7月15日
ジャンプ感想:食戟のソーマ 第125話「月響祭」
さて今回のソーマですが、いよいよ学園祭の開始ということで、扉絵では全体図の簡易マップが描かれていますね
とりあえずこのマップを見てみて気になるのは、どのエリアに誰がいるっていうのもそうですが、
それ以上にエリアごとの料理の金額が明示されてるのが興味深いですねえ
・王道人気エリアの料理:500円〜1000円
・物好きマニアックエリアの料理:1000円〜5000円
・高級セレブエリアの料理:5000円〜∞円
っていうことで、やばいのが高級セレブエリアの金額ですよ。最低でも1食5000円って!!
最低ライン高すぎだろ!ってことは1万円超えも当たり前みたいなエリアなんだろうな…こりゃ一般庶民が気軽に行くのは無理ですね
貧乏人はおとなしく王道人気エリアで数百円のエサでも食ってろってことか…(えー
いやでも、割とマジメにそういう住み分けはされていると思いますね。要するに、
数百円のお手頃価格で食事がしたい人 → 王道人気エリア
数千円のちょっとリッチな食事がしたい人 → 物好きマニアックエリア
数万円のガチでセレブな食事がしたい人 → 高級セレブエリア
ってことで、客層のニーズに合わせてエリア分けをしてるんだなっていう意図が感じられますからね
(お客さんがちらほらとやってきた…!)
「おっフージャオピンだ!ひとつちょうだい!」
「あ、ありがとうございます!」
「あちちち…」
ぱくっ じゅわあああああ
(えっ!?熱々の肉汁が信じられないほど飛び出してくる!
生地はサクサクのパリパリでパイ生地みたいだ、
中の肉ダネには黒胡椒がピリッと効いて…!たっぷりの刻みネギも最高!)
「めちゃくちゃうまーい!!」
そんな中、ソーマの屋台にもさっそく客がやってきてフージャオピンをほおばりますが、
「めちゃくちゃうまーい!」とかなり喜んでくれているようで、満足のいく品に仕上がっているようですね
関係ないけどこの客って見た目的に、太り気味の大柄な体型で、首元まですっぽり隠れる服装をしてるっていうのが
なんだか見ているとワートリのゾエさんを思い出すのは俺だけでしょうか(えー
ゾエさん…フージャオピンの香りにつられて別の漫画までやってくるなんて…
まあそんな冗談はともかく、このゾエさんもどきがフージャオピンを食った感想をもう一度よく見てみると、
麻(マー)や辣(ラー)の辛さについてほとんど語っていないという点が気になりますね。
普通にうまいうまい言って食べてるし、つまりこのフージャオピン、やはり麻(マー)や辣(ラー)とは関係ない料理であり、
ソーマはそういう料理で勝負するために、台湾料理というジャンルを選んだんじゃないでしょうか
仮にもし、このフージャオピンに麻(マー)や辣(ラー)の辛さが備わっていたなら、
ゾエさんもどきは辛さにヒーヒー悶えながらそのことを語っていたと思うんですよね。だけどそんな場面は見られないわけで。
まあ、ほんの少しあるとすれば「黒胡椒がピリッとする」と言っているぐらいでしょうか。
ただ、黒胡椒がいくらピリッとしたところでそれは麻(マー)や辣(ラー)とは関係がないと思うわけなんですね
なぜなら、麻(マー)というのは花椒の辛さであり、辣(ラー)とは唐辛子の辛さを指すものだから、
このどっちとも「黒胡椒の辛さ」とは別の辛さを意味する言葉であって、
いくら黒胡椒がピリッとするとは言っても、それは麻(マー)や辣(ラー)とは無関係の辛さだと思うわけです
あとは外見的な色合いから言っても、このフージャオピンには麻辣味は入ってないように思いますね
なぜなら、この間の試作シーンでソーマが用意した麻辣味というのはどれもこれもが真っ赤っ赤であり
それを麻婆豆腐や回鍋肉に足してみた結果、料理自体が真っ赤に変色していたわけなので…
でも今回ソーマが作ったフージャオピンは、普通の茶色をしているだけでこういう赤さは見られないわけですよね
だからやっぱり麻辣味はほとんど入れていないと考えられるんじゃないでしょうか
「確かにフージャオピンはいい狙いだよ思うよ正直。
同じ中華ってジャンルでありながら、
俺が得意とする四川料理との違いも出せるしね」
さらに決定的なのが、ソーマの様子を見にやって来た久我先輩のこの一言ですよ
「俺の得意分野とは違うもん作ってきたね」と明言しているわけで。
久我先輩の得意分野といえば辛さを活かした料理なわけで。
それと違うってことはつまり、フージャオピンは辛さを特徴とする四川料理とはまったく別のものであり、だからこそ
わざわざ麻(マー)や辣(ラー)を足す必要性がないってことを意味してるんだと思うんですよ
だからやっぱり、「台湾料理のフージャオピン」を選んだ理由としては、そういう狙いがあってのことだったんだろうなと思うわけです
「だけどさぁ…客の口に入らなければなんの意味もないんだよねぇ」
「わぁ〜何この豪華な模擬店!四川料理だって〜!ここにしよっか!」
「さあさあさあ、魅惑の四川料理を味わってちょ!」
「十傑第八席の店かぁ!俺もこの模擬店で食べようかな!」
「フ、フージャオピンでーす!梅チケット1枚ですよー!」
「らっしゃいらっしゃーい!」
ああしかし、いくらソーマがそんな風に考えてフージャオピンを作ろうとも、
やってくる客は誰もがソーマの店を無視して、久我先輩の店に入っていくばかりです
やはり見るからに豪華な店構えをしているのと、「十傑第八席」というネームバリューが大きいので
ソーマとは集客力が全然違うようですな…ソーマの店は粗末な屋台だし、ネームバリューもたかが知れてますからね…
そして結局、そんな状況を変えることができないまま、ソーマの店にはほんのわずかなお客さんしかやって来ない結果となってしまい…
「わぁ、すごいやこんなに!よかったじゃんお客さんいっぱい来てくれてさぁ!
先輩として嬉しいよ、遠月の未来は明るいなぁ!」
「…」
(こ…ここまで差が…)
「俺に食ってかかって来ないで、大人しく他のエリアで出店してれば…
楽しい楽しい青春の学園祭だったのに、ねぇ」
そんな風にガラガラの閑古鳥状態なソーマの店を見ながら、「わぁすごい!お客さんいっぱいだぁ!」と
皮肉たっぷりな言葉を送る久我先輩。これはなんとも屈辱ですな…
ただ、「大人しく他のエリアで出店してればよかったのに」という点については正直その通りだなって気がしますね
なぜならソーマのフージャオピンって、今いるこの物好きマニアックエリアで出すような品じゃないと思うんですよ
これが相応しいのはおそらく王道人気エリアじゃないでしょうか。そこで出していたらもっと売れていたように思います
なんでかっていうと、さっき恵ちゃんが客引きをしてる時に「梅チケット1枚ですよー!」って言ってたわけですよね
梅チケットというのは500円のチケットのことなので、ソーマはフージャオピンを1個500円で売っていたわけなんですよ
この価格設定は完全に王道人気エリアで出すべき品ですよね
今回冒頭のエリア分けの解説部分で、まさにそのことについて示されていたわけですから。
価格設定によって、客のニーズが異なるエリアに分かれていると…
つまり、こういう500円ぐらいのお手頃価格の料理が食べたいって思っている客達は
みんな王道人気エリアに集まってしまっているので、
ソーマは店を出すべきエリアを間違っているってわけです
そう、今ソーマが店を出している物好きマニアックエリアというのは、
数千円ぐらい出してもいいからちょっとリッチな食事がしたいと思っている客たちが
集まってくる場所なわけで、そうなるとソーマの店のように、粗末な屋台で数百円のやっすい食べ物を置いてる店なんて、
見向きもされないのが当たり前ですよね。要するに客のニーズと噛み合っていないわけです
それとは逆に久我先輩の店というのは、立派な店構えでいかにもちゃんとした食事を出してくれそうな安心感があるし
「十傑第八席の店」っていうのも、「ちょっといいもの食べたい」って客にとってはピッタリな肩書きですよね
そういう意味で、自分にふさわしいエリア選びって点でもソーマは久我先輩に遅れを取っている気がしますねー
「ど、どうしよう…初日は大赤字確定だべ…創真くんの退学がかかってるのに…」
「やー、初日からいい勝負ができるとは思ってなかったけど、
にしてもここまで売れねーとはなぁ」
「笑ってる場合じゃないよー!!」
ともかく初日の結果は見るも無残な惨敗であり、完全に大赤字確定のさんざんな結果に終わってしまったソーマ達。
恵ちゃんが顔面蒼白で慌てふためく中、ソーマはお気楽に笑ってますが、2日目以降にどうにかできる秘策はあるんでしょうか?
「初日からいい勝負ができるとは思ってない」という物言いからして、そういう秘策も一応あるとは思いますが…次回に続く!
(C)附田祐斗・佐伯俊/集英社
7月14日
サンデー感想:MAJOR 2nd 第60話「違和感」
さて前回、相手ピッチャーの小松が試合中にまさかの公然レイプを始めたことで、
そのスキにバントで塁に出ることに成功した大吾。そして今回はというと、冒頭で一塁手のミチルから
「ねえねえサインボールの話どうなった?」と話しかけられてますね
おいおいミチルのやつ、大吾と話す機会がやってきたら即座に親父の話かよ。さすがに勘弁して欲しいところです
ただまあ、今回のミチルは「ナイスバント、完全に意表突かれたよ」っていう風に大吾のプレーを褒めているので
俺から見た印象としては、この間の感想でブチ切れまくったほど酷くはないって感じですね
あの時のミチルは、「茂野君があたしの球を打てるわけないんだし、どうせすぐに諦める」とか
「茂野君、パパへの憧れ足りないんじゃないの?」とか大吾を見下した発言が多かったので、その部分にムッときたわけですが
今回は逆に大吾のバントをナイスプレーと褒めているので、そういう意味じゃ特にイライラは感じないですね
これぐらいの話し方だったら、俺もミチルの言動に噛み付かずに見られる気がしますわ
(あのバカ、1・2番は出すなって言ったのに…)
《3番、レフト、卜部君》
(集中して抑えろよ小松!)
そんな一方で、キャッチャーのワタルの様子はというと、敵の2番である大吾を塁に出してしまったことに頭を抱えていました
ここからは3番卜部、4番アンディ、5番光さんと続く厄介な打順。ワタルとしては「この3人には特に気をつけろ」と言っていただけに
気を引き締めてなんとしても抑えたいところです。そんな中、小松の様子はというと…
(あ〜〜ミッチーいい匂いだったな〜〜)
ゲエエエエーーー!?な、なんじゃお前ーー!!
小松てめえって野郎は!なんとミチルを押し倒した時のクンクン嗅いだ匂いを思い出してハァハァ興奮していたなんて!
とんでもないキモオタだなお前って奴は!(えー
やべえよ小松、まさかここまでの変態野郎だったとは思わなかった…前回から「小松は近藤に似てる」ってことを連呼してましたが
さすがにこの部分は似てないですね!近藤の名誉のためにもね!
近藤はアホなキャラではあったけども、キモい変態野郎ではなかったからなぁ
ともかく、「集中して抑えろよ小松!」とワタルが言っている中で、
まったく集中できてないのが小松なわけですが、果たして卜部への投球の結果は…
ドシイッ!
「いでぇ!?」
「デッドボール!」
「おっしゃチャンス広がったーっ!!」
ああああああ!!そしてここで、卜部にうかつなデッドボールを与えて余計にピンチを広げる小松!
あまりのことにワタルの表情も相当やばくなっております。お前も大変だなあ
まさか試合が始まってすぐ、ここまで小松に振り回されるとは…
「あ、あのバカ…タイムお願いします!」
(や、やばっ、ワッキーに怒られる!)
そしていよいよ、もう勘弁ならんとばかりにタイムを取って小松のところへ駆け寄るワタル!
そりゃあこれだけ試合をグチャグチャにされたら一言言いたくもなりますよね
ズカズカとマウンドへ向かうワタルですが、それに気づいた小松はというと…
めっちゃ逃げとるー!!おいこら小松ー!!
なんと怒られたくないあまり、ワタルの前から逃げて大吾を盾にする小松!て、敵を盾にすんなー!
どんだけメチャクチャなんだ小松!それにしてもこのシーンは、小松は近藤そっくり説を唱えている俺には、
またしてもそれを確信する場面となっていますねー
そう、こんな風に「あのバカ…!」と味方に怒られ、逃げ回って他人を盾にするってシーンが
まさに近藤にもあったからです。近藤や!まさしくこの場面は近藤やでー!
やっぱり小松は近藤モチーフで生まれたキャラって点は間違いないと思うなあ
《4番、ファースト、鈴木君》
そして次のバッターが打席に入ってきますが、4番の鈴木君…っておいおいおい
アンディの苗字って鈴木だったのかよ!!今回初めて明かされたなオイ!
鈴木アンディがフルネームだったってわけか…確かに俺が小学生だった時も、
こういう風に苗字が漢字で名前がカタカナの子ってよく見かけた気がするなあ
まあともかく、ワンナウト1・2塁というピンチで4番のアンディを迎えるとあって、
さすがに今までのようなお気楽な態度は消えてきた小松。ここからは気を取り直して真面目に投げるようですが…
パァン!「ボール!」パァン!「ボール!」
パァン!「ボール!」パァン!「ボール!フォアボール!」
だああああああああ!!真面目に投げてもフォアボールかお前ー!!
うわあああ、どうにもこうにもコントロールがまったく定まらず、アンディにあっさりとフォアボールを与えてしまう小松!
気がつけばもう満塁ですよ!ここまで小松のエラー、小松のデッドボール、小松のフォアボールと
全部小松のやらかしで満塁にまでしてしまうとは…
(ダ、ダメだ今日の小松は…急に先発を言い渡されたせいで、
全然調整できてねえ!監督…!)
そんな小松のダメっぷりについて、本来はミチルが投げるはずだったのを、急に小松に変更されたせいもあって
まったく調子が整えられていないと感じるワタル。このまま投げさせてもまともな試合にならないと悟ったワタルは、
ベンチにいる監督へ視線を送りますが…
ね、寝てんじゃねえジジイイイイイイイ!!
おいこらあああああああ!!なんで試合中に熟睡しとるんじゃこの監督はあああああああ!!
大丈夫かよこのチーム!?東斗ボーイズムチャクチャじゃねーか!まともなのはワタルだけであとはアホしかおらんのかー!!
《5番、ピッチャー、佐藤君》
「(ひそひそ)」
(ん…?ミチル?)
そしていよいよ最強バッターの光さんが打席に入り、東斗ボーイズ絶体絶命というその時
なにやら小松に耳打ちをし始めたミチル。小松に何かアドバイスでもする気でしょうか?
ミチルもピッチャーだから気持ちが分かるのかもしれませんね。たとえば、調整に失敗した時の立て直し方とか…
ってただの色仕掛けだこれええええええええ!!
だああああああ!!「わたし小松と全国大会行きたいよぉ〜」ってなんじゃこりゃあああああ!!
ここでまさかの色仕掛けって意外と計算高いなミチル!
こういう「色仕掛けでやる気を出させる作戦」って、俺的には
大吾の姉ちゃんが卜部に対してやるんじゃないかと思ってたんですよね
あのふぬけ状態だった卜部を、姉ちゃんが誘惑してやる気を出させるっていう…
まさかそれをミチル&小松でやるとは予想外だったなあ
「フンガー!!」
ズッバアアアアアン!!
「ストラーイク!」
(な、なんだ?ミチルのやつ、小松に何を言ったんだ?)
そんなミチルの色仕掛けは効果バツグンだったようで、さっきまで調子がガタガタだった小松の投球も
一気に何もかもが絶好調のような状態となり、すばらしいボールを投げ込むようになっております
「こいつがワイ本来のピッチングや」と、これなら近藤も浮かばれることでしょう(えー
そんな絶好調の近藤ボールで光さんを追い詰めていく小松ですが、さすがに光さんもただでやられる男ではありません
ツーストライクと追い込まれながらも、3球目にはしっかり捉えて近藤ボールを打ち返す結果に!
1打席目からもう打つとはさすがですね、まさしくピッチャー返しという感じに飛んでいったそのボールは、
一直線に小松へと向かっていき、その結果どうなったかというと…
タフネスブロックだこれー!!
なんと光さんの打球は小松の腹をモロに直撃!これこそまさにタフネスブロック!これが超次元サッカーだ!(えー
いやしかし、鍛え抜かれた鋼の肉体ならタフネスブロックも可能でしょうが、小松は本当に大丈夫なのか?
ただ単に腹にボールが直撃しただけなんじゃないか?このまま倒れて悶絶ということもありうるんじゃ…
「小松!バックホーム!!」
おっとしかし、その時ミチルの声を聞いたことでハッと我に返り、すぐさまボールを返球する小松!
これもまた2人の愛の力なのか、それとも単に小松の性欲の力なのか(えー
ともかく小松のバックホームによって三塁ランナーがアウト、さらに光さんを一塁で刺すべく送球が送られて…
「くっ…!」
ズザザザザ!
「アウト!スリーアウトチェンジ!」
ああ、光さんも一塁へは間に合わず、ダブルプレーでチェンジとなる結果に!
渾身のヘッドスライディングで一塁へ飛び込んだ光さんですが、惜しくもわずかな差でアウトとなってしまったようです
うーむこれは悔しいですね、まあまだ試合は始まったばかりなので、光さんには次の機会で打ってもらって…
「…」
「…?どうかしたの光君?」
「な、なんだ?まさか今のヘッスラでどこか痛めたのか!?」
「いや…僕は無事なんですけど…」
ってメガネぶっ壊れとるー!!えええええええ!?
なんと今のヘッドスライディングの際に、メガネをぶつけてフレームを壊してしまった光さん!おいおいおい!
いやーメガネが壊れるってのはかなりの大事件ですよ…俺もメガネをかけてるので分かるんですが、
フレームが壊れちゃった時って、多少テープで止めたぐらいじゃまともに使えないんだよね
ちょっと動くだけでもグラグラするし、ちゃんと修理しないとメガネが全然使いものにならないっていう。
ううむ、こうなると光さんはメガネなしでやるしかないと思いますが、視力は一体どれぐらいなんだ?まともにプレーできるのか?
光さんはピッチャーとしてもバッターとしても間違いなくチームの主力なだけに、
これで力が出せなくなってしまったら、ドルフィンズにはとてつもない痛手となってしまいますが…次回に続く!
(C)満田拓也/小学館
7月13日
アニメ感想:食戟のソーマ弍ノ皿 第2話「交錯する光と影」
さて今回のアニメ版ソーマですが、冒頭の場面ではソーマに負けたアリスがぴーぴー泣くシーンをきっちり流してくれましたね
いやはやこれはありがたいですよ。前回ラストでは、アリスがソーマに敗北した瞬間に
もう次の黒木場と恵ちゃんがスタンバっていたので、泣きわめくアリスはカットされてしまうのかと思いましたが
今回ちゃんと尺を用意してくれていたので、これには満足といったところです
あとアニメではアリスの声優さんが、かなり可愛らしい感じの声を出す人だから、
わんわん泣きまくるアリスの声がえらい幼く聞こえて、ほんとに小学生ぐらいのお子様ガールが泣いてるって感じでしたね
まあ実際、この時のアリスは見た目的にもお子様っぽいので、これはこれでアリなのかもしれませんけども
しかしそんな風にお子様な一面を見せた後で、会場を去ったアリスが見せた表情というのが…
こんなんだったのには吹きました。こえええええええ!!
さっきまでのお子様顔と大違いじゃねーか!この眼力だけで人を殺せそうなおっかない表情ときたら…
この画像だけ見ると、子供らしさなんて微塵もないアダルトで妖しいキャラに見えますよね
アリスって大人っぽさと子供っぽさが同居してる感じのキャラだよなー
ともかくアリスが退場した後は、次の試合のために黒木場と恵ちゃんの出番となるわけですが…
《それでは選手の入場です!
予選Aブロックを幸平選手と同じ2位タイで通過、黒木場リョウ選手です!》
この黒木場の紹介セリフ、なにげに原作にはないアニメオリジナルの言葉でしたね
この改変で俺がどう思ったかというとめっちゃいい改変やんと思ったわけですよ
なぜならこの紹介セリフは、ソーマと黒木場の実力が同等であるってことを強調してるからですね
俺がこの時期の原作感想を書いてた時に、ずっと言っていたことっていうのが
ソーマと黒木場は予選の時に同じブロックで同じ点数を出したわけだから、この2人って実力的には互角なわけで
そのことをもっと強調するべきだって言ってたんですよ。ソーマと黒木場は互角の腕を持つライバルだと。
というのも、この頃の原作はとにかくソーマと葉山を比較してばかりで、黒木場のことは完全スルーだったので
俺はそのことがすごく気になってたんですね。ソーマと比べるなら、葉山よりもまず黒木場を優先すべきなんじゃないのかと。
感想の中でも何度かそのことに触れたりしてて、もっとソーマと黒木場を比べろってことをわーわー言ってたわけですが…
そんな俺の不満を解消してくれるのがさっきの一言だったというわけです
「予選Aブロックを幸平選手と同じ点数で通過した黒木場選手」っていうね
ソーマと黒木場が互角なことを強調し、まさしく俺の不満をきれいに消してくれる一言。
地味な改変ではありますが、これがあるとないとじゃガラリと印象が変わってくると思います
加えて言うなら、このシーンだけに限らずアニメ版ソーマでは、ソーマと黒木場の比較を他の場面でもやってくれてるんですよね
それは第一期の予選終了のシーンで、黒木場がソーマの93点という点数をジッと見ながら
「同点…幸平…創真…」っていう風につぶやくシーンがあったわけです
これもまた、黒木場とソーマが同点だということを視聴者に印象付けるために、アニメで追加されたシーンですよね
こんな風に、原作にはない細やかなアレンジで、俺の抱えていた不満を解消してくれているのが
アニメ版の素晴らしい長所だと思いますねー
さらに、俺が喜ぶようなアニメ版の改変点は他にもあります。
それがこのシーン、恵ちゃんが試合前にラーメンの試作を行う場面ですね
原作だとこの場面では、いまいち強そうに見えないハゲ先生の教えを思い出しながら
恵ちゃんが試作を進めていったわけですが、アニメではそんなハゲ先生の出番がなくなっていたわけです
このハゲ先生について、俺が原作を読みながらどんな感想を書いたかっていうと
こんなハゲの教えをいくら思い出しても黒木場に勝てっこねーぜ!ってことだったんですよね
なぜなら黒木場はソーマと変わらない強さを持つ男なわけですから、それを相手にこのハゲ先生の教えで戦うのは頼りなさすぎると。
イメージしやすいのは、恵ちゃんがソーマ本人を相手に真剣勝負を挑むと考えた場合、
果たしてこのハゲ先生の力でソーマに勝てるのかってことなんですよね
正直ぜんぜん勝てる気しないんですよ、このハゲの力じゃ勝てっこないですよ!(えー
そう、だからこのハゲについては、出番カットにしちゃってもよかったんじゃないかと思っていたわけです
その結果アニメではどうなっていたかというと、ハゲの出番はきれいにカットされていたというわけですね
ここでもやっぱり、俺が原作で感じていた不満を解消するアレンジを入れてくれたわけですよ。
こういうアレンジのひとつひとつが本当にありがたいというか、要するに原作を読んでいて「引っかかる部分」だったわけですが
アニメではそれがきれいに解消されているので、引っかかる部分がどこにもなくて
とてもスムーズな気持ちで見れるんですね
そういう風にアレンジを数多く入れているわけですが、アレンジを加えつつも主軸のストーリーはきっちり守っているというのも
素晴らしいと思うわけです。アニメスタッフは決して自分達の好き勝手に話をいじっているわけじゃなくて、
忠実に守るべき原作の部分は忠実に再現して、そのうえで俺が喜ぶ細かいアレンジを加えてくれているというのがね…
それがやっぱりありがたいなぁと思うわけですよ、これは二期だけじゃなくて一期でもずっと感じていたことで
ソーマスタッフの話作りというのはまさしく俺にとって理想的で、こんなに嬉しいアニメ作りはないと
思っているぐらいなんですよね。ちなみにそんな理想的なアニメ版ソーマで、唯一もったいないなと思っていたのが
一期の時に後半で作画が失速してしまったってことなわけです
一期の時の放送は2クールで全24話だったわけですが、1クール目が終わって後半に入ったあたりで
作画がちょっと物足りない感じになっちゃったんですよね。それが唯一改善して欲しいなって思った点だったわけですが
今回のこの二期は1クールで全13話に変わったわけですよね。そう、1クールになったことで
俺が唯一の欠点だと思っていた「後半の息切れ」が、この二期では改善される可能性が非常に高いと思うわけです。
そうなると、いよいよ不満点がどこにもなくなって最高評価のアニメになると思いますねー
13話っていうのは俺の原作感想にも追いつかないペースだから
俺のメンタル的にも安心して見れますしねー(えー まあともかくですよ、このアニメ版ソーマ二期っていうのは
俺が一番喜ぶようにできているというか、俺の感性に一番フィットした形になっているんですよねー
それと黒木場VS恵ちゃんのエビエビVSホタホタもしっかり放送されてましたね
前回の磯兵衛もちゃんと出てきてたから、こっちもやってくれるだろうと思っていたので、期待通りに再現してくれて何よりです
しかし個人的にはこの後がさらに面白かったですね
今回の話は、ちょうどこのエビエビVSホタホタの場面が最後のシーンなわけなんですが、
それが終わってCMに入った途端に出てきた映像というのが
ドッギャーン!! 本家ジョジョのCMじゃねーか!!このタイミングでこれが出てくるだとォ!?
まさに神がかったタイミングでの本家ジョジョCMにめちゃくちゃ笑ってしまいました
まるで「新手のスタンド使いか!!」と億泰が恵ちゃん達を攻撃するような絵ヅラが
面白すぎるだろ、BS11だとこういう流れになっていたので、このチャンネルで見てよかったわーと思いましたね
あと関係ないですが、CMといえばソーマのDVDボックスのCMは吉野が担当してるんですね
これ正直ちょっと驚きました、吉野って役割としてはそんなにメインキャラってほどでもないから
まさかこんなDVDのCMでばばーんと出てくるとは思わなくて。ただやっぱりアニメの吉野は可愛いからなー
アニメだと俺もすごく吉野の存在感を感じるから、そういう意味じゃこの人選はアリかもしれませんね。次回に続く!
(C)附田祐斗・佐伯俊/集英社・遠月学園動画研究会弍
7月11日
サンデー感想:MAJOR 2nd 第59話「予想外」
「これよりAブロック準々決勝、
三船ドルフィンズ対東斗ボーイズの試合を始めます!」
「「「おねがいしまーす!!」」」
「あれが小松か。アンディよりでかいな」
さて今回のMAJOR 2ndですが、いよいよ冒頭では東斗ボーイズとの試合が…ってゲェー!?
おいおいおい!東斗ボーイズの小松とかいうピッチャーはこんなんかよ!どう見ても珍獣じゃねーか!(えー
一体どんな奴が出てくるのかと思いきや、なんやねんこのとっとこハム太郎にでも出てきそうな顔したおデブちゃんは…
小松っていうから俺はてっきり、もっと背が低くてもうちょっと痩せてて、
あと鼻の穴がでかくて「トリコさーん!!」とか言いそうな感じの奴かと…(えー
ズバアアアアン!!
「は、はええ!眉村姉と大差ねーじゃん!」
「誰だよ喜べとかいい知らせとか言ってたの!」
「…」
そんな小松のピッチングスタイルですが、まるっきり珍獣な見た目に反してかなりの豪速球をビシビシ投げるタイプみたいですね。
ふむ…控えピッチャーと思ってナメてましたが、ミチルの代わりを任されるだけあってかなりの実力者だということか
そして前回、小松が出てくると聞いて「いい知らせだぞ喜べ!」とはしゃいでいた田代は
「何がいい知らせだよふざけんなよ…」と選手たちから無能扱いされることに…(えー
『え、あたし先発じゃないんですか!?』
『ああ、予定が変わった…準々決勝の第一試合で、横浜南が負けた』
『横浜南が!?』
『横浜南に勝った今年の宮ノ台はかなり手強い…
おそらく宮ノ台とウチの準決勝が事実上の決勝になる。
ミチルはその準決勝に回ってほしい。
今日の三船と決勝は、小松とリリーフ陣で大丈夫だろう』
そしてここで、ミチル達の回想シーンとなりなぜミチルが控えに回ったのかという理由が明らかになります
というのも、この試合に勝ったら次の準決勝では、宮ノ台という強敵が待ち構えているからということのようで…
その宮ノ台との戦いでミチルを投げさせようと思ったら、今回の試合には登板できないってことか。連投制限がありますからね
どうやらその宮ノ台が今大会で最強の相手のようで、それに比べたら決勝の相手や大吾達はヘナチョコだから
控えの小松たちでなんとかなるだろうという計算のようですね。ふむ…それにしても気になるのは、
ワタルを投げさせるという選択肢は考えていないんでしょうか?
俺は正直、東斗ボーイズの真のエースはワタルだろうと思っていたんですよね。卜部があれだけライバル視していたのもワタルだし、
今は何かの事情があってミチルが投げているだけで、いざとなったらワタルが出てくるんだろうと思ってましたが
さっきの監督の口ぶりだと、ミチルが一番のエースで後に続くのは小松とリリーフ陣って感じで
ワタルを投げさせることはまったく考えてない感じがしますよね
もしかしてワタルは、体を故障したか何かでもうピッチャーを続けられない身なのか?
そのへんの事情はかなり気になるところですね、以前はバリバリにエースを張っていたはずのワタルが
なぜ今ではまったく投げないようになったのか…
あとどうでもいいけど、ミチルがこの試合で投げないって話を聞いて
お互いのことを意識して残念がる大吾とミチルがなんか微笑ましいですね
特にミチルが「茂野君と対戦したかった」って考えてるのは驚きでした
ミチルはこないだ大吾と勝負して、数十球投げてもまったく打たれなかっただけに
もはや大吾なんて眼中にないクソザコと思ってそうだなーと予想してましたが
そういうわけではなかったようで、今日も対戦したいと思うぐらいには気になる相手なんですね
いやこれはいいんじゃないでしょうか、俺がこないだミチルに対してブチ切れたのは
大吾のことをないがしろにして吾郎ばかりを持ち上げるので、「大吾に対して失礼だろ」と思ったわけですが
その考えを改めて大吾のことを意識し始めたっていうなら、正直言って歓迎したいですね
なにしろミチルは外見めっちゃ可愛いしなー、この先大吾のヒロインになるならそれが一番いいと思う
ヒロインといえば睦子もいますが、睦子はすでに序盤で大吾に振られてるわけだし
それにこの間の睦子は、ミチルと大吾が対戦するのを見ていたわけですけど
大吾のことそっちのけでミチルに見とれてましたからね
だから俺としては正直、睦子が大吾のヒロインになるって可能性はもうだいぶ薄まってきてると思うんですよね
あくまでも睦子は大吾のチームメートで、それ以上の仲には多分ならないんじゃないかな
なので俺としては、大吾のヒロイン枠には今誰もいないと思ってるんで、
どうぞミチルに入ってきてくださいって感じですね
「小松、もう一度ミーティングの確認だ。
この試合とドルフィンズ打線の注意点はなんだ?」
「え…えーと…なんだっけ?」
そんな一方で、小松を相手にドルフィンズ打線の最終確認を行うワタルでしたが…
しかし小松は、事前にワタルと打ち合わせした内容をさっぱり覚えてなかったようです。ずいぶんちゃらんぽらんな奴だな
ワタルのことをワッキーとか変なアダ名で呼んでるし、ワタルとしては小松と話してると調子が狂って仕方ないみたいな感じですね
「いいか、ドルフィンズは3、4、5番にとにかく注意しろ。
特に4番のアンディ、5番の佐藤に甘い球は禁物だ。
佐藤は歩かせるぐらいでもいい、それ以外には普通に投げればまず大丈夫だ。
間違っても四球で1、2番を塁に出すなよ」
「あーい」
「(ギロ…)」
「は、はい!了解ですワッキーさん!」
って、改めてドルフィンズ打線の注意点を小松に伝えるワタルでしたが、
「あーい」と生返事しか返してこない小松に、「いい加減にしとけよお前」とさすがにキレ始めたようですね。
それとワタル的には、3番卜部、4番アンディ、5番光さんの3人が要注意人物であり、
他のメンバーは普通に投げていればなんとかなると…
ふむ、となるとここでカギになりそうなのはまったく警戒されてない睦子ですかね
睦子の打撃力はさっきの3人にも匹敵するほど高いわけですから、
ワタルがそのことを知らないというのは結構大きなポイントになりそうな気がします
(フン!)
おっとしかし、さっきワタルに睨まれて大人しく言うことを聞いた小松でしたが、
心の中では「フン、ごちゃごちゃうるさいやっちゃなー」と言いたげにヒネた態度を見せることに!
おいおい小松の奴、ただの珍獣かと思いきやなかなかめんどくさい性格してますねこいつ
ちゃんとミーティングを聞いてないからワタルが怒ったら、そのことで逆に「あーうるさい」と機嫌を損ねてしまうとは…
なんだか小松を見ていると、「キャプテン」って漫画の近藤を思い出しますね
近藤もこういうタイプのキャラで、小松とはかなり共通点が多いと思います。具体的に2人の共通点を書き出してみると
←珍獣のような顔と大柄な体型。
性格はちゃらんぽらんでお調子者。
←チームの2番手投手で背番号は11。
2番手といっても相当な速球派投手で、
ボールの勢いならエースにひけを取らない。
←ただし頭脳面はダメダメで、
細かい作戦を覚えるのが大の苦手。
ミーティングの内容をすっかり忘れて
仲間から長々と説教を受けることも。
←そんな風にゴチャゴチャ説教されるのを
内心かなり嫌がっている。
説教された後は大抵、「あーうるさい」と
機嫌が悪くなってしまう。
←他の仲間に比べて、
いまひとつ真剣味が足りないところがある。
仲間が気合を入れようとしても
「はーい」と生返事を返す。
←仲間から怒鳴られると少しおとなしくなる。
しかし愚痴りやすく
ちょっとしたことでヘソを曲げやすい性格。とまあこんなところですね、こうして書き出してみると
今回の小松にすごくよく似てると思うんですがどうでしょうか
いま書き出した近藤の特徴は、全部そのまま小松にも当てはまると思うんで…
キャプテンといえば、今思い出したんですがこの間のサンデーに満田先生のインタビュー記事が載ってましたね
確かその時の記事によれば、満田先生は熱烈にキャプテンのことを語っていた覚えがありますが…
実際にそのインタビュー記事を確認してみたらこんな感じでした。
まずはキャプテンのような真っ白いユニフォームの大ゴマを用意して登場。
さらに「僕、野球漫画が大好きだったんですよね。キャプテンとかプレイボールとか」と
キャプテンの名前を出しながら大好きなことを公言しています。(一緒に挙げているプレイボールも、キャプテンの続編となる漫画)
しかもまだこれだけでは終わらず、さらにこの後
「大好きなキャプテンみたいな熱血スポ根モノを描きたいと思っていた」とか
「でも野球を描いたらキャプテンそのものになっちゃうからバレーを選んだ」といったような
キャプテンに対するとてつもない思い入れや、
自分の漫画にもそれが大きく影響していることを語っているわけです。ううむなるほどなあ
つまりは、俺が今回小松のことを近藤に似ていると思ったのも、ある意味では当然のことだったんですね
なぜならキャプテンのことが好きすぎるゆえに、満田先生が野球を描いたら
キャプテンに似てしまうと自分でそう言っているわけですからね
そういえば、俺がMAJOR 2ndの感想を書きながら「なんだかキャプテンを思い出す」って書いたのも今回が初めてじゃないですよね
そう、以前に小森のチームと試合した時にも同じことを書いたわけです
あの時もこんな風にキャプテンの画像を交えながら、
小森のチームはキャプテンの金成中に似ているって話をしたわけで…
どうやらあれも俺の勘違いじゃなかったみたいですね、小森のチームにしろ今回の小松にしろ、
満田先生のキャプテンリスペクト精神から生まれたものと考えて間違いなさそうです
いや気づいちゃったわーマジで、すごいことに気づいちゃったわー
多分MAJOR 2ndの読者で気づいたの俺だけだわー、この世で唯一俺だけだわー(えー
ちなみにキャプテンとプレイボールは俺も大好きな漫画です。うちの親父が持ってたんだよね
40年も前の漫画だけど今読んでも面白いと思うし、まさに不朽の名作ですわ。満田先生がリスペクトするのも分かるよなー
《1番、ショート、木村君》
そんなわけで長々と語ってしまいましたが、いよいよドルフィンズの1番バッターが打席に立って試合開始に…って
ちょ、ちょっと待て1番木村!?1番は睦子じゃないのか!?
俺の中ではてっきり、1番睦子、2番大吾、3番卜部、4番アンディ、5番光さんの打順で行くのかと思ってましたが…
一体スターティングメンバーはどうなっておる!?
ゲゲェー!?睦子はまさかの9番起用ですか!?そ、そんな!あれだけの能力を持った選手なのに!
睦子ってミートが抜群に上手いのと足も物凄く早いから、まさに俊足巧打の1番バッターじゃないですか!
それを9番に配置するとは…うーむ、まあ9番も考えようによっては上位に繋がる打順ってことにもなりますけど…
あと今回、睦子はワタルから警戒されていないというアドバンテージがあるから、
9番なら意外とそのアドバンテージを生かせるかもしれませんね。
1番のような目立つ打順に配置するよりも、9番にすることでワタルの警戒心をさらに緩めて、睦子を伏兵として活躍させるとか…
ズバアアアン!!
「ストラックアウッ!!」
「は、速いよ、当たりもしない…」
とかなんとか言ってるうちに1番の木村は三振になりました。き、木村ー!!
ボールにかすりもせず三振かお前!なんとも不安な幕開けですね
いま投げている小松は2番手投手だというのに、まったく打てる気がしないみたいなことを言いつつ三振とは…
《2番、キャッチャー、茂野君》
(茂野か…こいつのスイングじゃ、小松の110キロを超えるボールに
確実にコンタクトするのは無理だな)
ズバアアアン!!
「ストライーク!」
(速いな…こりゃまともに行ってもヒットなんか出ないぞ…)
そして2番大吾の打順になりますが、どうやら小松のボールには大吾のスイングでもまるで歯が立たないようです
ふむ…どうも予想以上に小松のストレートには威力があるみたいですね。さすが近藤モチーフのキャラやな
近藤もストレートの威力だけなら、どこに出しても恥ずかしくないくらい一級品のボールを投げる奴でしたからね
(よーし…!)
コンッ!
「おお、プッシュバント!」
「ミチル!!」
おっとその時、まともなヒッティングでは無理とみて、プッシュバントでの出塁を試みた大吾!
コロコロと転がっていった打球は、一塁手であるミチルの方向へ…ミチルってピッチャーじゃない時は一塁手だったのね
ともかくこのゴロを処理したミチルは、一塁で大吾を刺そうとしますが…
な、なんだってー!?こ、小松ー!!いきなり何してんねんお前!
なんとミチルが一塁に送球しようとしたその時、突然のタックルをぶちかましてプレーの邪魔をしてしまう小松!
おいおいおい!どうやらミチルがゴロを処理したのを見て、自分が一塁に入ってボールを受けようと思ったようですが…
それでミチルをぶっとばしてちゃ意味ねーだろ!
近藤もこういうエラーよくやってましたねー、味方にぶつかって自軍のピンチを広げてしまうっていう
「はあああああ!?」
「セーフ!」
「ちょっと何やってんのよ小松!!てか重い、どいて!!」
ゲゲェー!?小松のやつ体当たりするだけじゃなくて、そんな体勢で何してんの!?
まさかミチルをその場に押し倒してバックから犯すとは!(えー
公衆の面前でなんて奴だ小松、バックから犯すなんて近藤でもそんなことしねえよ!
近藤がやってたのはそうですね、バックではなく正面から押し倒して正常位で犯すっていう…(えー
あかんわこいつら、神聖なグラウンドで何やってんねん!というかこれに振り回されてるワタルが相当哀れですね
ミチルだけでもフリーダムすぎて扱うのが大変なのに、さらに輪をかけてハチャメチャな小松の面倒まで見なくちゃならないとは…
敵ながらワタルには同情してしまいますね、試合前に「間違っても四球とかで1、2番を塁には出すなよ」って言ってたのに
いきなりエラーで2番が塁に出ちゃったという、しょっぱなから頭を抱えたくなる展開です
果たして苦労人ワタルは、この先試合をうまくコントロールできるのか…次回に続く!
(C)満田拓也/小学館
(C)ちばあきお/集英社
7月7日
アニメ感想:食戟のソーマ弍ノ皿 第1話「その箱に詰めるもの」
そんなわけでいよいよ始まりましたね、アニメ版ソーマの第二期である食戟のソーマ弍ノ皿。
第一期では選抜の予選が終わったところで幕引きとなっていたので、第二期はちょうどその続きからのスタートとなりました
つまりは選抜本戦からの開始ということで、ソーマVSアリスの戦いが描かれた第1話となってましたね
話の流れはほぼ原作通りでしたが、驚くべきはその進行ペースですよ
なんと今回の1話だけで、原作の第61話から66話までの6話分を一気に消化!
ろ、6話分ってあんた!俺がこないだ書いた原作の感想が124話だから、仮にこのペースを維持したら
アニメ10話ぐらいで俺の感想に追いついてしまうじゃないですか!
や、やめろー!それだけはやめろー!!(えー
ぐおおおお、アニメに追いつかれる屈辱だけは避けようとこのところ原作感想を進めてきたのに!
この分じゃ1クールが終わる頃には追いつかれちまうよ…なんてこった…今回も2クールやるだろうから
第二期が半分くらい進んだ時点で、俺の感想はアニメに遅れを取ってしまうのか…
ち…
ちくしょーーー…!!
ちくしょおお
お〜〜〜っ!!!
(C)鳥山明/集英社
という風に悔しがってから気がついたんですが、今回のアニメって1クールで終わるみたいですね(えー
1クールで終わる!?てことはつまり、俺の感想がアニメに追いつかれない可能性もあるってことやな!?
くっくっく、いいぜかかってこいよアニメ野郎、この俺の感想がアニメに後れを取ってたまるかよ!(えー
・ソーマ2期は1クールのおかげか物凄いテンポでアリス戦を片付けちゃいましたね……… by はやとちり
それと「進行ペースが早い」って件については、それを気にするようなコメントもこうして来てますね
あとはツイッターや各種サイトを見てみても、このペースの早さについては賛否両論あるようで…
ふむなるほど…じゃあそんな進行ペースについて、改めて俺の意見を言わせてもらうと
私はいいと思う!!(えー (C)ゆでたまご/集英社
いやすいません、さっきまで「ペース早すぎなんだよちくしょー!!」とかギャーギャーわめいていながら、
こんなこと言うのもアレなんですが、ただ俺がそんな風に言っていたのは
自分の感想に追いつかれるのがやだという、それだけの理由で言っていたわけでして、
純粋に作品としての出来を評価した場合、俺はこれぐらいの進行ペースでも全然問題ないと思うわけですよ
というのも、そもそもアニメ版ソーマは一期の頃からこれぐらいテンポ早かったと思うわけで。
そう、特に一期の選抜予選に入ったあたりの時期は、これとまったく同じぐらいのハイスピードな展開だったと思います
俺の一期の感想を見直してもらえれば分かりますが、「かなりのスピード感でジェットコースターのような速さ」という風に
予選での進行ペースの早さを評してましたし。そういう速さに対して不満はなかったし楽しんでたんですよ俺は。
だから今回の二期についても、一期の時と同じような気持ちで見てます。
「へえ、テンポ早いな」とは思いつつも、それに対して不満はなく普通に楽しんで見てるという。
そしてこれだけテンポが早い理由については、一期にしろ二期にしろ
「限られた話数の中でキリよく終わらせなければならない」という
アニメの話数を考えれば必ずついてまわる問題だから、それを考えれば仕方のないことだなとも思うんですよね
たとえば一期の時は、選抜に差し掛かったのはだいぶ話の終盤(第20話)で、最終回は第24話と目前に迫っていたから
この限られた話数の中で選抜予選を終わらせるためにあのハイスピードな展開になったと思うわけで
二期もそれと似たようなもんです。二期はもともと第13話までという短いスパンでの放送になるわけだから
この限られた話数の中で選抜本戦やスタジエールを終わらせるには、ハイスピードな展開が不可欠といったところでしょう
だからまあ、そういう事情もあることだし、俺としては展開の早さについて噛み付くつもりはないですね。
むしろソーマVSアリスの話がキチッと1話に収まっていて、キリが良くて見やすいなと思ったくらいだし。
展開を早くしたことで話が破綻してるなら俺も文句を言っていたと思いますが、
俺の印象では「ソーマVSアリスの描写を中心にして、余計なものは省いた」って感じで、きちんと話の軸はしっかりしてると思うし
カットされた部分に関しては、まあしょうがないなって許容できる範囲だったと思います
具体的にカットされた部分っていうと、たとえばこども料理教室の話なんかがそうでしたよね
原作では1話まるまる使って描写したこの話も、アニメでは数秒の回想シーンで済まされるというぐらい
一気に短縮されていたわけです。まあ正直、俺も最初見た時は、このカットはちょいと残念な気持ちになりましたけどね
なぜなら、俺は原作でこの話の感想を書いた時に
花音ちゃんはおそらくえりなお嬢様の妹だろうという仮説を立てていて、
実際のところはどうなのかっていう風に気になっていたので…
ただ、そうは言っても花音ちゃんはこの後まったく再登場する気配もないし、
今となっては1話限りの一発キャラで終わりそうだなって気もするんですよね。だからそんな一発キャラを
時間に余裕のないアニメでじっくり描写する必要があるのかっていうと、それはカットされても仕方がないなと思うわけです
他にカットされた部分っていうと無駄にセクシーな榊さんの場面がそうですね
榊さんは原作だと、アリス戦の前に試作中のソーマにしばらく付き合う描写があって
その時にそれはもうエロい悩殺ポーズを取りまくっていたわけですが、
アニメだとこの部分も短い回想となっていたので、悩殺ポーズはカットされてしまったという…
いや正直俺も、榊さんのセクシーポーズがカットされてしまったことは悲しいですが、
ただこれがストーリーの本筋に必要なものかというと別にそうじゃないと思うんですよね
さっきの花音にしてもそうですが、あくまでも尺に余裕がある時に寄り道として描写されると嬉しいものであって、
本筋の尺がキツキツである以上は、削られるのもしょうがないと思うわけです
ただそんな中で、磯兵衛ネタはきちんと入れてきたあたりスタッフの意地を感じたね…(えー
原作でもありましたよねこのシーン、榊さんが磯辺揚げを食った結果磯兵衛を召喚してしまうっていう
磯辺揚げだけに磯兵衛。視聴者のみなさんにこのダジャレはちゃんと伝わったでしょうか
何しろ音声だけを聞いてると「磯の香りが…!」「包み込むで候」「誰!?」という具合に磯兵衛の名前が出てこないので
もしかしてダジャレってことに気づかない可能性もあるんじゃないかと…附田先生の渾身のダジャレが!そんな悲しいことがないように
今日この場でダジャレだけは覚えて帰ってください。磯辺揚げだけに磯兵衛と。磯辺揚げだけに磯兵衛と!(えー
さて、なんだかここまで書いた内容では、「尺が足りないので色々な場面がカットされてしまう」というデメリットばかりを
語ったような気がしますが、進行が早いってことはそんな悪い点ばかりじゃないと思っています。
むしろ良い点もいっぱいあるし楽しく見られるアニメだと個人的には思ってますんで。
では展開が早いことのメリットと言えば何かというと、まずはやっぱりテンポがよくて見やすいってことですね。
不必要な場面や尺稼ぎみたいなものが一切なくて、スイスイと先に進むからすごくスムーズに感じるし
そういう心地よいスピード感がある中で見るというのが、個人的にすごく快適に思えます。そういう「心地よい速さ」については、
ソーマ一期の感想でも書いたことがありますね。個人的にはこれこそがアニメ版ソーマの醍醐味だと思っているくらいです
それともう1つのメリットなんですが、アニメ版ソーマを見た後っていうのは
すごく原作版ソーマを読みたくなるんですよ。
一期の時もそうでしたが、アニメ版ソーマを見た後はいつも、「いや〜テンポ良かったなあ」って余韻を感じながら
「原作ではどうなってたかな」ってもう1度原作を読みたくなるんですよね
これっていうのが素晴らしい長所だと思うわけです。アニメを見ることで原作に対する興味が湧いてくるっていう。
そもそも漫画をアニメ化する最大の目的は何かっていうと原作漫画の売り上げを伸ばすことなわけで
そういう意味じゃ、アニメを見ることで原作に興味が湧いてくるような作風に仕上がってるっていうのは、凄い長所だと俺は思いますね
そもそもなぜアニメ版ソーマを見ると原作を読みたくなるのかというと、
アニメ版は原作をなぞりつつも適度なアレンジを加えているからだと思うわけですね
このさじ加減がいいわけです。たとえばアレンジを加えるにしても、
まったく原作の形が残らないぐらいアレンジしすぎな内容になってたら意味ないと思うんですよ
そんなことをしたら原作とは完全に別物になってしまって、原作とのつながりも薄くなるし、興味も湧かなくなってしまうんで。
だからアレンジしすぎなのは良くないと思う。でも、だからと言って逆に忠実すぎるのもダメだと思うんですよね
たとえば、まったくアレンジ要素のない100%原作に忠実なアニメを作ったとする。
そういう作品を俺が見た時に思うのは、これってアニメか原作のどっちか片方見たら
もう片方見る必要ねぇじゃんって思ってしまうんですよね。
なにしろアニメも原作もまったく同じ内容になってるんだから、わざわざ両方を見る必要性を感じないっていうか
そういうアニメを見た時って、原作を手に取りたいって気持ちが湧いてこないんですよね
まあこれは俺の個人的な心情だから、他の人は違うのかもしれませんが、少なくとも俺の中ではそうなってるわけです。
原作をアニメ化する場合、忠実すぎてもダメだしアレンジしすぎてもダメだと。
そう、俺の理想としては、美作の料理みたいなアニメが一番理想なんですよね(えー
なぜなら美作の料理ってアレじゃないすか、基本的には元の料理を忠実になぞりながらも、
ここぞというポイントで必ずアレンジを入れて、元の料理を一歩上回ったものを作ろうとするっていう
そういう精神によって作られてるもので、俺がアニメに求めてるのはまさにそういう精神なんですよ
そんなアニメを作って欲しいんだよなぁ…世の中みんな美作みたいになればいいのになぁ…(えー
まあともかくですよ、アニメ版ソーマっていうのは、そんな美作の料理のように
基本的には原作をなぞりながらも、ここぞというところでアレンジを入れるっていう
俺の理想的なアニメ作りをしてくれているので、そのおかげで一期はすごく楽しめたし
二期も今回の1話を見た限りじゃ、そういう雰囲気を持ってて期待できそうだと思います
そんなわけでテンポについての話が大半を占めてしまいましたが、それとは別に今回の1話を見て思ったことは
ソーマの作った鱈フライや磯辺揚げがめっちゃ美味そうだったってことかなー
これマジで作画すごくないすか?フライのサクサク感が見るからに伝わってきて「俺も食いてぇ…!」って気持ちになっちゃったわ
あとはなんつーか、ソーマとアリスが和やかに会話するシーンが多くて
この2人ってなにげにいいコンビだなって思いました
2人とも思ったことをポンと口にするタイプで、相手に対してぜんぜん壁がなくてキャッキャと喋ってるのがなんか見ててなごむし
この2人でキューピー3分クッキングみたいな講座をやったら面白そうだなって思いました
あとはやっぱアニメになると吉野に目を引かれるなぁって思う。これは一期の時もそうだったんですけど
なんか吉野ってアニメになるとやたら可愛く見えるんですよね。カラーリングがそうさせるのか
それとも内田真礼ボイスがそう思わせるのか分かりませんが…
他に気になる部分といえば、ショタソーマが可愛かったとか、OP映像に水原さんが出てて嬉しかったとか…
OP映像といえば、二期になってからのOPはソーマ達がビームを撃ち合ったり激しくぶつかり合ったりで
ずいぶんと派手な映像になってましたね
あれっていうのはやっぱり、この二期で描写するメインテーマが
選抜での料理人たちの激突だから、そういうド派手にぶつかり合う映像にしたってことですかね。それでは次回に続く
(C)附田祐斗・佐伯俊/集英社・遠月学園動画研究会弍
7月4日
サンデー感想:MAJOR 2nd 第58話「決戦を前に」
さて今回のMAJOR 2ndですが、まず最初の扉絵では水着姿で濡れ濡れの姉ちゃんというサービスカットになっていますね。
これには俺も大喜び…と言いたいところですが、なんかちょっと気持ち的にそこまでじゃないというか、
姉ちゃんの目がやたらとキラキラしてて、いかにも清廉潔白な女の子みたいな雰囲気してるのがちょっと…
ドラえもんで言うところのきれいなジャイアンみたいっていうか…(えー
なんというか俺的に、まるで天使のように心のきれいな女の子っていうのはイマイチ好きになれないところあるんだよなー
適度に汚れてるのがちょうどいいっていうか(えー
だからあんまりこう、キラッキラで綺麗に描かれたりすると微妙に感じてしまうことがあります。背景もまさにキラキラだしな今回の絵
コン!コン!コン!コン!
「はあはあ…もういいだろ茂野、日も暮れてきたし何球投げさすんだよ…
投げ込みでも一日でこんな投げねーよ…」
「そうだね…今日はこれくらいにしとこうか、明日に続き頼むよ」
「は、はあ!?まだやんのか!?」
そして本編の方ですが、前回に引き続き卜部に投げてもらってのバント特訓をひたすら続けていた大吾。
どうやら卜部が汗だくになるまでさんざん続けていたようですが、それでもまだ物足りない大吾は
「じゃあ明日もまた頼むわ」としれっと言い放ってしまいます。さすがに勘弁してくれと言いたげな卜部でしたが…
「ちょっと大吾!卜部君はピッチャーでしょ、週末の試合で投げるんじゃないの?
肩も張るだろうし、あんたのために調整の邪魔しちゃダメでしょ」
「ああ、いやこいつは…」
「だーっ!!い、いいんですお姉さん!俺、大吾君のためなら明日も来ますんで!」
とその時、試合前にピッチャーを無駄に酷使すんなと一言大吾に言いに来た姉ちゃん。
せ、せやかてあんたが何百球も練習しろって…(えー
それとも姉ちゃんが言っていたアレは、この短期間で何百球もやるんじゃなくて、もっと長い目で見てやれってことだったんでしょうか
それとこの場面のあきれたような姉ちゃんの顔は、さっきの扉絵とは違ってすごく俺のツボにはまりましたねー
これなんすよ!天使のようにキラキラした表情じゃなくて適度に汚れた感じ!これっすよ!(えー
こういう俗っぽい感じが出てる方が、なんかこう親しみが持てるっていうか、
読んでて抵抗もなくすんなり受け入れられる気がするんですよねー
「そうなの?いいの卜部君?」
「え、ええ、いいんス!俺は先発じゃないんで…それじゃ」
「あ、卜部君、ありがとね。君とってもいい球投げるじゃない。今年の三船がベスト8っていうのも納得したよ」
がしかし、その時またしてもキラキラした笑顔になって、卜部のことを誉め始めた姉ちゃん!
だからキラキラ顔はあかんねんて!その顔やめーや!!(えー
なんやねんもう!さっきちょうどいい感じに汚れた顔になったかと思いきや、またすぐにこんなきれいな顔になってしまうなんて!
早いところまた汚れてください!早く汚れて!(えー
「え…?」
「にわか仕込みの大吾や光君だけで上手く行きすぎだと思ったのよ。
やっぱり何年もコツコツやってきて、基本のしっかりできてる人がいたから勝ってたのね。
東斗戦でも大吾たちに力を貸してあげてね」
さらには、長年の努力を重ねてきた卜部がいたからこそ、ドルフィンズもこれまで勝ってこられたという風に
いかに卜部がチームにとって必要かということを語る姉ちゃん。ふむ、確かに経験豊富で地力のしっかりしたキャラというのは
実際これまでかなりチームに貢献してくれてましたよね。まあ主にアンディなんだけどね…(えー
アンディの貢献度は確かにすさまじいものがありましたが、卜部はというと…うーん…ま、まあモブキャラよりは頑張ってたかな…
ともかくそんな風に姉ちゃんに誉めてもらえたことで、湧き上がるような嬉しさを感じて退団届を握り潰していた卜部。
どうやら姉ちゃんのおかげで、チームを退団したいなどという卜部の気持ちは一気に吹き飛んだようです。
卜部のやつちょろいな!(えー 一気にこれだけやる気が出るとかちょろちょろやないかお前ー!
ただまあ、真面目にこのシーンについて語るとすれば、
やはり「他人を誉める」ということは、それだけ大きなやる気を生むってことなのかなと
思うわけなんですよ。人を誉めるのがいかに大事かということは、これまで田代絡みの話で俺がしつこいくらい語ったわけですが
誉めてくれる人がいない状況というのは、自分に自信が持てないし、やる気も出ないし、
こんな自分なんて存在する価値すらないというぐらい無気力な状態に陥ってしまうことが多く、
実際に今までの卜部はそうなっていたわけですが…
でもそんなネガティブな気持ちも、誉めてくれる人がいれば、ただそれだけで吹き飛ばせるぐらいに
「人から誉められる」ということは、すさまじい原動力になるしやる気の湧いてくるものだと思います
それと姉ちゃんの卜部に対する物言いを見ていると、姉ちゃんって実は凄い努力家なんじゃないかって気がしますよね
「何年もコツコツやってきて、基本のしっかりした人がいるからこそチームは勝てる」って理屈の持ち主で
そういう努力を積み重ねてきた卜部に対しては、明らかに好感を持って接しているし
それに前回、大吾にバントの技術を教えた時も「地道に何百球も練習しなきゃ身につかない」と言っていましたが
姉ちゃん自身があのバント技術を身につけているということは、
姉ちゃんも地道な練習を繰り返してあの技術を身につけたって可能性がありますよね
それに姉ちゃんは大吾に対して手厳しい態度を取ることが多いですが、それがなぜかっていうと
初期の頃の大吾が、なんの努力もせずにダラダラ暮らしてるような奴だったから、
そのたるんだ態度にブチ切れたっていうのが原因なわけですよね
この時これだけ怒ったのも、姉ちゃんは地道な努力を何年も続けて野球の実力をつけたからと思うとしっくりきますよね
仮にそうだとしたら、この時の大吾はどんなことも地道な努力をやらずに途中で投げ出していたわけだから、
それを見て姉ちゃんがイライラするというのも分かる話です。そんなわけで姉ちゃんは地道な努力家説というのが
俺の中で持ち上がってきたわけですが、果たして真相はいかに…
「すみません、お邪魔します」
「監督!?どうしたんすか!?」
「どうしたもこうしたも…さっき茂野から電話で聞いてびっくりして飛んできたんだ!
お前、ドルフィンズを退団するって本気なのか!?」
って、姉ちゃんのおかげで卜部がやる気を取り戻した中、「チームを辞めるって本気か卜部ー!」と
今ごろになって慌てながら卜部の家にやってきた田代!来るの遅いよお前!もう全部解決したわ!(えー
もはや卜部がモチベーションを取り戻したのは明らかですが、この慌てる田代に対してどう答えを返すのか…
「何かの間違いでしょ。あいつ冗談を真に受けたんですよ」
「え?」
「最後の大会でやめるわけないでしょ。
俺がこれまでやってきたことを
東斗戦にぶつけるだけですよ!!」
どの口が言ってんねんお前!!(えー
う、卜部お前ー!モチベーションを取り戻したのはいいことだけど、まるっきり態度変わりすぎじゃねーか!
もはや誰やねんこの一生懸命でカッコイイ男は!ぼくこんな人知らない!(えー
まったく人騒がせな奴ですが、ともかく卜部がやる気を取り戻したのは間違いなさそうです。よかったよかった
東斗戦では先発ピッチャーでこそないものの、相手は光さんの攻略法を掴んでいるとのことですから、
必ずどこかで卜部の力が必要となってくるでしょうからね。その時は今日のような意気込みで、熱い投球をして欲しいもんです
一方その頃、光さんはというとどこかの河川敷で投球練習をしていました。
ハーハー言ってるところを見るとかなり熱心にやってるみたいですな、そして寿也もその練習を微笑ましげに眺めていましたが…
「手伝ってやろうか光?」
「ありがとうパパ、でもいいよ。僕だけ元メジャーのコーチがいるなんてずるいから」
「そうか…いよいよ明日だな、先発がんばれよ」
って、寿也が練習を手伝おうとしたその時、「僕だけメジャーのコーチがいるのはずるい」と断ってしまう光さん!
えっ、いやいや何言ってんすか!?僕だけもなにも大吾とか腐るほど寿也のコーチ受けてんのに!(えー
それに敵の眉村姉弟にしたって、親父がメジャーリーガーなんだしあいつらも絶対親父のコーチ受けてますって!
全然光さんだけじゃないから!なんで急にこんなことを気にし始めたのか…
スパアアアン!!
「ダメだ、ボール半分高い!それにボール一個分中に近い!」
「はぁ?細かい男だねえ、今のを三船の誰が打てるってのさ」
って、噂をすれば眉村家では親父に見守られながら練習している眉村姉弟の姿が!
なにげに親父になった眉村はここが初登場ですよね、ヒゲをはやしちゃってずいぶんダンディになったな
それと眉村は我が子の練習を遠巻きに見てるだけですが、直接的な指導はしてないんかな?
まあ、光さんが「僕だけメジャーのコーチがいるのはずるい」って言った次のシーンで
バリバリにメジャーのコーチ受けてる眉村姉弟のシーンとか書くわけにもいかんしな…(えー
(そしてついに…東斗ボーイズ対三船ドルフィンズの、準々決勝の日が来た!)
「おいみんな喜べ!いい知らせだ!」
「え、なんスか?」
「てっきりエースで来るとばかり思っていたが、今メンバー表を交換してみたら
東斗の先発眉村じゃないぞ!」
な、なんじゃそらー!!なんと運命の試合当日、てっきりミチルが先発ピッチャーだろうと思いきや、
小松とかいうわけわかんない奴が先発を任されており、ミチルは温存されるという結果に!おいおいおい
まさかの舐めプかよ!!エースじゃなくても控えピッチャーで勝てるってか!?
大吾なんかはずっとミチル対策に打ち込んできただけに、この肩すかしな展開には激しく仰天してますね
まあしかし、これはドルフィンズにとっては大チャンスなんじゃないでしょうか
小松とかいう二番手野郎をメッタクソに打ち砕き、序盤で大量リードを奪って先行逃げ切りで勝利するチャンスですよ
正直、ミチルに最初から投げられたら、ドルフィンズの面々が点を取れるとはとても思えないので
これはドルフィンズが勝つための救済措置って感じでしょうかね、小松くんからは存分に点を取らせてもらうとしましょう
小松は犠牲になったのだ…(えー 次回に続く!
(C)満田拓也/小学館
7月2日
・【祝】バトルスピリッツブレイヴ人気投票1位&バトラーズグッズ化!
いや〜あの最終回からはや5年、長かった。歴代CDの時に過去作品に焦点があてられ、
烈火魂でバシン君が登場してましたが・・・ついに公式がブレイヴを進めてくれる日が来ました!
とにかく書き下しがいい!アニメからの流用じゃなくてダン魔ゐの幸せな姿が見たい!それだけなんだ!
ダンさんが戻って来てくれる日を視聴者が勝ち取れるこの企画、素晴らしい!!
願わくばアニメでもダンさんを・・・!? by レイ
・バトスピアニメ人気投票、ブレイヴ第1位おめでとうございます!私もブレイヴに入れたので最高に嬉しいです!
2位以降が新しいものばかりの中で1位なので、ブレイヴの人気の高さがわかりますね!
公式側にもこの実情を認知してもらったので、ダンさん帰還編も遠くないことを祈ります。 by バトスピバトラー
・バトスピ人気投票の件おめでとうございます! by REI
・大志さん、こんにちは。バトスピの人気投票がブレイヴに決定しましたね。やっぱりブレイヴはみんなに人気があるんですね。
いったいどんなグッズがあるのか、今から楽しみです。そして、これで大志さんのブレイヴ感想も…見れるんでしょうか?
もし、書くのでしたらあまり無理をなさらずに。期待してまっています。 by 高校一年生男子
ブレイヴ1位きたこれえええええええ!!うおおおおおおおおお!!
以前に紹介した「バトスピシリーズで人気1位を取った作品が新たにグッズ化」という企画でブレイヴが見事に1位を獲得!!
マジかよおい!俺は個人的にブレイヴブレイヴ年中わめいてるような奴ですけど、世間的な人気がどれだけあるのか知らなかったので
人気投票で1位を取れるのかどうか分からなかったし、これだけ支持してくれる人がいるっていうのも嬉しいですね
やっぱりみんなダンさんの帰還を待ち望んでるんだよ!帰ってきてくれダンさん!
そしてキャラデザの湯本さんもまたダンさんの帰還をほのめかすツイートを!うおおおおおおおおお
ということはつまり、今までのイラストを使いまわすようなグッズ化じゃなくて
ダンさんが帰還するような新規イラストでのグッズ化ってことですか!?マジですか!?
というかこのツイートの感涙にむせぶまゐたんの絵がやべえわ、もうこれだけでこみ上げてくるものがあるわ
アニメ最終回ではダンさんとの死別で悲しみの涙を流してたわけだからなあ…
それが5年後にこうしてダンさんとの再会で歓喜の涙を流すってやばくないですか?
そう考えるとダンまゐ好きとしては感激しちゃって…いやあ…とにかくグッズ化が楽しみですわ
俺も全力で購入するんでぜひともいい品をよろしくお願いします
・近々ツィッターを始めようかなと思っているのですが(こけいもとは違う名前で)、
大志さんが使われている「(えー」の表現を私も使わせていただけないでしょうか。
もちろん大志さんが嫌だと思われたらキッパリ断っていただいて構いません!
不躾なお願いをしてしてしまい、すみません。 by こけいも
ふむ、俺がよく使ってる「(えー」ってやつをツイッターで使ってみたいってことですが、それぐらい全然構わないんじゃないでしょうか
ただアレっていうのは、知らない人からするとなんだこれって思われるところあるから、
あんまり知らない人が大勢いるところで多用するのはオススメしませんけど…
まあその辺は適当にさじ加減を調節してもらえれば問題ないかと
・はじめまして、初めてコメントさせていただきます。いつも楽しく読ませていただいております。
ワールドトリガーの感想を読んでいたのですが、バッグワームを発動したスナイパーが防御できないのは
バッグワームとスナイパーライフルでトリガーの使用枠が埋まっているからだと思います。
逆に言えばライフルを破棄さえすればバッグワームを装備した状態でもシールドを張ることは可能な筈です。 by hshien
・バッグワーム使うとシールドが使えないってことはないですよ。
ボーダーのトリガーは基本的に二つまではトリガーが同時使用できるのでバッグワーム×シールド一つまでなら可能です。
ただあの時はアイビスを一緒に使ってましたから……バッグワームと同時起動するとシールドに回す枠はなかったかと……
どうせ居場所バレてるんだからバッグワームオフにしちゃっても良かったとは確かに思います。 by ちけっつ
・「バグワ使用中(+銃出してる)スナイパーは防御できない」というのは、同時に使えるトリガーが2つまでだからですね。
右手側の四枠から一つ、左手側の四枠から一つ。「攻撃+シールド」で撃ち合う、「攻撃+グラスホッパー」で高速格闘、
「シールド+シールド」でフルガードで凌ぐ、「攻撃+バグワ」で奇襲……みたいな運用法から見ると、
「攻撃+攻撃」で両手埋める上にタメが長い合成弾は実際かなりリスク高そう
「タメが長い(2秒)」な出水とか、「弧月+弧月」とかいうただのブレード二本で元気に戦ってたヒゲもいますが
特殊な例なので一般人は真似しちゃいけいない by ニド
それとこれはワートリに関するコメントなわけですが…俺が以前に書いていた
「バッグワーム使用中はシールドが使えない」っていう件についての話ですよね
俺のこの解釈はどうやら微妙に違っていたようで、この人たちの話をもとに正確に言う直すと
同時に使えるトリガーは2つが限度だから、
すでに武器でトリガーを1つ使っているなら
バッグワームやシールドはどちらか1つしか使えないってことみたいです。これ初めて知ったなあ
この設定には今までまったく気づいてなかったんですが、ワートリファンの中では常識だったりするんだろうか…
ともかく、このことから考えると武器をしまっててトリガーを2つ使える状態なら、バッグワームとシールドは同時に使用可能って
ことみたいですね。これは今回のレビューでちょうど出てくるやつなんで、教えてもらって俺も納得できました
・大志さんのワールドトリガー感想はいつも楽しいですが、最近のランク戦感想は特に深くて読んで満足感が凄いです。
毎回ありがとうございます!1つ、大志さんが気にしていた影浦の没収ポイントに関してですが、
8000点没収から10000点没収になった経緯は、影浦があのC級2人を思いっきりぶった斬ったのが上層部に伝わって
隊務規定違反でまたポイント没収をされたからだと思いますよ。あれだけ目立つことをしておいて
何のペナルティも無いというのは考えにくいですし。2人をぶった斬った後に村上が「また降格と減点くらうぞ」と言ってるので
間違いなさそうです。 by 沖縄のL
・カゲのペナルティが8000点から10000点に増えていたのは、108話でC級2人をランク戦以外でベイルアウトさせたのが
原因なんじゃないでしょうか。あれだけ大勢の人に目撃されていた訳ですし。
あとこれは影浦の減点ペナルティが、最初マイナス8000だったのに後になったらマイナス10000になっていた件についてですが…
こないだC級のクソ共をぶった斬ったのがバレて、
その分さらにマイナスされたってことですか、あーなるほど
この時のこれって、その場では大した問題にならなかったからそのままスルーされたのかと思ってましたが
後になってきっちり上層部にバレて処分を食らうハメになったってことですかね
確かにその方が、ボーダーの管理もちゃんとしてる印象を受けるしなあ
こういう危険行為を見逃しちゃったら、いつでもどこでも気分次第で他人を攻撃してもOKみたいなことになっちゃうし
ダメなものはダメだと見過ごさずにきっちり対処するっていうのは、組織として必要なことですよね
それって要するに組織に自浄作用があるってことだからね
つまり影浦のマイナス点が増えていたのは自浄作用が働いた結果だったんや…(えー
・ぁぁああ!はがゆい!!大志さんが最近のワートリを読んでるか知らないので、詳しくいえないんですが
ここ最近のオサムに比べると、この頃のオサムは見事な程にから回っていてめっちゃ歯がゆいです…
それと、今回のレビューめっちゃ内容濃くて面白かったです!色々とやる事あって大変だろうと思いますが、
体調に気をつけて、頑張って下さい(`・ω・´) by クロキ
あとこのコメント、最近のジャンプに載ってるワートリではオサムの立ち回りが改善されているので、
今の俺のレビューでオサムがダメ出しされまくっているのがなんとも歯がゆいと…まあそこについては安心してください
最近のワートリについては俺もすでに読んでますんで。つまり俺が今レビューでやってるのは、
オサムの立ち回りが今後改善されることを分かった上で、あえてダメ出ししてるってわけですね
なんでそんなことをやっているのかというと、ワートリのストーリーの流れを考えたらそうするべきだと思ってるからです。つまり
ただ単に自分が
そうするべきだと
思ってるからです(えーまず今のワートリのストーリーとして、玉狛はA級昇格を目指しているチームだけど、大きな弱点を抱えていて、
それを改善するまではB級の壁を突破できないという内容になっているわけで。
つまり、チームの抱える弱点を改善することが大きな課題になっているわけです。
ただしそんな弱点については、これまで菊地原や二宮の口から断片的に語られてきただけで、
実際に形になって現れることは少なかったわけですね。玉狛はこれまでの試合をどれもちゃんと勝ち続けてきたし、
太刀川さんも玉狛の試合を解説した時は、弱点については触れずに長所を誉めるだけだったので
本当にチームとして問題あるのか?今の玉狛の何がいけないのか?ってことが表面に現れてきていなかったと思うわけです
そんな玉狛の弱点が、いよいよ表面にハッキリ現れたのが
今レビューしてる試合だと思うんですよね
玉狛に足りないもの、A級に行くために必要なものという、ストーリー上で非常に大事なことがこの試合には詰まってると思うし
試合が終わった後には、オサム達が玉狛の弱点をきっちりと見つめ直して、その改善のために動き出すっていう
玉狛が今後の新たな一歩を踏み出すための、重要な転換点となるわけじゃないですか。要するに
玉狛というチームが生まれ変わるための重大なターニングポイントだと思うんですよこの試合は。
だからこそ、後に玉狛がどういう進化を遂げるのか、どんな弱点をどう改善したのかって話を詳しく語るためにも
今の玉狛のどこがどうダメなのかっていうのをきっちり語っておかなきゃならないと思うんですよ
それが分からなかったら、なぜ玉狛は変わらなきゃならないのか、なぜ「今のままならB級止まりだ」って二宮達に言われているのか
そこんところがボヤけたままになると思うんで。
そういう意味で、俺が今やってるオサムのダメ出しについては後の展開のために必要なことだと思ってやってるわけですね
アカギ風に言うとオレはこのダメ出しで後の三巡を買うつもりでいるんで…(えー
ジャンプ感想:ワールドトリガー 第113話「影浦隊」
さて前回、東さんの壁抜きスナイプによって無残な最後を遂げ、ベイルアウトするハメになってしまったオサム。
今回はそのシーンの直後からの開始となっていますね。とりあえずオサムがやられて動揺する千佳ちゃんの顔が可愛いと思う
千佳ちゃんが可愛いといえばあれですね、今回はいよいよグラスホッパー踏む千佳ちゃんの回ですよね
確かあのシーンの千佳ちゃんに悩殺されて、俺は長らく止まっていたワートリレビューを再開する決断をしたんだっけなあ…
そういう意味じゃ今回の感想が最終回でもいいと思って書き始めたわけですが…(えー
まあ、今後も語りたいことはたっぷりあるんでちゃんと続けますとも、ええ
《東隊長の壁抜きスナイプ!チーム3人の観測データと、
精細な地形データとの複合オペレーション!
マップ選択の権利を持つチームならではの大技です!》
《珍しいわね東さん、壁抜きスナイプなんて当てにくいから
あんまり使いたがらないのに》
(それだけ三雲を警戒していたということか…?)
さあそして、オサムがやられた件について風間さんの反応は…ってオイオイオイ
「東隊は三雲を警戒してあんな技を使ってきたんやな…
三雲がやられたのも仕方ないんやな…」
みたいなこと言ってますが、いやいや何をぬるいこと言ってんですか風間さん!俺が今あんたに言って欲しいのは
「あそこで不用意に戦うのは無駄死にだ」とか
「無理に勝たなくても引けば他の局面に戦力をまわせた」とか
「少し考えればわかることだ半人前メガネめ」とかそういうことなんですけど!!(えー
こんくらい厳しく言ってやってくださいよ!なんかオサムに対する評価甘くないっすか!?
「三雲は警戒されてたからしょうがないよなー」みたいにぬるいこと言っとったらあかん!あかんでー!
風間の野郎…
ぬるい解説
しやがって…
これには我らの二宮さんもご立腹でございます(えー
それともうひとつ、普段なら壁抜きスナイプなんて狙わないはずの東さんが、今回珍しくそれをやった件について
「それだけ三雲を警戒していたということか?」と推理している風間さんですが
正直それは違うと思いますよ風間さん!!(えー
なぜなら、東さんが壁抜きスナイプをやった理由については、試合前にやっていた東隊の作戦会議を見れば分かるからです
これがその時の作戦会議なわけですが、まずはこの試合のマップ選びについて
「シューターやスナイパーの射線を通さないマップにしたい」って話をしてるわけです
奥寺と小荒井がアタッカーだから、この2人が動きやすいマップを選ぶとそうなるわけですが、
ただそういったマップにすると東隊にも困った問題が出てきてしまうんですよね。それが何かっていうと
「それだと東さんの射線も通らなくなるけど」というのがそれなわけです
そう、射線を通さないマップを選ぶのはいいけど、それじゃ東さんのスナイプまで壁に阻まれてしまうと。
そういう壁に対する対策が必要になってくると。試合前の作戦会議の段階でこのことについて話し合っており
そんな対策については「摩子さんのお力でなんとかしてください」と小荒井は言っているわけです
そう、摩子さんのお力。具体的にこの言葉の指してるものがなんなのかっていうと、
摩子さんのお力で壁抜きスナイプを可能にしてくださいってことですよ
なぜ摩子に頼むのかというと、壁抜きスナイプっていうのは東さん一人で出来るようなもんじゃなくて
オペレーターが精細なデータ解析を行って初めて可能になるものだからです
つまり東さんの壁抜きスナイプは、オサムを倒すために用意してきたものじゃなくて
今回のマップは壁が邪魔になることが分かりきっていたから、壁対策のために用意してきたものなんですね。
だから仮に、あの場にいたのがオサムじゃない別の誰かだったとしても、関係なく東さんは壁抜きをしていたと思います
ちなみに、東さんは壁抜きをやるのは好きじゃない性格だってことですけど、
そのことについて本人がどう思っているかというと、仲間から壁抜きやらなんやらの役目を頼まれた時のセリフが
「そういう役目はぜんぜん振ってくれていいぞ、俺も駒の1つだ」となっているわけです
そう、東さんは個人的に壁抜きが好きじゃないかもしれないけど、壁抜きがチームに必要な戦術であるならば
俺の好みなんてどうでもいいしどんどん振ってくれて構わないと思っているわけですよ
つまり東さんは自分の私情よりもチームの方針を優先するタイプなんですね
自分がやりたいとかやりたくないとかそんなことは関係ないと。チームが勝つために必要なら進んでやりますよと。
今回の壁抜きも結局は、「勝てる戦いにしていこう」ってチームで勝つためにみんなで話し合った作戦だったから、
東隊が勝利するためには必要な形であり、東さんも迷いなく実行したんだと思います
そういう意味じゃ、そんな東さんとは逆のことをやっていたのがこの試合のオサムだと思いますね
なぜならオサムは、チームの方針よりも私情を優先して戦っていたと思うので…
そう、玉狛のチーム方針は、まず何よりも仲間みんなで合流することだったわけですが、
オサムはそんな合流をしないまま、1人で戦い続ける個人プレーに走ってしまったわけなんで…
こういうところでも、チームとして戦おうとする東隊と、個人だけで戦おうとするオサムっていう差を感じてしまいますね
《オサム、かげうら先輩に張り付かれて合流すんの間に合わなかった。すまん》
(…違う…!完全にぼくの判断ミスだ…
1人で戦わずバッグワームで身を隠すべきだった…!)
ああそして、チームとしての合流ができなかった件について、「おれが張り付かれてたせいだ、すまん」と謝るユーマ!
なんという健気な…正直なところユーマにまったく落ち度はないし、オサムをカバーしようと十分よくやったと思いますが
それでもこうして謝るというのは、めちゃくちゃいい奴だなって気がしますね
しかし今回の失態は完全に自分のミスだと激しく悩み、ユーマの謝罪の言葉も届かず自分を責めていたオサム。
カイジとかだったらショックのあまりぐにゃあああああってなってる場面だと思います(えー
そしてここで出ましたねー、「1人で戦わずバッグワームで身を隠すべきだった」という言葉が。
本当にその通りなんですよ!このうっかり屋さん!(えー
オサムは1人で戦っちゃダメ、バッグワーム使って逃げるべきって俺が何回書いたことか…死んでから気づいてしまったか…
まあ今それにオサムも気がついたってことは、デスしたことで頭が冷えて状況が見えてきたんでしょうか
やっぱり戦ってる最中は、目先のキルに目がくらんで1人で突っ込みたくなっちゃうんだろうなあ。その気持ちも分かるけどね
ただ、はやる気持ちを抑えて自制しなければならんのですよ俺たちわかばシューター使いはね(えー
(あれだけいろんな人に力を貸してもらったのに…!)
さらには、これまで色んな人たちに力を貸してもらったことも、すべてが無駄に終わってしまったと思い込み
ますます自己嫌悪を深めていくオサム。まあ落ち込む気持ちも分からんではないですが
とりあえず俺が言いたいことは、オサムが思い浮かべている「力を貸してくれた人たち」の中でも
木虎はなんも教えてくれなかったので
こいつに関しては気にしなくていいってことでしょうか(えー
いやマジで、木虎とかあいつなんも教えてくれなかったから!ただオサムの近くにじーっと立ちながら
「私が教えることは何もありません」とか言ってただけだから!ぜんぜん気にする必要ねーし!
まあ木虎がオサムにやってくれたことがあるとすれば…しいて言うなら、オサムが初めて嵐山隊の部屋を訪れた時
緊張しちゃって部屋になかなか入れずにいたら、木虎がゴゥーンとドアを開けてくれたぐらいでしょうか(えー
そう、このシーンです。マジで木虎がやってくれたのこれぐらいだから!ドアをゴゥーンと開けてくれたぐらいだから!
だから気にすんなってオサム!と俺は思うわけなんですが、さっきの「力を貸してもらったのに…!」のコマをもう一度見てみると
木虎の姿がまさにこのドア開けてくれた時の姿そのまんまのような気が…
こうして並べてみると…ゲェー!?完全に一致してるじゃねーか!え、ちょっとマジで!?まさかオサムのやつ
木虎にドア開けてもらったのをそんなに感謝してたのかよ!(えー
どうでもいいことで感謝しすぎだろ!ちょっと意味が分からんぞ…義理堅いにもほどがあるなオサムのやつ…
(三雲は落ちたが敵がうまいこと4人固まっている…
大砲を当てれば逆転もあるがなぜ撃たせない?
この状況以上に大砲が活きる場面があるのか…?)
しかしそんな風にオサムが落ち込む一方で、狭い通路に敵が4人固まっているという絶好の砲撃チャンスを手にしていた玉狛。
これは千佳ちゃんが一発ぶちかませば大量キルを狙える大チャンスですねー、スプラトゥーンで言うなら
アロワナモールの狭い通路にいる敵にメガホンレーザーをぶち込むみたいなもんですよね。
なんという大チャンス!あの狭い通路でメガホン撃たれたら逃げ場がなくて死亡確定ですよ!
しかしそれほどの大チャンスを掴んでいるにも関わらず、「人が撃てない」という弱点のためにそれを生かせない千佳ちゃん。
なんとも歯がゆい感じですね…せっかくの砲撃能力も、キルが取れないという弱点があると、やっぱり宝の持ち腐れに…
ドッゴオオオオオオ!!
(千佳が…自分で撃った!?)
《雨取隊員、4人まとめて狙ったか!しかしこれは全員かわしている!》
とか言ってたら撃ったー!?えええええ!?なんとその時、意を決してメガホンレーザーを撃ち込んだ千佳ちゃん!
めっちゃ頑張って撃とうと思えば撃てるんか…しかしやはり相当無理をして撃ったせいか、
照準がいまいち合っておらず4人全員に砲撃をかわされてしまいます。うーむこれは悲しい
そして絶好のチャンスから一転、「あんなところに倒しやすいお嬢ちゃんがいるよ(笑)」と犬飼に目をつけられた千佳ちゃんは、
みるみる間合いを詰められて大ピンチに陥ってしまうことに…
《西に逃げろ千佳!空閑がカバーに入る!》
「悪いねかげうら先輩、急用だ」
あっとそして、そんな千佳ちゃんのピンチを救うためにすぐさま急行するユーマ!
今まで張り付いていた影浦については、グラスホッパーを使っての高速ジャンプで一気におさらばとなりました
というかユーマのやつ、そんな風にグラスホッパー1発でポンと離脱できるなら
オサムが死ぬ前にそれやってくださいよ!(えー
お前あんだけ「かげうら先輩に張り付かれて動けなかった(;;)」って言ってたのに!あっさり離脱できてるやんけ!
まさか今の今までユーマのやつ、自分がグラスホッパーを使えることをすっかり忘れていたんじゃ…(えー
おいおい勘弁してくれよ…まあ他にもっともらしい理由があるとすれば、ついさっきまでユーマは
両手にスコーピオンを装備して影浦と戦っていたから、両手ともふさがっていてグラスホッパーを使う余裕がなかったとかね
←両手スコーピオンで戦うユーマの図 グラスホッパーを使うには片手を空けなきゃいけないから、この影浦の猛攻を片手でしのぐのはキツイと思って
オサムの時にはグラスホッパーを使えなかったのかもしれません
それが今こうして使えたのは、影浦とさんざん斬り合って少しだけ動きを見切ったからとか…
まあそのへんは、もはや妄想の話になってしまうんですけどね
さあそして、地味ですがウチのサイト的にはめっちゃ重要なシーンがこれです
バッグワームを使いながら、シールドを張って逃げまわる千佳ちゃんの図!
そう、バッグワームとシールドの同時使用という冒頭のコメントで話していたものが、まさに劇中で使われた場面ですね
ただし同時に使えるトリガーは2つまでだから、この場合千佳ちゃんは武器を出すことができないっていうね
つまり今の千佳ちゃんは丸腰で無抵抗のまま逃げまわってる状態ってことですよ
今までさんざん予想してたことだけど、千佳ちゃんは敵に見つかったら本当に無抵抗で逃げるしかできないんやな
これは本当に致命的だよな…まるで動くサンドバッグですよ。というかスナイパーっていう役割自体が
ぜんぜん千佳ちゃんに合ってない気がするのは俺だけだろうか…(えー
なぜかって、スナイパーはまずバッグワームを常に使っていなきゃいけないから、
そうなると使えるトリガーはシールドか武器のどっちか片方だけになってしまうわけですよね。
そしてそうなった場合、千佳ちゃんはどっちか片方だけを使っても大した能力を発揮できないと思うんですよ
たとえば武器だけを使った場合、千佳ちゃんは敵に攻撃を当てることができないし、味方への援護射撃をしようにも
撃った瞬間に敵に居場所がバレてしまって、あっという間に見つかってやられてしまうわけですよね。
だから千佳ちゃんが生き残ろうと思ったら、なるべく攻撃せずに隠れることしかできない。
せっかく武器を持っているのにそれを使わず隠れるだけっていうのは、明らかに武器の強みを出せていないと思います
じゃあ逆に、シールドだけを使った場合はどうか。確かに硬くて割りにくいシールドではあるものの、
武器が使えないから敵に対する一切の反撃ができないので、ただの動くサンドバッグであり、
いつまでも敵を追い払うことができないっていう…いま犬飼に追いかけられてるのが、まさにそういう状況ですよね
せめてシールドを使いつつ、武器で威嚇射撃をするぐらいのことができないと
話にならないって思うんですよ。オサムとかがよくやってるやつ。そうじゃないとほんと千佳ちゃんなんもできないですよ
だからシールドと武器を両立するためにも、千佳ちゃんにバッグワームはいらないなと思うんですよね…
バッグワームを常に使っているせいで、余計に千佳ちゃんの立ち回りが苦しくなっている気がしてなりません
それにバッグワームって、使用者のトリオン能力がいくら高かろうとそれで性能が上がるわけじゃないから
千佳ちゃんの莫大なトリオン能力をぜんぜん生かせない装備だと思うんですよね
たとえば、千佳ちゃんが武器を使えば威力が大幅に跳ね上がるし、シールドを使えば防御力がめちゃくちゃ高くなるわけですけど、
バッグワームはそういう性能アップの恩恵がなんもないから、せっかくの千佳ちゃんの能力を生かせない装備だなーと…
そう考えるとものすごくもったいないことしてる気がするんだよね…
スナイパーはバッグワームを常に着てないといけないから、千佳ちゃんの良さが出せない気がして…
誰やねん千佳ちゃんはスナイパー向いてるとか言ったの…(えー
バッグワームとかいらんかったんや!スナイパーとか向いてなかったんや!
例えばシューターとかに転職して、硬いシールド張って仲間を守りつつ、ドカドカ威嚇射撃でもやってる方がよっぽど活躍できると思う
威嚇射撃といえばゾエさんがいい例ですよね。敵に攻撃を当てなくても、高火力のメテオラで敵陣をかき回す役目を担ってるわけだし
あれならかなり千佳ちゃん向きの戦法だと思う。隠れるんじゃなくて、むしろ目立って相手の注意を引くっていう
もし敵と交戦しても、ゾエさん装備ならシールドと武器の両方使えるし、無抵抗よりはよっぽど生き残りやすいと思うしね
それに千佳ちゃんのメテオラだったら、ゾエさん以上の物凄い火力になるだろうから
今までアイビスでやってたような土木工事も簡単にやれるんじゃないかなあ
いやーこれは弟子入りすべきですわ…千佳ちゃんは即ゾエさんに弟子入りすべきですわ…(えー
さあそして、千佳ちゃんを助けにやってきたユーマが犬飼に奇襲を仕掛けようとしますが、
即座に辻が割って入ってきて攻撃を防がれる結果に!うーん辻は本当にいいタイミングで助けにきてくれますよねー
この場面にしても、前回の東隊との戦いにしても、辻が助けに入ってくれなかったら犬飼はどっちとも死んでると思いますよ
ユーマとは1対1で戦うなと二宮にも言われてるし、犬飼1人でユーマの相手をするのは無理だっただろうと思います
でも、犬飼1人で無理なことも連携でこうして乗り切れてる。そこが素晴らしいポイントだと思います
1人だったら死ぬようなピンチでも連携力で乗り切れる。辻と犬飼はそれをちゃんとやってるのが上手いと思いますね
たとえば嵐山隊なんかもこうでしたよね。味方がピンチになった時には、必ず他の味方が助けてくれる。
そういう連携プレーがあるからこそ、1人で勝てないような相手にも互角に戦うことができる。これぞまさしくチームの立ち回りですよ
俺が思うに、辻と犬飼がこうして2人で連携して生き残ることができるから、
いま二宮がすごい自由に動けてると思うんですよね
そう、二宮は今、点取り屋として自由にのびのびと1人で動けている。仲間の面倒を見なくて済むからこそ、
余計な負担がなくて「ちょっくら点数稼いでくるわー」と、落としやすい敵を狙って点を取りに行く動きができているわけで。
逆に、今ものすごく不自由になってる点取り屋がユーマだと思います。
さっきからユーマの動きを見ていると、オサムがピンチになったから急いでそっちに移動、
千佳ちゃんがピンチになったから急いでそっちに移動っていう具合に
とにかく仲間の面倒を見るのに必死で、仲間の状況に振り回されちゃってるんですよね。二宮とはまったく対照的です
せっかくの点取り屋なのに、さっきから失点を防ぐための動きしかできてない。点を取りに行くための動きができていないわけです
それじゃあダメなんだよね…上に行くためには失点よりも得点が大事なわけだからさ…
だからユーマにはもっと自由に、ガンガン敵を落としに行くような動きをしてもらわないといけない。
今のままじゃ味方を守るのも、敵を倒すのも全部ユーマ頼りで、ユーマの負担があまりにもでかすぎるから
ユーマの負担をもっと軽く、もっと動きやすくなるような状況を、
オサムや千佳ちゃんが作ってあげないといけないと思う。そのためにも、オサムと千佳ちゃんがもっと連携力を高めて
辻と犬飼のようにエースが不在の時でも生き残れるような、そういう戦いをできるようになって欲しいですね
とかなんとか言ってたらこの場面キター!!(えー
うおおおついにこの場面が!千佳ちゃんを逃がすことを第一に考えてグラスホッパーを踏ませるユーマ!
そして急加速した千佳ちゃんエロス!
いま思えばこの場面が印象的で、止まってたレビューを再開したんでしたっけねー。ありがたやありがたや
もう千佳ちゃんには年中グラスホッパーを踏んでて欲しいぐらいですね(えー
ともかくグラスホッパーを踏ませたのは、雪の足場なので普通に走ってたらスピードが稼げないから、
急加速させて犬飼から逃げきれるようにしたってことですよね。そんなユーマのナイスアシストによって
一気に犬飼から離れることに成功した千佳ちゃん。しかし、それを見た犬飼の反応は…
「ははっおもしろい!でも、悪あがきだね」
ああ、しかし余裕の笑みを浮かべながら雪のない壁を走ることですぐさま追い付いてきた犬飼!
おいおい垂直な壁を走ってくるってお前はトライダガーXかよ!(えー
(C)こしたてつひろ/小学館・ShoPro まったく犬飼のやつなんというダウンフォースだ…
犬飼が発生させる強烈なダウンフォースが壁走りを可能にしているんだ…(えー
ともかくそんな壁走りによって、まんまと千佳ちゃんに追いついてしまった犬飼。
せっかくグラスホッパーで逃がしてもらった千佳ちゃんですが、もはや年貢の納め時か…というその時
ボッ!!
「!?」
なんとその瞬間、まるで千佳ちゃんを守るように飛んできたユズルのスナイプ!おおこれはありがたい
ユズルといえば明らかに千佳ちゃんに片思いしている奴なので、そんな気になる千佳ちゃんが手ひどく追い回されていて
しかも追いかけている犬飼はニヤニヤしながら千佳ちゃんを狩り殺そうとしているときたら、そんな光景を目にした日には
さぞ内心イラついていたことでしょう
←ニヤつきながら千佳ちゃんを襲う犬飼の図 これはもう「ちょっと犬飼殺してくるわ…」とユズルが思うのも無理からぬことですよ、ええ
やろうと思えばユズルは千佳ちゃんのこともスナイプできたんでしょうけど、まさかそんなことをする発想はなかっただろうし
愛しの千佳ちゃんをいじめた犬飼を死なすことしか考えてなかったと思いますね(えー
ドドドド!!
「…おいおいみんな…女の子に甘いんじゃない…?」
「知るか。だまって死ね」
おっとさらに、まだかろうじて息のあった犬飼に対して、即座にトドメの一撃を食らわす影浦!
さすがに影浦は千佳ちゃんを助けたかったわけじゃないでしょうけども、犬飼のことは目障りに感じていたかもなーとは思います
なぜなら犬飼が千佳ちゃんにちょっかい出したせいで、さっきユーマが千佳ちゃんを助けに行ってしまって
影浦はユーマと遊べなくなってしまったので、「テメーのせいで遊べなくなっただろ!!死ね!!」
ぐらいのことは考えているかもと…(えー
「ベイルアウト!(キイイイ)」
《そして雨取隊員逃げ切った!結果的に影浦隊に救われた形!》
そんな影浦とユズルのおかげで、どうにかこうにか逃げ切った千佳ちゃんは、自分でベイルアウトして戦線離脱したわけですが…
しかし逃げ切ったとは言っても、チームとしての得になっていないのが悲しいところですね
以前にも指摘したことですが、千佳ちゃんの立ち回りというのは
「とにかく失点を防ぐ」ってことが最優先で、得点には繋がっていないというのが
気になるところというか…
迅さんの言っていた「上に行きたいなら、失点よりも得点が大事」ということの逆をやっているという。
やっぱりそこは改善が必要なところだよね…今回の千佳ちゃんは、点を獲ろうとする動き自体は見られたわけですが、
あまりにも「人を撃つ」ってことに慣れてなくて失敗してしまい、チャンスを逃して逆にピンチになってしまったって感じなので
やっぱりこう、普段やってないことをいきなり本番でやるのは無理があるから、
人を撃つのであれば普段からもっと慣らしていく練習をして欲しいと思いますね
たとえば千佳ちゃんって、的を撃つ練習はよくやってるけど
人を撃つ練習をしてるところは見たことがないので
とりあえずオサムあたりにトリオン体になってもらって、ひたすら撃ち殺す練習をしてみるだとか、
トラウマ克服のためにちょっとでも対策を考えたり、練習するようなところを見せて欲しいですね
「お前が玉狛びいきだったとは知らなかったな。絵馬」
とそんな中で、いきなりユズルの背後に現れて声をかけ始めた二宮!いきなりなんだよお前!
まったく二宮のやつ、よそ様の子に向かっていきなり声をかけることがどれだけ罪深いか知らねーのか!?
こういうのを声かけ事案っつーんだよ声かけ事案!!(えー
これをやったら変質者として警察に通報されるんやで!?知らなかったのかよ二宮は、しょうがねえ奴だなーこの変態が!
ここでユズルが防犯ブザーでも鳴らしたら二宮は一巻の終わりですよ。せいぜい震えて眠れや二宮…(えー
「別にそんなんじゃない。あんた達が嫌いなだけだ」
「…なるほど」
ドドドドドド!!
って、ユ、ユズルー!!なんとそんなユズルに対して、無慈悲な弾丸を連射して殺してしまった二宮!
二宮てめえって奴は、声かけ事案の証拠隠滅のために殺人の罪まで犯すとは…(えー
これが人間のやることかー!!二宮お前ってやつはサイテーの変質者やで!
とまあ冗談は置いといて、このユズルと二宮のやり取りはちょっと気になるものがありますね
「お前は玉狛びいきなのか」と言われて「別にそんなんじゃない、あんた達が嫌いなだけだ」ってことですが
俺はこのユズルのセリフは半分ウソで半分本当なんじゃないかなと思います
具体的には、「別にそんなんじゃない」の部分はウソ、
「あんた達が嫌いだ」の部分は本当だと思う
まずユズルが千佳ちゃんに惚れていることはもうどう見ても明らかなので、玉狛びいきなことは間違いないと思うわけです
あと二宮隊が嫌いってことなんですが、なぜかというと二宮隊は
鳩原さんが所属していた部隊だから、鳩原さんを慕っているユズルからしたら
二宮隊って鳩原さんがチームを去るのを止めようとしなかった薄情な奴らに見えてると思う
実際のところは、鳩原さんは極秘裏に異世界へ旅立ってしまったので、二宮たちには止めようもなかったんですが
ユズルはそのことを知らずに鳩原さんは上層部に干されたショックで辞めたと聞かされているので、
「なんで二宮隊の誰も鳩原さんを止めなかったんだ、お前らそれでも仲間か」ぐらいのことは
思ってそうですしね。二宮の「なるほど…」っていうのも、鳩原さんの件で嫌われてると悟ってああ言ったんじゃないかと思います
ともかくこれで状況としては、オサム・千佳ちゃん・犬飼・ユズルがリタイヤし、
生存3名なのが東隊。まったく無傷で全員生き残っており、一番うまく立ち回っている状態
生存2名なのが二宮隊と影浦隊。1人はやられたけど、どっちのチームもまだエースは健在でチャンスはある状態
生存1名なのが玉狛第二。エース以外の2人ともやられてしまって、完全にエース1人でなんとかするしかない状態
ということになっていますね。結局こうなってしまったか…という気がします、玉狛はユーマ1人に頼るしかないっていう…
特にこの試合はそのことが浮き彫りになってしまった内容ですよね。点を取れるのもユーマ1人しかいないし
仲間と連携して動こうとしてるのもユーマ1人しかいないっていうね
そう、この試合、ユーマはオサムや千佳ちゃんを助けようとひたすら駆けずり回っていましたが
オサムや千佳ちゃんは仲間を支援するような動きが一切ないままやられてしまったわけですよ
オサムも千佳ちゃんも、自分だけでどうにかしようってことしか考えてないんですよね。自分だけで戦って自分だけでやられてしまってる。
その結果、ユーマへの援護も何ひとつできなかったわけで、これだとユーマの負担がどんどん激増するばかりですよ
こういうのをスプラトゥーンでは「味方負担がでかすぎる」と言います。
ユーマの視点で見れば、味方がどんどん1人で突っ込んで死んでしまい、守ってあげようとしても死ぬのが早くて追いつかず、
とうとう味方からの援護が何もないまま、気がつけば味方が全滅して自分1人だけで全部どうにかするしかないという…
まさに味方負担がでかすぎる典型的なパターン。
チームプレーの意識が低いとこういうことになってしまうわけです
まあ死にまくってる味方も、別にわざとやってるわけじゃなくて「自分1人でどうにかしなきゃ」みたいな意識が強すぎて
自分1人で敵陣に突っ込んで、その結果死んでしまってるわけなんですけどね。初心者によくあるパターンなんですが
ただこれはやっぱりチーム戦なんだから。1人で戦ってるわけじゃないんだから。
仲間の存在を活かしてチームで勝つ、これが基本中の基本なんですよ。仲間と連携しなきゃ勝てるものも勝てないんですよ
自分1人だけで戦況を動かそうなんて、そんな考えは傲慢だと言ってもいい。菊地原が言ってたアレですね
というわけで、玉狛のチームとしての課題が次々と浮き彫りになったこの試合。
あとはもうユーマが孤立無援で戦うしかないわけですが…次回に続く!
(C)葦原大介/集英社