■極上!めちゃモテ委員長
第20話「委員長、まさかのスタイリストデビュー!?ですわっ」
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「ひ、ひいいいっ!!」
「なっ…委員長!」
な、なんと!冒頭からいきなり委員長がレイプ魔に襲われるという衝撃の展開!
こいつら潮の目の前でなんと大それたことを!それとも「げっへっへ、彼氏の前で犯される気分はどうかな〜?」と
わざと潮に見せつけようとでもいうのか!?ゲスめー!!
「ストーップ!ストップですわ!お兄様達!」
「お…お兄様!?」
「はい、空馬お兄様と陸馬お兄様、双子なんです」
「未海!」
「お兄ちゃん達は男女交際なんて認めてないぞぉ!」
ゲェー!?なんとレイプ魔かと思われた不審者2人は委員長の兄!兄弟なんていたのかよ!
20話目にして初めての登場なので、まさか兄とは夢にも思いませんでした。それにしても陸・海・空って…ゲッターロボ!?(えー
そんなシスコンお兄ちゃん達は何をしにきたのかと思えば、バイトの人手が足りないので委員長にヘルプを頼みたいようです
「未海ちゃんいいよいいよー!燃えてきたぁ!ザッツグゥーッド!未海ちゃんビューティフル!」
「ありがとうございます!」
ちょうど金欠だった委員長はその仕事を受けることに…って、なんとその仕事とはプロのファッションモデル!
うーむ、こんなモデル役のポストを簡単に用意することができるなんて…陸馬と空馬は業界で活躍してる人なんですかね
「それじゃ休憩ー!」
「ふう…(ちゃりんちゃりん)」
「でね〜?そのメイクさんがぁ〜」
ぼぐしゃー!!
「ふぐ!?」
って、休憩時間にジュースを買おうとしていたら、スタスタと歩いてきた子供モデル達に吹っ飛ばされてしまう委員長!
いや吹っ飛ばされたと言うよりは、超強力な裏拳を入れられたと言うべきか(えー
効果音もまさに「ぼぐしゃー!!」という物凄い打撃音でハンパない威力です。なんてパワーしてやがる!
「…〜ッ!!…〜ッ!!」
「やっだぁ〜ぶつかっちゃったぁ〜」
「あっははは、ドジなんだからぁ〜」
そんなスーパー裏拳をかましておいて、悪びれもせずヘラヘラ笑って去っていくガキども。なんてやつらだ!
「泥溜まりを蹴ったところで『ああ、そうか』とも思わん」ってタナトス様ですか?お前らはタナトス様ですか?
「むぐぐ…!あ、あなた達!人にぶつかったらまずはごめんなさいと…!」
「こんなとこでジュース飲みながらフラフラ歩いてんじゃないわよ!
人にぶつかってたじゃない、それともそれに気づかないくらいバカなの!?」
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とうとうトサカに来た委員長が注意しようとしたその時、なんと一部始終を見ていた別の女の子が代わりに悪ガキどもを一喝!
こ、これは!?どこの誰だか知りませんが、自己中っぽい外見とは裏腹にまともな性格をしているようですな
とにかく悪ガキどもに一泡吹かせることができてよかったよかった…って
「まだ届いてないのか…?」
「ああ、困ったわ…」
「…?」
ふと後ろを見てみれば、その子の関係者らしき人がオロオロと困り果てていました。
何かあったのかと話を聞いてみれば、この子の撮影に使うアクセサリーが何かの手違いで届いていないとか…
アクセ抜きの撮影ではあまりにも見た目が寂しすぎるので、このままではこの子抜きで撮影が行われることになってしまうのです
「今からじゃ代わりのアクセを用意する時間もないし、今回はもう…」
「待ってください!ラブかわなアクセなら私が用意しますわ!30分だけ待ってください!」
そういうことならお任せあれ!と、即座にその子の腕を引いてどこかへ消えてしまう委員長。
さすがパーフェクトでめちゃモテな委員長は、この程度の不測の事態も屁のカッパなようですな
それにしても30分を宣言する委員長のポーズがすごく…アンナ先生です…(えー
「お待たせしました!準備が出来ましたわ!」
「わぁ!可愛いマフラー!ヘアアクセとコサージュはお揃い!?」
「これ、手作りなんですよ!材料は全て近くの100円均一のお店で買いました!」
「これなら十分撮影に使えるわ!」
なんと近所のダイソーで買ってきましたという100均アクセを用意して委員長帰還!値段にしては確かにかわいいなー
こんなマフラーも100均で買えたりするのか…と思いきや、どうやらこのマフラーは委員長が自分の撮影に使った奴を
貸してるだけのようです:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン このカラフルな奴だけを買ってきたのね
「み、未海ちゃん!撮影用のマフラーが戻ってないんだけど知らな…
あああああ!?ボ、ボンボンなんて縫い付けて!?」
ところが無事に撮影が終わったその時、血相を変えてすっ飛んで来たのはさっき委員長の撮影を担当したスタイリスト!
何をするだァーーッ!!ゆるさんッ!!と手を加えられたマフラーを見てガクガクブルブル震えております
え、えっと…(゜д゜;) 委員長はそんなにまずい事をしてしまったのだろうか…
「はぁぁぁ…これは買い取りね…」
「か、買い取り…?」
「そんな事も知らないの?撮影に使うものはほとんどお店から借りて来てるものなの、
だから汚したり壊したりしたものは、スタイリストさんが買い取らなきゃいけないのよ」
(C)ABC・東映アニメーション
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な、なんだってー!? |
要するに弁償!?もともと店の売り物を借りた衣装だから、勝手に手を加えちゃいけなかったのか!
もしもそれをやってしまった場合には、自腹を切って弁償しなければならないと…あらら…
自分のミスがスタイリストさんのサイフを直撃するなんてえらいことです、さすがの委員長も慌てて謝りながら自分のサイフを取り出します
「す、すみませんっ!おいくらですか!?」
「ブランド物だから、1万2千円ね…」
「い、いちまんにせんえ…!」
「う…ぎゃああーっ!!」と予想だにしない値段に凍りつく委員長!なにしろ委員長は普段バイトをやらずに
親からのお小遣いで暮らしている身。さっき「お小遣いの残りが2000円…お年玉の貯金が7000円…」というセリフがあったので
1万円以上の話をされると死んでしまいます(えー
とりあえず今日のバイト代が1万円、お小遣いの残りが2000円なので、そのお金を全部使って弁償は出来ましたが…
「あぁ…新しいワンピを買って東條くんとのデートの予定だったのに…」
「…お姉さん、私のスタイリストになりなさいよ!社長に言って、バイト代はずんでもらうわよ!」
しかし捨てる神あれば拾う神あり、なんと無一文な委員長を見かねたこの女の子が、
これからも委員長を専属スタイリストとして雇ってくれるそうです。スッカラカンの委員長にはこんなありがたい話はありません
さっそく「やっちゃるぜぇえええ!!」と爆熱ゴッド委員長と化した委員長は、足しげくこの子の事務所に通い始めます
それとこの女の子の名前は、名刺によると南まあさというみたいですね
「めちゃモテ!ミラクルチェンジ!大作戦!
つるぴかヒザ小僧で元気復活ミッション!スタートですわ!!」
そしてスタイリストと言ってもやることは普段と同じ、要はまあさをミラクルチェンジ大作戦で可愛くしてやればいいのです
まず委員長が目をつけたのはまあさのヒジとヒザ、この部分がカサついているのを改善すべきだと言いますが…
「な、なんなのよぉ!これくらいカメラには写らないわよ!」
「ダメです!この私のコーデした服を着るんですから言い訳は通用しませんわ!!」
「は、はい…」
「ヒジやヒザのカサつきや黒ずみ、これは角質が乾燥して硬くなり、
皮膚の生まれ変わりが上手く行かなくなったものですわ。
まずは机にヒジをついたり、ヒザ立ちするクセを直すこと!
次に大切なのはお肌の保湿、お風呂に入る時は38度くらいのぬるめのお湯に、
半身浴でゆっくり入るといいですわ」
「熱いお風呂は皮膚を乾燥させてしまうっちゅ」
「ヒジやヒザは、肌を傷つけないように柔らかいボディブラシを使いましょう!
らせんを描くように優しく洗って、硬くなった角質を落としてくださいね!
お風呂から上がって保湿性のあるボディクリームを塗り込んだら、
蒸しタオルを乗せたり、ラップなどで包むのも効果的ですわ!」
め、めんどくせええええ!(えー
毎回風呂に入るたびにクリーム塗るとかサランラップを腕に巻くとかめんどそうですね…
明らかに目立つような部分ならやる気も出るんでしょうけど、まあさ自身「このくらい別にいいじゃん」って言ってるくらいだし…
「へぇ〜、意外と単純なお手入れなのね。これなら楽勝よ!」
このめんどそうなのが楽勝だと!?根性あるなまあさ…まあモデルっていうくらいだから
もっとめんどくさいお肌の手入れなんかも普段から気にしてるんだろうか
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「本日はほのぼの商店街、イメージモデルオーディションにお越しいただき
ありがとうございまーす!」
そんなある日、地元商店街の看板娘を決めるような小規模のオーディションにやってきたまあさと委員長。
どうもさびれた商店街の町おこし的なイベントのようで、まず問題なく優勝できるだろうとタカをくくっていましたが…
「あ、あの子もあの子もティーン雑誌で見たことある…!
な、なんであんな子達がほのぼの商店街のオーディションに来てるわけ…!?」
「本日はスペシャル審査員として、超有名なカリスマスタイリスト・天城高見さんに
来ていただきましたぁ!」
「よろしく」
「天城高見!?あの人に認められたら、一流モデルへの道が約束されたようなものよ!」
「あ…それで皆さんいらっしゃったのでは…!?」
ところがそんなオーディションの審査員には、業界最高峰と名高いカリスマスタイリスト・天城高見の姿が!
どうやら参加者達はその噂を嗅ぎつけてきたらしく、天城高見の目に留まってスターにのし上がろうと
とんでもない高レベルのモデル少女が集まってきてしまったのです
貧乏くさい自分の衣装と違って、他の参加者達はみんなすさまじく高価なブランドものの衣装…
「なんかすごい場違いなところに来ちゃった(´・ω・`)」と、まあさは早くも戦意喪失ぎみです
しかしこんなさびれた商店街のオーディションに、どうしてこんな凄いスタイリストが来てくれたんだろう:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
「ん〜さすが天城先生の人気は凄い!可愛いモデルさん達が集まりましたなぁ〜!!」
「イケてないな」
「へっ?」
「みんな高いブランド服に負けてるって言うか、服に着られてるって感じだ」
ところが町長のオッサンが手放しで喜ぶ中、当の天城高見はモデル達を見て渋い顔。
ブランドものの衣装を着てはいてもそれを着こなせていないために、どのモデルも合格点に達していないようです
さすが一流は見る目が厳しいですな…そんな中、とうとうまあさがステージに上がることになりますが…
しゅばばばばばぁっ
「おおおおお!!な、なんと元気のいい子だ!!」
「ん…?ああいうの…アリだよね」
「まあさちゃん元気だねえ!」
「ええ、これはこの商店街で買った服をコーデしてみたんです!
このシャツはおしゃれの大黒堂さん、ショートパンツは洋装ミドリさん、
アクセは小物のハッピネスさんで揃えたんです!
私、この商店街と一緒に元気に頑張りたいんです!」
ワアアアアアアアアア!!
「言うねえ…!」
そんな中、存分に自分の明るさと衣装のセンスの良さをアピールしたまあさ!トークも町おこしの看板娘的な意味ではまさに理想的、
一気に会場の雰囲気を引き寄せて優勝に輝くのでした。それにしても町長のオッサン興奮っぷり凄すぎ
「やったぁぁっ!お姉さん!やったよぉ!」
「おめでとうございます、まあささん!よく頑張りましたわ!」
「なるほどな、委員長らしいおせっかいだな」
並みいる強敵達をかき分けて手にした優勝に、委員長とまあさはこれ以上ない喜びを…ってなぜここに潮が!?(゜д゜;)
「やはりそういうことか」っていきなり控え室に現れた潮何者だよ…まあそれはともかく、冒頭でいきなり兄貴たちに
委員長との話を邪魔された分、ここで委員長に話したいことも沢山あることでしょう
「ヤバイね、君みたいな超スーパー可愛い子がまあさちゃんのスタイリストとはね」
「えっ?」
「…」
「君のコーデ、リスペクトに値するよ。これは俺からのプレゼント、
本当は有名なモデル事務所にしか配られないんだけどね」
「…”エンジェルモデルオーディション原稿用紙”…わぁ!?いいんですか!?」
「まあさちゃんを応募させるといい、君がついてればリアルに行けるんじゃない?じゃあね」
「ありがとうございます!天城さん…なんていい人なんでしょう…!」
「…」
ところがそんな2人の会話に割って入ったのは天城!言ってることは「君はいいスタイリストだね」と至極まっとうなんですが
会話を邪魔された潮の切れっぷりがやばいです。なんかもう思いっきり不機嫌に天城を睨んでるよ!
そして委員長のもらったファッション誌”エンジェル”のオーディション応募用紙は、まあさにしてみれば喉から手が出るほど欲しかった代物…
なぜならエンジェルは天城自らが手がける超一流のファッション誌で、そのモデルになるのがまあさの夢だったからです
そんな未曾有のチャンスをくれた天城に大感謝の委員長、潮の不機嫌っぷりにまったく気づいておりません。
これは2人の仲に波乱の予感が…天城さんは全然悪くないんですけどね:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン 次回に続く
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