■フレッシュプリキュア!
第19話「新たなカード!イースの新しい力!!」
「ダ…ダンス大会!?」
「そう、年に一度全国のダンス好きが集まる一大イベントよ」
「それって、トリニティも出たことがある大会ですよね!」
「そうよ、あの大会で優勝したのがきっかけでプロになったのよ」
ある日、いつものようにミユキのダンスレッスンを受けに行くと、ダンスの全国大会に出場しないかと持ちかけられたラブ達。
年に一度の全国規模の大会、それに優勝者にはプロへの道が約束されていたりと、どうやら相当本格的な大会のようですな
「プ…プロに…なる…」
「イエッフー優勝してプロになるなんて最高だぜガハハ」と大喜びのラブと美希でしたが、その中で何故かブッキーだけが浮かない顔…
そういえばブッキーは13話でも「将来はお父さんみたいな獣医さんになりたい」って明言してましたよね
ダンスはあくまで趣味の範囲ってことか…そもそも最初は一緒にダンス始めようって誘いにすらこんな顔してたくらいだし
それでプロなんて言われたら「冗談じゃねえお前らだけで勝手にやってくれ」って思うのも仕方ない;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
「…?ブッキー?」
「あ…みんなで力を合わせれば、どんな事だって出来るって私信じてる!」
「どうする?エントリーする?」
「はい!」「はい!」「はい!」
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にしても憂鬱顔のブッキーかわいいなあああああ(えー
本心はどうあれ、ともかくダンス大会には優勝を目指して参加することに決めたブッキー。
しかし、そんな全国レベルの大会で優勝を目指すとなると、今までよりも遥かにハードな特訓を受けなければなりません
ミユキは他のトリニティの2人も呼んで、ラブ達にビシバシと厳しい指導を始めますが…
「ダメダメ!振りは合ってるけどバラバラだわ!」
「一人じゃなく、3人で踊ってるってことを意識しなきゃ!」
「大事なのは3人の呼吸よ!」
やはりなかなかミユキ達が満足の行くダンスを披露できないラブ達…って、ちょ、ちょっと待ってください、これ冷静に見てみると
美希とブッキーの動きはピッタリ合ってるのにラブだけメチャクチャな動きしてるんじゃないか?(えー
こうしてみるとよく分かるかと…明らかにラブだけズレとるううううう!!ああ…美希とブッキーがいくら合わせても
ラブがズレるとこうも全員がヘタクソなように見えるっていうのは難儀な話だなぁ:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
「ほら、見てて!」
「わぁ…!す、凄い!ピッタリです!」
「どうしてそんなにピッタリ合うんですか?」
「目で見てから合わせようとしても、タイミングは合わないわ」
「お互いの気配や空気の動きを感じるの。出来るようになるにはひたすら練習よ」
そしてラブ達に見本のダンスを見せるミユキ達でしたが…く、空気の動きを感じる!?そんな無茶な!
まるで心眼の修行じゃないですか!もっと「リズムを体に覚えさせなさい」とか現実的なこと言い出すかと思ったらなんという…
(C)三条陸・稲田浩司/集英社
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そうか!なまじ見てしまうから
分からなくなるんだ!
心の目で感じるんだ!(えー |
ミユキ達の要望に応えるには、アバン流刀殺法を完成させられるレベルや魔獣ヤコンを軽く殺せるレベルまで
修行をしなければならないのか:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
ジリリリリジリリリリ!!
「ピーチはん、はよう起きんと遅刻やで!」
「くか〜…んご〜…くかあ〜」
「起きる気配があらへんなあ…いつもはシャキッと起きんまでも、目くらい覚ますんやけど…
ピーチはん!ピーチはんて!」
そんなハードなダンス特訓は、明らかにラブ達の生活に無理な負担をかけることになってしまいました
今までの普通のレッスンですら、学校生活やプリキュアの戦いとの合間で成り立たせるのはギリギリだったというのに
連日こんな特訓を続けていれば、体に無理がきてしまうのも当然か…
このラブの眠そうな顔、本当にきつそうでなんだか可哀想な気分になってしまいますね
「宿題はやったんですけど、家に忘れて来ました…」
「珍しいわねえ、山吹さんが忘れ物なんて…」
「すみません…」
生活リズムが狂っていたのはラブだけではなく、美希も授業中に居眠りしたり、ブッキーも宿題を忘れたり…
って、宿題をやったのに家に忘れた!?ブッキーそれは宿題サボリ魔の定番の言い訳じゃないですか!(えー
私も何度この手を使ったことか…夏休みの宿題が終わらなくて「やったけど忘れました」と時間稼ぎをするのは
もはや毎年恒例の出来事だった:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン でもブッキーの事だから、本当にやったけど忘れて来ちゃったんだろうな…
それでも先生には「はいはいそんな事言う奴はみんなやってないんだよ」と思われてしまったに違いない
俺達みたいなろくでなしのせいでブッキーがこんな目に!俺達なんてみんな死ねばいいのに!!(えー
「イースよ…ゲージのFUKOが足りないのは何故だ?」
「メビウス様…!プリキュアが原因です、奴等さえいなければ人間共の不幸は
あっと言う間に増えるでしょう。まずはプリキュアを倒すべきかと…!」
「私も同感だ…これは我々が作り出した新たなカードだ。ナケワメーケより
強力なパワーを持った物を生み出せる、たった一枚しかないこのカード…
イース、お前に授けよう」
「わ、私に…!?ありがとうございます!」
その頃三幹部の上司である総統メビウス様に呼び出されていたイースは、
ナケワメーケをさらに強力な姿に進化させるサバイブカードを授けられていました(えー
これさえあればプリキュアなど恐るるに足らず。早速ラブ達に引導を渡すべく、せつなの姿で出向いたイースは
公園でダンス中のラブ達を発見します
「やったぁー!!出来た出来た出来たぁ!!」
「私達カンペキ!!」
(馬鹿らしい…たかがダンスが出来るようになったくらいで。これももう必要ないな)
厳しい特訓の甲斐あって、かなりの上達ぶりを見せていたラブ達のダンス。しかしせつなにはそんなもの
無駄で無意味でバカらしい光景にしか見えません。そしてラブから貰ったネックレスをくだらなそうに首から外すと、
「お前らとのお友達ごっこも今日でオシマイだぜ」とゴミ箱へ突っ込もうとしてしまいます
「あははは!あっ?」
「…」
「せつなぁー!」
「んラブぅ〜〜♪♪」
って変わり身はええええーー!!なんなんだせつなはー!!
今までゴミを見るような目でラブ達を見てたのに、声をかけられた途端いきなり満面の笑みに!?
ゴミ箱への突入スタンバイ状態だったネックレスも、一瞬にして首に装着してしまいました
くっくっくこんなネックレスもう必要なんラブぅ〜♪というこの変わりようにはマジ吹き出しそうです。まったく面白い人だよイースは
「えっ、ダンス大会?」
「そう!美希たんとブッキーと一緒に、クローバーってチームで参加するの!
これからステップ沢山覚えて、毎日練習しなきゃー!」
(こいつプリキュアだという自覚はないのか?ダンスなんかしてる場合じゃないだろ)
にこやかにラブとお喋りを始めたせつなでしたが、相変わらず心の声が正直すぎて吹く
ボーリングの時もそうでしたが、この実も蓋もない感じのツッコミが的確すぎて
せつなの心の声にはいちいち笑わされてしまいます。表面上ニコニコしてるギャップが余計いい味出してますな
(それとも余裕か?我らラビリンスなど敵ではないという事か?)
「せつな、どうかした?何か悩み事?」
「えっ?どうして?」
「そんな風に見えたから…せつなはいつも一人でいるし、寂しいのかなって」
「…寂しい…?」
なおも押し黙って「ラビリンスなめてんじゃねえぞこの野郎」と心の中で毒づいていると、その暗い表情をラブに突っ込まれてしまうせつな。
しかし「せつなって友達いないよね」というラブの言葉はせつなの逆鱗に触れてしまう結果に!(えー
その直後、もうこの日は遅いので帰って行ったラブ達でしたが、せつなはムキーと怒りを露にしてイースの姿に戻ってしまいます
「寂しいですって…!?馬鹿にするな!!我が名はイース!
ラビリンス総統・メビウス様がしもべ!!」
誰もいなくなった公園で「なにが友達だクソッタレー!!」と一人怒声を張り上げるイース!そしてすぐにラブ達に戦いを挑むべく
手近な電柱をナケワメーケへと変えてしまう!う、うーむ…今回はプリキュアさえ倒せばナケワメーケは何でもいいとはいえ
「ここに転がってる電柱にしちまえ!」ってのはテキトーすぎる気が:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
まさかイースがこんなに友達いないことを気にしていたなんて…(えー
ズシイイインズシイイイン!
「わっ、な、何!?」
「美希たん、ブッキー!」
「うん!」
「「「チェンジ!プリキュア!ビートアップ!」」」
そんなナケワメーケに襲われた3人は、即座にプリキュアに変身して戦闘に突入!
しかしこの電柱ナケワメーケ、図体がでかい以外特に何も取り得がないのでボカスカ殴られるだけのサンドバッグ状態に!
やっぱりいくらなんでも選び方がテキトーすぎたんだよ:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
「やはりナケワメーケでは力不足か…」
そんなナケワメーケのやられっぷりを見て、「こうなったらパワーアップだ」と例のサバイブカードを取り出したイース!
しかし何故かすぐにカードを使おうとせず、それを見たままじっと何やら考え込んでしまい…
「このカードは強大なパワーを生み出す…ただし、代償が必要となる」
「代償…?」
「カードを使う者は激痛を受けるのだ。痛みに耐えられず、最悪命を落とす可能性もある」
「…!」
なんとこれでナケワメーケも強くできちゃうぞワーイという都合のいい代物ではなかったこのカード。
これを使う時イースは命を捨てる覚悟で、想像を絶する痛みに耐えなければならないようです
そんなカードを使わせようとするとはさすが悪の親玉、「部下など所詮捨て駒よ」としか考えていないのか…
「いや…やはりよそう、お前をそのような目に遭わせるわけには…」
って普通に心配しとるううううう!!
マジですかメビウス様!?「ごめんねこんな作戦やっぱりやめようね」ってめちゃめちゃいい人じゃないですか!
なんという意外…私の勝手に作り上げていたメビウス様のイメージで言うと
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(C)和月伸宏/集英社 |
「これからも俺に尽くせよ」とイースをボロ雑巾のように使い潰すお方だとばっかり
思ってたので、こんなに人間味のある人だとは予想外だったな:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
「お待ち下さい!私は耐えられます!メビウス様のためなら、どんな痛みにも
耐えてみせます!必ずプリキュアを倒してみせます、この命に代えても!!」
しかし、そんなメビウス様に自ら志願してこのカードを手にすることとなったイース。
そしてプリキュアと戦闘中の今、再びその覚悟を思い出しついに禁断のカードを使ってしまう!
ズズズズズズズ
「な…なんなの!?」
「へ、変化してる!」
「うううっ…!くっ…!た、立て!新しいカードの力を見せつけるのだ!」
カードの力によりたちまち別の姿へと進化してしまったナケワメーケ!その名もナキサケーベというそうです
そしてカードを使った代償にイースの腕に巻きつく触手!さらにナキサケーベのプリキュアへの攻撃もまた触手!
敵も味方も触手責め!えろすえろす!これこそ子供向けアニメのあるべき姿ですよ:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
QBのバカも少しはこれを見習うべきだったのに!(えー
ドッガアアアアアン!!
「うああああーっ!!」
「ふ、ふふ…す…素晴らしいスピードとパワーを兼ね備えている…!ぐぐ…!
ぐ…う…う…!こ、この程度の痛みなど…!さっさと…プリキュアを倒せぇぇっ!!」
さすがのパワーでラブ達を圧倒するナキサケーベでしたが、その間にも触手はどんどんイースの体を這い上がり
痛みはさらに増すばかり!ううむ…触手責めだワーイと喜んではみたものの、イースが心底嫌そうな顔してるのと
「あはぁ〜ん♪」的な喘ぎ声じゃなくて凄く苦しそうなうめき声を上げてるので、なんかマジで可哀想になってきた:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
これは思わずイースの方を応援してしまうな…イースがんばれ超がんばれ!プリキュア早くやられてやれよ!(えー
「ぐっ…ピーチ!今よ!」
「だああああーっ!」
バグオオオオン!!
「くっ…!ああうううっ…!」
「「「トリプルプリキュアキーック!!」」」
ドドドッゴオオオオオ!!
しかしその時、ババァが触手に自ら飛び込むという汚れ役を引き受けてくれたおかげで、
無防備なナキサケーベへ猛烈な蹴りを繰り出したラブ!続けて3人同時のキックでナキサケーベを打ち倒し、
そのスキにキュアスティックで勝負を決めに出ることに!
「プリキュア・ラブサンシャイン・フレッシュ!!」
「プリキュア・エスポワールシャワー・フレッシュ!!」
「プリキュア・ヒーリングブレアー・フレッシュ!!」
ギョバオオオオオオ!!
うひーこれはオワター!1発だけでもナケワメーケを軽々消し去るキュアスティックが3発同時、これはさすがのナキサケーベも
あえなく消えるしかあるまい…って!
バチバチバチバチバチバチ!!
「う…ううう…!」
どっこいしぶとく3人の合体技を受け止めたナキサケーベ!ナキサケーベは伊達じゃない!!
なんとか押し切ろうと力を込めるラブ達でしたが、それでもナキサケーベはラブ達に負けじと押し合いを続ける!
「ふふ…今こそ、メビウス様のために…!(しゅるしゅるしゅる)う…!?ううう…!
ぐぅう…ああ…!あああ…!」
っておっぱい責めキター!!ついに触手がイースのおっぱいに!イースのおっぱい!おっぱいおっぱい!(えー
さすがにこれは、腕を責められるのと嫌悪感も段違いに違いない…しぶとく対抗しているイースもこれまでか…
「う…ぐ…!こ…この命に代えてもォォォォーーッ!!」
「う…!?くううううっ…!!」
何ィーッ!?私にはまだ力が残されていた!火事場のクソ力と言う名のパワーが!!(えー
なんとこの状況で、猛烈な気迫と共に一気にラブ達の技を押し返したイース!互角の押し合いからまさかの形勢逆転!
なんという奇跡の逆転ファイター、さあお遊びはここまでだ、俺は炎のキン肉マン:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
「ふ…ふっふっふ…う…く…!ああ…ううう…!」
ところがその時、優位に立って緊張の糸が切れてしまったのか、ニマアッと薄笑いを浮かべた途端うずくまってしまうイース!
いまだウォーズマン火事場のクソ力返しだーっ!!(えー
「力が弱くなった!?チャンス!」
「「「はあああああああああああ!!」」」
ドッバアアアアアアアン!!
「な…何…っ!?」
健闘むなしくついに3人の必殺技を直撃され、跡形もなく粉砕されてしまったナキサケーベ!
勝者のラブ達3人も、疲労のあまりぺたんと座り込んでしまうほどの死闘でした
しかしここまで追い詰めたとはいえ、1枚しかない大事なカードもこれで失われてしまったわけか…
「はあ…はあ…はあ…ふ、ふふふ…このカードの力ならば…プリキュアを確実に倒せる…!
メビウス様…もう少しだけお待ちください…必ず、メビウス様のお望み通りに…!」
って4分の1欠けただけなんじゃん!
「たった1枚しかないけど4回使えるカード」ってオチですか!メビウス様ちゃんと説明しといてください:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
それにしても、イースがここまでメビウス様に心酔してるのは一体なぜなんでしょうな…やはり洗脳とか?
そうでもないとイース=キュアパッションだとしても一緒に戦ってくれそうにないしなあ。次回に続く
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