ジョジョの奇妙な冒険
ファントムブラッドレビュー
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(C)荒木飛呂彦/集英社 |
こいつはくせえッ――!!ゲロ以下のにおいがプンプンするぜッ―――!!
こんなクソゲーには出会ったことがねえほどなァ――ッ
好評発売中だと?ちがうねッ!こいつは生まれついてのクソゲーだッ!
ジョースターさん、早えとこ中古屋に渡しちまいな!
ウウッ…ゲーム雑誌での評価が妙に高めなので期待していたんですが、
バンダイのキャラゲーは9割方クソゲーの法則に見事に当てはまった感じです:;y=_ト ̄|○・∵.
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えー、ではやり場のない気持ちをブチ撒けるために不満をつらつらと。
まずゲームの流れですが、デジタルコミックのように原作のシーンが流れる会話パートと
アクション画面で敵を倒す戦闘パートに分かれています。しかしこの会話パートが長い。長すぎる。
時間にして会話パート:戦闘パートが8:2くらいの割合です。
しかもこの会話パート、普通のゲームなら○ボタンで会話を読み進めるのが当然ですが、
それができないので、ひたすらスローモーなペースで会話を聞かなければなりません。
この間コントローラーで操作することが何もないので、正直まったくゲームをやってる気分になれないという…
会話パートの不満その2、効果音がヘナチョコ。
画面上ではジョジョ特有のブアッギャア!とかドグチアアッ!とか
ド派手な擬音が表示されているんですが、実際の音がバコとかボカとかそんな感じでまったく迫力がありません
そして不満その3、声優の演技。
声優と言うかディオの緑川光ですね。言わずと知れた一流声優なんですが
ディオの特徴的な叫びのセリフがかなり微妙だったと思います。クールな演技はさすがの貫禄ですが、
叫びに関しては正直向いていないとしか…特にダメだと思ったのが、ディオの代名詞「URYYYYYY!」でしょうか
高らかに叫ぶような印象だったのに、緑川ボイスはボソッとうめくような感じで
これはもう本当に雰囲気出てませんでした:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
それとジョナサン達が波紋の呼吸を行う時の、「コオオオオ…」も呼吸音ではなく
かけ声になっているのが気になりました。簡単に言うと「はああああ!」みたいな言い方です
ここが波紋の呼吸の一番特徴的なところなんだからさ…こだわって欲しかった…波紋がメインのゲームでこれはないよ…
では次、戦闘パートの不満。一番致命的なのは爽快感のなさでしょうか
こういう3Dアクションと言えば、ザコをメチャクチャに蹴散らしてボス戦に臨むのが普通ですが
このゲームではザコ数体と一緒にボスが最初っから出てきます。
さらにザコもガードする頻度がかなり高く、耐久力もあるのであっさり蹴散らすということができません
敵の集団に対して有効な攻撃も少ないので、非常にチマチマした戦いになりがち。
まだまだありますがキリがないので最後にひとつ、戦闘バランスのメチャクチャさ。
敵キャラの攻撃力・防御力が、自キャラの十倍くらいになっている水中ブラフォード戦、ディオVS悪ガキ戦、
そして自キャラの攻撃のスキがやたら大きく、敵キャラの攻撃のスキが非常に少ない
スピードワゴンVS切り裂きジャック戦、血管針ゾンビVS波紋戦士戦…
製作者は一体何を考えて作ったんだ?と思うほどいいかげんなバランスです。
ゲーム全体に言えることですが、これはもう値段的にシンプル2000で発売するのがちょうどいいとしか…
いいところもないわけではないんですけどね
ストレイツォの必殺技が「このストレイツォー!容赦せんせんせんせんせんせんせんせんせん!容赦せん!」だったり
ジョナサンの有名な誤植「何をするだァーッ!ゆるさん!」が二周目で見れたり…
まあそういう数少ない長所も、無数の短所のせいですっかり埋もれてしまってるんですが:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
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