■断髪ルーク編・その3■

・ケテルブルク、ロニール雪山の情報を聞きに
ネフリー「お兄さん!ちょうどよかったわ!」
ジェイド「どうしたのです?」
ネフリー「サフィールが街の広場で倒れて、そのまま寝込んでしまったのよ」
ルーク「サフィール?」
ジェイド「ディストの本名です」
アニス「へ!?なんでディストがこの街で倒れてんの!?」
ネフリー「お兄さん、サフィールと約束していたんでしょ?彼、うわごとでずっと『ジェイドはまだか』って言ってるわ」
ガイ「…確か、飛行譜石を探してる時あいつから手紙を受け取ったよな」
ナタリア「まあ、律儀にジェイドを待っていたのですね」
ジェイド「まあ、アレも馬鹿ですから。しかし丁度いい、叩き起こしてロニール雪山のことを聞きましょう。奴はどこですか?」
ネフリー「宿屋に部屋を取って、そこに寝かせているわ」
ジェイド「では憲兵を呼んできて、宿に向かわせてください」
ネフリー「…捕まえるのね、わかったわ。でも手荒なことはさせないでよ」
ジェイド「はいはい。ではルーク、宿に行きましょう」
ルーク「…う、うん」

ディスト「ジェイド…待ってよ…むにゃ…」
アニス「…大佐と夢の中で追いかけっこしてる」
ジェイド「さて…ちょっと彼からロニール雪山について聞き出します、みなさんは外に出ていてください」
ジェイド「……」

ディスト「……ぎゃ――――!!や、やめろ!やめて、死ぬー!!ジェイド、ごめんなさ―――い!!」
(部屋から出てくるジェイド)
ジェイド「地震の影響で雪崩が頻発しているようです。それと、奥の方にかなり強い魔物が住み着いてしまったようですね。
     魔物たちが凶暴化したのは、その影響と考えて間違いないでしょう」
ルーク「う、うん。それはわかったけど、さっきの悲鳴…」
ジェイド「ああ、なんでもありませんよ。それよりそろそろ行きましょうか」
ルーク「う、うん…」

(ホテルの外で兵士と顔を合わせる)
ジェイド「ああ、ご苦労。六神将のディストは中だ。ただちに連行しろ」

兵士「はっ!」
ジェイド「多少痛めつけておいたが、油断はしないように」
兵士「了解であります!」
ジェイド「さて、これでロニール雪山へ向かえますね」
ルーク「…あちこちで怖がられてる訳が分かった気がする」
・スキット281、「来たるべき対決に向けて」
アニス「ロニール雪山にはアリエッタも来るのかな…」
ジェイド「そうですね。このままずるずる私たちに降下作業をさせるのなら、
     全兵力をぶつけてくるというのも、有り得ない話ではないですから」
ティア「ラルゴも来る…ということですか?」
ジェイド「可能性としては…」
ミュウ「みゅうううぅぅ、ボクはあのおっきな人怖いですの」
ティア「大丈夫よミュウ、私たちが守ってあげるわ」
ジェイド「それにミュウには、色々大活躍してもらう予定ですから」
ミュウ「みゅ?」
ジェイド「遭難した時の非常食として…」
ミュウ「みゅ、みゅ、みゅ、みゅうううぅぅ〜〜!?」
ティア「ミュウ!だ、大丈夫よ!」
アニス「大佐、冗談の域を越えちゃってますよぅ!」
ジェイド「ははっ、本気でしたから」
ティア「…」
アニス「最低だよ、このおっさん…」
・スキット283、「ジェイドとディスト」
ガイ「ジェイドはホント、ディストにきついなぁ」
アニス「仲が良いようにも見えるけどね」
ガイ「あの2人、幼なじみなんだろ?」
アニス「そうみたいだね〜。ネフリーさんもディストには優しかったし、この街の人々からは好意的に見られてるようだし。
     ディストも子供の頃は愛いヤツだったのかもね〜」
ティア「大佐のディストに対する態度は照れ隠しなのかしら」
ガイ「あはは、そうだったりしてな。惚れた相手に対する逆ギレみたいなものかも」
アニス「ふふふふ、大佐も愛いヤツよのう」

ジェイド「ほほう。言いたい放題楽しそうですねぇ。なるほど、愛いヤツですか」
アニス「はうあ!」
・スキット291、「なつかしの思い出」
ルーク「…なあ。ディストの奴、可哀想じゃなかったか?」
ジェイド「もうあれの話はいいじゃないですか」
ガイ「ジェイドはやけにディストを嫌うなぁ。いっそ愛を感じるぞ」
ジェイド「気味悪いことを言わないでください。昔から奴が勝手についてくるんですよ、迷惑してます」
アニス「迷惑ってどんな?」
ジェイド「あれは、陛下と妹と三人でスケートに行った時でした」
ガイ「へー、人並みの遊びをしてるな」
ジェイド「当たり前です。まあそれで、例によってあれがついて来たんですが、
     滑れないくせに私の真後ろにくっついて、転んで足元に突っ込んで来まして」
アニス「うわ、スケート靴の刃がやばいじゃないですか」
ジェイド「ええ。ですから、こちらにぶつかる前に譜術で池に穴を開けて、そこに落としてやりました。
     後で捜索隊が出て大騒ぎですよ」
ルーク「…ちょっと待てよ。それ、ジェイドが悪いんじゃねぇの?」
ジェイド「おや?そうですか?」
ガイ「むしろディストには、どうしてそこまでされてこの鬼畜眼鏡について行くのかを、聞いてみたいところだな」
アニス「う〜む、マゾなのかもねぇ。ディストカワイソ」
・ケテルブルク、ティアの配膳イベント(おすましメイド版)
ウェイトレス「ちょっとあなた、遊びで来るならやめてくれる?私は仕事として働いているの。
        ちょーっと胸が大きいからってそんな衣装まで着て」
ティア「…」
ウェイトレス「いいわ、わかったわ!白黒はっきりつけましょう。勝負よ、いいわね!」
主任「勝負なんて言わないで、普通に働けばいいだろう」
ウェイトレス「主任!」
主任「…」
ウェイトレス「私とあなた、どちらがよりお給料を貰えるかで勝負よ!」
ティア「断るわ」
ウェイトレス「逃げるの!?」
ティア「馬鹿馬鹿しい…」
アニス「いいじゃんティア、勝負しなよ。で、ついでにその女からもお金巻き上げちゃおう」
ティア「馬鹿なことを言わないで」
ガイ「ははは、彼女は嫉妬してるのさ。それだけキミが魅力的だったってことだな、つきあってあげなよ」
ルーク「うんうん、見てるぶんには面白いし」
ティア「…」

ウェイトレス「さあ、勝負よ!」
・スキット287、「雪崩注意」
ナタリア「きゃあ!いたた…この辺りは滑りますわ」
ティア「ナタリア大丈夫?気をつけないと…きゃ!」
アニス「ふふ、2人ともだらしないなぁ。私みたいに元気にしっかりと歩いてれば…
     きゃぁああああ〜!もう、信じらんなーい!」

ジェイド「3人ともあまり大きな声を出すと、雪崩が起きますよ?気をつけてくださ…おおっと〜!!」
ルーク「おわっ!ジェイド!俺の服をつかむなっ!ごががががっ!」
ジェイド「おやおやルーク…大きな声を出して転ぶのは感心しませんねぇ」
「……」「……」「……」
・ロニール雪山を登る途中で
ルーク「風の音か…?」
ティア「まるで女の人が泣いている声みたい…」
アニス「なんか怖いよぅ…」
ジェイド「…」
ガイ「どうしたジェイド、まさかあんたも怖いのかい?」
ジェイド「いえ…昔のことを思い出しただけです」
ナタリア「昔のこと?」
ジェイド「フフ、この山で亡くなった女性の亡霊の話ですよ。聞きますか?」
ナタリア「まあ!わたくしそういうお話大好きですわ」
ティア「ば、馬鹿馬鹿しい!行きましょう!」
ルーク「あれ?おまえ…」
ティア「全然怖くないわ。だからとにかく行きましょう!」
一同(大笑い)
ティア(赤面)
・ロニール雪山クリア時
ティア「…分からないわ、教官もみんなもどうして兄さんの馬鹿な理想を信じるの」
ガイ「それぞれに思惑があるんだろう。俺には分かる気がする」
ナタリア「ガイ…どうしてですの…」
ガイ「俺はずっと、公爵たちに復讐するためヴァンと協力する約束をしていた。
   どこかで違う道を選んでいたら、俺は六神将側にいたかもしれない」
ルーク「ガイ…ヴァン師匠の目指す世界の姿を知ってもか」
ガイ「それでホドが復活するなら…例えレプリカでも…仲間や家族が復活するなら、それもいい」
ルーク「ガイ!」
ガイ「…と、考えたかもしれない。今だって、正直なところ何が正しいのかは分からないさ」
ルーク「…そうだよな、ガイは…故郷を失ったんだったな」
ジェイド「六神将はそれぞれ、この世界を全て消滅させてまで叶えたい思いがあって、それがヴァンの理想と一致しているのでしょう」
ルーク「俺達と師匠…目的は同じ人類の存続なのにどうしてこんなに遠いんだろう」

ティア「オリジナルを生かす世界と殺す世界、とても近くて遠いわね…」
・アブソーブゲート決戦前夜
ガイ「なんだ?緊張した顔だな」
ルーク「そうか?…そうかもな、師匠と戦うんだから」
ガイ「そうだな、あのヴァンと…戦うんだな」
ルーク「?」
ガイ「ああ…わりぃ。ガキの頃を思い出してた」
ルーク「…そうか、ガイにとっては師匠は幼なじみか」
ガイ「はは、まあな。俺はガキの頃恐がりでね、よく姉上に男らしくないって叱られたよ。
   そんな時、いつも庇ってくれたのはヴァンだった」
ルーク「師匠に子供の頃があったって言うのが、俺にはよくわからねぇや」
ガイ「馬鹿言え!誰だって子供の頃は…」
ルーク「…」
ガイ「…おまえにだってあるよ。七歳なんてまだ子供だぜ」
ルーク「なに言ってんだよ、そんな頃の記憶ねーよ」
ガイ「馬鹿だなー、ルーク。おまえ今、まだ七歳だろうが」
ルーク「…う、そういうことかよ」
ガイ「成人まであと十三年もある。子供時代、満喫しとけよ」
ルーク「ガイ…ありがとう。俺、ガイの幼なじみでよかった」
ガイ「はははっ、なに言ってんだよ、らしくない。もっと『うぜー』とか『たりー』とか言えよ、そっちの方がおまえらしいぜ」
ルーク「…じゃあ、全部終わったら『あータルかった』って言うわ」
ガイ「陛下たちの前で言うなよ。顔、しかめられるぞ」

ガイ「いよいよ明日、か…」
・アブソーブゲート決戦前夜
ジェイド「正直言って、あなたと最初に出会った時は絶対に好感を持てないと思ったんですがね」
ルーク「俺だってそう思ったぜ、嫌味でむかつくって」
ジェイド「まあ、こうやって旅を続けているうちに、あなたのこともそう悪くはないと思えてきましたよ」
ルーク「…ほんとかよ」
ジェイド「ええ。……知っていますよ、私は。あなたが今でも夜中にうなされて目を覚ますこと」
ルーク「……」
ジェイド「…あなたにとってアクゼリュスの崩落は、まだ過去のものではないのですね」
ルーク「…当たり前だ」
ジェイド「盗賊やオラクルの兵を斬った夜は、眠れずに震えている」
ルーク「…臆病だろ、俺」
ジェイド「いいえ、あなたのそういうところは私にない資質です。私は…どうも未だに人の死を実感できない」
ルーク「ジェイド…」
ジェイド「あなたを見ているうちに私も学んでいました。色々なことをね」
ルーク「俺、ジェイドと旅して良かったと思う。ジェイドのおかげで俺がやらなきゃいけないことが分かったんだ、
     ヴァン師匠とは違うけど、ジェイドも俺の師匠だな」

ジェイド「弟子は取らないんです、人に教えるのは嫌いなので」
ルーク「いいんだよ、勝手に盗むんだから」
ジェイド「そうですか?フフ…まあ、好きにしてください」

ジェイド「明日は決戦です。あまり夜更かしはしないように」
・アブソーブゲート決戦前夜
ミュウ「ご主人様、ボクは明日何をしたらいいですの?」
ルーク「おまえ?…うーん」
ミュウ「ヴァンさんの顔に火を吹くですの?それとも…」
ルーク「いつもみたいに、道具袋ン中に隠れてていいよ」
ミュウ「…そうですの?それじゃあボク、役に立たないですの…」
ルーク「十分立ってるよ。おまえ、むかつくけど和む」
ミュウ「ご主人様が誉めてくれたですの!」
(ルークの周りをはしゃぎまわるミュウ)
ルーク「…訂正。やっぱちっとウザくてむかつく」
ミュウ「みゅうぅ〜〜」
・アブソーブゲート決戦前夜
アッシュ「なんの用だ、レプリカ」
ルーク「おまえが呼んだんじゃないのか?いつもの頭が痛くなる音がしたぜ」
アッシュ「…期限が近づいてるってことか」
ルーク「それよりおまえ、師匠に斬られた傷は…」
アッシュ「…おまえに心配されるようなことはない!」
ルーク「…」
アッシュ「なんだ!言いたいことがあるならはっきり言え!」

ルーク「…ありがとう。おまえ、俺のこと憎んでいるのに色々協力してくれて…」
アッシュ「勘違いするな!俺の目的のためにおまえを利用しているだけだ!
      おまえのためなんかじゃねぇ!二度とそんなこと言ってみろ、殺してやる!」

ルーク「…なぁ、アッシュ!一緒に師匠を止めに行かないか?おまえと俺で師匠を…」
アッシュ「…断る!」
ルーク「どうして!アッシュ!…おい、腹から血が…!?」
アッシュ「…くそっ!こんな体でなければとっくに俺がアブソーブゲートへ向かっているっ!
      …おまえがヴァンを討ち損じたときは、俺が這ってでも奴を殺すがな」

ルーク「…わかった。俺、必ず師匠を止める」
アッシュ「止めるんじゃねぇ!倒すんだよっ!」
ルーク「わかった…」
・グランコクマ、水鏡の滝イベント
ルーク「それにしてもすげぇ滝だよな」
ガイ「あの高さから水が流れ落ちるってのは迫力があるな。光が反射してまさに水鏡って感じだ」
ジェイド「この滝見たさに、謁見を希望する方もいらっしゃいますよ」
ティア「水の流れって美しいわ、いつまで見ていても飽きないもの…」
ピオニー「そんなもんかねぇ。見慣れたせいかもしれんが、俺にはむしろ鬱陶しいぜ。
      ブウサギたちの方がよっぽど飽きないさ、なぁジェイド?」
ジェイド「…陛下、それは名前の付け方に起因してるのでは?」
ピオニー「まあまあ、いいじゃねえか。気にすんなって」
アニス「陛下ぁ!滝も凄いですけどぉ、宮殿の中も広いしお部屋がいっぱいあって、凄いですよねぇ?」
ピオニー「ん?まぁそうだな。とは言っても、全部先祖が作ったもんだからな。別に俺には思い入れがないんだよ」
ナタリア「そんなものですか?わたくしは自分の城には愛着がありますわ」
ピオニー「俺は城で育ってないからな。まあとにかく、この街の形も宮殿もケテルブルクも、何代か前には完成していたらしい」

ルーク「ケテルブルクもか?」
ジェイド「ケテルブルクに立てられている銅像が陛下のご先祖様ですよ」
ルーク「そういや、そんな話聞いたな」
ピオニー「詳しい話はケテルブルクの住人かジェイドに聞いてくれ、そいつは頭しか取り柄がないからな」
ジェイド「やれやれ…」
・アブソーブゲート、ガイとナタリア2人きり
ナタリア「このまま降りていって大丈夫なのかしら…」
ガイ「確証はないが、それしか道がないからな」
ナタリア「そうですわね…みんなと合流できることを祈りますわ」
ガイ「心配かい?」
ナタリア「…いいえ。わたくしの横にはあなたがいますし、
     みんなの力は一緒に旅をしてきたわたくし自身が、よく分かっていますもの」

ガイ「そうさ、それにアッシュが太鼓判を押してくれたしね」
ナタリア「アッシュが…?」
ガイ「あいつのことだ。俺たちを信用できなきゃ、今ごろ一人でヴァンの元に乗り込んでる。
   あいつが姿を見せないってことは、俺たちを信じてるってことさ」
ナタリア「…ええ、わたくしはその信頼に応えてみせますわ」
ガイ「その為には早くみんなと合流しないとな」
ナタリア「ええ!」

ナタリア「ガイ」

ガイ「どうした?」

ナタリア「…あなたって本当に優しいですわね、ありがとう」

ガイ「どういたしまして」
・アブソーブゲート、ジェイドとアニス2人きり
アニス「なんか、2人だけってゆーのも寂しいですよねぇ」
ジェイド「トクナガがいますからねぇ、2人という気はしませんが」
アニス「それはそうかも…にしても、私は大佐と一緒でついてるんですけど、ルークたちは大丈夫なのかなぁ」
ジェイド「まあティアもガイも、それなりに戦い慣れていますから」
アニス「大佐大佐!ルークとナタリアはっ!」
ジェイド「まあ、大丈夫でしょう。2人ともここまで生き延びてきた訳ですし」
アニス「なるほどねぇ、アニスちゃん分かっちゃいましたよ。
     大佐はみんなのことがどうでもいい訳じゃなくて、ちゃんと信じてるんですねぇ

ジェイド「!! ……はははははっ!」
アニス「な、何々、大佐?どしたの?」
ジェイド「そうですね、そういう見方もありますね。確かにそうでもないと、いつまでも一緒に行動できないか」
アニス「大佐!なに一人で納得してるんですか?」
ジェイド「いえいえ、なんでもありません。それより早くみんなと合流しましょう」
アニス「は〜い」
ジェイド「頼りにしてますよ、アニス」
アニス「あは私もで〜す
・アブソーブゲート、ヴァン目前の会話
ジェイド「では、そろそろ行きましょうか。準備はよろしいですか?」
ルーク「俺なら大丈夫。みんなは?」
ティア「もちろんよ、兄さんは…ヴァンは私が止める」
ガイ「これでも一応ヴァンの元主人だからな。部下の不始末には、ご主人様がけりをつけるさ」
ナタリア「なんとしてもヴァンの企みを押しとどめて、世界を救いますわ」
アニス「私がお金持ちと結婚するためにも、ヴァン総長には大人しくしてもらわないと」
ジェイド「やー。みなさん熱いですねぇ」
ガイ「あんたはいつも通りだなー」
ジェイド「ええ、私に熱いのは似合いませんから」
ルーク「そりゃそうだ、よし…行くぞ!」
・アブソーブゲート、ヴァンとの決戦
ヴァン「ユリアは、二千年をかけて人類をスコア中毒にしてしまった。二千年にも及ぶ歪みを矯正するには、劇薬が必要だ!」
ジェイド「レプリカ世界が劇薬ですか…。大した妄想力だ」
ヴァン「フ…妄想…それもよかろう」
ガイ「確かにスコアの言いなりに生きているこの世界は歪んでいるさ。だがレプリカの世界ってのも、相当歪んでるぜ?」
ナタリア「その通りですわ。あなたがその軽挙妄動を慎まねば、ティアが苦しみます!」
アニス「総長の妹でしょ!妹と戦うなんて…総長、本気なの!?」
ヴァン「メシュティアリカ、私も残念なのだ。おまえがユリアシティで大人しくしていれば…
    そうすれば、おまえだけは助けてやれたものを」
ティア「兄さんはレプリカの世界を作ろうとしているんでしょう?なら、私を殺して私のレプリカを作ればいいわ」
ヴァン「…では、どうあっても私と戦うか」
ティア「…ええ。元々私は、その為に外殻へ来たんだもの」
ルーク「師匠…いや…ヴァン!あなたが俺を認めなくても、俺は…俺だ!」
ヴァン「戯れ言を…消えろ!」

 








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