■ガイセリフ集その他編■
・タルタロスにて、リグレット達相手にピンチの一行
ミュウ「ご主人様、囲まれたですのぉ…」
リグレット「アリエッタ、タルタロスはどうなった?」
アリエッタ「制御不能のまま…このコが隔壁引き裂いてくれて、ここまでこれた…」
リグレット「よくやったわ、彼らを拘束して…」
(ガイが空の彼方から現れてリグレットを吹き飛ばす。反撃の銃弾も弾き返す)
ガイ「ガイ様、華麗に参上」
アリエッタ「きゃ…」
リグレット「アリエッタ!」
ジェイド「さあ、もう一度武器を捨ててタルタロスの中へ戻ってもらいましょうか?」・スキット42、「痴話喧嘩!?」
ルーク「お前、なんで師匠と仲良くできねぇんだよ。兄妹なんだろ?」
ティア「言ったでしょう?信用できないからよ。兄はまだ何か隠しているような気がするの」
ルーク「お前だってまだ隠してることあるじゃねえか」
ティア「…」
ルーク「だんまりかよ」
ミュウ「け、喧嘩しないでですの〜…」
ルーク&ティア「…!」(ミュウを睨む)
ミュウ「み、みゅう…」
ガイ「ミュウ、やめとけ。痴話喧嘩は犬も喰わないって言うぜ」
ルーク&ティア「…!」(ガイを睨む)
ガイ「み、みゅう…」・バチカル初到着時、みんなと別れた後ガイの部屋にて
ガイ「おまえを探しに行ってる間に仕事がたまってたよ…こうなるとかったるいなー」・バチカルからアクゼリュスへ
ヴァン「では私は港へ行く。ティア、ルークを頼むぞ」
ジェイド「こちらは少人数の方が目立たなくてすみます、これ以上同行者を増やさないようにしましょう。
話を通しておきますので、街の出口で待っていてください」
ルーク「で、残ったのが冷血女と女嫌いか…」
ガイ「誤解を招く言い方するな!女性は大好きだ!」
ティア「女好きだと声高に言うのもどうかしら…」
ガイ「そうじゃないっ!そうじゃなくて!」
ティア「さあ、行きましょう」
ガイ「人の話を聞け〜っ!!」・スキット109、「今、自分にできる事」
ルーク「…」
ガイ「ルーク。俺たちまで元気がなくなっちまったら、街のみんなが不安になるぜ。しっかりしようや」
ルーク「元気にったって、親善大使の俺がここでやることなんて何もねーじゃん」
ガイ「おいおいやることは山ほどあるだろう、病人を運んだり荷物を運んだり…」
ルーク「だから、どうして俺がそんなことしなきゃいけねーんだよ」
ガイ「ルーク…」
ルーク「な、なんだよ」
ガイ「おまえ……本当に、本当にそう思うのか?もう少しちゃんと考えてみろ…!」
ルーク「まったく、1人ずつ助けてもラチがあかねーじゃんか。俺の超振動なら瘴気を一気に消せるんだ、
さてと…ますは師匠を探さねーとな」・アラミス湧水洞にて
ガイ「ようやくお出ましかよ、待ちくたびれたぜルーク。へー、髪を切ったのか?いいじゃん、さっぱりしててさ」
ルーク(アッシュと繋がってた時に見た通りだ!ガイは俺を待っててくれた…!)
ルーク「ガ…ガイ!」
ガイ「あん?どうした?」
ルーク「…お、俺…ルークじゃないから…」
ガイ「おーい、お前までアッシュみてぇなこと言うなっつーの」
ルーク「でも俺、レプリカで…」
ガイ「いいじゃねぇか、あっちはルークって呼ばれるのを嫌がってんだ。貰っちまえよ」
ルーク「貰えって…おまえ、相変わらずだな」
ガイ「そっちはずいぶん卑屈になっちまったな」
ルーク「卑屈だとぉ!?」
ガイ「卑屈だよ、いまさら名前なんて何でもいいだろ?せっかく待っててやったんだから、もうちょっと嬉しそうな顔しろって」
ルーク「…うん。ありがとう」
ガイ「!! ルークが、ありがとうだって…!?」
ティア「彼、変わるんですって」
(歩み寄ってきたティアから飛びのくガイ)
ティア「…あなたは変わらないのね…」・スキット166、「乗り物はどれが一番?」
ルーク「タルタロスって海の上も全然普通に動くんだな、驚いたぜ」
ガイ「もともと水陸両用だからな。とは言っても基本は陸艦だ、水上走行はあくまでおまけ。速度は軍艦よりはるかに落ちる」
ジェイド「その通りです」
イオン「ですが僕はタルタロスでの移動に慣れてしまいましたから、下手な連絡船よりは快適です」
ルーク「俺も俺も」
ナタリア「まあルーク、タルタロスは一応マルクト船籍ですのよ。
我がキムラスカ・ランバルディアのプリンセスナタリア号の方が、ずっと快適でしてよ」
アニス「私もそっちがいいー!」
ガイ「そうかぁ?男は黙ってタルタロスだよなぁ!」
ミュウ「ですのー!」
アニス「ティアは?プリンセスナタリア号だよねっ」
ルーク「タルタロスだろ?」
ティア「わ…私は…トクナガの方が…」・ケテルブルクにて、迷路屋敷イベント
家主「う〜ん、どうしようかなぁ…」
ナタリア「どうしましたの?」
家主「この屋敷を改築しようと思ってね」
ルーク「なんでだ?結構大きな屋敷だし、住むなら問題ないじゃん」
家主「いや、別荘なら新しい屋敷を建てたから別に困ってないんだよ。
ここを売りたいんだけど中古は人気がなくてね、何か新しい事業でも始めようかと思ってるのさ」
ガイ「それで改築か」
家主「何か面白い施設を作れないもんかねえ」
ガイ「だったらシェリダンに行ってみるといいんじゃないか?」
ナタリア「あの街の職人が作る仕掛けなら、さぞ面白いでしょうね」
家主「シェリダンか、確かにあそこの職人達なら凄いことになりそうだな…うん、よし決めた!
さっそくシェリダンに行って話を詰めてくるか、ありがとな」
ガイ「…時間があるなら俺が作りたいくらいだなぁ」
ルーク「ホント、お前こういうの好きだな」・ケテルブルクにて、ネフリーと会った後
ルーク「あ、俺ネフリーさんとこに忘れ物した。行ってくる」
ガイ「俺も行こうか?」
ルーク「ネフリーさん、女だぞ」
ガイ「美人を見るのは好きだ」
ナタリア「ガイも男性ですものね…」
アニス「年上の人妻だよ〜?」
ガイ「や、違うぞ!変な意味じゃなくて…!」
ミュウ「ご主人様、ボクも行くですの!」
ルーク「あーもう、うぜぇって!俺1人でいいよ!」・スキット174、「水の都グランコクマ」
ナタリア「バチカルも素敵ですけど、グランコクマもなかなか素敵な街ですわね。さすがはマルクトの首都といったところかしら」
ルーク「街が海に浮いてるなんて考えられないよな」
ナタリア「街の中に巡っている水道橋も、キムラスカでは考えられませんわね」
ティア「あそこに流れている水なんて、坂を逆流しているわ…」
ルーク「なんで逆流なんかするんだ?譜業か?音機関で動かして…」
ジェイド「いえ、あれは全て譜術です」
ガイ「マルクトは譜術研究が盛んな国だからな」
ナタリア「では、この街が海の上に建設されているのも譜術の…」
ガイ「そりゃあないよ、まあもちろん音機関だ。だけど細部の動力源は固定式の譜術だな」
ルーク「おまえって、マルクトに詳しいな」
ガイ「ああ…まあな」・スキット189、「ルークが心配…」(メジオラ高原でルークと別行動)
ガイ「ルークの奴、ちゃんとやれてるかな…とはいえ、いつまでも俺が助けてやってたら
それはそれで今までと同じだしな…信じてるから、しっかりやってくれよ…!」・カイツール軍港にて、フリングスの求婚を受けたセシル
セシル「キムラスカとマルクトが平和条約を締結したようですね」
ルーク「ああ、これでもうセシル将軍がフリングス将軍を拒む理由はなくなったぜ」
セシル「…それは…」
ガイ「ジョゼット様、私はガイラルディア・ガラン・ガルディオス。ユージェニー・セシルの息子です」
セシル「!! ユージェニー伯母様の…!ではあなたは私の従弟のガイラルディア!?生きていたのですか!」
ルーク達「!!」
ガイ「ジョゼット様は私の母のことを考えて、フリングス将軍とのことを踏み出せないのですよね?」
セシル「私が軍を捨て、マルクトへ嫁ぐとなれば、セシル家は再び売国奴と蔑まれることになるのではと…」
ナタリア「そのようなことはありませんわ、マルクトに嫁いだ者がマルクトを守ろうとするのは当然です」
セシル「殿下は清廉でおられるから…ですが、世間はそうは考えません」
ルーク「…だったらさ、今度こそキムラスカとマルクトの平和の象徴になればいいんじゃないか」
ティア「セシル将軍とフリングス将軍の婚約を、象徴にするってこと?」
ジェイド「いい宣伝にはなりますね。平和条約も締結されたところですし、外殻降下後の人々の希望になるかもしれません」
ナタリア「そうですわ!セシル将軍がフリングス将軍を好いているなら、
わたくしがお父様にこの事をお知らせして、とりまとめますわ」
セシル「でも…!」
ガイ「ジョゼット様。私の母ユージェニーも、姉のマリィベル・ラダンも死にました…せめてあなたには幸せになってもらいたい。
あなたの面差しは亡くなった姉によく似ています」
セシル「…わかりました、指輪はお預かりします。ですが陛下のお耳に入れるのは、
この世界が落ち着きを取り戻してからにして下さい」
ガイ「お幸せに」
セシル「…ええ、ありがとう」・アブソーブゲート決戦前夜
ガイ「なんだ?緊張した顔だな」
ルーク「そうか?…そうかもな、師匠と戦うんだから」
ガイ「そうだな、あのヴァンと…戦うんだな」
ルーク「?」
ガイ「ああ…わりぃ。ガキの頃を思い出してた」
ルーク「…そうか、ガイにとっては師匠は幼なじみか」
ガイ「はは、まあな。俺はガキの頃恐がりでね、よく姉上に男らしくないって叱られたよ。
そんな時、いつも庇ってくれたのはヴァンだった」
ルーク「師匠に子供の頃があったって言うのが、俺にはよくわからねぇや」
ガイ「馬鹿言え!誰だって子供の頃は…」
ルーク「…」
ガイ「…おまえにだってあるよ。七歳なんてまだ子供だぜ」
ルーク「なに言ってんだよ、そんな頃の記憶ねーよ」
ガイ「馬鹿だなー、ルーク。おまえ今、まだ七歳だろうが」
ルーク「…う、そういうことかよ」
ガイ「成人まであと十三年もある。子供時代、満喫しとけよ」
ルーク「ガイ…ありがとう。俺、ガイの幼なじみでよかった」
ガイ「はははっ、なに言ってんだよ、らしくない。もっと『うぜー』とか『たりー』とか言えよ、そっちの方がおまえらしいぜ」
ルーク「…じゃあ、全部終わったら『あータルかった』って言うわ」
ガイ「陛下たちの前で言うなよ。顔、しかめられるぞ」
ガイ「いよいよ明日、か…」・第二部開始直後、ガイの手紙
手紙「ルーク、元気にしてるか?俺はピオニー陛下のご厚意で、グランコクマに屋敷を構えてなんとか生活している。
俺も一応貴族なんで、貴族院にも顔を出すようになった。もっとも今の仕事は、陛下の飼ってる
『ぶうさぎ』を散歩させることでね。使用人っぷりはおまえのところと変わらないぜ。
あの陛下を相手にしてるとおまえが懐かしくなる。是非こっちにも遊びに来てくれよな」
ルーク「ぶうさぎ…散歩…」・ケテルブルクにて、スパイベント
受付「陛下から皆様に、スパで着用する水着を預かっております。更衣室にお届けしておきますので、ご利用ください」
ルーク「へぇ、スパって水着を着るのか」
アニス「ピオニー陛下、水着まで用意してくれたんだね。優し〜いゥ」
ナタリア「……下心が透けるようですわね」
ガイ「ははは、まあそう言うなよ」
ルーク「さ、行こうぜ」
ルーク「俺が一番乗りかな…」
アニス「うわ、ルーク。なにそのタオル」
ルーク「な、何だよ。タオルがあったから使ったんだよ、悪いか?」
アニス「ルークって、時々すごくダサいよね」
(ガイがやってくる)
ガイ「へぇ、アニス。可愛いじゃないか」
アニス「わ〜いゥガイはちゃんと誉めてくれたゥルークとは大違い」
ルーク「悪かったな。あー可愛い可愛い、どこの迷子かと思ったよ」
アニス「子供扱いはやめてよね!」
(ナタリアがやってくる)
ルーク「うわ、おまえ派手だな…」
ナタリア「まあ、あなたに言われたくなくてよ。それに選んだのはピオニー陛下ですわ」
ガイ「ははは、ルークの言うことは気にするなよ。キミは雰囲気が艶やかだから、それぐらいで丁度いいのさ」
ナタリア「まあ、ガイは上手ですわね。あなたもよく似合っていますわ」
ガイ「これは海難救助用の水着なんだ、陛下が俺の特技を覚えてくれていたみたいだな」
(ティアがやってくる)
ルーク「あれ…ティアにはもっとすごい水着が用意されてると思ってた」
ティア「(赤面)すごすぎて…私には着る勇気がなかったわ…だから、このスパの水着を借りてきたの」
(どんな水着だったんだ…)(どんな水着だったんだ…)
ジェイド「おや、2人とも。鼻の下が伸びていますよ」
アニス「え?大佐、なんでバスローブを…」
ジェイド「皆さんが遅いので、先にスパを堪能していました。今は一休みというところです」
ルーク「はやっ!つーか、なんだ…その…」
ジェイド「何か?」
ガイ「いや、ハマりすぎて言葉もないだけさ」・ケテルブルクにて、スパイベントその2
ルーク「そういや、ガイは女苦手なんだろ。水着姿とか見て平気なのか?」
ガイ「おまえなっ!姉上のことがあったから怖かっただけで、女性は好きだし水着姿はむしろ嬉しい」
ジェイド「なるほど。では試してみましょうか、ルーク」
ルーク「そりゃいいや、それ!」
(ティア達の目の前でガイに足払いをかけるルーク)
「うわ〜!!」「きゃ―――!!ど、どこを触っていますの!」「やめろっ、触るなっ!」
「触っているのはそっちですわ!」「はぅあ!ガイってばちょっと!」「!!」
ナタリア「ガイ!何を考えているのですか!水着が取れてしまったではありませんの!」
ガイ「だから違うって!ルークが俺を蹴飛ばして、ジェイドが…」
ティア「…ルークも大佐もいないみたいね」
ガイ「……あいつら……」
ティア「…まあ、ガイに限って、胸を触りたくて事故を装うなんてことはないでしょうけれど」
ナタリア「まあ、それはそうですわね」
アニス「そっかー。ガイはナタリアとティアの胸を触っちゃったんだよねゥ」
ガイ「す…すまない…」
ナタリア(赤面) ティア(赤面)
アニス「で、どっちが大きかった?」
ガイ「え?そ、それはティアかな」
「ガイ!」「ガイ!」
ガイ「あ、いや…今のは言葉のあやで…」
アニス「うーん、やっぱこのメンツだとティアが一番胸おっきいか〜」
ティア「(赤面)馬鹿なこと言わないで」
アニス「さすがに私じゃ勝てないもんね」
ガイ「ははは、そりゃアニスは何もないみたいなもんだからなぁ」
ティア「ガイ。あなた最低よ」
ナタリア「あなたは紳士だと思っていましたのに、見損ないましたわ」
アニス「フンだ!このスケベ大魔王!」
ガイ「口は災いの元…か…」・ケテルブルク港にて、サブイベント「克己」その2
ルーク「そういや、ガイは海難救助の資格持ってるんだよな」
ガイ「どうした、急に?」
ルーク「いや、女の子が溺れてたらどうすんのかと思って」
ナタリア「まあ!そういえばそうですわ、そのようなことで資格など貰えますの?」
ガイ「いや…それが、そういう時は大丈夫なんだ。男とか女って以前に、要救助者って考えになるらしいな」
ティア「分かるような気がするわ。それが任務になる訳ですものね」
ルーク「はは…ティアらしい…」
ジェイド「ふむ…ならばやはり、完全に克服できるのではないかと思いますね」
ガイ「克服って…恐怖心をか?」
アニス「私もそう思うなぁ。私の時も、メイドさんの時も、救助の時も、追い込まれた状況なわけでしょ」
ナタリア「つまり完全に退路を塞ぐのですね」
ガイ「いや…それは…」
ノワール「いい考えじゃない。その坊やには早く立ち直ってもらいたいしねぇ…」
ティア「漆黒の翼!」
ノワール「ウルシーが世話になったそうだねぇ。何かお礼をさせてもらおうと思ったけど、今の話を聞いていいことを思いついたよ」
ガイ「な…なにかな…」
ノワール「ケセドニアの酒場で働くんだよ、あそこなら数は少ないが従業員にも客にも女がいる。
あたしらの息がかかってる店だし、話をつけといてやるよ」
ジェイド「ふむ…酒場なら男性の扱いに慣れている女性も多いですし、ガイにはいい刺激になりますか」
ガイ「待て!勝手に決めるな!」
アニス「はい決定!」
ナタリア「ではノワールさん、頼みましたわよ」
ノワール「分かってるさ、気が向いたらケセドニアに行きな」
ガイ「はあ…気が重い…」・ケセドニアにて、サブイベント「克己」その3
マスター「あんたがバーテンダー見習いだな」
ガイ「バーテンダー見習い!?」
マスター「ノワール様から聞いてるよ。さ、しっかり働いてくれよ」
女性A「お兄さん、新しい人よね」
女性B「名前は?」
ガイ「ガイ…です…」
女性C「やだ、緊張してるの?」
女性D「かーわーいーいー」
ルーク「…おもちゃだな」
ナタリア「ガイ…大丈夫でしょうか」
ティア「前途多難ね」
ジェイド「いや、これは面白いです」
アニス「わほー。アニスちゃんもガイにお酒作ってもーらお」
ナタリア「駄目ですわよ!お酒は成人の儀を終えるまで禁止です」
アニス「はう、飲んでみたかったのにぃ…」・スキット356、「それぞれの想い。かなえたい願い」
ティア「六神将はみんな、自分の命と引き換えにしてでも叶えたい想いがあるのかしら…」
ルーク「スコアの消滅…か?」
ガイ「ヴァンの理想に従っているんだから、そういうことだろうな。
もっともスコアを消したいからなのか、ヴァンに協力したいからなのかは人によって違うんだろう」
ルーク「命と…引き換えにしても…か」
ティア「…私も以前はそうだった。そうであるべきだと思ったし、そのことに何の疑いも持たなかった」
ガイ「今は違うのかい?」
ティア「命を賭けることだけが、本気である証なの?私は…揺れて来ている…」
ガイ「へぇ、ならティアは俺の考え方に近くなってきたんだな」
ルーク「ガイは、命を賭けることが本気じゃないって言うのか?」
ガイ「人それぞれだろ。俺は、生きることに執着するからこそ、世界を変えたいと強く思うんじゃないかって考える。
良い悪いじゃない。そういう『信念』かな」
ルーク「生きることへの執着…命を賭けても叶えたい想い…」
ティア「そう…多分どちらも正解だから、私は揺れるのね」
ガイ「この世には正解なんてない、その代わり間違いも多分ないのさ。決めるのは、自分自身だ」・ダアトにて、レムの塔からアッシュを追って
テオドーロ「アッシュは何を考えているのだ。何千というレプリカと共に心中するとは!」
アニス「当然、許可しませんよね?そんなの駄目ですよね?」
インゴベルト「レプリカとはいえ、それだけの命を容易く消費するわけにはいかん…しかし…」
ナタリア「お父様!しかしではありませんわ!」
ピオニー「…ジェイド。おまえは何も言わないのか?」
ジェイド「私は…もっと残酷な答えしか言えませんから」
ティア「…大佐、まさか!」
ルーク「……俺か?ジェイド」
全員「!!」
ジェイド「…」
ガイ「てめぇっ!アッシュの代わりにルークに死ねって言うのか!ふざけるな!」
ナタリア「だめですわ!そのようなことは認めません!わたくしは、ルークにもアッシュにも生きていてもらいたいのです!」
ジェイド「私だってそうです。ただ、障気をどうするのかと考えた時、もはや手の施しようもないことは事実ですから」
ルーク「俺は…」
ティア「みんなやめて!そうやってルークを追いつめないで!
ルークが自分自身に価値を求めていることを知っているでしょう!安易な選択をさせないで…」
ジェイド「失礼。確かにティアの言う通りですね」
ルーク「…少し、考えさせてくれ」・ダアトにて、アッシュの身代わりについて考えるルーク
ガイ「俺は、認めないぞ」
ルーク「ガイ…」
ガイ「おまえはまだ七年しか生きてない!たった七年で悟ったような口を利くな!
石にしがみついてでも、生きることを考えろ!」
ルーク「だけど、瘴気はどうにもならないんだろ?俺だって…死にたくないけど…」
ガイ「だったら!瘴気なんてほっとけ!」
ルーク「ガイ…」
ガイ「…悪い。そんな風に、簡単に言える問題じゃないんだよな。それが分かるぐらい、おまえも成長したってことだもんな。
だけど俺は…おまえに生きていて欲しいよ。誰がなんて言ってもな」
ルーク「ガイ、ありがとう…」
ガイ「ジェイドの言うことだって頭では分かってるんだ、でもな…」・ダアトにて、どちらが犠牲になるかで言い争うルークとアッシュ
アッシュ「もうこれしか方法がねぇんだ!他の解決法もないくせに、勝手なこと言うんじゃねぇよっ!」
ルーク「だったら…だったら俺が!俺が代わりに消える!」
ティア「ルーク!?」
ガイ「馬鹿言うんじゃない!」
アッシュ「代わりに消えるだと…!?ふざけるな!!」
(アッシュの剣を受けるルーク。2人の間で超振動が起きかける)
ジェイド「やめなさい!消すのははダアトの街ではない。障気です!」
アッシュ「フン…。いいか、俺はおまえに存在を喰われたんだ!だから俺がやる」
ナタリア「アッシュ!本当に他の方法はありませんの?わたくしは…わたくし達はあなたに生きていて欲しいのです!
お願いですからやめて下さい!」
アッシュ「俺だって、死にたいわけじゃねぇ…死ぬしかないんだよ」
ルーク「駄目だ、あいつを失う訳にはいかない!」
ガイ「ルーク!!」
(ルークを殴りつけるガイ)
ルーク「…ってぇ…」
ガイ「…死ねば殴られる感触も味わえない。いい加減に馬鹿なことを考えるのはやめろ!」
ルーク「…ガイ…ごめん」
ガイ「ルーク…」
ルーク「もう、決めたんだ。怖いけど…だけど…決めたんだ」
ナタリア「ルーク!あなたという人は…」
アニス「…ルークも、イオン様みたいに消えちゃうの?」
ルーク「…」
ジェイド「あなたが本気で決心したなら私は止めません。ただレムの塔に向かう前に、陛下たちへの報告だけはしておきましょう」
ルーク「みんな…ごめん…」・レムの塔にて、セシルとフリングスイベント
ルーク「セシル将軍!こんなところで何を…」
セシル「ここにあの人が…アスランがいるという話を聞きました。あの人に届けたいものがあって…でも、もう誰もいませんね」
ルーク「…ごめん…」
ガイ「…ルークを責めないでくれ。ここにいたフリングス将軍はレプリカだ、あなたの愛した人じゃない」
セシル「…分かっているんです、あの人はもう死んだ。ここで瘴気と一緒に消えたあの人は違うって。だけど…
こんなことになってしまうなら、どうして私…あの時彼の申し出を受け入れてしまわなかったのかしら。
過去だの汚名だの、そんなことに拘らず、すぐにでもあの人の元に行っていればよかった!」
ナタリア「…セシル将軍、帰りましょう。いつまでもここにいては…」
セシル「…いいえ!私に帰る場所はありません!あの人のいない世界で、私はどうしたらいいのですか!」
ガイ「…フリングス将軍は最期に言っていました、『ユリアよ、彼女に祝福を』と。それはあなたのことだ、違いますか?」
セシル「アスラン…」
ガイ「帰りましょう。フリングス将軍は最期まであなたの幸せを祈っていた。
ここで魔物に襲われ朽ちることが、将軍が望んだ幸せとは思えません」
セシル「…はい」
(バチカルに帰還)
セシル「もう、ここで結構です」
ルーク「だけど…」
セシル「…大丈夫です。まだ心の整理はつきませんが、アスランが私に望んだ幸せを…考えてみようと思います。
そうだわ、これを…ガイラルディアに」
(ガイに服を渡すセシル)
セシル「私が嫁ぐ時に、アスランに渡そうと思っていた騎士の服です。
せめてレプリカにと思って、レムの塔へ持っていったのですが…」
ガイ「そんなものを俺がもらうのは…」
セシル「もう引き取り手のない服です。アスランのお墓にとも考えましたけど、彼とは婚姻も済ませていませんし。
あなたは私の従弟だし、それにアスランを知っている。彼も喜んでくれると思います」
ガイ「…わかりました」
セシル「それでは、これで失礼致します」・ユリアシティにて、再びアブソーブゲートを目指して
ティア「アブソーブゲート。兄さんと戦った場所ね…」
ガイ「ティア、プラネットストームを止めればエルドラントに近づくことができるんだ。辛いかもしれないが、頑張ろうぜ」
ティア「ええ」
ルーク「…ナタリアも大丈夫か?」
ナタリア「ありがとう。大丈夫ですわ」
アニス「あー、私は?」
ミュウ「ミュウもですの」
ルーク「あーあーあーあー。わーかったよ!みんな、準備はいいか」
「はーいゥ」「はーいゥ」「はーいゥ」「はいですのゥ」
ルーク「よし、アブソーブゲートへ……ん?今、変なの混じってなかったか?」
ジェイド「まあまあ。細かいことは気にせず行きましょう」・ケセドニアにて、エルドラント決戦前
ガイ「待ち人来たらずって顔だな」
ナタリア「来るわけありませんわね…」
ガイ「ルークが自立した瞬間に、アッシュはレプリカを憎むことで保っていた存在意義を見失ったんだ。
顔を見せることはないと思う。次に顔を合わせるときは…」
ナタリア「戦う時…ですか?でも、どうして戦わなければならないんですの」
ガイ「傷つけ合うためじゃない、互いの存在を確認するためだよ。もう違う存在なんだと認識するためだ」
ナタリア「わたくし…そうなった時どうすればいいのかしら」
ガイ「結果を受け入れる事じゃないか。キミがルークもアッシュも大切に思っているならね」
ナタリア「あなたは?あなたもそうするの?」
ガイ「ん〜、それが友達ってもんだろ」
ナタリア「アッシュも、あなたの友達?」
ガイ「…俺は、俺なりに過去にケリをつけたつもりだ。アッシュも過去と決別しようとしているんだと思う。
そうなれば、あいつと俺は仇の息子とその使用人じゃない。人間アッシュと、人間ガイラルディアとして一から始めることになる。
全てのしがらみを取り去ったら、あいつはあいつで面白い奴だと思うよ」
ナタリア「…ガイは大人ですわね。それとも男女の差なのでしょうか」
ガイ「ナタリアにとって、ルークは友達で仲間だろ」
ナタリア「ええ」
ガイ「なら今はそれで十分だ。全てにケリが付いた時、ナタリアの心に浮かんだ感情に素直になればいい」
ナタリア「…ええ、そうですわね。あれこれ考えても出ない答えもありますものね」・シェリダンにて、鍛冶屋イベント
職人「装備品の素材となるものを持っておれば、何か作ってやろう。もちろんおまえさんにも手伝ってもらうがの」
ルーク「だってさ、ガイ」
ガイ「…まいったね、力仕事は全部俺かよ」
ルーク「いいじゃん。おまえ手先も器用だし」
ガイ「そうだな、おまえのはったり筋肉と違って力もあるしな」
ルーク「はったりとかゆーな!」
職人「では、始めるかの。おまえさんはそこに立つんじゃ」
ルーク「頑張れよ〜、色男〜」
ガイ「…どこでそういう言葉を覚えてくるんだ、まったく」
(2つ目のアイテム作成)
職人「おぉ、来たか若人よ。火は生き物じゃ、わかるな?」
ガイ「わかってるよ。なぁ、見かけだおしのルーク様ゥ」
ルーク「…るっせーな」
(3つ目のアイテム作成)
職人「待って追ったぞ若人よ。火は生き物というのがわかったな?」
ルーク「ばっちりゥ」
ガイ「…おまえなぁ、見え透いた嘘を…」
職人「まあよい、最後の精製に挑戦じゃ。かなりの忍耐が必要じゃぞ」
職人「よくやった!この精製に成功するとは見事の一言じゃ。
長かった鍛錬もこれで終わりじゃ、おまえさんも立派な武器職人になれるぞ。いつでも来るがよい」
ルーク「よかったな、就職先決まってゥ」
ガイ「それも悪くないな」
ルーク「ほ、本気かよ。ペールが怒るぞ」
ガイ「その時はおまえが説得してくれ」