■ジェイド関連セリフ集・前半■
・チーグルの森、ライガクイーン戦後
ルーク「なんか後味悪いな…」
ティア「優しいのね。それとも甘いのかしら」
ルーク「…冷血な女だな!」
ジェイド「おやおや〜、痴話喧嘩ですか?」
ルーク「誰がだ!」
ティア「カーティス大佐!私たちはそんな関係ではありません!」
ジェイド「冗談ですよ、それと私の事はジェイドとお呼び下さい。ファミリーネームの方にはあまり馴染みがないものですから」
イオン「…ジェイド、すみません。勝手なことをして」
ジェイド「あなたらしくありませんね。悪いことと知っていて、このような振る舞いをなさるのは」
イオン「チーグルは始祖ユリアと共にローレライ教団の礎…彼らの不始末は僕が責任を負わなくてはと…」
ジェイド「そのために力を使いましたね?医者から止められていたでしょう」
イオン「…すみません」
ジェイド「しかも民間人を巻き込んだ」
ルーク「おい、謝ってんだろ、そいつ。いつまでもネチネチ言ってねえで許してやれよ、おっさん」
ジェイド「おや〜、巻き込まれたことを愚痴ると思っていたのですが、意外ですね」
ティア(ホントに意外だわ…)・チーグルの森出口にて
アニス「お帰りなさ〜いゥ」
ジェイド「ご苦労様でした、アニス。タルタロスは?」
アニス「ちゃんと森の前に来てますよぅ。大佐が大急ぎでって言うから、特急で頑張っちゃいましたゥ」
ルーク「おい、どういうことだ?」
ジェイド「そこの2人を捕らえなさい!正体不明のセブンスフォニムを発生させていたのは、彼らです」
イオン「ジェイド!2人に乱暴なことは…」
ジェイド「ご安心ください。何も殺そうというわけではありませんから…2人が暴れなければ」
ルーク「…」 ティア「…」
ジェイド「いい子ですね〜、連行せよ!」・タルタロスにて、ジェイドと協力
ジェイド「ローレライ教団は、イオン様を中心とする改革的な導師派と
大詠師モースを中心とする保守的な大詠師派とで、派閥抗争を繰り広げています」
イオン「モースは戦争が起きるのを望んでいるんです。僕はマルクト軍の力を借りて、モースの軟禁から逃げ出してきました」
ティア「導師イオン!何かの間違いです、大詠師モースがそんなことを望んでいるはずがありません。
モース様はスコアの成就だけを祈っておられます」
アニス「ティアさんは大詠師派なんですね、ショックですぅ…」
ティア「わ、私は中立よ、ユリアのスコアもは大切だけど、イオン様の意向も大事だわ」
ルーク「おーい!俺を置いてけぼりにして勝手に話を進めるな!」
ジェイド「ああ、すみません、あなたは世界のことを何も知らない『おぼっちゃま』でしたねえ」
ルーク「なんだとぉ!?」
イオン「教団の実情はともかくとして、僕らは親書をキムラスカへ運ばなければなりません」
ジェイド「しかし我々は敵国の兵士。いくら和平の使者と言っても、すんなり国境を越えるのは難しい。
ぐずぐずしていては大詠師派の邪魔が入ります、そのためにはあなたの力…いえ、地位が必要です」
ルーク「おいおい、おっさん。その言い方はねえだろ?それに人にものを頼む時は、頭下げるのが礼儀じゃねーの」
ティア「そういう態度はやめた方がいいわ。あなただって戦争が起きるのは嫌でしょう?」
ルーク「うるせーな…で?」
ジェイド「やれやれ」
マルコ「師団長!?」
ジェイド「どうかお力をお貸しください、ルーク様」
ルーク「あんた…プライドねえなぁ」
ジェイド「あいにくと、この程度のことで腹を立てるような安っぽいプライドは持ち合わせていないものですから」
ルーク「ち…分かったよ。伯父上に取りなせばいいんだな」
ジェイド「ありがとうございます、私は仕事があるので失礼しますが、ルーク様はご自由に」
ルーク「呼び捨てでいいよ、キモイな」
ジェイド「わかりました。ルーク『様』」・タルタロス脱出時
ジェイド「ああ、ここです。ここの貨物をどけると、奥に『イイモノ』があります」
ティア「貨物を動かせばいいんですね」
ジェイド「そうです。ところでルーク?女性に力仕事を押し付けるのは感心しませんねえ」
ティア「大佐!私なら大丈夫です」
ジェイド「それとも貴族の坊やには、まともな筋肉がついてないのでしょうか。やれやれ、脳みそは筋肉でできていそうなのにねえ」
ルーク「なんだと!馬鹿にすんなよっ!」
(力いっぱい貨物を押すルーク)
ルーク「…ちょっと待てよ、あんたも男じゃねえか!手伝えよ」
ジェイド「いやですねえ〜、あなたの方が若いじゃありませんか。私はもう節々が痛んで…」
ルーク「わぁーったよ…おら、どけよ。俺がやる」
ティア「(赤面)あ、ありがとう…」
ミュウ「ご主人様、がんばってですの!」
ルーク「うるせっつーの」・タルタロスからエンゲーブへの道中、落ち込むルークを相手に
ジェイド「どうしました?思いつめた顔で」
ルーク「…ジェイドは、どうして軍人になったんだ?」
ジェイド「…人を殺すのが恐いですか?」
ルーク「…」
ジェイド「あなたの反応は、まあ当然だと思いますよ。軍人なんて仕事はなるべくない方がいいんでしょうねえ」
ルーク「俺はどうしたらいいんだろう…」
ジェイド「安心なさい、バチカルに着くまでちゃんと護衛してあげますよ。死なれては困りますから」
ルーク「ば…バカにするな!」
ジェイド「バカになんてしていませんよ。逃げることや身を守ることは恥ではないんです。
大人しく安全な街の中で暮らして、出かける時は用兵を雇いなさい。普通の人々はそうやって暮らしているんですから」・セントビナー初到着時、マルクト軍基地にて
老マクガヴァン「おお!ジェイド坊やか!」
ジェイド「ご無沙汰しています。マクガヴァン元帥」
老マクガヴァン「わしはもう退役したんじゃ、そんな風に呼んでくれるな。
お前さんこそそろそろ昇進を受け入れたらどうかね、本当ならその若さで大将にまでなっているだろうに」
ジェイド「どうでしょう、大佐で十分身に余ると思っていますが」
ルーク「ジェイドって偉かったのか?」
ガイ「そうみたいだな」・スキット58、「女性恐怖症を治そう」
アニス「うーん…」
ジェイド「アニス。どうしました?とりあえずルークと結婚するためには、
ティアが邪魔だというので暗殺計画でも立てているんですか?」
アニス「そんな物騒なこと考えてませんよぅ!ガイのことです」
ジェイド「ああ、女性恐怖症ですね」
アニス「あれだけマジびびりされちゃうと、からかいにくくなっちゃうとゆーか…」
ガイ「マジびびりで悪かったな…」
アニス「はぅあ!」
ガイ「いいさ、そんなに気を遣うなよ。イオンの言葉じゃないが、からかわれてる内になにげに克服できるかもしれないしな」
ジェイド「大げさな反応をしたのは背中からでしたねぇ…それだけ気をつけて、あとはいじり倒したらいいんじゃないですか?」
アニス「了解!からかいまくりまーす!ぺたぺたぺたぺたぺたぺたぺたぺた」
ガイ「ややや…やめろぉぉおおおぉぉぉぉ!」
「ぺたぺたぺたぺたぺたぺたぺたぺた」「はいはーい、ぺたぺたぺたぺたぺたぺたぺたぺた」
ガイ「も、ものには限度があるんだよぉっ!それとジェイドも悪乗りするなーっ!」
ジェイド「かぷっ」・連絡船キャツベルトにて
ジェイド「…もしも、自分が自分でなかったらどうします?」
ルーク「はぁ?何言ってんの?」
ジェイド「いえ…我ながら馬鹿なことを聞きました。忘れてください
いつかあなたは、私を殺したいほど恨むかもしれません。…いや、もう恨まれているか」・スキット61、「フォンディスクの解析」
ルーク「ガイ、そのフォンディスクの解析してどうするんだ?」
ガイ「んー?どうするってことはないけど、六神将が持ってたものだしなんか面白いことが分かるかも、と思ってな」
ルーク「ふーん…」
ジェイド「確かに貴重な情報が得られそうですよ、初歩の譜業技術の記録かもしれませんけどね」
ガイ「日記とかだったりしてな」
ルーク「んなわきゃねえだろ〜」
ジェイド「いやいやいやいやいや!それならそれでまた、別のおもしろみが」
ルーク「うぇー、悪趣味だなぁ」
ガイ「ははは、まぁ解析してからのお楽しみってとこだな」・バチカル初到着時
ゴールドバーグ「皆様のことは、このセシル少将が責任をもってお連れいたします」
セシル「セシル少将であります。よろしくお願い致します」
(逃げ腰になるガイ)
セシル「…?どうかしましたか?」
ガイ「お…いや私は…ガイと言います。ルーク様の使用人です」
ティア「ローレライ教団オラクル騎士団情報部第一小隊所属、ティア・グランツ響長であります」
アニス「ローレライ教団オラクル騎士団フォンマスターガーディアン所属、アニス・タトリン奏長です」
ジェイド「マルクト帝国軍第三師団師団長、ジェイド・カーティス大佐です。陛下の名代として参りました」
セシル「!! 貴公があのジェイド・カーティス…」
ジェイド「ケセドニア北部の戦いでは、セシル将軍に痛い思いをさせられました」
セシル「ご冗談を…私の軍はほぼ壊滅でした」
ゴールドバーグ「皇帝の懐刀と名高い大佐が名代として来られるとは…なるほど、マルクトも本気というわけですか」・バチカル初到着時、ルーク邸にて
ペール「何かご用ですか?」
ジェイド「私はジェイドと申します。失礼ですが…どこかでお会いした事がありませんか?」
ペール「!! き、記憶にありませんな…」
ジェイド「そうですか…」・バチカルからアクゼリュスへ出発時、バチカル港にて
一般人「兄の仇!」
(ジェイドに襲いかかる一般人。ジェイドが槍で攻撃をいなし、ティアが一般人をおさえつける)
ルーク「おまえ!どういうつもりだ!」
一般人「港で話を聞いていた…!お、おまえがネクロマンサージェイドだな!兄の仇だ!」
ガイ「話を聞いていたならわかってるだろう、こちらの方々は和平の使者としておいでだ!」
一般人「…わかってる。だけど兄さんは死体すら見つからなかった、ネクロマンサーが持ち帰って
皇帝のために不死の実験に使ったんだ!」
兵士「た、大変失礼致しました!すぐにこの男を連行します!」
ルーク「なんだあいつ、馬鹿じゃねえの?」
ガイ「ルーク…そんな言い方はやめろ。あの人のしたことは許されることじゃないが、馬鹿にしていいことでもないだろう」
ルーク「ふん、そんなもんかねえ。それよりジェイド、前から聞きたかったことがあるんだけど」
ジェイド「…なんですか?」
ルーク「お前の槍って何もないところから突然出てくるよな。どうなってるんだ?」
ジェイド「コンタミネーション現象を利用した融合術です」
ルーク「こんたみ…?」
ティア「コンタミネーション現象。物質同士がフォニムと元素に分離して融合する現象よ」
ガイ「ああ、合成なんかに使われる物質の融合性質か」
ジェイド「ええ、生物と無機物とではフォニムはもとより構成元素も違います。その違いを利用して
右腕の表層部分に一時的に槍を融合させて、しまっておくんです」
ルーク「へぇ、それで必要な時に取り出すのか。便利だな」
ティア「自分もやりたいなんて言い出さないで。普通は拒絶反応が出て、精神崩壊を起こしかねないんだから」
ガイ「そうだな、このおっさんだから出来てるんだろうよ」
ジェイド「はい。使いこなせるように努力するうちにおっさんになってしまいました、はっはっはっ。さあ、行きましょうか」
ガイ「なあ、さっきの奴が言ってた噂…」
ティア「そうね、軍人達の間では有名な話よ。戦場で死体を回収して死者を甦らせようとしているって」
アニス「マルクト軍の第三師団は、死人の軍だって噂があったぐらいだもんね。実際会ってみたら違ってたけど」
ガイ「…死者を、ねえ…」・スキット79、「お姫様のお守り」
ナタリア「早くここを抜けてしまいましょう!」
ガイ(小声)「なあルーク!いいのか?このまま連れていっちまっても…」
ルーク(小声)「しょうがねえだろ?ここでうだうだしててもしょうがねーしよ…」
ジェイド(小声)「お守り役は大変でしょうねえ、同情します」
ガイ(小声)「あんたはお守りしないって口ぶりだなぁ…」
ジェイド「あっはっはっはっはっは!」
ジェイド(小声)「当然じゃないですか。謹んで辞退しますよ」
ナタリア「何をこそこそやっているんですの?殿方ならこそこそせずに堂々となさい、それが紳士のたしなみではなくて?」
ジェイド「おや、怒られてしまいました。はっはっはっはっは!」・スキット89、「アクゼリュスへ急ごう」
ルーク「アクゼリュスは大丈夫かな?」
ナタリア「救助活動が必要なぐらいですもの…」
ジェイド「今しばらくは保つでしょう、救援物資は届いているはずです。
まあ安全な所まで避難しないと、根本の解決にはなりませんが」
ルーク「…ちっと急ぐか。これ以上師匠を待たせるわけにはいかないからな」
ジェイド「私たちはアクゼリュス救援のための使節団なのですよ?」
ルーク「いちいち口出しするな、俺が親善大使なんだぞ!」
ジェイド「これはこれは失礼しました。親善大使殿」
ルーク「フン!」・デオ峠にて、リグレットとの戦闘後
リグレット「ティア…その出来損ないの傍から離れなさい!」
ルーク「出来損ないって俺のことか!」
ジェイド「…そうか、やはりお前たちか!禁忌の技術を復活させたのは!」
イオン「ジェイド、いけません!知らなければいいことも世の中にはある」
ジェイド「イオン様…ご存知だったのか!」
ルーク「な…なんだよ?俺を置いてけぼりにして話を進めるな!何を言ってんだ、俺に関係あることなんだろ!?」
ジェイド「…誰の発案だ。ディストか?」
リグレット「フォミクリーのことか?知ってどうなる、采は投げられたのだ。ネクロマンサージェイド!」
(閃光とともに姿を消すリグレット)
ジェイド「…くっ。冗談ではない!!」
アニス「大佐…。珍しく本気で怒ってますね…」
ジェイド「――失礼、取り乱しました。もう…大丈夫です。アクゼリュスへ急ぎましょう」
ルーク「ふざけんな!俺だけ置いてけぼりにしやがって、何がなんだか分かんねーじゃんか!」
ミュウ「ご主人様、怒っちゃ駄目ですの…」
ルーク「どいつもこいつも俺をバカにして、ないがしろにして!俺は親善大使なんだぞ!」
ミュウ「ご主人様…」
ルーク「師匠だけだ…。俺のこと分かってくれるのは師匠だけだ…!」・スキット157、「ドラを叩け!」
ジェイド「このドラを叩けば出てくるとは、なかなか律儀ですねぇ」
ティア「集合の合図ですから…当然です」
ジェイド「でも、これはイタズラのしがいがありますよ〜」
ティア「オラクル騎士団は秩序を守るローレライの騎士です!そんな子供みたいなことをする人は…」
ジェイド「いませんか?でも今だってドラを叩いておびき出しておちょくって。似たようなものですよねぇ」
アニス「はぁーい!むしろ楽しんでやってまぁ〜す♪」
ミュウ「楽しいですの〜!」
ティア「こ、これはイタズラではありません!敵をおびき出すための作戦のひとつで…」
ジェイド「命令もないのに不必要に叩いて、オラクル達を混乱させる。う〜ん楽しいイタズラです」
ティア「確かに命令はありませんが…それは…やっぱりこれってイタズラなのかしら…」・ケテルブルクにて、ネフリーとの会話後
ジェイド「ネフリーから話を聞きましたね?」
ルーク「…き、聞いてない」
ジェイド「悪い子ですねぇ。嘘をつくなんて」
ルーク「…う…なんでバレたんだ」
ジェイド「まあいいでしょう。言っておきますが、私はもう先生の復活は望んでいません」
ルーク「ホントか?ホントにか?」
ジェイド「…理由はあなたが一番良く知っているでしょう。私は、ネビリム先生に許しを請いたいんです。自分が楽になるために。
でもレプリカに過去の記憶はない…許してくれようがない」
ルーク「ジェイド…」
ジェイド「私は一生過去の罪に苛まれて生きるんです」
ルーク「罪って…ネビリムさんを殺しちまったことか?」
ジェイド「そうですね…人が死ぬなんて大したことではないと思っていた自分、かもしれません」
ルーク「俺…俺だって、レプリカを作れる力があったら同じことしたと思う」
ジェイド「やれやれ、慰めようとしていますか?いささか的外れですが、まあ…気持ちだけいただいておきます
それより、このことは誰にも言ってはいけませんよ。いいですか?」
ルーク「…わかった」
ジェイド「約束しましたよ」
ガイ「さあ、それじゃグランコクマに向かおうか」
ティア「ええ、一刻も早くセントビナーの崩落の危機を皇帝陛下にお知らせしないと」
ナタリア「そうですわね、まずはローテルロー橋へ急ぎましょう」
アニス「はぁ…その後は徒歩か…ねぇ大佐〜♪疲れたらおんぶして〜ゥ」
ジェイド「お断りします、歳のせいか体の節々が痛むんですよ。
グランコクマへ行くには、橋から北東に進んだ先にあるテオルの森を越える必要があります。
私のような年寄りには辛いですよ、若い皆さんが私の盾となって先陣を切ってくれないとゥ」
ガイ「…よく言うよ…」・スキット188、「ルークが心配?」(メジオラ高原でルークと別行動)
ジェイド「ふむ…ルークと別行動というのは、それはそれで心配なものですね。
やはり問題児は目の届くところに置いておくべきでしたか…まあ、悔いても仕方ありませんが」・アルビオールにて、セントビナーの住民を救出後
マクガヴァン「助けていただいて感謝しますぞ。しかしセントビナーはどうなってしまうのか…」
ティア「今はまだ浮いているけれど、このまましばらくするとマントルに沈むでしょうね…」
マクガヴァン「そんな!何とかならんのか!?」
ティア「ここはホドが崩落した時の状況に似ているわ。その時は結局、一月後に大陸全体が沈んだそうよ」
マクガヴァン「ホド…そうか…これはホドの復讐なんじゃな」
ルーク「本当になんともならないのかよ…」
ミュウ「住む所がなくなるのは可哀想ですの…」
アニス「大体大地が落っこちるってだけで常識はずれなのにぃ、なんにも思いつかないよ〜。超無理!」
ルーク「そうだ、セフィロトは?ここが落ちたのは、ヴァン師匠がパッセージリングってのを操作して
セフィロトをどうにかしたからだろ、それなら復活させればいいんじゃねーか?」
ティア「でも私たち、パッセージリングの使い方を知らないわ」
ルーク「じゃあ師匠を問い詰めて…!」
ガイ「おいおいルーク、そりゃ無理だろうよ。お前の気持ちもわかる…」
ルーク「わかんねーよ!ガイにも、みんなにも!」
ティア「ルーク…」
ルーク「わかんねぇって!アクゼリュスを滅ぼしたのは俺なんだからさ!でも…だからなんとかしてーんだよ!
こんなことじゃ罪滅ぼしにならないってことぐらいわかってっけど、せめてここの街ぐらい…!」
ジェイド「ルーク!いい加減にしなさい!焦るだけでは何もできませんよ」
ルーク「!!」
ジェイド「とりあえずユリアシティに行きましょう、彼らはセフィロトについて我々より詳しい。
セントビナーは崩落しないというスコアが狂った今なら…」
ティア「そうだわ。今ならお祖父様も力を貸してくれるかもしれない」
ジェイド「それとルーク。先ほどのあれはまるで駄々っ子ですよ。ここにいるみんなだってセントビナーを救いたいんです」
ルーク「ごめん…そうだよな…」
ガイ「まあ、気にすんな。こっちは気にしてねえから」
マクガヴァン「ルーク、あまり気落ちするなよ」
ルーク「え?」
マクガヴァン「ジェイドは滅多なことで人を叱ったりせん。先ほどのあれもお前さんを気に入ればこそだ」
ジェイド「元帥!何を言い出すんですか」
マクガヴァン「年寄りには気に入らん人間を叱ってやるほどの時間はない。ジェイド坊やも同じじゃよ」
ジェイド「…元帥も何を言い出すのやら。私も先に行きますよ」
ガイ「はは。図星らしいぜ、結構可愛いトコあるじゃねえかあのおっさんも」
アニス「あはは、ホントだ〜ゥ」・ユリアシティにて、ルークの奥義書イベント
ルーク「それ、元々俺の家のものなんです!返してもらえませんか?」
一般人「そうは言われましても…私にはもうこれしか残されていません、それに結構な値段で買い取りましたから…」
ルーク「いくらですか?払います!」
一般人「40000ガルドです」
ルーク「わかった、これで買い取る!」
アニス「ちょっ、ちょっとルーク!それは私たちのお金でもあるでしょ!」
ルーク「だけど…かといって母上たちに事情を話したらメイドがクビになるし…」
ジェイド「尊い労働の対価としてお金を頂いてはどうですか?」
ルーク「労働?」
ジェイド「あなたがお母さん孝行でもすればいい。あの親バ…いえ、お優しい奥方様なら喜んでお金を出してくださるでしょう」
ティア「大佐、それはあんまりです」
ガイ「でも、確かにルークが親孝行なんてしたら、奥様喜んでまいあがっちまうだろうな」
ルーク「よし、そうするか!」
ティア「…」
(その後、ルークの母に貰ったお金を使い込んでしまった場合)
一般人「お金の用意はできましたか?」
ルーク「あ…いや…」
ガイ「まったくお前ってやつは…普通、使っちまうか?」
アニス「ホントだよ〜、信じらんない」
ジェイド「ははは、仕方がありませんよ。なんせあの大金がお小遣いなんですから。
また小遣い稼ぎに肩叩きでもするんじゃないですかねぇ?」
ティア「…」
ルーク(くそ〜…言葉もねぇよ…)・バチカルにて、インゴベルトの説得
ナタリア「お父様…いえ、陛下。わたくしを罪人とおっしゃるならそれもいいでしょう。
ですが、どうかこれ以上マルクトと争うのはおやめください」
イオン「あなた方がどのような思惑でアクゼリュスへ使者を送ったのか、私は聞きません。知りたくもない。
ですが私はピオニー九世陛下から和平の使者を任されました。私に対する信を、あなた方の為に損なうつもりはありません」
ジェイド「恐れながら陛下。年若い者にたたみかけられては、ご自身の矜持が許さないでしょう。
後日改めて陛下の意思を伺いたく思います」
ルーク「ジェイド!」
ガイ「兵を伏せられたらどうするんだ!」
ジェイド「その時はこの町の市民が、陛下の敵になるだけですよ。先だっての処刑騒ぎのようにね。
しかもここには導師イオンがいる。いくら大詠師モースが控えていても、
導師の命が失われればダアトがどう動くかお分かりでしょう」
インゴベルト「……私を脅すか、ネクロマンサージェイド」
ジェイド「このネクロマンサーが…周囲に一切の工作なく、このような場所に飛び込んでくるとお思いですか」
(書状を渡すジェイド)
ジェイド「この書状に、今世界へ訪れようとしている危機についてまとめてあります」
インゴベルト「…これを読んだ上で、明日謁見の間にて改めて話をする。それでよいな?」
ルーク「伯父上、信じています」
ナタリア「失礼致します…陛下」
ルーク「今日のところは町の宿屋に泊まろう。そういやジェイド、この短い時間にどんな手を回したんだ?」
ジェイド「何がですか?」
ルーク「城で伯父上を脅してただろ」
ジェイド「ああ、はったりに決まってるじゃないですか」
ルーク「…」・スキット250、「痩せすぎ?」
ルーク「こんなトコに悠長に泊まってていいのかな」
ジェイド「せっかく休めるんです、気にしないでおきましょう」
アニス「大佐って、相変わらず図太い…」
ジェイド「ん?そうですか?去年の健康診断では痩せすぎだと言われましたが」
アニス「そんな見えすいたボケはやめてくださ〜い」
ジェイド「アニスも痩せすぎですね〜」
ルーク「胸が」
アニス「う、う、うっさいなーっ!でかきゃいいってモンじゃないでしょ!
あんな脂肪のかたまり、三十過ぎればだっらーんとぶら下がってだっさいだけなんだから!」
ティア「…そんな…」
ルーク「あ…」
ジェイド「今のは酷いですね、ルーク」
アニス「ホント、ティア傷ついたよー」
ルーク「今の俺のせいか!?なあ、本当に俺のせいなのか!?」・スキット287、「雪崩注意」
ナタリア「きゃあ!いたた…この辺りは滑りますわ」
ティア「ナタリア大丈夫?気をつけないと…きゃ!」
アニス「ふふ、2人ともだらしないなぁ。私みたいに元気にしっかりと歩いてれば…
きゃぁああああ〜!もう、信じらんなーい!」
ジェイド「3人ともあまり大きな声を出すと、雪崩が起きますよ?気をつけてくださ…おおっと〜!!」
ルーク「おわっ!ジェイド!俺の服をつかむなっ!ごががががっ!」
ジェイド「おやおやルーク…大きな声を出して転ぶのは感心しませんねぇ」
「……」「……」「……」・ロニール雪山を登る途中で
ルーク「風の音か…?」
ティア「まるで女の人が泣いている声みたい…」
アニス「なんか怖いよぅ…」
ジェイド「…」
ガイ「どうしたジェイド、まさかあんたも怖いのかい?」
ジェイド「いえ…昔のことを思い出しただけです」
ナタリア「昔のこと?」
ジェイド「フフ、この山で亡くなった女性の亡霊の話ですよ。聞きますか?」
ナタリア「まあ!わたくしそういうお話大好きですわ」
ティア「ば、馬鹿馬鹿しい!行きましょう!」
ルーク「あれ?おまえ…」
ティア「全然怖くないわ。だからとにかく行きましょう!」
一同(大笑い)
ティア(赤面)・アブソーブゲート決戦前夜
ジェイド「正直言って、あなたと最初に出会った時は絶対に好感を持てないと思ったんですがね」
ルーク「俺だってそう思ったぜ、嫌味でむかつくって」
ジェイド「まあ、こうやって旅を続けているうちに、あなたのこともそう悪くはないと思えてきましたよ」
ルーク「…ほんとかよ」
ジェイド「ええ。……知っていますよ、私は。あなたが今でも夜中にうなされて目を覚ますこと」
ルーク「……」
ジェイド「…あなたにとってアクゼリュスの崩落は、まだ過去のものではないのですね」
ルーク「…当たり前だ」
ジェイド「盗賊やオラクルの兵を斬った夜は、眠れずに震えている」
ルーク「…臆病だろ、俺」
ジェイド「いいえ、あなたのそういうところは私にない資質です。私は…どうも未だに人の死を実感できない」
ルーク「ジェイド…」
ジェイド「あなたを見ているうちに私も学んでいました。色々なことをね」
ルーク「俺、ジェイドと旅して良かったと思う。ジェイドのおかげで俺がやらなきゃいけないことが分かったんだ、
ヴァン師匠とは違うけど、ジェイドも俺の師匠だな」
ジェイド「弟子は取らないんです、人に教えるのは嫌いなので」
ルーク「いいんだよ、勝手に盗むんだから」
ジェイド「そうですか?フフ…まあ、好きにしてください」
ジェイド「明日は決戦です。あまり夜更かしはしないように」・グランコクマにて、水鏡の滝イベント
ルーク「それにしてもすげぇ滝だよな」
ガイ「あの高さから水が流れ落ちるってのは迫力があるな。光が反射してまさに水鏡って感じだ」
ジェイド「この滝見たさに、謁見を希望する方もいらっしゃいますよ」
ティア「水の流れって美しいわ、いつまで見ていても飽きないもの…」
ピオニー「そんなもんかねぇ。見慣れたせいかもしれんが、俺にはむしろ鬱陶しいぜ。
ブウサギたちの方がよっぽど飽きないさ、なぁジェイド?」
ジェイド「…陛下、それは名前の付け方に起因してるのでは?」
ピオニー「まあまあ、いいじゃねえか。気にすんなって」
アニス「陛下ぁ!滝も凄いですけどぉ、宮殿の中も広いしお部屋がいっぱいあって、凄いですよねぇ?」
ピオニー「ん?まぁそうだな。とは言っても、全部先祖が作ったもんだからな。別に俺には思い入れがないんだよ」
ナタリア「そんなものですか?わたくしは自分の城には愛着がありますわ」
ピオニー「俺は城で育ってないからな。まあとにかく、この街の形も宮殿もケテルブルクも、何代か前には完成していたらしい」
ルーク「ケテルブルクもか?」
ジェイド「ケテルブルクに立てられている銅像が陛下のご先祖様ですよ」
ルーク「そういや、そんな話聞いたな」
ピオニー「詳しい話はケテルブルクの住人かジェイドに聞いてくれ、そいつは頭しか取り柄がないからな」
ジェイド「やれやれ…」・アブソーブゲートにて、アニスと2人きり
アニス「なんか、2人だけってゆーのも寂しいですよねぇ」
ジェイド「トクナガがいますからねぇ、2人という気はしませんが」
アニス「それはそうかも…にしても、私は大佐と一緒でついてるんですけど、ルークたちは大丈夫なのかなぁ」
ジェイド「まあティアもガイも、それなりに戦い慣れていますから」
アニス「大佐大佐!ルークとナタリアはっ!」
ジェイド「まあ、大丈夫でしょう。2人ともここまで生き延びてきた訳ですし」
アニス「なるほどねぇ、アニスちゃん分かっちゃいましたよ。
大佐はみんなのことがどうでもいい訳じゃなくて、ちゃんと信じてるんですねぇゥ」
ジェイド「!! ……はははははっ!」
アニス「な、何々、大佐?どしたの?」
ジェイド「そうですね、そういう見方もありますね。確かにそうでもないと、いつまでも一緒に行動できないか」
アニス「大佐!なに一人で納得してるんですか?」
ジェイド「いえいえ、なんでもありません。それより早くみんなと合流しましょう」
アニス「は〜い」
ジェイド「頼りにしてますよ、アニス」
アニス「あはゥ私もで〜すゥ」・アブソーブゲートにて、ヴァン目前の会話
ジェイド「では、そろそろ行きましょうか。準備はよろしいですか?」
ルーク「俺なら大丈夫。みんなは?」
ティア「もちろんよ、兄さんは…ヴァンは私が止める」
ガイ「これでも一応ヴァンの元主人だからな。部下の不始末には、ご主人様がけりをつけるさ」
ナタリア「なんとしてもヴァンの企みを押しとどめて、世界を救いますわ」
アニス「私がお金持ちと結婚するためにも、ヴァン総長には大人しくしてもらわないと」
ジェイド「やー。みなさん熱いですねぇ」
ガイ「あんたはいつも通りだなー」
ジェイド「ええ、私に熱いのは似合いませんから」
ルーク「そりゃそうだ、よし…行くぞ!」・アブソーブゲートにて、ヴァンとの決戦
ヴァン「ユリアは、二千年をかけて人類をスコア中毒にしてしまった。二千年にも及ぶ歪みを矯正するには、劇薬が必要だ!」
ジェイド「レプリカ世界が劇薬ですか…。大した妄想力だ」
ヴァン「フ…妄想…それもよかろう」
ガイ「確かにスコアの言いなりに生きているこの世界は歪んでいるさ。だがレプリカの世界ってのも、相当歪んでるぜ?」
ナタリア「その通りですわ。あなたがその軽挙妄動を慎まねば、ティアが苦しみます!」
アニス「総長の妹でしょ!妹と戦うなんて…総長、本気なの!?」
ヴァン「メシュティアリカ、私も残念なのだ。おまえがユリアシティで大人しくしていれば…
そうすれば、おまえだけは助けてやれたものを」
ティア「兄さんはレプリカの世界を作ろうとしているんでしょう?なら、私を殺して私のレプリカを作ればいいわ」
ヴァン「…では、どうあっても私と戦うか」
ティア「…ええ。元々私は、その為に外殻へ来たんだもの」
ルーク「師匠…いや…ヴァン!あなたが俺を認めなくても、俺は…俺だ!」
ヴァン「戯れ言を…消えろ!」