■フレッシュプリキュア! 第16話「恐怖の文化祭!夜の学校に響く足音!!」
 

「うんまあああ〜〜い!!ああ…ドーナツよ素晴らしい!!」

今日も冒頭からウエスターさん絶好調すぎる
どうやらこの間カオルちゃんにドーナツをめぐんでもらって以来、すっかりその味にメロメロになってしまったらしいウエスターさん。
今日も公園でドーナツを買い食いしては、ウメーウメーと幸せに浸っていました

「だが…十分な成果を挙げていないのに食べていいのだろうか?
 そう、例えば俺がインフィニティを見つけてしまうとか…は〜あ…」

「「お化け屋敷?」」

「うん、うちのクラスの出し物!私と大輔が実行委員なの!ねっ」

「お、おお」

そんなウエスターさんの近くで聞こえてきた話し声…見てみればラブ達がドーナツを食いながら、今度の文化祭について話していました
なんでもラブのクラスはお化け屋敷をやるそうで、実行委員のラブは必要な道具を集めている最中だとか。
ちなみに一緒に実行委員をやっている大輔は、ラブ達のダンス先生であるミユキの弟で、ラブにちょっと気があるクラスメイトです

「それでこんな恐いお面を…」

「どうしたのこれ?」

「姉ちゃんに頼んだんだ」

「ミユキさんに?」

「うん!テレビ局にあったのを借りてもらったの!これでお化け屋敷の恐さ100倍だよ!
 さっすがトリニティパワーだと思わない!?」

「ニ…ニティ!?インフィニティだとォ!?」

誰もそんな事言ってねええええ!!
なんとラブの「トリニティ(ミユキのダンスグループ)すごいよねー」という言葉を聞き違えて、
すっかり自分の探していたインフィニティの話だと勘違いしてしまったウエスターさん!
ところでさっきからインフィニティインフィニティって…それは一体、具体的にどんな物のことを言ってるんでしょうかね?

(あれっ?そういえば俺、インフィニティがどういう物なのか知らないな…
 だがきっとあの箱がそうだ!そうに違いない!だっはっはっはっはっは!)

じ、自分でも全然知らねえのかよおおお!!
ウエスターさんアホ過ぎだろ!インフィニティって言葉以外何も知らずに「インフィニティはどこにあるんじゃー」なんて探しとったんかい!
まったく最高だなこの人は…そんなウエスターさんがインフィニティだと勘違いしたのは、大輔が持っていた手の平サイズの小箱でした
これはこれで一体何の箱なんでしょうね?まさか
ラブへの結婚指輪じゃあるまいし:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「よぉ〜し!お化け屋敷、完成〜〜!!」

「張り切ってんなぁ、ラブの奴」

「うん、でも桃園さんが実行委員でよかったね」

「だよなあ、大輔だったら絶対間に合ってないよ」

「お、看板出来たんだ?なかなかいいじゃん」

「いいじゃんて…大輔はなんもしてないだろ。どこでサボってたんだよ」

そして文化祭前日、ラブは実行委員らしく率先してみんなの前に立ち、立派なお化け屋敷を完成させていました
みんなも「ラブのおかげで助かった」と感心しているようですが、
それに対して大輔の信用のなさときたら…
今もゴミ捨てに行ったままモタモタとサボってきたようで、「大輔はほんと使えねーな」と完全に呆れられていました

「はぁ?サボってなんかないだろ、今だってちゃんとゴミ捨てに!(ガシャン!)」

ゴミ捨てした俺様を責めるんじゃねー!!と自分の仕事ぶりをアピールして、
手に持っていた空のゴミ箱を振り回す大輔。しかしその途端、せっかく飾りつけしたばかりのガイコツ人形にゴミ箱が直撃!
すっ倒されそうになったガイコツをラブと大輔が慌てて支えますが、大輔は
ラブとの密着にドッキンコして手を放してしまいます。あ〜あ…

「わっ…!わわ、わぁぁぁぁ!!」

どっしゃーん!!

「た、大変!大丈夫ラブ!?」

「うぅ…今、なんで支えてくれなかったの…!」

「え…う、うるせぇ!どうせ明後日には壊して捨てるもんだろ!
 なに真剣になってんだよこんなの、文化祭なんてテキトーにやりゃあいいんだよ!」

「…!?」

大輔の最低劇場開幕。ラブを意識してる照れ隠しに言ってしまったのは分かりますが…それにしてもひどすぎだろ
みんなが頑張ってる中ふらふらとサボり、せっかくのガイコツ人形をメチャクチャにして、謝りもせず
「なにマジになってんの」と開き直るとは…
これにはさすがのラブも
「ふざけるなよクズ野郎」と相当険しい顔に変わってしまいます



「だ、大輔君そんな…!」

「じゃあ…なんで実行委員になったの…!?」

「そ、それは…(お前がいるからなんて言えるかよ…)
 そ、それもテキトーだよ!俺は別にやりたくなかったんだ、こんな面倒臭いこと!」

「…だったら、私一人で良かったのに!!」

「あ〜あ〜そうかよ!悪かったなぁ余計な事して!」


(C)CAPCOM / TEAM BASARA

この…
大馬鹿者がアアアーーッ!!

大輔貴様それでも男か!なんて情けない奴だろう、ラブ目当てで実行委員になったらなったで
ラブと一緒に一生懸命頑張ればいいのに…それがサボりまくったあげくみんなの足を引っ張って、こんな白けるセリフを連発かよ!


(C)こせきこうじ/集英社

こんなやつはいるだけで害になる
ゴキブリやハエ以下やろーだ
存在価値がまったくない
生きていてもムダなこと
駆除した方が世の中のためだ
(えー

まったく救いようがないな大輔…同じ男子生徒でも美希に惚れてるボーズ君や、ブッキーとデートしたメガネ君なんかは
いい奴らなのになぁ。なぜ大輔だけこんなクズ野郎なのか…
結局2人の間に険悪な沈黙が続いたまま、文化祭の準備を終えたラブ達は教室を後にするのでした

それにしてもなんて幸先悪すぎな天気
明日は楽しい文化祭だというのに、なんつーどんよりお先真っ暗な天気なんですかこれは!
これはきっと
どこぞの第六天魔王様が近くをうろついてるに違いない:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

ザアアアアアアアアア!!

「わっ…雨…!?あっ、そ、そうだ!」

そしてラブが家に向かっていたその途中、物凄い勢いで一気に降り出してきた大雨。
突然のどしゃ降りに驚くラブですが、その時教室の窓を空けっ放しにしていたことを思い出してしまいます
このままではせっかくのお化け屋敷がズブ濡れに…それに気づいたラブは、急いで教室へと戻ります

「わぁぁ!やっぱり窓開いてた!あっちゃあ〜…ええっと、こうだったよね確か…」

「おいラブ、何してんだよ一人で」

何でもないです、帰ってください(えー
グシャグシャになった小道具をラブが直していると、そこにまたしても大輔が登場!
ラブが教室に向かってドタドタ走っていくのを見て、それが気になって追いかけてきたようです
なんつーか…大輔的には
小道具は別にどうでもよくてラブと一緒にいたいだけっていうのが
いちいちまた「うっとうしい奴だな」という気分にさせられるというか…



「何って、実行委員のお仕事だよ」

「じゃあ俺も手伝うよ」

「いいよ、どうせ面倒臭いと思ってるんでしょ」

「あ、あれは…」

ゴロピシャアアアアアン!!

「う、うわぁあぁあ!?ひ、ひい…」

ラブにも
「帰れよお前」と冷たい反応をされてしまう大輔でしたが、その時ドッカーンと鳴り響いた雷の轟音!
すると大輔はすっとんきょうな悲鳴を上げて、その場でガクガクと震え出してしまいます
お、おいおい、このうえまだ「雷こわくて震えちゃう」みたいな弱点があるのか:;y=_ト ̄|○・∵. ターン  大輔の情けなさは異常すぎるだろ…



「…大輔、もしかして雷恐いの?」

(ぐっ…!わ、笑われる!絶対笑われる!)

「大丈夫…?こういう時ってどうすればいいのかな…そうだ、ティッシュで耳栓は?
 雷の音が聞こえなかったら、少しは恐くないよね」

うあぎゃあああああああああ!!そ、そんな!バカにされるならまだしも「かわいそうな大輔…」みたいな顔で
普通に心配されてしまうなんて…いやあああああああ!!これはきつすぎる…俺なら大笑いされた方がまだマシですよ
こんな弱くて情けない姿を心配されてしまったら、男として致命的というか今すぐ消えてなくなりたいというか…


(C)板垣恵介/秋田書店

俺が…
俺が弱いから……ッッ!!
(えー

俺が大輔なら屈辱で脳内麻薬が出まくったあげく窓から身投げして:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

(あ…!?ラブの奴、震えてる…?もしかしてラブも雷恐いんじゃ…)

「ん…?」

「…ああ〜もう!ラブ、さっさと直すぞ!何ボーッとしてんだよ、
 面倒臭いことは早く終わらせるぞ!明日は楽しい一日にするんだろ!」

ところが、大輔にティッシュを差し出しながら実は小さくフルフルと震えていたラブ。
ラブも雷のことは震え上がってしまうほど苦手なのにも関わらず、気丈にも大輔のことを心配していたのです
そこでようやく
「ラブが恐いのを我慢してるのに俺ときたら」と奮い立った大輔は、
ラブと協力してダメになった小道具の修理を進めるのでした

「ほら、ここ押さえてるからテープで止めてくれ」

「うん!動かさないでよ」

「よし、ここはいいや。あとは…」

「ふふ、文化祭実行委員の2人って感じするね!」

「う…ま…まあな」

(あ…甘酸っぱぁ〜〜!!)

ってウエスターさん何してんだー!!
仲睦まじく作業を進める二人を見て、「ひゃあ〜甘い青春の1ページだ!!」と真っ赤になっていたウエスターさん。
なんて人間味に溢れた人なんだろう…イースやサウラーなら
「人間の恋愛というやつか、くだらない」とか言って
何も感じないだろうになあ、やはり4人目のプリキュアは美少女化したウエスターさんでいいと思うんだ…(えー

(はっ…い、いかんいかん!さっさとインフィニティを手に入れなければ…ナケワメーケ!我に仕えよ!)

ガタガタ…ガタガタガタ…

「へ…?」

「「ぎゃあああああああああ!!」」

(こ、これはラビリンスの仕業…!?あ…!だ、大輔の前じゃ変身できない!)

しかし
「あっいけない悪のお仕事しなきゃ」と気を取り直して、ガイコツ人形をナケワメーケへと変えたウエスターさん!
それに襲われたラブはプリキュアに変身しようとしますが、大輔がいる前ではそうするわけにもいきません
こんなところでも足手まといになってしまうのか大輔よ…

「バラバラに逃げようよ、大輔!」

「何言ってんだ!お前を一人になんか出来るか!」

(ちょっとぉ〜…!一人にならないと変身できないんだってば!)

「頼むからどっか行ってくれ」物凄い嫌そうな顔で大輔をウザがるラブ。そりゃそうだよ!
しかし大輔は、
「俺がラブから離れるわけにはいかない」とこんな時に限って無駄にやる気を出してしまいます
おかげでラブはさんざん生身で危険な目に遭わされるハメに…ここまでいない方がいいキャラってのも逆に珍しいよな:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

(俺が…!俺がラブを守る!)

ぼんよよーん

「ぶお!?」

「わわっ、わぁぁぁぁぁぁぁ!?」



そして
「俺がラブを守る!」と覚悟を決めた1秒後に変なトラップでラブとはぐれる大輔
大輔どうしようもねえええええええええええええ!!もはやこの情けなさにはかける言葉さえ見つからないぜ…
まあしかし、ラブにとってはこれで良かったのかもしれません。これでようやく一人になることができ、
プリキュアに変身さえすればこれ以上逃げ回る必要も…

「ラブこっちだーっ!!」

頼むからもう出て来るなー!!
なんとまたしてもラブの手を引いてあちこち逃げ回る大輔!帰ってくれ大輔!お前はもう帰ってくれー!!
一緒に逃げるラブの表情も
「ほんと勘弁してくんねーかな」と実に迷惑そうです。こいつのタチの悪さはナケワメーケ以上だな:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「はぁ、はぁ、こ、ここまで来れば…」

「ここまで来れば…何かな少年?鬼ごっこは終わりだ。さあ、渡してもらおうか!」

「な、なんのことだ…!?」

「とぼけるな…!!」

なんとかラブを連れて校門まで逃げてきた大輔でしたが、そこに真打ウエスターさん登場!
「さあ渡せ渡せ」と大輔にずいずい迫りますが…大輔はインフィニティのことを何も知らないうえに
「渡せ」って目的語が抜けた状態で言われてるので
さっぱり話が通じておりません

「大輔、ここは逃げて!」

「…逃げない!」

「な、なんで!?さっきまで逃げ回ってたじゃない!」

「さっきはラブを守るために逃げてたんだ…でも今は…ラブを守るために逃げない!」

大輔…
オレの理性がちょっとでも残ってるうちにとっとと消えるんだ!(えー
「おねがい大輔もう帰って」とラブに懇願される大輔でしたが、やっぱり大輔は言う事を聞いてくれません。もうここまで来れば立派だよ…
でも今までひたすら「情けない、男らしくない」という描写ばっかりだった中で、
ここは大輔が
唯一男を見せた場面と見ることもできますね。ここでウエスターさんに一矢報いることが出来れば、
これまでの大輔の汚名も少しはチャラに…

ゴロピシャアアアアン!!

「だ、大輔…」

「…」

「…大輔?」

「(ふら〜)」

「わわっわぁぁ!?き、気絶してる…そっか、今の雷で緊張の糸切れちゃったんだ…」

って雷にビビッて気絶しやがったー!!大輔救えねええええええええええ!!
今回唯一の見せ場を作るチャンスですら、こんな間抜けな形でフイにするとは…
これほどまでにいい所が一つもない男なんて俺は見たことがないよ:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「もう…頑張りすぎだよ。でも…ありがと」

((あ…甘酸っぺえ〜〜〜))

しかし自分のために頑張ってくれた大輔に嬉しそうな微笑みを送るラブ。
そしてウエスターさんとナケワメーケは
そんな青春の1ページにまたしても赤面
まさかナケワメーケまでこんな反応するだなんて!大輔よりナケワメーケの方がキャラ的に好感持てるってどうなのよ:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「ラブ!」

「ラブちゃん!」

「美希たん、ブッキー!来てくれたんだ!」

「当たり前じゃない!」

そしていざ変身して立ち向かおうとしたその時、ラブの救援に現れた美希とブッキー!
2人とラブは違う学校に通っていますが、さっき逃げてる最中にラブがヘルプメールを送っていたのです

「「「チェンジ!プリキュア!ビートアップ!」」」

変身した3人はバトルに突入しますが、今回のナケワメーケは2体…しかも執拗に大輔(の持っているインフィニティ)を狙って来るために
美希とブッキーがそれぞれ1体ずつを受け持ち、ラブは大輔の安全確保に専念することにします

「プリキュア・ヒーリングブレア・フレッシュ!!」

ズドバアアアアアア!!

「プリキュア・エスポワールシャワー!」

しゅばあああバチイイイン!!

「え!?」

とか言ってるうちに必殺技が当たって決着が…って美希の必殺技効かねえー!!
なんてこと!片方のナケワメーケは、ブッキーのキュアスティックで粉々に吹っ飛ばされましたが
もう片方に放った美希の必殺技はまるで通用せず!ついにキュアスティックのない美希が戦闘について行けない時が…
そして美希の取り逃がしたナケワメーケは、一瞬の隙を突いてラブからまんまと大輔を奪い取ってしまいます

(くっ…!)

「大輔!大輔を返して!」

「あった…!ふふふ、すぐに返してやるとも!」

美希が自分の無力さにギリギリと唇を噛む中、大輔の小箱を奪い取ってご満悦のウエスターさん。
こうなればもはや大輔に用などなく、思いっ切り乱暴に大輔を投げ捨ててしまいます
ウギャア壁に激突して死ぬー!というその時、慌てて助けに入ったシフォンとラブにより、事なきを得た大輔でしたが…

「大輔!大輔ぇぇっ!」

「また助けてもらったのか少年?情けない奴め!」

おい、きたないから片づけておけよ、そのボロクズを!(えー
やはりウエスターさんの目にも大輔は「情けない小僧」としか映っていなかったようで、
あーあまた女の子の足引っ張ってるよと皮肉られてしまいます。まあそう言われても仕方ないんだけどな…

「大輔は情けなくなんかない…!自分じゃ何もしないで見てるだけの
 あんたなんかより…!100万倍強くて格好良いんだからッ!!」


(C)板垣恵介/秋田書店

ないないそれはない(えー

ウエスターさんの言葉に怒り心頭のラブは、キュアスティックを取り出し必殺技の体勢に!ラブの怒りたい気持ちも分かるんですが
正直大輔の格好悪さはもはや救いようが:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「プリキュア・ラブサンシャイン・フレッシュ!!」

ドッバアアアアアアン!!

そしてラブの必殺技により跡形もなく吹っ飛ばされるナケワメーケ!やはりこいつが特別タフなわけでもなかったようで、
美希の必殺技がもうお払い箱ということがこれで浮き彫りに…(えー

「ハーッハッハッハッハ!今日はこのくらいで許してやろうプリキュア!
 さらばだ!ん〜〜むっちゅ」

ナケワメーケを倒されてしまったウエスターさんでしたが、お目当ての小箱を入手できた以上そんなのは関係ありませんでした
小箱に熱烈にちゅっちゅするほどハシャぎまくりながら、ウエスターさんは意気揚々と引き揚げて行くのでした

「こ、これが…インフィニティ…!んふふ、んふふふふふ…!」

ぼんよよよーん

「どおうおおおおーーっ!?」

《ビックリ箱だよーん!byトリニティ、ビックリ箱だよーん!byトリニティ》

「イ、インフィニ…え?ト、トリ…え?え?」

さっそく満面の笑顔で小箱を開けたウエスターさんでしたが、
当然ながら中身は
インフィニティとまったく関係のない代物でした
何かと思えば小箱は単なるビックリ箱。状況が飲み込めず「え…?ちょっ、え…?」とひたすら混乱するしかないウエスターさん面白すぎる

(…どうして…どうして…私だけ…)

そして翌日、文化祭を存分に楽しもうとはしゃぐラブとブッキーでしたが
美希だけは自分だけキュアスティックが使えないことを
思いっきり気にしていました


(C)三条陸・稲田浩二/集英社

や…やべえっ…おれだけだ…
おれだけができねえ…!
は、早く…なんとかしなきゃっ…!
(えー

いよいよ美希のポップ病が深刻になってきた感じですな、「一人だけキュアスティック使えない哀れな子」
今までは半分ネタで言ってましたが、まさかガチでこんなに気にすることになるとは!これは面白いことになって参りました

次回予告の意味もあるエンドカードでも、
「なんとしてでもキュアスティックを手に入れてやるぜ」
シフォンに媚びを売る
ババァの痛々しい姿が最高すぎる  ほんと最近のプリキュアは面白くなってきたなぁ

それにしても今回のブッキー、ちょっと引き気味な表情がえらく可愛いと思ってしまったのは私だけでしょうか
いつものニコニコ笑顔もいいけどこういう顔もまたいいもんだなぁ
天使のようなブッキーをもっともっと引かせたいんです!!(えー  次回に続く


■フレッシュプリキュア! 第17話「シフォンはまかせて!ベリーの新しい力!!」
 

「きゅあ〜!きゅあ〜!らぶ!らぶ、ごはん〜!」

「あっ、シフォンちゃんお腹が空いたのね」

「今日のメニューは何がいいシフォン?」

「きゅあ、きゅあ〜!」

「『チョコレート味の甘いケーキが食べたい』って」

「…」

冒頭の場面、腹が減ったとわーわー騒ぎ出したシフォンをあやしていたラブ達。
シフォンの言葉を訳せるブッキーのキルン、シフォンの食べたいものを作り出せるラブのピルン…
こんな日常生活でも活躍する2人のピックルンを見て、美希は
「なんで私だけ…」とまたしても落ち込んでいました



にしてもこの場面、アングルのせいでなんだか
ブッキーがシフォンにおっぱいあげてるみたいに見えますよね
ブ、ブッキーのおっぱいだと…!?いかんな想像するだけで鼻血が…(えー

「はぁ…どうして私だけピックルンが現れないのかな…」

「えっ?」

「この前だって私だけキュアスティックが出せなくて、2人の足引っ張っちゃって…
 ねえタルト、どうしたらピックルンは出て来るの?」

「う〜ん、そう言われてもなぁ…ワイにも詳しいことは分からへんねん」

「はぁ…………あっ、もしかして…!」

「早くピックルンが欲しい」とタルトに泣きつく美希でしたが
「ごめん知らない」と相変わらず役に立たないタルト。
本当タルトは何のためにいるのか分からない奴だな:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

結局自分で考えるしかない美希でしたが、そこで思いついたのはピックルンが出てきた時の共通点。
ピルンが出て来たのは、飢え死にしそうになったシフォンをラブが必死に助けた時、
キルンが出て来たのは、体調を崩したシフォンをブッキーが手厚く看病した時…
つまり
何かしらシフォンのお世話をしてあげればピックルンが出て来る可能性が高いようです

「決めた!私しばらくシフォンのお世話係になるわ!よろしくね、シフォン」

というわけでシフォンを自分の部屋に連れて帰ることにした美希は、これからつきっきりで世話をしてあげることに…

関係ないけど今回のサブタイの場面、アナログで視聴するとサイドカットのせいで端っこのラブとブッキーがまったく映らなかったですね
アナログで見てた人は
ざまあとても残念でしたね(えー

「はぁいシフォン、ようこそ私の部屋へ!ゆっくりくつろいでね」

「ぷりぷ〜(がしゃーん)」

「ああ!?ちょっとシフォン!なんてことするのよ!めっ!!」

「う…うぇ…んあああ〜〜!!ああああ〜〜!!」

ところがシフォンを連れて帰ったものの
部屋に入って5秒もせずにシフォンを泣かす美希
先が思いやられすぎだろ!化粧水をちょっと倒しただけでそんな怒らんでも…中身がこぼれたわけじゃないんだし
まあ化粧水は
ババァの美希にとっての命の水だからしょうがないのかもしれませんが:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「ご、ごめん、きつく言いすぎたわ、ほーらべろべろばぁ〜!」

「ぷい〜…!」

「え、えっと…さ、さあシフォンご飯ですよぉ〜、遠慮なく食べていいのよ。
 でもその代わり、お願い私のピックルン出してぇ〜?」

「ぷい!!」

なんとかシフォンの機嫌を直そうとする美希でしたが、しょっぱなのアレでシフォンは完全にヘソを曲げてしまっていました
「おいメシやるからピックルンくれよ」物凄い打算的なお願いをしてみるものの、当然シフォンは言うことを聞いてくれません

(こうなったら…!シフォンのお世話を完璧にマスターしてみせるわ!)

結局何をやってもシフォンの世話がうまくいかず、本屋で子育て本を一心不乱に読みふける美希。
人一倍見た目を気にする美希が、ボサボサの髪を直す余裕もないほど必死なようです。そしてその研究の成果とは…

「はぁ〜いシフォンちゃ〜ん!美希たんでちゅよぉ〜ん!」

「ぷ…ぷい…」



や…やりやがったー!!無理はいけない!無理はいけないよババァ!
なんだかNHK教育のおねえさんみたいな格好で迫る美希ですが、この
思わずのけぞりたくなるような気分はなんなんでしょうか(えー
シフォンも美希に心を許すどころか
明らかに引いております。さすがにババァが可哀相になってきた:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「ほ〜らぁ!一緒に遊ぼう!おもちゃも一杯あるよぉ!」

「ぷ…ぷ…ぷり…」

「ねえシフォンちゃ〜ん!好きなおもちゃあげるから機嫌直してくれない?」

「ら…らぶぅ!どこ〜〜!」

「ラ、ラブじゃないのよ、美希たん!」

「うあああ〜〜ん!いのり〜〜!どこ〜〜!」

「い、祈里じゃないのよ、美希た…」

「あああああ〜〜ん!らぶ!いのり〜〜!!」

も、もういい!もうやめるんだババァ!!
もはや恐怖なレベルの美希の無理しすぎな姿に、シフォンもわんわん泣き出してラブやブッキーに助けを求める始末。
必死すぎる美希の痛々しさときたら…も、もう見てられない!


(C)板垣恵介/秋田書店
見るに耐えねえ…ッ!

男の中の男・花山さんですら目をそむけずにはいられません(えー
もはやシフォンの美希への好感度はどん底の底にまで落っこちてしまうのでした

「はーい目線こっちね!美希ちゃんいいよー!」

相変わらずシフォンとちっとも仲良くなれないまま、モデルの仕事が入って撮影現場へ出かけるハメになってしまった美希。
赤ん坊のシフォンを自分の部屋に置き去りにはできないので、現場まで乗ってきた車の中にシフォンには隠れてもらいますが…

「あれ…?シフォン?どこに行ったのシフォン!?」

しかし、美希が撮影を終えて車に戻った頃には、すでにどこかへ消えてしまっていたシフォン!
どうやら狭い車に閉じ込められたのが退屈なあまり、さらにヘソを曲げて飛び出してしまったようで…

「公園でデートか…人間は緑に癒されるらしいが、そんな場所で不幸に見舞われたらダメージは倍増だろうな」

「すみません!あの…この辺で、このくらいの白いぬいぐるみ見かけませんでした!?」

「へっ…!?えっ…い、いえ見かけませんでしたが…?」

「あぁ…ありがとうございます」

「…あれぇ…?」

いなくなってしまったシフォンを探して公園中を駆け回る美希。その途中、
芝生でごろごろしているウエスターさんにも出会いますが
誰一人としてシフォンを見かけた人はいませんでした。それにしても芝生でごろごろですか…
きっとウエスターさんは
貧乏姫のごろごろソングを聞いて自分もやってみたくなったんだろうな…(えー

緑色〜芝生に〜♪
寝転んで〜いたい〜♪
動物も〜一緒に〜♪
ごろごろし〜た〜い〜♪

「シフォン…!どこに行ったの!?シフォン!シフォーン!」

(私が…私が勝手にお世話係なんか始めたからこんなことに…!)

激しい焦燥感にかられながら、汗だくであちこち走り回る美希。林の中を隅々まで探し回っているせいで、
全身は擦り傷だらけ、髪も服も汚れでグシャグシャに…しかし、それでも美希は懸命にシフォンを探し続けます

(そういえば昔…みんなでかくれんぼしてて、私一人でずっと隠れてた時…
 本当は寂しくて、恐くて…早く誰かに見つけて欲しかった…!)

そんな中、美希の脳裏に幼い時のある記憶が甦ってきました
ラブやブッキーとかくれんぼで遊んでいた時、何をどう間違えたのか隣町の公園まで足を伸ばしてしまった美希。
誰にも見つけられずほとんど行方不明のようになってしまい、町中を探し回ったママがやっとの思いで見つけてくれたのです
「別に一人でも平気だったのに」と強がっていた美希も、ママの温もりを実感した途端に我慢していた寂しさがどっと溢れて
ボロボロに泣いてしまった経験があったようで…

(あの時ママが見つけてくれて、凄くホッとしたわ…きっとシフォンも今、あんな思いをしてるはず…
 だから私が見つけてあげなきゃ…!
 今は私が、シフォンのママなんだから…!!)

一人ぼっちがどれほど心細いかを誰よりもよく知っている美希、なんとしてもシフォンをそんな危機から救ってあげたいと
より一層の強い気持ちで辺りを探し回ります

「シフォン…シフォン…!あっ…!?」

「ぷり?」

「み…見つけた…!」

「あっ、美希たん!?」

「私達、撮影の見学に来たらシフォンちゃんがお腹を空かせてて…」

そしてようやく念願かなってシフォンを見つけた美希…って、な、なんということか…
今までどこに行っていたのかと思いきや、なんとシフォンは
美希のことなんぞ放っぽってラブ達とよろしくやっていたのです
こ、こいつ…美希が一体どれだけ切実な思いでいたことか…一体どれだけ…
あぁ、このシフォンに感じるイラつきはまさに
ママは小学4年生のみらいちゃんそのものだよ(えー
15年前の感情が同じ声で再び甦ることになるとは(#^ω^)ピキピキ

「っ…シフォン…どこ行ってたのよ!!」

「ぷ、ぷり…」

そんないらぬ心配をかけたシフォンに怒りを抑え切れない美希!これは当然のむくいでしょうな…
正直いくらでも怒っていい場面だと思います、やっていい事と悪い事があると教えるためにも
ここは一発きついお仕置きをぶちかまして…(えー

がばっ

「…ごめん…ごめんねシフォン…私のせいで…!寂しかったよね…お腹も空いてたよね…」

「きゅあ…?」

「ほんとにごめん…ごめんなさい…!ほんとに…ほんとに…無事で良かった…!」

ところがなんと、お仕置きどころかシフォンを抱き寄せて大粒の涙をこぼし始めた美希!
シフォンへの怒りは少なからず感じていたでしょうが、それよりもずっと無事でいてくれた喜びの方が大きかったのです
正直私個人としては
苛立ちの方が大きいんですが、ここは美希に免じて許してあげることにしましょう(えー

「み…み、き…」

そんな美希の深い愛情がシフォンにも伝わったのか、自分も同じようにぽろぽろと涙を流し始めたシフォン。
そしてついに、シフォンの額に青色の光が輝き出して…

しゅぱああああああああん

「ピ…ピックルン!?」

「凄いよ美希たん!」

「きっと美希ちゃんの気持ちがシフォンちゃんに通じたのね!」

「ありがとう…シフォン…!」

ねんがんの ブルンを てにいれたぞ!!
とうとう美希もラブ達と同様にピックルンを使える時が!なるほど、ピックルンを呼び出す条件というのは
正確には
シフォンと心を通い合わせることだったのか…そんなピックルンの出現に、シフォンと美希もにっこり笑顔に変わります
しかしそれは
「やっとピックルンが出て来たぜげっへっへ」という感情よりは、
純粋にお互いの気持ちが通い合ったことを喜んでいるのかもしれません

ドッシイイイイン!!ドッシイイイイン!!

「え!?な、なに!?」

「こ、こんな所に…ラビリンス!?」

しかしそんな喜びもつかの間、ふと気がつくと公園をメチャクチャに破壊しまくっている巨大なナケワメーケの姿が!
ついさっき
「この公園の人間を襲撃したら不幸になるかなー」と考えていたウエスターさんが、
どうやらそのアイデアを採用して、サンドイッチから生み出したナケワメーケを暴れさせていたようです

「「「チェンジ!プリキュア!ビートアップ!」」」

「フン!現れたかプリキュア…やれナケワメーケ!」

そして変身してナケワメーケと戦うラブ達でしたが、
「初代プリキュアの必殺技を見せてやるよ」と言わんばかりの
ケチャップとマスタードのプリキュアマーブルスクリューが炸裂!戦闘開始早々ラブ&ブッキーがピンチに…って
ブッキーの顔にドロドロした液体が!ドロドロした液体があああああ!!
このナケワメーケは色んな意味で
いいオカズになりそうですね:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「これはいい!プリキュアサンドイッチの出来上がりだ!」

「う…ううっ…!」

「ピーチ!パイン!」

ラブとブッキーを痛めつけてすっかりご満悦のウエスターさん。しかし
「バカめスキだらけだ!」とそこに美希の強烈な蹴りが炸裂!
まんまと2人を救出した美希は、そのまま勝負を決めに必殺技の体勢に入る!

「響け、希望のリズム!キュアスティック・ベリーソード!」

おお、ラブのロッドとブッキーのフルートに続いて、美希のキュアスティックはソードなんですね
居合い抜きのようなポーズも、剣ならではでサマになってるじゃないですか
でもスティックに指を這わせるこのシーン、ラブやブッキーの時はなんとも思いませんでしたが
剣ということを意識して見ると
レーザーブレード起動の音楽が脳内再生されるから困る(えー  てけてーてーれーてーれーてーれー

「プリキュア・エスポワールシャワー・フレッシュ!!」

ドッバアアアアアアアン!!

プリキュアダイナミック!ついに火を吹いた美希のキュアスティックで粉々に散るナケワメーケ!
ウエスターさんもさすがに
今回の敵は適当に出しすぎて思い入れがなかったのか
「ちくしょう覚えてろー」みたいなセリフも言わずに無言で帰ってしまいました(えー
フレッシュプリキュアは敵側の3人にもドラマを持たせないといけないから大変ですな…そこが面白いんですけどね、次回に続く


■フレッシュプリキュア! 第18話「プリキュアに会いたい!小さな女の子の願い!!」
 

「「か〜わい〜い!!」」

「いいでしょ〜!ブルンの力でこんなおしゃれが出来るの!」

「きゅあきゅあ〜!」

冒頭の場面、ようやく手に入れたブルンの特殊能力を存分に堪能していた美希。そういえば前回はまだ明らかになってませんでしたね
ラブやブッキーも思わずうらやむその能力とは、なんと
シフォンの服を自在に着せ替えできるというものでした
ふ…服を…着せ…替え…?
今までで一番いらない能力じゃないですか!!(えー
やっとの思いで手に入れたというのに、なんだこのしょぼい能力は…
タルトなんて常に全裸だというのに
それと同族のシフォンに着せ替えができでも特にメリットが…:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「美希、大変よ!和希が学校で倒れて病院へ運ばれたって!」

「ええ!?」

3人がシフォンのファッションショーで盛り上がっていたその時、血相を変えて部屋に飛び込んできた美希ママ!
なんと美希の弟・和希が急に倒れて病院へ運ばれてしまったそうです、弟を溺愛している美希はもう気が気ではありません
ただちに3人は和希の運ばれたという病院へ向かいますが…

「いやぁ心配かけてごめん。軽い貧血だからもう帰っていいって」

「本当に大丈夫!?ちゃんと検査したの!?念のために入院したほうがいいんじゃ!?」

「わわっ、ね、姉さん大げさだよ…」

そして弟が心配なあまり
勢いあまってちゅーしてしまいそうな美希。ちゅー
まあしかし、和希が倒れたのは単なる貧血だったみたいで一安心ですね
関係ないですけど、和希って
名前が遊戯王の作者と同じ声優が遊戯王の主人公と同じって、まるで遊戯王の申し子のような男ですね

「美希たんは心配性なんだからぁ」

「でも、大したことがなくて良かった!」

「わぁ〜!クマちゃんかわいい〜!!」

「へ…?」

とその時、いきなり駆け寄ってきた病院の女の子に抱きつかれてしまったシフォン!美希に着せられたクマっぽい格好が
すっかり気に入られてしまったようです。突然のことにラブ達がポカーンとあっけに取られる中、
ただ一人まるで動じてない和希は大者だなと思いました(えー
さすが一流のデュエリストたる者は、この程度の事で心を乱したりは:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「う〜む…う〜む…」

そこで場面変わって3幹部のアジトでは、なんとウエスターさんが何かの本を熱心に読みふけっていました
マンガ本しか読んだことのないウエスターさんがついに真面目に勉強を!(えー
そんなウエスターさんを見て、サウラーも意外そうな表情を浮かべております

「ん?ウエスター君も、活字を読む楽しさを理解したようだね」

「む?活字?活字ってなんだ?」

「…」

いきなり話の腰を折られて絶句するサウラー。
ウエスターさん…この間の本の話からして
「文字」って言葉は知ってるのに「活字」って言われるともう分からないのか:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「それよりこいつを見ろ!」

「”子供達に大人気、プリキュアの姿を追え”…?ほう、大したものだな」

「忌々しい…!」

とにかくウエスターさんが目を通していたのは、プリキュアの特集記事が組まれたどこぞの週刊誌でした
”謎の怪物と戦う正義のスーパーヒロイン”という感じで、まさしく英雄のように褒めちぎられているプリキュア。
にっくきプリキュアがそんな風に称えられているのを見て、イースは腹立たしそうな表情を浮かべますが…

「一体何故だ!?どうして俺はこんな扱いなんだ!?

「え…そこなの…」

雑誌の写真をバンバン叩きながら「この写真俺が豆粒みたいにしか写ってないじゃん!!」などと
意味不明なことを言い出したウエスターさん。それ気にする所じゃねええええええ!!
「え…?」って素で引いてしまったイースのリアクションが面白すぎてやばいです

ところでこの雑誌の内容って、12話でラブパパのカツラがナケワメーケにされた時のことを記事にしてるんですね
拡大して色々読んでみると、あの時チョンマゲ頭とポルナレフ頭にされて笑ってた女子高生2人とか、
「イキな頭じゃねえか!」って駄菓子屋のばあちゃんと話してた魚屋のおっちゃんとか、
そういう脇役の話がちゃんと載ってて驚きです。こんな一瞬チラッと見える程度の雑誌の内容をちゃんと書いておくとは
スタッフのこだわりには感心してしまいますな

「ふふ…でもこれは君の名誉挽回のチャンスかもしれないよ。これほど人気のあるプリキュアを、
 子供たちの前で倒せば…」

「倒せば…?」

「FUKOのゲージが一気に溜まるってわけね」

「そうか、それはいい事を聞いた!それで、俺はどうすればいいんだ!?

「…」

「…」

ウエスターさんアホの子すぎてどうしようもねえー!!
「子供達の前で倒せばいいんだ」って聞いた次のセリフが「俺はどうすればいいんだ!?」って
一体何を言ってんだー!
「これ以上このアホ相手にどうすればいいんだ」ってむしろこっちが言いたいくらいですよ!



「これ以上何を言えばいいんだ…?」

「後は自分で考えなさいよ…!」

「あ…ふ、2人とも…!?最近冷たいなぁ…どうしよう…」

本当に私と同じ事を言って部屋を出て行ってしまったサウラー達。
それでもまだすっとぼけたことを言ってるウエスターさんもうだめぽ
ウエスターさんのアホっぷりはもはや留まるところを知らんな…一人ぽつんと残されてしまったウエスターさんは、
足りない頭を絞ってうんうんと作戦を考え続けるのでした

(シフォン、じっとしてられるかな…)

(近くにいれば大丈夫よ)

「そ、そうだね…千香ちゃん、シフォンと遊んであげてね」

「わぁーい!」

一方その頃、シフォンを掴んで放さない女の子の病室へとやってきていたラブ達。名前は千香ちゃんって言うみたいですね
これだけシフォンを気に入ってるなら少しくらいは…と、ラブ達はぬいぐるみのフリをしたシフォンと遊ばせてあげることにします

「何して遊ぼっか〜?」

「ぷりぃ〜」

「へ?」

「ぷっぷぷぷっぷ!ぷりきゅああああああ!!なんちゃって」

その時千香の前でうっかり喋ってしまったシフォン!それを誤魔化そうと機転を利かせるラブですが
どう見てもパーな人です本当にありがとうございました(えー
というか
これだけ変人丸出しな絶叫を何の恥ずかしげもなくやってるラブって一体…:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「む〜!違うよお姉ちゃん!プリキュアはもっとカッコいいの!」

「へっ?」

「急に何やってんだろうこの人…」とドン引きするかと思いきや、意外と神経ず太い少女だった千香。(えー
どうやら今のがプリキュアの真似だと思ったらしく、
「本物のプリキュアを見せてやるよ」
雑誌の切り抜きを集めた秘蔵のコレクションをラブ達に見せることにします

「あ〜!これわた…むぐぐぐ!」

「へ、へえ〜!そんなのあるんだぁ!」

「よ、よく撮れてる〜!」

「凄いねぇ千香ちゃん、プリキュア大好きなんだ!」

「うん!だからプリキュアにお手紙書いたの。千香に会いに来て…って」

よっぽどプリキュアの事が好きらしく、アルバムが一杯になるほどの写真を集めていた千香。
さらに好きな気持ちが高じて手紙まで書いたようですが、その話になると表情がどんより暗くなってしまいます
どうも単なるファンレターってわけじゃなさそうですな…その様子が気になったラブ達は、千香の母親に事情を聞いてみることにします

「え…!?千香ちゃん、明日が手術なんですか…?」

「ええ…とても手術を恐がっていて…それで千香は、大好きなプリキュアに会いに来て欲しいと
 手紙を書いたんです。でも、一体どこへ送っていいのか分からなくて…」

「プリキュアが来てくれれば、励ましてくれれば…」

「ええ、千香も手術…少しは恐くなくなると思うんです」

なんと明日に控えた手術が恐くてたまらず、それを乗り切る勇気が欲しくてプリキュアに手紙を書いたという千香。
今も手術のことを考えると震えが止まらず、不安で不安でガクガク泣き出してしまうようです。その様子を見かねてしまったラブは…



「ねえ千香ちゃん、本当は内緒なんだけど私達プリキュアと友達なんだ!」

「ええ!?そ、そうだったの!?」

「ラ、ラブ!」

「ラブちゃん!」

「お、お姉ちゃん達が本当に…?」

「ラブお姉ちゃんがプリキュア来てって頼んであげる!プリキュアなら絶対来てくれるよ!」

なんと
「プリキュア?あんなの私らの舎弟だからナシつけてやんよ」と千香に約束をしてしまったラブ。
美希とブッキーはそんな約束しちゃっていいものかとあわあわ動揺しますが、ラブの決心は揺らぎそうにありません

「あんなこと言っちゃってどうする気、ラブ?」


「変身して、今から会いに行くの?」

「ううん、ただ会いに行くだけじゃつまんないよ!せっかくだから千香ちゃんをもっともっと励ましてあげようよ!」

そして病院を後にしたラブ達、このまま変身して
「哀れな子供がいるというのはこの病院かね!」と恥ずかしい嘘をつくのかと思いきや
ラブはそれ以外にも千香にプレゼントを用意してあげるつもりのようです

「「「レッツ!プリキュア!ビートアップ!」」」

「「「せーの…フレーッシュ!!」」」

なんとゲーセンで変身した3人は、プリキュアの姿で
プリクラの写真をカシャカシャ撮り始めてしまいます
プリキュアのプリクラ…プリキュアのプリクラ…なんて言いにくい言葉なんだ:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
それにしても、どの写真でも両手をサムズアップしてるブッキーのポーズが気になりますな
ブッキーの中ではこれが流行りのポーズなんだろうか。とりあえずこの「キュアパイン」の画像は壁紙にでも使いたいな(えー



「よーっし完成!この色紙を手術の前に見せてあげれば、千香ちゃん喜ぶよね〜!」

「うん!きっと頑張れると思う!」

「ラブにしてはよく考えたよねー!」

「むう、それってどーゆー事!?」

そんなプリクラ画像をぺたぺた色紙に貼って、千香への応援メッセージを書くことにした3人。
あれだけプリキュアの写真を集めまくってるくらいですから、この超特別なプリクラを目にしたらそれはもう喜ぶことでしょう
とりあえずこの日はもう遅いので、色紙を渡すのは翌日にすることになり…

「千香ちゃん、喜んでくれるかな!」

「手術に間に合うといいけど!」

「夕方からだし大丈夫よ!」

「千香ちゃーん、待っててねー!」

そして千香の手術当日、すでに変身した姿でぴょんぴょんビルを飛び越えながら病院へ向かう3人。
千香が喜んでくれる姿を想像しながら張り切って向かいますが…

「ふう…答えを出すのに丸一日…我ながらよく考えた。
 そしてついに、最高の方法を思いついたぞ!」

「ふーやっと宿題が終わったぜ」と言わんばかりにようやくウエスターさん登場。
なんと丸一日もうんうん悩み続けていたようですが、その作戦の内容とは、
テレビ電波を操るナケワメーケを生み出し、プリキュアを叩きのめす瞬間を全国に生中継するというものでした
お、おお…なんかウエスターさんにしては凄くまともな作戦じゃないですか!(えー
この作戦が上手く行けば、日本中の人間を不幸にしてFUKOのゲージを大量増加させるのも夢ではありません
ご町内規模の人間を不幸にしていたサウラーなんて屁でもないぜ!やったねウエスターさん明日はホームランだ!(えー

《はーっはっはっは!出て来いプリキュア!
 早く来ないとこの町はメチャクチャになってしまうぞ?いいのかなァ!!》

「ウ、ウエスター!?」

「こんな時に現れるなんて…!」

そして早速全てのテレビ放送をジャックし、ナケワメーケの暴れる姿を放送し始めたウエスターさん!
一刻も早く病院へ向かいたいラブ達ですが、
「町の人達は見殺しにするけど仕方ないね」などと外道な判断をするわけにもいきません
やむなくここはウエスターさんの呼び出しに応じ、すぐにナケワメーケを片づけようとしますが…

「やめなさいっ!!」

「来たなプリキュア!これからが本当のオンエアスタートだ!」

ズッドオオオオオン!!

「「「きゃああああああああああ!!」」」

とっとと片づけるどころか逆に秒殺されとるー!!(゜д゜;)
なんてこと!ナケワメーケの攻撃にまったく歯が立たないラブ達は、あっさりと全員ダウンしてしまいました
その頃の千香も、刻一刻と迫る手術の時間に心底震え上がっていた状態…もはや何もかもがこれで終わりなのか…

「ハハハハもっとやれい!町中の子供たちを不幸にするのだ!」

「ど…どういう事!?」

「簡単な事だ…この状況は町中のテレビに放送されている!
 プリキュアが倒される姿を見れば子供たちは悲しみ、
 大いにFUKOのゲージが溜まるというわけだ!」

ラブ達のやられる姿にウエスターさんは大満足…って、全国放送されてるのかと思ったらご町内での話だったのかよ:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
なんでこんなローカルな放送局をジャックしたんだウエスターさんは!(えー
もっと
NHKとか日本テレビとかそういう放送局を乗っ取れば日本中を不幸に:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「なぁんだ…そんな事だったの!」

「だったらなおさら、負けるわけにはいかないじゃない!」

「みんなきっと、私達を応援してくれてるはず!」

「な、なに!?」

ところがウエスターさんの言葉を聞いた途端、全身に力をみなぎらせ再び立ち上がった3人!
ウエスターさんは知らなかったのです、正義のヒーローは子供達の声援が多ければ多いほど、底無しに力を増すということを
ウルトラマンティガに光が!光がいっぱい!(えー

「「「「はあああああああああああああああ!!」」」」

ズドバアアアアアアアアン!!

「お、おのれぇぇっ!いい作戦だと思ったのにっ…!覚えてろよおおおお!!」

そして3人同時のグリッターキュアスティックを食らったナケワメーケは、あえなく吹っ飛ばされこの世から消滅!
前回
テキトーに出したナケワメーケをやられた時は無言でとっとと帰ったウエスターさんも、
やはり
丸一日考えてやっと作ったナケワメーケをやられると悔しさが全然違うのか、
「覚えてろよちくしょおおおお!!」とじだんだを踏みながら帰っていくのでした

そしてラストシーン、手術室へと運ばれていくベッドの上で、窓の外に駆けつけてくれたプリキュアの姿を見た千香。
その姿に勇気をもらった千香の手術は無事成功し、プリキュアの色紙は千香の宝物となるのでした。次回に続く





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