■音機関王ガイカイザー編■
・グランコクマを目指す途中、故障したタルタロスにて
アニス「沈んじゃうの!?」
ジェイド「見てきます!」
ガイ「俺も行く!音機関の修理なら、多少手伝える」
ミュウ「ご主人様、ボクは泳げないですの…」
ルーク「知ってるよ、大丈夫。沈みゃあしないって」
ジェイド「機関部をやられましたが、ガイが応急処置をしてくれてなんとか動きそうです」
ガイ「一時的なモンだ、できればどこかの港で修理したいな」
ティア「ここからだと…停泊可能な港で一番近いのはケテルブルク港です」
ルーク「じゃあそこへ行こう。いいだろ、ジェイド」
ジェイド「…まあ…」・スキット182、「ガイの意外な一面」
ティア「シェリダンというのは、確か外殻大地の造船関係を一手に引き受けているのよね。
セントビナーからだと海を越えたずっと西…ラーデシア大陸の東側になるわ」
ルーク「ふーん…」
ガイ「そうなんだよっ!シェリダンはキムラスカの領土ではあるんだが、全世界から優秀な技術者が集まってくるんだ。
シェリダンの回りには大峡谷があるだろ?あそこの乾いた石は音機関、特に譜業兵器には欠かせないのさ!
地理的にもダアトが近いから、ダアトを経由することでマルクトへ戦艦や陸艦を売ってるんだな〜!つまり…」
ルーク「だ―――っ!もう、るせっつーのっ!!」
ガイ「…」
アニス「うわ…ヒく…」
ナタリア「ガイの音機関好きには呆れますわね…」
ジェイド「さすが偏執狂」
ガイ「悪かったな!」・スキット184、「ガイのパラダイス」
ガイ「おいっ!見てみろルーク、譜業の山だぞこの町!」
ルーク「うぜぇな、何一人で盛り上がってんだよ」
ガイ「お前なぁ、シェリダンといえば世界でも最高の技術を誇る譜業の街だぞ?これが落ち着いていられるかっての!」
ティア「ガイって本当に譜業が好きなのね…」
ルーク「そりゃもう好きなんてもんじゃねぇよ。譜業やら音機関やらに目がなくて、いろいろ作ったりしてるしさ」
ティア「普段は落ち着いているけど今ははしゃいじゃって、まるで子供みたいね」
ルーク「ガイにとっては夢のような町だもんな…」
ガイ「お!フォニム式冷暖房譜業機だっ!2人とも、説明してやるから見に行こうぜ!」
ルーク「ガイ…目的忘れるなよー…」・メジオラ高原のセフィロトにて
ガイ「はぁ〜ん。こんなところにこんな音機関があるとはな!」
ルーク「嬉しそうだな、おまえ…」
ガイ「キムラスカで暮らすようになってから、すっかり譜業に目覚めちまったからな」
(あちこち駆け出してはしゃぐガイ)
ガイ「やっぱ、創世暦時代の音機関はできがいいなぁ!」
ナタリア「殿方って、こういう物が好きですわよね」
アニス「うちのパパも模型大好き。ばっかみたい」
ガイ「いいんだよ、女には分からないロマンなんだから。さ、奥に行ってみようぜ!」
ルーク「あいつ、剣なんて習わないで譜業使いになればよかったのに…」
ガイ「おおっ!すっげー!機械人形だぜ!」
ティア「待って!何か攻撃してきたら…」
ガイ「こいつは別に戦闘用の機械じゃないよ、多分ここらの音機関を整備する為にいるんじゃないか?」
イオン「というと、パッセージリングの整備を彼が行っているとか?」
ガイ「うん、そうかも知れないな。世界中のパッセージリングは繋がってるんだから、深刻な故障の場合はこいつが出張していくのかも」
ルーク「だけど、結局パッセージリングは壊れちまったじゃんか」
ガイ「……まあ、な」
ジェイド「セフィロトの暴走がスコアに詠まれていれば、ここの機械人形に対処方法が入力されていたかも知れませんね」
イオン「パッセージリングはこの下にあるようですね」
ジェイド「…昇降機が動きません、動力が死んでいます」
ルーク「マジかよ!階段とかねーの?」
アニス「見た感じではなさそうだけど…」
ルーク「じゃあ、ガイかジェイドがちょちょっと…」
ジェイド「すみません。私は譜術が専門なのでお断りします」
ルーク「フォミクリー作ったの、おまえじゃん」
ジェイド「理論だけですよ、音機関を組み立てたのはディストです」
ガイ「…」
ナタリア「浮かない顔ですわね」
ガイ「直すには、壊れた動力を新しいのに変えればいいんだ。けど…」
ティア「替えの動力がないのね」
ガイ「…あいつ以外にはな。あいつの動力を取り上げてここに取り付ければいい、多分それでなんとか動く」
アニス「えーっ!?あのコから動力取ったら、あのコ動かなくなるよ?」
ガイ「まあね、でもそれしか方法はない」
ミュウ「一生懸命働いてるのに可哀想ですの…」
ジェイド「仕方がありません、それしか方法がないのですから」
(機械人形を撃破)
ジェイド「頼みましたよ」
ガイ「…ああ」
イオン「ルーク…」
ルーク「…わかってる。行くよ」・スキット269、「スピノザ、許せん!」
ガイ「スピノザめ、ようやく追いつめた!」
ナタリア「ええ、手間取ってしまいましたがもう逃がしませんわ!」
ガイ「ああ、とっ捕まえてやる!」
ナタリア「あらガイ、珍しく怒ってますの?これまでのスピノザの所行を思えば当然ですけれど」
ガイ「貴重なアルビオール3号機をキズモノにされたからな…!浮遊機関は夢の譜業機関だってのに!」
ナタリア「そこに怒ってますのね…」・シェリダンにて、譜眼イベント
女の人「あら、そちらのマルクト軍の方…」
ジェイド「私に何か?」
女の人「私の持っているフォニム観測器が、あなたの眼鏡に反応しているんです。少し見せてもらえませんか?」
ジェイド「結構ですよ。どうぞ」
(眼鏡を外すジェイド)
女性全員「…」
ジェイド「どうかしましたか?」
女性全員(赤面)
アニス「大佐って若作りだと思ってたけど、眼鏡取るともっと若…ちゅーかぶっちゃけ…」
ナタリア「ええ……随分綺麗な顔立ちでしたのね」
ジェイド「そうですか?眼鏡をしていてもそれなりに美形だと思っていたんですが」
ルーク「ざけんなっつーの。 おまえ、マジむかつく…」
ジェイド「それで、眼鏡の方はもういいですか?」
女の人「あ、は、はい!すみません。その眼鏡にはフォニムを抑制するような働きがあるようですね」
ガイ「ってことは、その眼鏡は譜業か!いいなぁ…いいなぁ…」
ジェイド「この眼鏡はあげませんよ。私の目にはちょっと特殊な術を施していますので、
この眼鏡をしていないと譜術が暴走する可能性があるんですよ」
ルーク「へ?ジェイドって目が悪い訳じゃないのか?」
ジェイド「視力が低いと軍人にはなれませんよ。私は両目とも2.0です」
ミュウ「凄いですの!2×2で4倍ですの!」
全員「…」・ケセドニアにて、新生ローレライ教団を語るシンクと会話後
ナタリア「それにしても、新生ローレライ教団のことは気になりますわね」
ティア「とにかくお祖父様に相談しましょう」
ガイ「となるとユリアシティだな、俺はあの街が好きなんで嬉しいね」
ティア「あら、そうだったの。でもどうして?」
ルーク「音機関、音機関」
ティア「ああ…」
ガイ「な、なんだよ、その冷たい声は…まあいいや、行こうぜ」・レムの塔にて、塔を登る途中
アニス「あう〜、階段もリフトもない…さすがにこれ以上はマジきっついよぅ」
ルーク「くそっ!ここまで来たのに…」
ジェイド「うん。この装置で、昇降機を覆っているガラスを破壊しましょうか」
ナタリア「そんなことをしては、昇降機まで壊れてしまうのではありませんか?」
ジェイド「ですから、覆っているガラスだけを破壊するんです。ガイ、できますよね?」
ガイ「そう言われたら、できないとは言いたくないねぇ。うーん…見たところ装置は動きそうだが、動力源がないと…
…やれやれ。芸がないって言われそうだな」
ルーク「どうしたんだ?」
ガイ「メジオラ高原の時と同じさ」
ティア「また、何かから動力を奪うってことね」
ガイ「ご名答。どうにかしてこの動力装置を充填させたいんだがな」
ジェイド「下の階にいたゴーレムあたりですか?」
ガイ「そうだな、その辺りが無難だろう。ゴーレムから核を奪い取って、動力装置を充填してみるか」
ルーク「じゃあこれは持っていくんだな」
ナタリア「ガイ、それを運んで…」
ティア「ナタリア!」
ナタリア「あ、あら、いけない!あなたはもう使用人ではありませんでしたわね…」
ガイ「結構ですよ、ナタリア様。ご命令とあらば運びましょう」
ジェイド「マルクトでも陛下にこき使われていますからね」
ガイ「言うな…自分でも情けないんだから」
ガイ「よし、これで起動するはずだ」
(ロボットがガラスを壊す)
ルーク「…すげぇ!」
ジェイド「さすが音機関博士」
ガイ「あんたに誉められるとうさんくさいなぁ…」・ケセドニアにて、音盤集めイベント
商人「いらっしゃい!掘り出し物だらけよ、見てちょうだい」
ガイ「……」
ルーク「ガイ、どうしたんだよ?」
ガイ「いや…音機関反応がするな、と」
ナタリア「まあ!ガイには音機関の声が聞こえますの!?」
ジェイド「ガイというのは世を忍ぶ仮の姿、実は彼こそが音機関の守護者」
アニス「音機関王ガイカイザーなのです!」
ナタリア「まあ!どうして一言言ってくれませんでしたの!」
ガイ「……悪かった悪かった。音盤を見つけたんだよ、ほら」
ルーク「お、本当だ!こんなとこに最後の一枚があったのか」
商人「この汚いやつかい?これは昨日潰れた店から拾ってきたんだよ。売れやしないと思ったけど、一応並べておいたんだよね」
ルーク「よし、おばさん。それを買うよ」
商人「……1000000ガルド」
ルーク「…なんだそりゃ!?」
ガイ「足元見られたな」
商人「そりゃそうだよ、最後の一枚とか言ってたじゃないか。ってことは全部揃うんだろう?
収集物はその筋の人に高値で売れるからね。意地悪で言ってるんじゃないよ、商売の基本さ。で、どうするんだい?」
ルーク「…ジェイド!何とかしろよ!」
ジェイド「ふむ。ではアスターを呼んできて、この市場の所場代を引き上げさせましょう。この店だけでなく全ての店を。
大変なことになるでしょうね、所場代が1000000ガルドになるんですから」
商人「お、脅そうっていうのかい!」
ジェイド「いえ、交渉の基本です。ありがたいことに私たちは権力持ちですので」
商人「いやなお客だよ…じゃあこうしよう。ただであげる代わりに、ちょっと働いてくれないかい?」
ジェイド「おやすい御用です。さ、ガイ。ルーク。行きなさい」
ルーク&ガイ「!!」
商人「そうと決まればついておいで、坊やたちゥ」
ルーク「くそ、ジェイドなんて頼るんじゃなかった…」
ガイ「まったくだ…」
(足腰が立たなくなるほどこき使われる2人)
商人「お疲れさん。それじゃあ約束通りこれをあげるよ」
ジェイド「ありがとうございます」
ナタリア「なるほど…これが音機関王ガイカイザーの仕事なのですわね」
ガイ「…おーい、いつまでもボケ倒すなよ」
ルーク「つーか、俺かんけーねーし…」・スキット476、「料理は道具で差が出るもの」(ジェイドの料理熟練度いずれかMAX)
ルーク「ジェイド、意外と器用だよな。いろんな料理作れるようになったし」
ガイ「ま、ジェイドの旦那は小器用だからな」
ナタリア「ほんと、何でもできますのね…少しうらやましいですわ」
アニス「大佐は眼鏡に料理人の力の源が!」
ナタリア「まあ、それは本当ですの!」
ルーク「またやってる…」
ジェイド「はっはっは、嘘とは限りませんよ。この眼鏡には食材の善し悪しを見分ける能力が…」
ルーク「え!まじで!」
ジェイド「あると、料理も美味しくなるかもしれないですね」
ルーク「こんの…」
ガイ「そんな眼鏡あるわけないだろ、気づけルーク」
ジェイド「ですが、この包丁は譜業によってみじん切が大変具合よろしく…」
ガイ「なんだって!?そんな包丁があるなんて!ちょっと見せてくれ!」
ジェイド「できると楽ですねぇ」
ガイ「くく…」