■スイートプリキュア♪ 第5話「ドタバタ!テレビレポーターに挑戦だニャ♪」

 

「「てやああああああーーっ!!」」

がつーん

「「あだああああああ!?」」

「ちょ、ちょっとリズム…!ジャマしないでよ!!」

「なっ…そっちこそ!」

「あああ…ケ、ケンカしないでにゃあああ!」

さて、今回のスイプリはしょっぱなからの戦闘描写で始まったわけですが…
一体どうしたことか、2人は冒頭からいきなりの仲間割れ状態、しかも第2話でやった間抜けな激突を今回もまた繰り返しているという…
こいつらの辞書に成長という言葉はないのか!?(えー
いや、正確にはせっかく1話の中で成長しても次の話になったらそれを忘れているというかなんというか
1歩進んで1歩下がる。第2話で仲直りして「私たち息ピッタリよね!」とかコンビネーション良くなったのはなんだったんや…

「行くよリズム!」

「えっ?う…うん!」

「「プリキュアパッショナートハーモニー!」」

しーん

「あ、あれ?おかしいな…」

「どうして技が出せないのかしら…」

「二人の心がバラバラだからにゃ!もう一度心をひとつにしてやり直すにゃあ!」

そして必殺技を放とうとする2人ですが、今日は息が合わないせいでそれも不発に終わる結果に…
うーん、何か大ゲンカしてる時ならしょうがないけど、特に理由もないのにこれだけチームワークが悪いっていうのは
なんだか見てていい気がしないなあ…ただ、必殺技バンクは今までの息が合ってるバージョンと違って、
今回の失敗バージョンはちゃんと表情を変えてるんですね。そこだけは芸が細かいなと評価できるポイントですが…

↓失敗バージョン
↓成功バージョン

「二人にはハーモニーパワーが足りないにゃ!それを高めるには音楽の練習をするのが一番にゃ、
 二人でひとつの曲を演奏するにゃ!」

「え、二人でひとつの曲を…?」

「やろうよ響!また昔みたいに2人でピアノを弾いて…」

「え〜私は無理。部活の助っ人で忙しいし、運動した後はお腹がすいてご飯を食べて…
 その後は眠くなってすぐ寝ちゃうから、そんなヒマないもん」

「あ、あのねぇ響…少しはプリキュアの自覚ってものを!」

「だいたい技を出せなかったのは、奏が出遅れたせいじゃん」

「な…なによ!私だけが悪いっていうの!?
 もういい!響とピアノの練習なんて、こっちがお断りよ!!」

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《あっ響、ママの知り合いのTV局の人がレポーターを探してるって言うから、
 奏ちゃんと響を推薦しておいたわ!よろしくね〜!》

「ええ!?勝手に決めないでよ!ったく…
 どうして私が奏と2人でレポーターやんなきゃなんないのよ」

「わ…私だって嫌よ!響とテレビに出るなんて!」

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「はい、ではそろそろ本番行きましょうか!5秒前!4、3…」

「こ、こっ、ここ、か、華音町は、お、お、音楽の…」

「奏ったら緊張しすぎ〜。もっと気楽にやれば?」

「き、緊張なんてしてないわよ!響と違って私はちゃんと練習してきたんだから!
 え〜…華音町は音楽の町です!西暦1779年、楽器職人の調辺音衛門が住み着いて以来、
 楽器作りが盛んな町に…」

「ふぁ〜あ、奏のレポートって堅苦しくってつまんない」

「な、なんですってぇぇぇーっ!!」

・響と奏、もう勝手にしろ。と思ったのは私だけでしょうか・・・?

響と奏、もう勝手にしろ(えー
は〜…結局その後も、こんな感じでずっと特に意味がない仲違いを続ける2人。正直見てて疲れるわ…
この間のまどっち語りの時も書きましたが、私は見てて殺伐とした気分になるアニメってのは好きじゃないんだ…
今回も最後は仲直りするわけですけど、次回予告を見ると「響に私の気持ちは分からないわ!」ってまた次もケンカするみたいだし
それ本質的な解決になってないですよね?本質的な解決にならないですよね?(えー

一体いつまで同じことを繰り返すつもりだよ!1話であの酷評をかまして以来、面白くなるのを期待してこれまで我慢してきましたが

海より広い
私の心も!
ここらが
我慢の限界よ!!

マリン先輩こいつらにヤキ入れてやってください!今度のプリキュアオールスターズで
「てめぇらプリキュアの顔にドロ塗ってんじゃねえぞ?お?」って性根叩き直してください!いやマジで!
そうそう、オールスターズと言えば今回はOPでその映像が見れたのが唯一の救いだったなー

というかOPを見てみるとえりかが凄い目立ってる!なんだかこれえりかの場面ばっかり選んで抜き出してないか?ってくらい
えりか目白押しな気がする。やっぱり愛されてるのかなぁ、こういう集合モノだとキャラが没個性になりがちだけど
えりかはしっかり自分のキャラを確立してる感じですね。やはりハトプリの象徴的なキャラと言えばえりかだよなー

その反面なんだかちょっとキャラ崩壊してそうな臭いがするのがいつき。
ピコハンを手にする顔がなんかヤバイですよ!?それに降ってくる敵を見てビビリまくったり大丈夫ですか!?
それと久々に見るフレプリの面々も懐かしいなぁ。やっぱりキャラの外見で言えばフレプリが一番好きだなー
だが俺のブッキーが全然映っていませんよ!?
最も神なプリキュアをまるで映さないとかどういうこと!?まさかまたブッキー空気なの!?ちくしょう許さねえそんなの絶対許さねえ

ふぅ、しかしこのブラックのパンチを受け止める描写は凛々しくてカッコいいなー
他のプリキュアの衣装は可愛さ重視って気がしますけど、ブラックは何か戦闘服って感じでバトルでカッコよく見えますよね
本編よりもOP見てる方が楽しいや…もうOPだけでいいなこの番組(えー

・毎度毎度ケンカしてるプリキュア2人より、ハミィやトリオ・ザ・マイナーの方が良く見えてしまう・・・
 早く2人が普通に仲良くしてる回が見たいよ。

うん…そうだね、もう正直ケンカはたくさんですよね…
仮にケンカをするにしても、何か意味のあるものにして欲しいです。今の2人のケンカは不毛すぎるよ…

たとえば「意味のあるケンカ」の例を挙げるならこれでしょうか、ジュエルペットてぃんくる第7話。

この時は「祐馬君と話すなんて無理だよ、千夜一夜草を探すのも無理だよ、もう全部無理だよ」と弱音を吐くあかりに対して、
「すぐに無理だって言うあかりちゃんなんて嫌いだもん!どうして諦めちゃうの!?あかりちゃんの弱虫!!」
ルビーが啖呵を切るシーンです。これは後々の展開を考えるなら絶対に必要なケンカでしたよね。
なにせこれ以前のあかりは祐馬とまったく話したことがなかったので、
ルビーに叱られなければ今のような祐馬との関係は全然築けていなかったことでしょう。

それとこの時のケンカに嫌な感じがしないのは、ルビーがあかりのためを思って叱っているからですよね…
スイプリのケンカはなんていうか、単に自分のイラつきをぶつけてるだけで相手のことを考えてないのが問題だと思うんだ…

あと、ケンカ回はやっぱり毎回やるよりたまにやる方が意味があると思うんですよ。
これはリルぷりっの第33話で、まだ私がレビューしてない話なんですけど
見ての通り名月とりんごさんがケンカして「こんな奴とひめチェンなんかしたかねーよ」と変身をボイコットする場面ですね

私の見た限り、リルぷりの3人がケンカをしたのは唯一この回だけです。
普段はいつも仲がいいだけに、「変身したくねー」という態度が珍しくて笑えるし、それに
一人だけケンカしてない俺のレイラマジ天使という楽しみ方もできるし:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

とにかくさ…無意味に毎回ケンカばかりされても楽しめないってことですよ
この間の父親回で言ってたじゃないですか、「自分達が笑顔にならなきゃ観客を笑顔になんかできない」って
あの時私は「はーん何言ってんだよ、演奏会の人みんな笑顔になってんじゃん」とさんざんコケにしてましたが、
観客=俺という意味で考えるとこれ以上ないほどピッタリはまった意味になりやがる…(えー
あの時の無意味だと思ったセリフが、そのまま俺に当てはまることになろうとは…なんたる皮肉…

ともかくスタッフはもう一度この言葉を思い出して、今のケンカ路線を考え直してもらいたいもんです

はっ…そうだ!
自分達が笑顔にならないと、
視聴者のみんなを笑顔に
できないんだ!!

というわけで次回に続く

(C)'08, '10 SANRIO/SEGA TOYS サンリオ・セガトイズ/ウィーヴ・テレビ大阪・ジュエルペット製作委員会
(C)SSJ/リルぷりっぐみ・テレビ東京 2010


・初めまして、プリキュアとイナズマ大好きな中三女子です。ちゃんと受験終わってからコメントしてますよ^^
 感想見てるとスイプリはあまりいい評価ではないようですが・・・視聴切るんですか?個人的には響ちゃん見れれば満足です(笑)
 あとよくイナズマ感想でダークエンペラーズに謝れよ!と仰ってますが、風丸は謝ってるんです。・・・ドラマCDで。
 もう知ってたらすみません。というかドラマCDでやるならアニメでやれよ。
 グロアニメ苦手というのわかります!友人にひぐらし好きな子がいるんですが、ワタシひぐらし大の苦手で・・・。
 見てて怖くなるから無理です(><)では長文失礼しました by もか

やあどうもこんにちわ。スイプリはそうですね、私も切りたくないなと思いながら見ているんですけど

ダメかも知れない(えー

毎週こう思わされてしまうのが現状というか…:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
期待しながら見てはいるんです、見てはいるんですが、その期待に応えるだけの内容になってないのがなんとも…

まあそれについては後で詳しく語るとして、ダークエンペラーズの件の謝罪はドラマCDでやっていたわけですか…なんと…


(C)2003 佐藤順一・HAL・GDH/カレイドステージ

なんにも知らないくせにィッ!!
風丸がドラマCDで
謝ったことも知らないくせに!
謝罪しろ謝罪しろって
言うだなんて許せない!!
あやまれ!あやまれ!
風丸にあやまれ!!

いつの間にか俺の方が謝罪する側に回されるなんて…くやしい…!(えー
ちくしょうドラマCDなんて微妙なところで謝るなんて!まあしかし、いつまでもあーだこーだ言っていても仕方がないので
この件についてはここらで白黒つけておきたいと思います。この「あやまれ」の連鎖…この俺が断ち切る!!
風丸さん俺が悪かったですすいませんでしたァァアァアアァア!!


・ごめんスイプリ1話絶賛したけど3話くらいから作画があれなんで見てない by姉

 
(C)荒木飛呂彦/集英社

あ…ありのまま今起こったことを話すぜ!
”うちの姉はスイプリを褒めちぎっていたと思ったら
いつの間にか見捨てていた
な…なにを言ってるのかわからねーと思うが(ry
もうすでに切ってやがったのかきさまー!気が変わるの早すぎるだろ!
せめて映画版OPが終わるまで待ってやれよ!OPが終わるまでは!うん…というか俺もOPが終わってしまったら…:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
多分その頃になれば、春の新番組が色々と始まる時期だろうからなぁ…春アニメは結構豊作みたいだし、スイプリはこのままでは…


■スイートプリキュア♪ 第6話「ガミガミ!お説教が生んだミラクルベルティエニャ♪」

 
 

「にゃぷらん♪にゃぷらんら〜ん♪ハーモニーパワーも生まれたし、2人ともプリキュアらしくなってきたにゃ!
 この調子で行けば、今度はミラクルベルティエにゃ!」

「ミラクルベルティエ…?って、なに?」

「ん?えーっと…なんだったかにゃ?」

「は、はぁ…?もうテキトーなんだから…そんなんでこの先やっていけるの?」

「なるようになるって。奏はなんでも大げさに考えすぎなんだよ」

「そっちが考えなさすぎなの!そんなんだからテストもイマイチなのよ!」

「そ、それは関係ないでしょ!?学年トップの割に、頭固くて融通が利かないんだから!」

「なんですってぇ!?」

「邪魔。通れないんだけど」

「えっ…?」

さて今回のスイプリですが、冒頭からしていつも通りのやかましい口ゲンカを…
って、な、なんと!そうかと思えばとても手厳しくて可愛らしい新キャラのロリ登場!
小学生でありながら主人公より大人びたこの態度、なんだかヴァンガードの妹を連想してしまうキャラだな…

「え、えっと…ごめんね」

「謝るヒマがあるんならさっさとどいて」

「ぐっ…そ、そういう言い方はないんじゃない!?
 悪かったのは私たちだけど、年上の人にそういう口のきき方は失礼な事よ!」

「口うるさ…あんたモテないでしょ?」

「なっ…そ、そんなことないよ!この間のバレンタインデーだって、
 ちゃんと素敵な人に手作りチョコ渡したんだから!」

しかしそんな幼女・
アコのトゲトゲっぷりは想像以上、次々と容赦ない言葉を2人にぶつけまくり、
とうとうブチ切れた奏がアコと言い合いを始めてしまいます。それにしても「あんたモテないでしょ?」と言われて
「違うもん!この間かっこいい人にチョコあげたもん!」って、全然反論になってねえよ奏!

「自分からチョコあげるのはモテるって言わないでしょ?」

「ぎ、ぎぎ、ぐぎぎぎぎ…!」

まいったな…ぐうの音もでないぜ…(えー
そんな奏の苦し紛れな理屈には、やはりアコのきつい突っ込みが待っていました。
というかこんな見ず知らずで無愛想な娘に、ガミガミと説教を始めた時点で奏の負けとしか…

「あ、あはは、まあまあ…」

「そっちはチョコあげる相手もいなさそうだけど」

「くっ…」

「「な、生意気ぃぃっ…!」」

しかしアコのターゲットは奏だけに留まらず、穏やかにケンカを仲裁しようとした響にも平気で噛み付く有り様…
まあ、なんというかなんでもかんでも言い負かして勝った気になりたい年頃なんでしょうね(えー
小学校ぐらいの子はまあそんなもんだろ…なんにしても顔は響や奏より可愛いと思うので
もっと出番を増やして欲しいんですけどね:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

そして気になる本日の映画版OPですが…なんていうか、ピンクチーム青チーム黄色チームと3つに分かれた
集合シーンが印象的でしたね。明らかに黄色だけギャグ担当って感じなのがなんでやねんって気はしますけども
というかキュアムーンライトが金属バット持ってると凶器に使う気満々にしか見えねーから!!
全プリキュア中最もえげつない戦いを得意とする戦闘のプロにそんなもの持たせちゃらめええええええええ

・大志さんこんにちは!スイプリ6話見ましたか?今までより脚本はよかったと思います。戦闘も手抜きじゃなかったし。
 今まではパンチやキック1,2発で必殺技だったので。あとパイン達のチアリーダー?可愛かったです。
 パイン好きならOPは見るべきです。 by もか

うむ、そしてやはり一番の見どころといえばブッキーですね
チアガール姿でレモネードやルミナスと一緒に踊ってますがさすがにブッキーの可愛さは格が違った
久しぶりに見るブッキーはやっぱり可愛いなぁ。それとブッキーの野球姿と言えば、
フレプリファンの人は間違いなくあの31話を思い出しましたよね。ブッキーはあの時も黄色いサンバイザーとユニフォーム着てたけど、
さすがに今回とは微妙にデザインが違うんだなぁ

「奏太!どこほっつき歩いてたの!?今日はお手伝いするって約束でしょ!」

「姉ちゃんが勝手に決めたんだろ、俺はやるって言ってないよ!」

「あんたは放っておくとロクな事しないでしょ!
 こんな遅くまで遊んでて心配したんだから!」

「違うよ奏、奏太は…」

「響は黙ってて!手伝いもしない悪い子は、もう家には入れません!!」

「奏、そんなに怒鳴らなくても…」

「ちゃんと怒らないと分からないでしょ!?
 うちは親が忙しくて、奏太の面倒は私が見なきゃいけないんだから!」

「奏太は良い子だよ…?」

「どこが!?毎日毎日イタズラばっかりして…
 弟がいる苦労なんて、響には分かんないわよ!!」

「…分かんないよ…!私、一人っ子だから…!」

「あ…」

「帰る!(ばたばたばた)」

えー、そして今回は、奏と弟の奏太(そうた)の姉弟関係にスポットが当たった話だったわけですが…
奏のセリフが全部切れてばっかりじゃねーか!
どんだけ短気なんだよ奏…冒頭から響に切れて、アコに切れて、奏太に切れて、また響に切れるって
会う人会う人全員に切れてるよこの人…最後の響とかはすごく穏やかに話してるのになー
それでもこうまで怒鳴り散らすだなんて、もうどうしようもないじゃないですか!



「あら…?家の中がコゲくさい…!」

「(がさごそ)」

「あっ!?奏太!なんでお菓子作ってるのよ!
 こんなにキッチンを汚しちゃって…!パパ達が困るじゃないの!」

「うっ、姉ちゃん…ははは、それには色々と事情が…」

「誤魔化さないで!どうせ食べ物で遊ぼうとしてたんでしょ!?」

「えっ、ちが…!」

「いっつも人に迷惑ばっかりかけて!本当にロクなことしないんだから!!」

「…!!」

「…奏太?」

「姉ちゃんなんか…姉ちゃんなんか…!大ッ嫌いだァッ!!」

あーあ…今度は事情を聞かずに一方的に奏太のことを怒鳴りつけ、とうとう激しく傷つけてしまった奏…
なんて言うかなあ、奏の説教って「あんたのために言ってあげてるのに!」と思いつつも
ただ傷つけてるだけで全然相手のためになってないところが一番の問題ですよね


(C)鳥山明/集英社

結局これとやってることが
何も変わらんつーか…

 

誰かのために説教してるつもりでも、結局は自分の思い通りに周囲が動かないのが気に入らないだけのような気がします
エゴだよそれは!!思いやりから生まれた説教ではなく自分のエゴを押し付けてるだけ…
なんだか奏派の俺ですらそろそろ「だめだ…奏はもうだめだ」と思い始めてきたよ:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「ああ〜ら、いい泣き声してるじゃない?ネガトーン!やっちゃって!」

ズゴゴゴゴゴ

「わあああああ!!姉ちゃんなんか大ッ嫌いだ!!もう姉ちゃんの顔なんか見たくない!!」

「そ、奏太…」

「姉ちゃんは俺の事なんかどうでもいいんだ!大嫌いなんだぁーっ!!」

「そんなことないよ…嫌ってなんかいないよ!」

「何やったって怒るんだ!俺なんかどうなったっていいんだ!!」

「どうでもよかったら怒ったりしない!大切だから怒るんだよ!!」

「え…?大切だから…?でも、また怒らせちゃうよ…」

「そうしたら仲直りすればいいんだよ、今までだってそうだったでしょ?」

そして今度はネガトーンに悲しみのメロディーを聞かされ、ますます心の傷を広げてしまう奏太でしたが…
しかし奏が「ケンカしても仲直りすれば大丈夫」と説得することにより、奏太は悲しみから解放されることになるのでした
ケンカの原因作ってるのは奏なのにこんなんでいいのかよ!!(えー
さっきも言いましたが、相手が大切だとか「あんたのためを思ってるのに!」とかいくら思っていようが、
まるで逆効果の行動をしてるようじゃ意味がないんですよ!むしろ、そういう迷惑にしかならない善意っていうのが一番タチ悪いよね…
やっぱり奏はだめだ…もうだめだ:;y=_ト ̄|○・∵. ターン



「くきぃーっ!!いつの間にか仲直りしちゃって…ネガトーン!やっちゃいなさい!」

「あんた達にあの姉弟は傷つけさせない!
 あの2人は凄いんだよ…!いつもケンカしてるのに、いざという時は
 当たり前のように守って、思い合ってる!大切に思っているから
 本気で怒ってぶつかり合う!2人にはずっと仲良くケンカして欲しいんだよ!」

「メロディ…」

「私は2人の気持ちを…お互いを思い合う気持ちを守りたい!!」

ビカアアアアアッ!!

「ああああっ…!?も、もしかして…もしかするにゃ!?」

「奏でましょう奇跡のメロディー!ミラクルベルティエ!!」

って、な、なにいいいい!?なんとその時、奏と奏太の姉弟愛を深く実感することで
新たな必殺武器・ミラクルベルティエを手にした響!お前がパワーアップすんのかよ!!
い、意味が分からない…奏回かと思いきや奏の株はひたすら下がる一方で、
響は今回穏やかな良い子ぶりで株を上げてとうとう必殺武器まで入手
ってなんだこれ!意味が分からないよ!

「駆けめぐれトーンのリング!プリキュアミュージックロンド!
 3拍子!1・2・3・フィナーレ!!」

ドッバゴオオオオオン!!

「ま、また新しいパワー!?冗談じゃないわよもぉーっ!!」

そして炸裂するミラクルベルティエ(定価3990円)の破壊力!(えー
ふむ…初めてスイプリの必殺技を見た時は、「これじゃおもちゃが用意できないじゃないですかァー!!」と書いたりしましたが
1人用の必殺技として定価3990円をきっちり用意してくるとはさすがですね

ちなみにフレプリのキュアスティックは定価4410円、ハトプリのフラワータクトは定価4200円だったそうな
今度は4000円を切ることでお得感を上乗せしようという算段か!
どっちにしろ、4000円となるとお子様に買ってあげるかどうか微妙なラインですが…

まあ、番組後半になる頃には幸せのクローバーボックス:定価8925円、ハートキャッチミラージュ:定価9240円
鬼のような価格の商品を出してくるのがプリキュアなので、
お父さんやお母さんのサイフとの戦いはまだまだ始まったばかりですがね…(えー  次回に続く!


・かなり昔から、ゼロの使い魔1期の時から応援してます。
 友達にこのサイトを教えた時に、ふと自分はROM専にもほどがあると思い、応援メッセージを送ろうと思いました。
 アニメレビュー、読んでいるのが本当に楽しいです。どのサイトよりも一番楽しいです!あの頃は自分も中学生だったのに今や・・ 
 これからもずっとずっと応援しています。がんばってください。あと、こちらのハートキャッチのレビューを見て、最近見てはまりそうです。
 48話から見ました。すごくかっこよかったので頭からみようか迷ってますww
 スイート、遊戯王も期待しています!><それではっ by Hiro

おっ、ゼロ魔一期の時からとは、かなり初期の頃から見てくれてるんですねえ、長い間ありがとうございます
そしてハトプリは私としてもかなりのオススメ作品なので、興味があるなら見てみるといいですよ
まあ最初期の頃はえりかがウザイ女なので注意が必要ですけど(えー
なので序盤は飛ばして見るのもひとつの手かと思います、ただえりかは最終的にプリキュアを代表するほどの良キャラに成長するので
我慢して見てもちゃんと後で報われるから問題ないと思いますけどね

そんなハトプリで「絶対この回だけは見といた方がいい」という話と言えば、第14話「涙の母の日!家族の笑顔守ります!!」
これはもう号泣必至の超絶神回。「プリキュアの神回」と言われれば0.1秒かからず連想するのがこの回です
泣けるなんてレベルじゃありません、リアルタイムで見た時はティッシュが何箱あっても足りないほどだったので
少なくともこの回だけは見て欲しい。私がハトプリを好きな気持ちのうち、半分くらいはこの回が占めていると言っても過言ではありません

ついでに言っておくと、それと同じくらい私の中で神なのがフレプリ第24話「せつなの苦悩 私は仲間になれない!」でしょうか
フレプリといえば私は猛烈なブッキー信者、そしてブッキーの出番を奪ってしまったせつなには結構な恨みがあります
しかしそんな恨みを全て吹き飛ばすほど神すぎたのがこの話
「せつななんてフレプリに必要なかったんだよ!」とは口が裂けても言えません。なぜならこの回がそれほど素晴らしかったから

心の底から「ああ…せつな良かったなあ」と思える、せつなとラブ一家との暖かい人間ドラマ、
そしてあのキュアサンシャイン変身バンクにすら匹敵するキュアパッションの華麗なる変身バンク、(この回がせつな初変身)
誰もがフレプリ屈指の神回と認める素晴らしい回でした。ハッキリ言ってこの2話を語らずしてプリキュアは語れません
何が言いたいかというとこの2話を語らずにプリキュア感想書いてる俺は本当に馬鹿だなということです(えー

いやほんとにね…何やってんだろうね…よりによって一番語るべき回をまったく語ってないっていうのが
ずーっと私の中で引っかかってるんですよ。今のところハトプリは10話まで、フレプリは21話までレビューが終わっているので、
どっちもあと数話で手が届く話なんですよね。うぐぐぐぐ…書いてしまいたい…
スイプリ感想を投げ出してこっちを書いてしまいたい!!(えー  スイプリどうしよう…まじで…


・興味でてハトプリ14話見て……号泣しましたうわわわわ…
 いつもいつも面白いレビューと素敵な作品の紹介ありがとうございます! by huku

おっ、昨日の今日でもうハトプリ14話をチェックとは行動が早いですねえ
そしてしっかり感動してもらえたようで、紹介したこっちとしても満足ですよ
私もあの回は頭の中で再生するだけで涙腺が緩んでくるレベルなので
ハトプリのエピソードの中では一番印象深いですねえ


■スイートプリキュア♪ 第7話「テッテケテ〜!音吉さんの秘密に迫るニャ♪」

 

ピロピロピロ〜ン♪ピロロロロ♪

「あ…ストップ!」

「え、なんで?」

「ごめん、途中からどうしてもテンポが早くなっちゃうんだよね…もうちょっとゆっくり」

「お互い自分のペースでやろうって言ったじゃん!」

「でも、合わせるとこは合わせないと、ひとつの曲ができないでしょ?」

「結局奏のペースに合わせろってこと!?」

「違うって!こんなに丁寧に説明してあげてるのに!」

「あげてる!?奏っていっつもそう!」

「ちょ、ちょっと待つにゃ!ケンカしていたらハーモニーパワーが高まらないにゃあ!」

「ピアノの練習なんか逆効果だって!」

「じゃあプリキュアが強くなれなくていいの!?」

「こんな息が合わない2人じゃ世界は救えないよ、このままじゃプリキュア解散じゃない?」

「か、解散!?最悪!!」

冒頭からいきなりこんな状態かよ!!
ああもう…そんなわけで今回もまたやっぱり、話が始まると同時にケンカをおっぱじめていた響と奏。
この間ハミィに「ハーモニーパワーを鍛えるために楽器を一緒に演奏するにゃ」と言われたので、ピアノの練習をしていたようですが…
見ての通り、ちょっと演奏のペースがズレただけで解散だの最悪だの罵り合いに発展してしまいます

なんというか、「またケンカしてんのか…」ということにも溜息が出てしまうんですが、
それ以上に響が前回あれだけ穏やかで優しくて他人のケンカを止められる子だったのに、
今回になった途端にいきなりキレやすくて変な言いがかりつけて自分からケンカを売りまくる子になってるのが一番頭痛いですね…
キャラの性格がブレすぎだろ…なんで前回と今回でこんなにも違うんだよ…



「あれっ?これって…音吉さんのお人形?」

「もしかして、お孫さんからのプレゼント…?」

「音吉さんに届けてあげなきゃ!2人で行こ!」

「う、うん…」

しかしその時、ケンカしている2人がふと目にしたのは、音吉さん(2人の知り合いなお爺さん)の持っていた人形でした
どうやらこの人形、音吉さんが溺愛している孫からプレゼントされたもののようで…
まさしく音吉さんにとっては宝物のような人形、それを拾ってしまった2人は、急いで音吉さんに届けようとしますが…

「あ〜…お腹空いたよぉ〜…何か食べようよ〜」

「ダメ。音吉さんに人形を届けてから」

「やだやだやだ!それ届けるの明日でよくない?」

「ダメ!やると決めたら最後までやるの!」

「私は明日でいいと思う!」

「響ってそういうところあるよね…思い通りに行かないとすぐ弱音吐いて投げ出す!
 音楽の練習だってやれば出来るのに!」

「また…!自分が音楽得意だからってさぁ!」

「私は響のためを思って…!」

「とにかくこれは明日!」

「ダメだって!」

--------------------------------

「わ〜!この公園、2人で来るの久しぶり!ここでよく遊んだよね!」

「ねえ響…なんでも話そう?昔みたいに!」

「え、なんでもって?」

「ん〜…そうだねえ、響は好きな人できた?」

「えぇ!?じゃ、じゃあ奏は?どうせ王子せんぱぁ〜い♪でしょ」

「だってかっこいいでしょ〜!?」

「じゃあ将来の夢は?」

「私はお父さんみたいなパティシエになりたい!」

「私は…う〜ん、スポーツ関係の仕事かな。それで毎日奏のお店にケーキを食べに行きたい!」

「え〜?響が毎日食べに来たら、ケーキいくつ作っても足りないよぉ〜!」

「そうだねぇ!あははは!」

「あはははは!」

「ところで私達、何してたんだっけ?」

「…え?ああ!?音吉さん!!」

--------------------------------

「は〜…海まで来ちゃったじゃん、もう限界。やっぱ明日にしようよ」

「また諦めるの!?」

「またって…!もういいよ、先帰る!」

「ちょ、ちょっと!」

「ん…あっ!?音吉さん!」

「えっ!?行こう!」

「って、あ、あれ!?音吉さん人形がない!」

「ええっ!?せ、せっかく音吉さんを見つけたのに!」

えー、そんな音吉さんを探している道中ですが、腹が減ったので探すのをやめようとしたり、明日に先送りしようとしたり、
音吉さんのことをすっかり忘れて話し込んだり、探すのを投げ出して帰ったり、人形を道に落として放置してきたり…
音吉さんの扱いテキトーすぎんだろ…響達の中でどんだけ小さい存在なんだよ…

あと、激しくケンカしていたかと思ったら急に仲良く話し始めたり、また激しくケンカしたり…
まるでケンカスイッチをON・OFFしているかのようなこの描写はどうなんでしょうか
制作側としては「ケンカするほど仲がいい」って関係を描写したいんでしょうけど、私としては不自然にケンカスイッチが
パチパチ切り替わってるようにしか見えないよ…なんていうか、響と奏ってケンカするか仲良くするか0か100しかないんだよな…

「あっ!音符発見にゃあああ〜!」

「待ちな!その音符は私のだよ!出でよネガトーン!!」

ずもももももも

「ああっ!?お孫さんからの大事なプレゼントを…!」

「あんな怪物にするなんて…!」

「「絶対許さない!!」」

お孫さんからの大事なプレゼントを…!
届けるのやめようとして、先送りしようとして、すっかり忘れて
届けるの投げ出して、道端に落として忘れてくるなんて!
絶対許さない!!許さない許さない
こいつはメチャゆるさんよなああああああああ
(えー
ああ…もう…というわけで、2人が置き忘れた人形はネガトーンにされてしまったわけですが、なんなんだよこの説得力のない展開は!
お前らに怒る資格があるのか!?これまでさんざん人形をテキトーな扱いしかしてこなかったお前らが!?

もう本当やばいですスイプリ、自分でも明らかに叩きすぎだなと思うくらい文句ばっか書いてますね
というかそういう不満点の数々っていうのがね、元を辿っていくとみんなケンカ&仲直りのストーリーってところに繋がってると思うんですよ


まずこれまで7話見てきて思ったのが、「1話に1度は主役が必ず大きなケンカをすること、そしてその話のうちに仲直りすること」って
いうのが制作側のノルマに課されてるんだろうなってことでしょうか。これは今までの話を振り返ってみれば明らかです

1話:響と奏が、入学式のことでケンカ → 仲直り
2話:響と奏が、戦闘の息が合わずケンカ → 仲直り
3話:響とパパが、演奏会のことでケンカ → 仲直り
4話:響と奏が、ケーキコンテストのことでケンカ → 仲直り
5話:響と奏が、ニュースキャスターのことでケンカ → 仲直り
6話:奏と奏太が、説教の積み重ねでケンカ → 仲直り
7話:響と奏が、音吉さん人形のことでケンカ → 仲直り

「今回は誰と誰がケンカする」って、ケンカ当番が決まってるような構成になってますよね。
で、ここからが本題です、今回の冒頭で私は「響のキャラがブレてる」という話をしましたが、そのキャラのブレっていうのも
このケンカ当番から生まれてるんじゃないかと思うんですよ

前回の6話ではケンカ当番は奏と奏太でした。響はそんなケンカとは直接関係なく動くことができたので、
奏にケンカを売りに行く必要がなく、本来あるべき穏やかな性格が出ていたと思うんですよ。
しかし今回のケンカ当番は響と奏でした。今度の響は「とにかく奏とケンカすること」というノルマを課されている身なので
冒頭からケンカ売りまくり状態、前回とは似ても似つかない嫌な女になってしまったというね…

つまり、こんなケンカ&仲直りの決まりがあるせいで、「この回はケンカ当番じゃないから大人しい」
「あの回はケンカ当番だからすぐ切れる」思いっきりキャラの性格を歪ませてると思うんですよ
さっき「ケンカスイッチをON・OFFしてるみたい」ということも書きましたが、それについても似たようなもんです
こっちの場面ではケンカをさせる、こっちの場面ではケンカをさせない、そういう決まりが先にあるから
キャラの性格に一貫性がなくなってるんじゃないかというね…

例えば今回、響は音吉さん人形を届けるのを相当めんどくさがってましたが
仮に「大変!すぐに届けてあげなきゃ!」と一生懸命になっていた場合
奏と意見が同じになってケンカできずに終わってしまうから
ノルマのために面倒臭がりな性格となり、私のひんしゅくを買いまくる結果になったんじゃないでしょうか
そんなのはキャラの魅力を損なうだけだから、こんなノルマが本当にあるんならやめて欲しいです

あと、こういうケンカ&仲直りの繰り返しを何度も見てると、
仲直りの描写がどんどん無価値なものに思えてくるという弊害がありますよね
せっかく響と奏が仲良くし始めても、「どうせスイッチがONになったらまたケンカするんだろ」
ひねた目線で見てしまうので、そうなるともう仲良し描写がただの茶番にしか見えません
本来なら仲良し描写を引き立たせるためのケンカが、逆に仲良し描写を無価値にしてしまってるという
現状をスタッフには理解してもらいたいですわ…

そんなわけで、「ケンカ&仲直り」というこの構成が私の不満のすべての元凶だと思います
響パパの「自分が笑顔でなければ観客を笑顔にできない」だとか、奏の「奏太を大事に思ってるから怒るんだよ」とかも
私が相当叩きまくった発言ですよね、でもこういうのも言葉だけ抜き出してみると、別に間違ったことは言ってないと思うんですよ
ただ、相手とケンカして号泣させている状況で言っても、
単に自分のエゴを押し付けてる発言に変わってしまうな

そういう風に思うわけです。もうとにかくケンカありきの構成が全てをおかしくしてる。私から言えるのは
「”ケンカするほど仲がいい”なんて目指してる場合じゃない、さっさと方針を変えるべき」それだけですね、ほんとに…

 


■スイートプリキュア♪ 第8話「チャララーン!セイレーンのニセ親友大作戦ニャ!」

 

「い、痛い痛い!部長、髪引っ張ってる!」

「あまーい!試合中に相手は待ってくれないよ!」

「う、うわぁあーっ!!」

ズバアアアアアン!!

「んー、やっぱり髪まとめといた方がいいねぇ」

「うう…」

「ほら響、これ使って」

「あっ、奏!ありがとう!ねえ、これ試合の日まで借りていい?お守りにするから!」

「うん、私も応援してる!」

誰だ!これほど仲睦まじいお前らは誰だ!!(えー
え、えーと…今回は柔道部の助っ人に来ている響と、それを見守る奏の場面で始まったわけですが
響と奏のこの仲の良さは一体なんなんだ!前回の冒頭と見比べると本当別人にしか見えんぞ!
ほんとこいつらの親密度は0か100のどっちかしかないなー

まあともかく、柔道をやるにはこの長い髪が邪魔でどうにも調子が出ない響…そこで奏が渡してくれたのがこの髪留めなわけですが
しかしこの髪留め、画像だけ見てるとパンツにしか見えないから困る(えー
「HAPPYてぃんくる!パンツ頂戴!」もうだめだ響のエネルギー源がパンツにしか見えん…:;y=_ト ̄|○・∵. ターン



(あの2人の仲が悪くなればなるほど、プリキュアのハーモニーパワーは下がる…
 なら私が響の親友になればいいんだわぁ。ふふふ)

「あのうすいません、今日からアリア学園に通うことになりました、北条桜と言います」

「えっ、北条?私と同じ名字だよ!で、どうしたの?」

「それが、道に迷っちゃったみたいで…」

「なんだ、それなら一緒に行こうよ!」

「ありがとうございます〜!」

そんな中、響と奏の仲を引き裂くために今回も行動を開始したセイレーン。
「北条桜」という人間に化けて響に接近したセイレーンは、このまま親友の座を奏から奪い取るつもりのようです
そういえばセイレーンは、この間もパティシエに化けて奏に接近してたっけな…今度はそれの響バージョンな回ということですか



「あっ、さくら草だ!可愛い〜!」

「さくら草が好きなんだ?」

「はい!こうやって目立たずひっそりと花を咲かせるところが好きなんです!」

「へえ〜!私もまったく同じ!ねえねえ、部活はもう決めたの?」

「まだです、前の学校では柔道をやってたんですけど…」

「ほんと!?私も今助っ人でやってるんだ!」

「奇遇ですね〜!じゃあTVとかで格闘技見るの、好きじゃないですか?」

「うん好き好き!でもそういう女の子って少ないでしょ?なかなか話せる相手がいなくてさ〜!」

「私でよかったらぜひ話しましょうよ!イチゴクリームのマカロンでも食べながら!」

「えっ!それ私一番好き!」

「あっ、こんなところに空き缶…私、ゴミを道端に捨てて行く人って大嫌いなんです」

「あぁ…!私達気が合いそうだね!」

「もしかして響さんも?あのっ、私なんだか響さんとは運命的なものを感じるんです!
 私と友達になってください!」

「そんなのお安い御用だよぉ〜!」

「ほんとですか?嬉しい〜!」

そしてセイレーンの言うこと言うことすべてが響の好みにピッタリ一致し、みるみる会話が盛り上がっていく2人…
なぜならセイレーンは、響に近づく前にあらゆる好みをリサーチ済みだったのです。ふうむ、この事前調査を怠らないやり方は
いかなる戦いにも負けたことのない無敵のガッツ星人を彷彿とさせるな…(えー

(ふふふ…まずは第一段階成功ね。でも親友の座を奪うにはもう一押し必要だわ!)

プルルルル プルルルル

「(ガチャ)もしもし、奏?どしたの?」

《あのさ、急なんだけど響との親友関係やめていいかな》

「え、なんで!?」

《私、他の親友が出来たから》

「だ、誰?私の知ってる人?」

《響には関係ないでしょ?》

「関係なくない!だいいち、他に親友が出来たからって
 私と親友やめなくたっていいじゃない!」

《親友は1人だけって決めてるの》

「…あっそう!じゃあ私とはただの友達ってわけだ!?」

《それもやめたいの》

「な、なんなのよ!?何か私に不満でもあるの!?」

《あるわよ、響ったらあんな転校生と仲良くしちゃってさ》

「桜はとってもいい子だよ!そんな言い方しないで!」

《とにかくそういうことだから、もうこれから学校で話しかけないでね。
 それと分かってると思うけど、これからはプリキュアも一緒に出来ないから(ブツッ)》

「ぐ…!か…奏ったらなんなのよぉぉおっ!!」

(ぷくくく…単純ねえ…)

って、今度は奏の声色を使って響に嫌がらせの電話をかけ始めたセイレーン!
さっき自分の株を十分上げたから、今度は奏の株を下げてやろうという魂胆ですか
実際そんな電話作戦はまんまと成功し、完全に激怒した響は奏とケンカ状態になってしまいます

うーむ…そうか、今回は冒頭でなぜあれほど響と奏が仲良くしていたのか疑問でしたが、
要するにセイレーンが2人のケンカスイッチをONにする回というのが今回のテーマだから、
冒頭の段階ではOFFになっている必要があったということなのか…(えー

あと関係ないけど響の家って家の中に電話ボックスがあるのかよ!
ご、豪邸だとは思ってたけどこんなもんまで作ってるだなんて!やはりプリキュア主人公の家庭環境は勝ち組すぎるぜ…

「セイレーン!昨夜の電話あんただったのね!?全部作戦だったなんて…!」

「…」

「桜のこと…!本当の親友だと思ったのに!もう…!私…バカみたいっ…!」

「響…」

「…」

ところがそんなセイレーンの作戦は、翌日すべてのことが響にバレる結果となってしまいます
桜との友情も奏とのケンカも偽りだったと知り、激しく傷ついて涙をボロボロとこぼす響…
しかしそんな響の痛ましい姿に、セイレーンも押し黙ったまま何も言うことができません

むう…どうも今回セイレーンは「悪ぶってるけど根は善人」という一面がクローズアップされておりますね
響との友情ごっこを演じていながら、大喜びしたり大泣きしたりするシーンもいくつか今回ありました
そしてやはり、今泣いている響を前に胸を痛めてしまったようで…むう、これはセイレーンの人間性について詳しく語られそうな雰囲気ですが…

ぴょこぴょこ

「あっ、音符にゃー!!」

「むっ!?出でよネガトーン!!」

ずもももももも

「転校生のフリして近づいて!」

「私達の友情を壊そうとするなんて!」

「「絶対に許せない!!」」

って次の瞬間なにもかも心情を投げ出しやがったー!!(えー
ア、アホか!せっかく人間ドラマ的に盛り上がってきたところで「おっとそんなことより音符みっけー!」ってなんなんだ!
さっきあれほど泣いていた響も「もう許さねーぜ!よっしゃ変身だー!!」と一瞬にして立ち直るとか!
せっかくいい話になりかけてたのにそりゃないですよ!正直今回は、今までの話では一番マシな内容だったと思うんですが
あと一歩しっかり詰めて欲しいところで丸投げにしちゃった感じだなー、もったいない

あと今回の映画OPなんですが、ハトプリメンバーの半端ない優遇ぶりにビビりました
あっちを見てもこっちを見てもハトプリハトプリ!すげえ…もう何の番組のOPだか分かりゃしねえ!
その中でも一番印象的だったのはこのえりかの泣き笑いな表情ですかね、作画から溢れ出るオーラがすげえや…次回に続く!






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