辛!チーム・スパイス!!」
 

「は〜疲れた〜…お腹空いたねぇ」

「2回戦までには結構時間があるみたい。翔、今のうちにミルちゃん達呼んでお昼にしましょ」

「そうかぁハポーンタイムだね。ウルフ坊や、そうしよ…ん?」

「…」

なんとか1回戦のチームアスリートを撃破して、ゆったりとベンチで一息ついていたチーム無敵の3人。
ところが翔だけは負けてしまった責任を感じているようで、すっかり意気消沈していました
むう…今までにも翔が負けることはしょっちゅうありましたが、大抵ケロッと切り替えていただけにこういう姿は珍しいですな…

(一回戦…俺だけ負けちゃった…)

「らしくないぞぉ、翔」

「え…?」

「2回戦には進めたんだし、次に頑張ればいいじゃない、ね!」

「アイ…うん、ありがとう!」

こ、この天使のようなお嬢さんは一体誰ですか!?(えー
なんとそんな翔にアイの優しい励ましの言葉が!マママママジですか!さすがに今度ばかりは「やっぱり翔は頼りにならねーな」
絶対呆れられると思ってましたが…アイから翔への信頼は思っていたよりずっと強いようで、この程度の事では全然揺らがなかったようです
こりゃマジで今のアイは翔の嫁同然ですな(えー

どたばた どたばた

「スズメちゃん早く早く!お昼が終わったらすぐに子供大会が始まっちゃう!」

そして翔達に呼ばれて弁当を届けに向かっているミル達でしたが、
どうやら子供大会は翔達の2回戦より早く行われるようで、時間の余裕がなく凄い勢いで廊下をドタバタ走っていました

「ミルちゃん、そんなに急ぐと危ないよ!」

ばかーん!!

「きゃん!!」

しかし脇目も振らずに走り続けた結果、曲がり角でぬっと出てきた人影に大激突するミル!
ミルの抱えていた弁当も、するりと手から離れて宙を舞う!ああ弁当が台無しにー!

しかしここでミル選手ファインプレイ!!(えー
(C)神楽坂淳/徳間書店・東邦星華桜花会

と、いう超人的反射神経がミルにあるはずもなく、成す術もなく吹っ飛んだ弁当を見送るしかありませんが…

「(ガシッ!)おっとと!相変わらず元気だねえ、お嬢ちゃん」

「え…?ああ!?あの時のおじさん!?」

って、そんな弁当をナイスキャッチしてくれたのは激突された人!誰かと思って見てみれば、それはなんとエイジのおっさん!
さらにエイジの後ろにはヒイトとランの姿まで!あんたらも州大会に参加してたんですか!?
それにしてもこの3人、鷹の爪島なんて無人島に住んでるのに一体どこの地区大会を勝ち進んできたんだ:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「はい、アイちゃん!そういえばさっき南の島のおじさんに会ったよ」

「えっと…大場エイジさん?」

「島へ帰ったんじゃなかったんだ」

そして無事に弁当を届けたミルは、さっそく翔達とそれを食べながら大場一家のことを話します
しかしアイ達は「えーっと誰だっけ?」とか「なんだ帰ったんじゃないの?」とかすごく…反応薄いです…(えー
もっと「なんだってえええええあの人達も来てたのおおおおお」ぐらいの反応があってもいいと思うんだが:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「アイちゃん、おしょうゆどうぞ!」

「はうああああ!?そ、それは!?」

「…?おしょうゆだよ?」

「ソレイユ!?んふふ…確かにぃぃぃ!!」

そんな中、弁当にはつきもののお魚しょうゆ入れを見た徹は、ソレイユなどと言いながらキラキラ目を輝かせてしまいます
神代剣ぼっちゃまの再来だ!俺は後継者を作ることでも頂点に立つ男だ
というか徹がお魚しょうゆ入れやタコさんウインナーをこよなく愛しているのは、
もしかして魚もタコも大海系だからでしょうか。徹大海系好きすぎだろ…今や作品の流れは混色デッキが主流ですが
徹だけは最後まで大海系一本で行きそうですね

「(じとー)」

「もう、やめなさいよ徹!ペダルが舐めたらどうするの!?」

そんな徹を明らかにウザがるように呆れた目線を向け続けるスズメ。そんなに徹が嫌いなんですか!
そして徹もスズメの殺気を本能が恐れているのか翔をバリアにした位置に座ってるのが笑えます
こいつら単に地区大会でワンターンキルしただけの仲だというのに、なぜここまで激しく意識し合っているのか…
それにしても「ペダルが舐めたらどうするの」って、犬は醤油を舐めてもヤバイことになってしまうんですかね。
動物を飼うのってヘタな物食べないように色々気を使いそうですね

「おやおや、これは奇遇ですね〜」

「あれっ?マッド先生!」

「先生もお昼ご飯をと思って定食屋さんを探していたのですが…
 ん〜、相変わらず天尾家のお弁当は大変美味しそうですねえ」

「じゃあ先生も一緒に食べようよ!」

「いっぱいあるよ!」

「いいんですか?なんだか催促しちゃったみたいで悪いですねぇ」

そんな翔達のランチタイムに姿を現したのはマッド先生!「あれおかしいなー定食屋を探したんだけど」とのことですが
こんな森の中で定食屋を探すバカがどこにいるんですか!(えー
どう考えても最初から翔達のメシをたかるつもりだったんですね!まったくいじきたない人だよ

「先生は一人で来たの?」

「ああ、さっきまで一緒に見ていた方が、いるにはいるんですがねえ」

「…?」

弁当に箸を伸ばしながら翔の質問に答えるマッド先生。一緒に見ていた人物とはもちろんプラグのことです
翔達と馴れ合いたくないプラグは、辺りの木によじ登って翔達を見下ろしていましたが
その気配に気づいたペダルは一人でプラグのいる方へと向かっていき…

「プラグ…?プラグ!プラグ!」

「何度も呼ぶな…一山100円で売られてる気分になる」

「なんでお前がここに…?」

「調べてるんだよ。ジョージさんがこの大会、何かが起こるかもしれないって。だからこの僕がね」

な、なんと!ブラッシュママが言っていたように、この大会で暗躍する何者かの動向を掴んでいたジョージさん。
そのためにプラグをここへ派遣し、見つけ次第その不届き者を成敗するつもりのようです
今日もいい人すぎるぜジョージさん!トーナメントが終わったらジョージさんと一緒に共闘する展開が来るといいなあ

「何かって…?」

「やっぱり何も気づいてなかったんだ?相変わらずダメモンだねえ君は」

ところがプラグは相変わらずの憎まれ口を…ダメモン呼ばわりはペダルのコンプレックスを最も刺激するフレーズです
言うなればカミーユに「女みたいな名前だな」と言うのと同じくらい強烈です。(えー
この言葉を聞いたペダルは烈火のごとく怒り出して…

「わぁ!サンキュー!」

あれー!?(゜д゜;)な、なんじゃあー!?なんでそんなに大喜びしてんですかペダル!?
怒らないどころが逆にお礼まで言うとは一体!?予想外すぎるペダルの反応に、思わず冷静なプラグも木の上からすっ転げてしまいます

「んなぁ!?な、なんで僕がお前にお礼言われなくちゃいけないんだよ!」

「気をつけろって警告しに来てくれたんだろ?」

「ちっ、違うっ!ジョージさんが、一応お前にも伝えておけって!それだけだからな!」

あんたの事なんて別に気にもしてないんだから!本当なんだから!なんというツンデレ犬…
ペダルの超フレンドリーな反応に思わずプラグも照れ照れ。こいつらちょっと前までお互い大嫌いだったのに仲良くなったなぁ
ペダルのニッコリ笑った顔ときたら飼い主にそっくりですよ、やはり翔の明るさは素晴らしいですな
そういえばプラグは前回も、翔達の試合を見ながら「ヘッお前らなんて応援してやんねー」と口では言いつつ
シッポを物凄くフリフリしながら勝利シーンを見てたし、真性のツンデレって解釈でいいのかな:;y=_ト ̄|○・∵. ターン



(ジョージが…?俺達を心配してくれたのか?)

そしてプラグに言われてようやくジョージさんがいい人なことに気づいたペダル。登場した時からジョージさんはいい人だと何度言ったら…

ピンポンパンポーン

《お知らせします、子供大会に出場するお子様はメインスタジアムへお集まりください》

「わわっ、スズメちゃん急がなきゃ!」

「うん!」

「片付けは私達がするから、頑張ってね!」

そしていよいよ子供大会出場者の呼び出しがかかり、一足先にスタジアムへと出発するスズメとミル。
それにしても道ばたで放送聞いてる女の子が可愛いっすね。ライブオンは相変わらずモブキャラが無駄にレベル高いな:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「(スズメから必死に隠れながら)2人ともー!がんばってくれたまえー!」

「(にやにや)」

「お兄ちゃんは負けちゃったけど、私は勝ってみせるからね!」

「ぐは…!あ、あううう…」

「ふふふ、次はあんたも勝つんでしょう?」

「も、もちろんさ!次は絶対、絶対勝ぁぁぁつ!!さあ俺達も出発だ!」

「おおー!」

こ、これは!?ミルにからかわれて再び落ち込みそうになる翔、それをもう一度優しく奮い立たせるアイ!
今日のアイはマジで理想の嫁すぎて困る。一話の頃はただの凶暴女だったアイが、
まさかこんなに旦那を立ててくれる良妻になろうとは、一体あの時点で誰が予想したでしょうか(えー

「私達の次の対戦相手は…チームスパイスだって!」

「チームスパイス?かっこいー!」

「どんな相手だろうと何も心配いらないさ、僕達にはアンヴァンシブルの女神がついてるんだからね!」

「よーし、じゃあみんな頑張ろう!」

さあそして二回戦の会場にやってきた翔達、次の相手の情報で分かっているのはチーム名だけです。
しかしチームスパイス…これだけでもう誰が出てくるか分かったようなものですが…
問題は対戦の組み合わせですな、できればあの一番厄介な奴を徹に引き受けてもらいたいところです:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「待ってたぜぇ、ボーイ!」

「ええ!?お、おじさん!?」

「そう、俺達がチームスパイスだ!」

そしてそれぞれのバトルフィールドに姿を現したチームスパイス!そのメンバーはやはりエイジ・ヒイト・ランの大場一家!
しかしよりによって翔の相手は超強力ドラゴンデッキを操るエイジです、これはやべえー!!
エイジに対抗できそうなのはゴールデンサザンを持つアイか、徹に捨て石になってもらうくらいしか望みがなかっただけに
これは翔にとっては厳しい戦いとなりそうですな…

「私の相手は…」

「あっははは!どこを見てるの、お前はこのボク大場ランが相手してやる!」

「ええ!?」

そしてアイのフィールドに現れたのはラン!とりあえずここでの1勝は確実っぽいです(えー
とはいうものの、ランがアイと戦うとなれば問題はヒイトと戦う徹でしょうか…徹は鷹の爪島でヒイトに通せんぼ食らってた時も
「あんなの相手に勝てるわきゃねえだろおおおお!!」とまったくヒイトに勝てる気がしなかったみたいだからなぁ

「ここにあなたがいるってことは、翔と徹の所には…」

「ああ、ヒイトと親父が行ってる。どっちがどっちと対戦してるかは分からないけどね」

「大丈夫かしらあの2人…」

実際にヒイトやエイジと手合わせした事があるだけに、2人と戦う翔達のことが気がかりなアイ。
この2人にはアイも相当苦しい戦いを強いられましたからね、アイより実力の劣る翔達がどうなるか…って



ヒイト達の脳内イメージ映像ひでえー!!アイにとってのヒイト達はこんなに極悪ヅラなのかよ!
一応は一緒にタイタン族と戦った仲間だというのにこの扱いは一体:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「これって相当ピンチかも…」

「おい!お前の相手はボクだぞ!」

「あ、ああごめんね、うちの2人のこと気になっちゃって。あなたのお兄さんもお父さんもけっこう強いし」

それでもアイにとっては「けっこう」レベルかよ!
エイジは翔より、ヒイトは徹より確実に格上だっていうのに!さすが2人に勝ってるアイは言うことが違う:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「けっこうじゃなぁい!!ボクのヒイトは最高に強いんだ!!」

「ラ、ランちゃん?」

「ちゃんはよせっ!!早く位置につけ、ボク達はここでバトルするんだぞ!!」

そんなアイのけっこう発言で完全にブチ切れてしまうラン!順当に行けばアイが敗れるとは思いませんが、
ここまでランの気迫十分となると番狂わせが起きる可能性も…?

「あ、あ、あわわ!あわわわわ…!」

「…」

「お、おーっと失礼!場所を間違えたようだ!」

「おい」

「おひぃ!?か、観客席はメインスタジアム!ここはノンノンだよぉ!?」

「俺は出場者だ」

「イヤあああああはあああああああ!?」

そしてどう見ても負ける確率100%のヒイトVS徹!
ただでさえ頼りない徹がいつにも増して頼りなく!やはりヒイト相手の戦いではまったく勝てる気がしていないようです

「そ、そんな!アイ君とあれだけやり合ったカードライバーが
 相手だなんてえええ…ううううう…」

「…」

「ぎいええああああ!?そ、そんな獲物を見るような目で
 僕を見るなああああー!!」

ただ黙っているヒイトを見ているだけでどんどん壊れていく徹
バトルが始まってもいないのにこんなんかー!!しかしこれほど徹がヒイト相手におびえているのは理由があるようです
それは目つきの悪いヒイトを見ているとスズメを思い出してしまうから…こんなところでもスズメのトラウマが!?一体どんだけ根深いんだ!

(翔…!相手は強力なドラゴンデッキだぞ、気を引き締めて行け!)

「ガレキラクダをAラインに移動!カードライバーを攻撃!」

バシイイイイイッ!

「ぬっ…ドロー!モンスターの移動はなしだ!
 ブラックバスター、独裁シャークをライブ!いいぜ、ボーイの番だ!」

そんな徹がまごまごしている間に、いよいよバトルを開始していた翔とエイジ!
しかし翔が低級モンスターでの攻撃を仕掛けていく間に、エイジは自分のBラインへ次々と大海系モンスターを集めております
それだけ大海系のトルクを大量に使用するモンスターを呼び出そうということでしょうか、
つまり大海系のドラゴン・クリアシーサーペントの登場がもう間近ということに!

(多分、この次のターンにクリアシーサーペントが来る…!
 今はドラゴンが出る前に、なるべくカードを削らないと!)

「ドロー!セチガライノ、ガレキラクダ、リョウトクバイソンでカードライバーを攻撃!」

バババシイイイイイッ!

「ふ…さあてそろそろ行くかい!お待ちかね!クリアシーサーペントの出番だぜえッ!!」

そして猛威を振るうパワー4000・クリアシーサーペント!あらかじめそれを予想してアドバンテージを稼いでおいた翔でしたが、
それすらも簡単に吹き飛ばされてしまいそうです

「ひゃあ〜!何度見てもカッコいいや!」

「ドラゴンに見とれるのはいいが、バトル中だってことを忘れんなよ!」

バシイイイイイッ!

「うぐううっ!そ、そうだ…!俺は今チームの一員として戦ってるんだ!
 ごめん、アイ、徹…!マネキキャットでホワイトシーレオンを攻撃!」

「ハッ、一生懸命戦う姿はいいもんだ!ようし…俺のロマンを見せてやろう!
 全面否定ペンギン、ゴキゲンゴローをライブ!」

また一回戦のようにモンスターに見とれてしまう翔でしたが、今度はさすがに反省を活かしてバトルの方に集中!
これならクリアシーサーペントの突破口も見つけられるか…とその時、今まで大海系一辺倒だったエイジは
突如としてBライン大空系モンスターの全面否定ペンギン達を並べ始める!
ま、まさかクリアシーサーペントに続いて、大空系ドラゴン・上昇危龍で一気に勝負をつけようと…!?



「ジャンボウカイト、前へ!そのままエアプレインフィッシュを攻撃!
 レインボースワローはカードライバーを攻撃!」

バシイイイイイッ!

「ぐっ…!いい気になるなよぉ!カスケードスピリッツでジャンボウカイトを攻撃!」

「ワザカード!”フォローザウインド”!大空系のパワーを1000アップ!」

「ふふん、そんなのこっちだって!”パワーウェイブ”をライブ!
 こっちも全員1000アップだ!」

「あぁ!?」

「そしてウチョーテンガン!カードライバーを攻撃!」

バシイイイイイッ!

「ああうっ!!」

一方その頃魅惑のふとももドローvs足首ドロー対決の行方は、なんとお互いにまったくの互角のまま
25対25と一歩も譲らない攻防が続いていました。ランのバトルを見るのはこれが初めてになりますが、
大海系+大空系の混色デッキを使っているようですね。ヒイトが大空系単色、エイジが全属性デッキか…
それにしてもランの映像が上半身ばっかでちっともふとももが映りゃしない!
バカバカ!そこは上半身を犠牲にしてでもふとももドローを映さんかい!(えー

「ふふ…お前がボクのヒイトに勝ったのはただの偶然なんだ!今からそれを証明してやる!」

「ランちゃん…」

「ちゃんはや・め・ろ!!」

そして相変わらずアイがタジタジになってしまうほどの気迫を見せているラン!あの強気なアイが気圧されるとは相当なもんですな
このままズルズル相手のペースに付き合っていると厄介な事になりそうです
翔や徹のバトルにかなり勝ち目が薄い以上、アイにはいつも以上に勝ち星の期待がかかるところですが…

「あああ、ちょっと頭が…お、お腹も痛くなってきたようなぁぁぁ」

「…」

その一方で徹は「なんとしてもバトルを阻止してやるぜ!」と仮病を使いまくってました
根本的な解決になってねー!!いくら仮病を使っても、結局は処刑の時が遅くなるだけじゃないですか!(えー

「あのー、そろそろ始めてもらえるかな…」

「分かった」

「ええ!?ちょ、ちょっとまだ準備が!?心の整理が!?」

「ライブオン!!」

「えっあっあっわあああああ!?始まっちゃったアアアアアアアア!!」

不戦敗じゃないだけありがたく思ってくださいよ!(えー
ついに強引にバトルに引きずり込まれてしまった徹!まったく勝てる気がしない次回に続く!


■ライブオンCARDLIVER翔 第45話「猛襲!ドラゴンデッキ!!」
 
 

「ふ…行くぜボーイ!これが俺のロマンだ!」

「ドラゴンデッキがどれだけ強くたって…!絶対勝ぁぁぁつ!」

前回クリアシーサーペントをライブして反撃の狼煙を上げ始めたエイジ、そして今回の冒頭には
またも「俺のロマン」と新たなドラゴンをライブするかのよう発言を!
前回は大空系のトルクを稼ぐような描写がありましたが、まさかこんなクリアシーサーペントをライブした直後に
早くも上昇危龍をライブするトルクが溜まってしまったのか!?

「吼えよ!渦巻く大河の力を得し巨大な角龍!ヴォールテクス!!」

ウゲェー!?上昇危龍じゃねえ!!
タイガードラゴ・上昇危龍・クリアシーサーペントに続く4体目のドラゴン!一体どんだけ重いデッキ組んでるんだよエイジ!
やたら強そうな見た目の通りこいつもパワーは4000!こいつはやべえ…パワー4000のドラゴンに対抗できるモンスターなんて
翔のデッキには2〜3枚あるかどうか…

「全面否定ペンギン、ブラックバスター、クリアシーサーペントで攻撃!」

ババババシイイイッ!!

「うぐぐぐぅっ!」

「まずいな…これでヴォールテクスまで攻撃に加わったら…!」

今はまだライブされたばかりでBラインから動けないヴォールテクス、それでもクリアシーサーペント達の猛攻に晒され一気にデッキを失う翔!
次のターンでヴォールテクスまで一緒になって襲ってきたら…そうなる前に、ここは少しでも敵の戦力を削いでおきたいところです

(どうする…翔…!)

「くっ…俺のターン!セチガライノでクリアシーサーペントを攻撃!
 同時に”飛び散る火炎”をライブ!全面否定ペンギンに500、
 ブラックバスターに1500、クリアシーサーペントに1000のダメージだ!」

ここで翔の飛び散る火炎が炸裂!パワーの低い全面否定ペンギンとブラックバスターを吹っ飛ばし、クリアシーサーペントにも1000のダメージを!
これなら形勢をかなり盛り返せるはず!元々パワー4000のクリアシーサーペントへこのダメージ、
あとはパワー3000のセチガライノで攻撃すれば仕留められる!

「ふ…ワザカード”激流”をライブ!」

「ああ…!?」

ところがそうはさせじと、エイジの激流でクリアシーサーペントのパワーは1000アップ!
その分セチガライノのパワーでは倒すに至らず、まんまと返り討ちにされてしまいます

「まだだ!タテコモールでクリアシーサーペントを攻撃!」

しかし今度はタテコモールでの追撃を行う翔!セチガライノとのバトルでクリアシーサーペントの抱えるダメージは4000、
あと1000のダメージを与えれば今度こそ撃破できる!

「惜しかったなボーイ…!”癒しの泉”をライブ!」

「そ、そんな…!」

こ、この野郎ー!!まだそんなワザカードを持っていたなんて!
癒しの泉の効果でダメージを2000回復したクリアシーサーペントは、またしてもタテコモールを返り討ちに!
翔もよくやっているんですが、ひとつひとつ上を行くエイジがあまりに強すぎる…
これほどの犠牲を払ってクリアシーサーペントを撃破できなかったのは痛すぎます
そしてついにクリアシーサーペントとヴォールテクスがAラインに揃ってしまい、翔は強力な2体の猛攻に晒されてしまうことに…

「ふう〜…ランちゃん強い!」

「ちゃんはやめろっ!ボクはお前を倒してヒイトの借りを返すんだ!」

そんな一方でアイvsランの様子は、相変わらずまったくの互角のままでそろそろ終盤にさしかかろうというところでした
アイ的にはエイジ達をけっこう強い呼ばわりだったのに、ランのことは強いとだけ言っているあたり
もしかして大場一家ではランが最強だったりして:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「波を裂き海を飛べ!刻め白きミルククラウン!ライブチェンジ!スプラッシュドルフィン!」

と、ここでライブチェンジして一気に勝負を決めに出るラン!残りデッキ枚数はどちらも10枚前後、これでアドバンテージを握れれば
そのまま決着がついてしまいそうな感じが…って待てよ!?ライブチェンジ!?
ちくしょうイルカになっちゃったらふとももが映らないじゃないか!!(えー
今日はただでさえ全然ふともも映してないってのに、このまま終わるつもりですか!やめさせろ!誰かやめさせろー!

「ふふ…目には目をって知ってる?大空を自由に羽ばたけ!
 ライブチェンジ!コウソクファルコン!」

って、同じくパワー3000のコウソクファルコンにライブチェンジしたアイ!ただちにスプラッシュドルフィンへ体当たりを仕掛けると、
お互いに相討ちとなりライブチェンジから元の姿に戻る!うほほやったーい!アイちゃんさんは最高です!!(えー
あとはこの残り少ない枚数で、お色気あはーんなアングルでのバーストを一発決めてもらえれば:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「ううう、あっと言う間にこんなに差がついてしまうなんて…
 何もできない、何もさせてもらえない…ノォォォォン!!」

さあそして今回最もアテにならない徹のバトルですが、なんと開始直後だというのに
29対16というとんでもない大差がついていました。いくらなんでもやられすぎだろー!!
なんだこりゃ!バトル開始が34対34からスタートしたというのに、何をどうやられまくったらここまで一方的な展開に!?
ヒイトのデッキが減ってるのが5ターン分のドローだけだとすると、徹はその間にまったく攻撃を1発も当てられないまま
毎ターンバースト4を食らい続けてた
ってことになるんじゃあ…徹弱すぎるだろー!!

「ううう…出てこい出てこい出てこぉい、ドロー!うぐ…これは…」

「どうした、希望通りのカードじゃなかったのか」

「う…うふふ…うふふふふ…さっすが僕!ここでこのカードを
 ドローするなんてぇ!メルシーだよぉ僕!!」

ところがその時半泣きでドローしたカードがよほどいい物だったのか、うって変わって満面の笑みに変わる徹!
こ、これは一回戦の母泥武郎を一気に叩き潰した時と同じ!?またあの時のように、劣勢をどっかーんと覆す戦略があるのか!?

「ふっふっふーん!見せてあげよう!今ドローしたこのカード!
 ライブチェンジ!ネービードルフィン!さあ君のターンだ

「…ええ!?あれだけカッコつけてライブチェンジしただけ!?
 へ、変な人が変すぎて、何考えてるのか分かんない…!」

ア…アホかーー!単に「やったーライブチェンジできたよー^^」というだけで一切逆転の策などなかった徹!
そりゃねーだろおおお!!さっきのアイとランみたいに、互角の攻防の流れを変えるライブチェンジならともかく
これだけバカみたいな差がついてる中でただライブチェンジしただけじゃ、とてもじゃないけど追いつきませんよ!

「…オオオオハシでリョウヨウバイソンを攻撃!カードックから一枚捨ててもらおう」

はら〜り

「ノォォォォン!?ウルトラヴァイオレットがああああーッ!?
 あああ…う、うるとらばぁいおれっとが…こ、これでトルクが揃うと思ったのにいいいい…
 う…うう…ひぐぐ…しくしく…」

ゲェー!?やる気出したかと思ったら1ターンもせずに戦意喪失かー!!なにやってんだ徹ー!!
結局ほんとにただライブチェンジしただけで一切反撃なし!?なんたる肩すかしな…やはり徹に善戦を期待すること自体間違いだったのか…

「うっうっ、くすんくすん…ドロー…はっ!?こ、これは!
 やっぱり僕はリーダー・エース・ヒーローなのだぁあああ!!」

下がって上がって下がってまた上がる!?徹のテンションは一体なんなんだ!わけ分からんにも程がある!
ま、まあ何にしろ、今度という今度は何か役に立つカードを引いた様子
…徹も自信満々でヒイトへ反撃を開始します

「行くよ!僕はオオオオハシを攻撃!」

「”激流”をライブ!オオオオハシのパワーを1000アップ!」

「こちらも”激流”をライブ!僕のパワーを1000アップ!」

「なに!?」

「うおおおおお!!」

な、なんと、相手モンスターを撃破した時に2回攻撃が可能というネービードルフィンの能力で、
ヒイトの場にいるモンスター達を一度に片づけた徹!自分も連続戦闘のダメージでライブチェンジが解けてしまいますが、
それでも流れを変えるには十分な攻撃!というか徹がさっきドローして大喜びしてたのは激流だったんですね
「モンスターのパワーを1000アップ」なんつー超超基本的なワザカードであそこまで騒いでたのかよ:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「オオオオハシを2体は大きいな…!それでも山札は倍以上の差か…勝ち目は薄いな」

「仮に小芹が勝ったとしても一勝一敗、2回戦の鍵はやはり…」

「なんか今さら頑張りだしたけどあいつは負けだな」と徹の負け前提で話をするツバメ達。ひ、ひどい!
とは言っても確かにデッキ枚数は28対13ってさらに差が開いてるしなあ。どう考えても徹の反撃は手遅れすぎる:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
そしてツバメの言う「2回戦の鍵」こと翔の試合の行方は…



「よし…来た!時を超え蘇れ!猛き伝説の聖なる翼!ブラッシュをライブ!」

「そうか…!ブラッシュがいた!」

クリアシーサーペント・ヴォールテクスの2大ドラゴンに襲われていた翔は、出し惜しみなどしていられず最終兵器ブラッシュを投入!
手札を捨てるごとに能力値アップというその効果で手札をばんばん捨て、さらに2回行動を可能にするワザカード・再起の翼で
強力なドラゴン2体を一度に滅殺!さすがに強いなブラッシュは…とはいえドラゴン2体との戦いでブラッシュの受けたダメージは8000!
これにはいくらなんでも耐え切れず、翔もブラッシュを失ってお互いに仕切り直しとなってしまいます

「ようし…ここからだ!」

「ふふ…面白い…!これなら行くところまで行けるかな…!」

「え…!?」

「俺の全力について来いよボーイ!本当のドラゴンデッキはここからだ!!」

ご、5体目のドラゴンだと!?これほどしんどい思いをしてやっと2体片付けたというのに!
エイジのデッキには、まだタイガードラゴや上昇危龍とも違うドラゴンが…一体どんだけ重いデッキ使ってんだ!
あまりにも常人離れした恐るべきエイジのプレイング…これに勝つ手立ては翔に残されているのか!?次回に続く!






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