■ジェイド関連セリフ集・後半■

・セントビナーにて、ジェイドと再会
ジェイド「急いで馬車を用意しろ!」
アニス「あ〜、大佐だ!?」
ジェイド「これは皆さん、お久しぶりですね」
ルーク「丁度いい。ジェイド、アッシュの奴が来なかったか?怪我をしてるんだ」
ジェイド「いえ、見かけていませんね。それにもし街へ来ていたとしても、この様子を見たら近づいては来ないと思います」
ガイ「確かにすごい騒ぎだな、何かあったのか?」
ジェイド「我が軍のケセドニア方面部隊が、演習中に襲われたのです。
      ただ、この街も復興中ですからね。今負傷者を首都に運ばせています」
アニス「はうあっ!?どこの誰がマルクトの正規軍を襲うんですかっ!?」
ジェイド「そうなんですよ、少し前ならキムラスカだったのですが」
ルーク「…ナタリアがいたらぼろくそに言われてるぞ」
ジェイド「内緒にしておいてください」
アニス「大佐って見た目は怖いけど、中身は面白いですよね
「中身だっておっかねーよ」「中身だっておっかねーよ」
・バチカルにて、ナタリアと再会
ルーク「ナタリアが戻ってると助かるんだけどな…」
ナタリア「呼びまして?」
ルーク「うわっ!?おまえ、なんでここに…」
ナタリア「ケセドニアの視察を終えて戻ったところですわ。それより丁度いいところに!」
(ジェイドの胸ぐらを掴むナタリア)
ジェイド「おや…」
ナタリア「まあ、相変わらず涼しい顔で!どういうことですの!我がキムラスカ王国は平和条約に基づき、
     マルクト軍に対して軍事活動を起こしてはいませんのよ」
ジェイド「ああ、やはりそうでしたか」
ナタリア「やはりそうでしたか〜、ではありません!ケセドニアでは、まるでこちらが
     悪事を働いたと言わんばかりに白い目で見られ、屈辱でしたわ!まさかマルクト軍の示威行動ですの?」
ルーク「その話をしたくて来たんだ、ナタリア。非公式に陛下に取り次いでくれないか?」
ナタリア「よろしいですわ、お父様のお部屋で詳しいお話を伺いましょう」
・ルーク邸にて、キノコロードイベント
ガイ「アルビオールで川を上っていけば、そのキノコロードってとこに行けそうだな」
ナタリア「叔母様、わたくし達がルグニカ紅テングダケを採ってまいりますわ。しばらくご辛抱ください」
シュザンヌ「でも危険なのでは…」
ルーク「そんなの気にしてられるかよ」
ジェイド「皆さん少し冷静に。この方は今すぐ危険というわけではありません。
     ルグニカ紅テングダケを煎じた薬なら、滋養強壮の意味合いが強い。むしろ、心配をかける方がお体に障ります」
ティア「でも大佐…」
ガイ「ティア、落ち着けって」
ジェイド「ルグニカ紅テングダケ採りは私が禁止します。いいですね」
ルーク「ジェイド!」
シュザンヌ「ジェイドさんの仰る通りになさい、ルーク」
ルーク「母上…」
ジェイド「ご安心ください奥方様、彼を危険な目には遭わせませんから。さあ皆さん、外へ出ましょう」

ルーク「ジェイド!どうしてあんな…」
ジェイド「さあ、ルグニカ紅テングダケを採りに行きましょうか」
全員「?」
アニス「大佐?だってさっきは…」
ジェイド「過保護な母親の前で、息子を危険な場所に連れて行くなどと言ったら、余計に具合が悪くなりますよ」
ガイ「…やれやれ。嘘も方便とはいえ、あんたの嘘は嘘とは思えないからなぁ」
ルーク「ジェイド!ありがとう!」
ナタリア「さすが大佐ですわね」
ジェイド「別に礼を言われることはしていませんよ、それより行きましょう」
・グランコクマにて、ブウサギ探しイベント
ピオニー「おお、おまえ達か!丁度いいところに来た。さて今回の任務だが…」
ルーク「…俺たち、まだ引き受けるとも何とも言ってないんですけど」
ピオニー「細かいことは気にするな、俺の可愛いブウサギ達が逃げ出したんだ。
      多分城の中にいるはずだから、探してくれないか」

ジェイド「陛下、私たちはブウサギを探すために来た訳ではありませんよ」
ピオニー「何だと。じゃあ聞くがな、可愛いジェイドが階段から落ちて首の骨を折ったらどうするんだ。
      はたまた、可愛いジェイドが厨房で丸焼きにされたらどう責任を取る?」

ジェイド「…不気味なのでその言い方はやめてもらえませんか」
ピオニー「安心しろ、おまえは可愛くない方のジェイドだ。
      俺の可愛いジェイドはな、芸の覚えは悪いが毛並みだけはぴかぴかで…」

ジェイド「探します。探しますからいい加減にやめて下さい」
ピオニー「そうか、分かってくれたか。ブウサギたちはネフリー・ジェイド・サフィール・アスラン・ゲルダの五匹だ、
      見つけてくれたら礼はする。頼むぞ」

ナタリア「…大佐」
ジェイド「…すみません。あれ以上の屈辱に耐えられそうもなかったものですから」
ルーク「ジェイドってピオニー陛下には弱いよな、なんか弱点でも握られてるのか?」
ガイ「旦那に弱点があるなら教えてもらいたいぐらいだ。陛下を尊敬するよ」
ティア「とにかく、引き受けた以上探すしかないわね」
アニス「そうそう。お礼目指してがんばろー!」

(ジェイド発見)
ルーク「お、こいつはジェイドか」

ガイ「名前の割に簡単なところにいたな」
ジェイド「……」

(アスラン発見)
ティア「この子、よく見ると目の色がフリングス将軍に似てるわ」
ルーク「それでアスランか…安直だな、陛下…」

(ゲルダ発見)
ジェイド「先生の名前をつけるのはいかがなものですかねえ…」
ルーク「なんかいったか?」
ジェイド「…いえ、なんでもありません」

(ネフリー発見)
ジェイド「人の妹の名前を…」
アニス「でも、この子の首輪が一番上等みたいですよ」
ジェイド「…それもどうかと思います」

(サフィール発見)
ナタリア「サフィールって確か…」
ティア「死神ディストの…」
ジェイド「…馬鹿面がよく似ていますよ」
「……」「……」
・グランコクマにて、聖剣ロストセレスティ入手イベント
ルーク「ジェイド、これってもしかして惑星譜術の触媒じゃないのか?」
ジェイド「…でしょうね。それにしてもこんな無造作に…」
ピオニー「何か文句があるのかな?」
ジェイド「…いえ、何も。ところでこれをお借りすることはできますか?」
ピオニー「そうだなぁ。そこの可愛いお嬢さんたちにおねだりしてもらえたら、貸してやるよ」
ナタリア「そういうのをセクハラと言いますのよ!」
ピオニー「じゃあ野郎共もやれ。んじゃ、ルークから」
ルーク「お、俺ぇ!?……剣を貸してください」
ピオニー「次」
ガイ「失礼ながら、剣をお預かりしたいのですが…」
ピオニー「次」
アニス「世界で一番カッコイイ、ピオニーへ・い・かアニスに貸・し・て
ピオニー「うんうん、あと六年経ったら正式なお付き合いをしような
ルーク「…すげぇ、態度が全然違う」
ナタリア「――剣を貸して下さいませ」
ピオニー「うんうん、その冷たさがたまらないなぁ
ティア「わ、私もですか!?(赤面)あ、あの…陛下、どうか剣を貸していただけませんか」
ピオニー「うんうん、そのちょっとウブな感じが最高だね

ジェイド「陛下
ピオニー「おまえはいい。いらない。聞きたくない。キモイ」
ジェイド「まあ、そうおっしゃらず……とびっきりのおねだりをして差し上げますよ」
ピオニー「いらん!失せろ!」
ジェイド「いやー残念です。では、剣はお借りして行きますね」
・シェリダンにて、譜眼イベント
女の人「あら、そちらのマルクト軍の方…」
ジェイド「私に何か?」
女の人「私の持っているフォニム観測器が、あなたの眼鏡に反応しているんです。少し見せてもらえませんか?」
ジェイド「結構ですよ。どうぞ」
(眼鏡を外すジェイド)
女性全員「…」

ジェイド「どうかしましたか?

女性全員(赤面)

アニス「大佐って若作りだと思ってたけど、眼鏡取るともっと若…ちゅーかぶっちゃけ…

ナタリア「ええ……随分綺麗な顔立ちでしたのね

ジェイド「そうですか?眼鏡をしていてもそれなりに美形だと思っていたんですが」

ルーク「ざけんなっつーの。 おまえ、マジむかつく…」
ジェイド「それで、眼鏡の方はもういいですか?
女の人「あ、は、はい!すみません。その眼鏡にはフォニムを抑制するような働きがあるようですね」
ガイ「ってことは、その眼鏡は譜業か!いいなぁ…いいなぁ…
ジェイド「この眼鏡はあげませんよ。私の目にはちょっと特殊な術を施していますので
      この眼鏡をしていないと譜術が暴走する可能性があるんですよ」
ルーク「へ?ジェイドって目が悪い訳じゃないのか?

ジェイド「視力が低いと軍人にはなれませんよ。私は両目とも2.0です」
ミュウ「凄いですの!×2で4倍ですの!」
全員「…
・ザレッホ火山(2回目)にて
ガイ「しかし…暑いな…」
ジェイド「火山の中ですからねぇ。息を吸うだけでも、喉や肺が焼かれるようです(涼しげに)」
ルーク「なんでジェイドは涼しそうなんだよ…」
ジェイド「いえいえ。暑くて死にそうですよ」
ガイ「…なんか、むかつくな」
ティア「…前に来た時より暑くなってる気がするわ」
ナタリア「ミュウ、セフィロトはまだですの?」
ミュウ「う〜ん、もうちょっとですの〜」
ティア「たどり着く前に、この暑さにやられそうね」
ジェイド「アニスの狙いはそれかもしれませんねぇ。私たちを一気に始末する…」
ルーク「ジェイドッ!!」
ジェイド「冗談です」
ルーク「ったく…」
ジェイド「――半分は」
全員「…」
ミュウ「皆さ〜ん、こっちですの〜!」
ジェイド「ご苦労様です、ミュウ」
ミュウ「はいですの!」
ルーク「アイツ、無駄に元気だな…」
ガイ「ジェイドといいミュウといい、余計に疲れるな…」
・スキット322、「涼しげな男」
ルーク「…毎度毎度、暑いところに行くと思うが、ジェイドってなんか自分だけ涼しい譜術とか使ってんじゃね?」
ナタリア「…そうですわね。だんだんそんな気がしてきましたわ」
ミュウ「ずるいですの…」
ジェイド「いやですね。そんな器用なことができる訳ないじゃないですか」
ガイ「…いや、何か秘密があるはずだ…まさかその服に秘密が…」
ナタリア「マルクト軍が開発した、空冷服なのかもしれませんわね…」
ルーク「……脱げ」
ジェイド「は?」
ガイ「そうだ、脱げ!」
ナタリア「ええ、お脱ぎなさい!」
ミュウ「ぬーぐーでーすーのー」
ジェイド「…み、皆さん、目が据わってますよ?ちょっ、何を…!」
ティア「30代後半の男性軍人を脱がせるなんて正気とは思えないわよ、暑苦しい!」
「はっ!?」「はっ!?」「はっ!?」「はっ!?」「ホッ…」
・ザレッホ火山(2回目)にて、ドラゴンと遭遇
ナタリア「まあ!ドラゴンですわ!」
ガイ「火山の中に住んでいるとは、大した生命力だねぇ」
ジェイド「このまま進んでいくと、彼との対決は避けられませんね。いや、彼女かな」
ナタリア「あら、大佐。ドラゴンの性別がお分かりになるの?」
ジェイド「ブレスの吐き出し方で…」
ルーク「すげぇ。ジェイドって何でも知ってるなー」
ジェイド「…分かると面白いなーと思っただけです」
全員「…」
ジェイド「さあ、行きますよ」
ガイ「…そんなこったろうと思ったぜ」
ティア「全くだわ」
・ダアト港にて、ヒーリングフォース伝授イベント
ゴールドバーグ「何とぞ、何とぞ今一度我が国にお戻りください。スティール将軍」
ナタリア「ゴールドバーグ将軍!このようなところで何をしているのです!」
ゴールドバーグ「ナタリア殿下!」
ナタリア「この方はわたくしの弓術の師。無礼な振る舞いは許しませんよ」
ゴールドバーグ「滅相もない!我々は陛下のご命令で、こちらのスティール将軍を捜していたのです」
ナタリア「スティール将軍?それはもしや、あの盲目のスティール将軍のことですか?」
ルーク「誰だ、それ」
ガイ「ローテルローの戦いでマルクト軍を壊滅させた、キムラスカの英雄だよ」
ニック「ゴールドバーグ将軍、わしはもう国には戻らぬ」
ゴールドバーグ「ですが、陛下はスティール将軍の身を案じておいでです」
ニック「…視力を失って、わしは自分を見つめ直したのだ。そして、人を屠ることでしか生きられなかった自分と決別した。
    陛下にお伝えくだされ、陛下に弓術を指南したスティールはもう死んだのだと」
ゴールドバーグ「…分かりました、残念です」
ナタリア「スティール将軍…いえ、先生。先生は本当に目が見えないのですか?とてもそのようには…」
ニック「いいえ、何も見えませぬ。しかし見えずとも気配で分かりますぞ。
    ナタリア様のことも、わしから光を奪ったネクロマンサー殿のことも」
全員「!!」
ジェイド「やはり、そうでしたか…」
ニック「あれは貴公にとっての初陣であり、わしにとって生涯最後の戦となった」
ジェイド「…はい、ですが私は謝りません」
ニック「それでよい、戦場とはそういうものだ。ナタリア様、わしがこれから最後の指南を致します」
ナタリア「はい」
ニック「これはわしが使っていた中でも、最もナタリア様にふさわしいものでございます」
ナタリア「わたくしにふさわしい技…?」
・ベルケンドにて、禁譜イベント
ジェイド「これは禁譜の石ですね」
ティア「大佐、古文書の封印を解くと石がなくなってしまいます。誰かに許可を得て…」
ルーク「ここって父上の施設でもあるんだよな、だったら多分平気だよ。それに、こっちにはナタリアもいるし」
ナタリア「ですが、勝手にそのような…」
ジェイド「そうですか?では失礼して。《沼地の虹霓は知の追及者を照らし…》」
ナタリア「大佐!!

ジェイド「あ、これは失礼。うっかり解除してしまいました」
ガイ「…悪党ってのはこういう奴を言うんだよな
・スキット332、「瘴気を消すための対価」
ルーク「……」
ジェイド「まだ悩んでいるんですか?」
ルーク「ジェイド…」
ジェイド「ガイ達が心配していますよ、ルークが柄にもなく考え込んでいると」
ルーク「一万人のセブンスフォニマーの犠牲……そんなことでも起こさなきゃ、瘴気は消えないってのか…」
ジェイド「おっ…イヤミにも乗ってきませんか。これは深刻ですね」
ルーク「ジェイド!だって他には…」
ジェイド「一万人殺し」
ルーク「…!」
ジェイド「アクゼリュスを消滅させ、シェリダンの皆さんを傷つけ、大勢の『敵』と分類された名も知らぬ人々を手にかけ、
     これ以上まだ両手を血で染めますか?」
ルーク「…それは…」
ジェイド「やめなさい。あなたには無理です」
ルーク「でも、これはイオンが最後に残してくれたスコアだ…イオンにはその未来も見えていたんだ…
     教えてくれイオン、おまえならどうする…?」
・スキット333、「ローレライの剣」
ナタリア「アッシュはローレライの鍵を受け取っていますのよね」
ジェイド「そうですねぇ」
ナタリア「漆黒の翼の話を考えると、アッシュの鍵はローレライの剣…ですの?」
ガイ「アッシュは宝珠を探してるんだ、あいつが持ってるのは剣だろうな」
ルーク「ローレライの剣…セブンスフォニムを結集させる剣…」
ジェイド「…ハァ…!」
ナタリア「あら、大佐。ずいぶん大きなため息ですわね」
ジェイド「失礼。物わかりの悪い子供は苦手なものでね」
ガイ「…おまえ、なんか怒らせるよなことしたか?ジェイドのああいう態度は珍しいぜ」
ナタリア「聞くまでもありませんわ、ルークが悪いんです」
ルーク「…俺って信用ねぇなぁ…その通りだけどさ」
・バチカルにて、インゴベルトにラルゴのペンダントを見せに
ルーク「あ、あのさ。俺一人で陛下に会いたいんだけど…」
ナタリア「まあ、どうしましたの?わたくし達が一緒では、不都合でもありますの?」
ルーク「そ、そういう訳じゃないけど…」
ガイ(ひらめきマーク)
ガイ「ははは、馬鹿だなぁ。おまえは嘘が下手なんだから正直に話しちまえよ」
ルーク「ガイ!?」
ガイ「実はねナタリア、こいつはピオニー陛下から私的な手紙を預かってるんだ」
ナタリア「まあ、ならどうしてそれを隠しますの?」
ジェイド(ひらめきマーク)
ジェイド「実はここだけの話ですが…陛下はあなたを王妃にとご所望なんですよ」
ナタリア「わ、わたくし!?わたくしにはルークが!あ、でもアッシュもいますわね、この場合どうなるのでしょう…」
ティア「…」
アニス「ナタリアずるーいずるーい!」
ガイ「ま、そんなわけで、ナタリアには秘密で手紙を渡してくれと言われてるのさ」
ナタリア「…分かりましたわ。わたくし、ここで待ちます」
ジェイド「お願いします。さあルーク、行きましょうか」
(ルークの腕を取るジェイド)
ルーク「へ?いや、俺一人で…」
ガイ「まあまあ。堅いこと言うな、行くぞ」
(ルークの腕を取るガイ。連行されるルーク)
アニス「じゃあ私たちも行こうよ」
ティア「え、ええ…」

ルーク「おいガイ!ジェイド!アニスにティアまで…」
ティア「ごめんなさい、なんだか成り行きで…」
ガイ「おまえ、ロニール雪山でロケット拾ってたよな。それのことじゃないのか?」
ルーク「う、うん…なんだ、ばれてたのか」
ガイ「そりゃ、港で深刻な顔して拾ったロケット見つめてれば気になるさ」
ジェイド「ええ。野次馬根性です」
アニス「で〜す」
ルーク「……ナタリアには黙ってろよ」
・バチカルにて、ナタリアの乳母を訪ねにケセドニアへ
ジェイド「驚きましたね、ナタリアがあのラルゴの娘とは」
ルーク「まだ決まった訳じゃない」
ガイ「…だが、本当にそうだとしたら辛いところだな」
アニス「どうするの?ケセドニアへ行く?でも下手な誘導すると、ナタリアにばれちゃうよ」
ティア「勝手にスコアを読んでいるスコアラーがいたわね。
    あのスコアラーが、ケセドニアに向かったと情報を仕入れたことにしたらどうかしら」
ルーク「うん、それならナタリアも納得しそうだな」
アニス「だけどいずれはナタリアに話すんでしょ?ナタリア…傷つくんじゃないかな」
ティア「…そうね、血の繋がった家族が敵になるのは辛いと思うわ」
ルーク「うん。特にナタリアは、あれでもろい所があるから心配だな」
ティア「…」


ナタリア「お、お帰りなさい。あの、お父様はなんて…?」
ルーク「いや、アッシュがいるからって言ってたけど…」
ナタリア「アッシュが?お父様はアッシュとわたくしをと考えていますの?ではあなたは…」
ルーク「あー、いや、だから、俺かアッシュかってさ」
ジェイド「それより、城の中で気になる話を聞きました。例のスコアラーがケセドニアへ向かったとか。
     ついでですから追いかけてみましょう」

ナタリア「まあ、もしかしたらそのままマルクトへ向かうのかもしれませんわね。
     分かりましたわ、テオドーロさんへのご報告はその後でよろしいかしら」

ティア「え、ええ。もちろんよ」
ルーク「…じゃあ、ケセドニアへ行ってみよう」
アニス「…大佐ってホントに嘘が上手ですよね、しれっとしてますもん」
ジェイド「いえいえ。心苦しくて仕方ありません」
ガイ「よく言うよ…」
・ケセドニアにて、法の番人イベント
ルーク「あれ、ディンいないぞ」
ジェイド「ふむ…外出中のようですね、これはいい機会です」
ルーク「ちょ、ジェイド、何してるんだよ」
ジェイド「いえ、ディンの扱っているものは、取引が規制されているものも含まれていそうなのでね。
     一度調べないといけないと思っていたのですよ」
ルーク「そんなの本人を問いただせばいいじゃないか」
ジェイド「遠慮します。おそらく私はディンとは会話できません。
     私とディンは別の生物だと思います、言葉が通じる気がしません」
ルーク「はは…」
ジェイド「ふーむ。意外にも法を犯している様子はありませんね」
ディン「こるぁ!おどれらなにさらしとるんでしゅ!」
ジェイド「む…」
ルーク「あ、ディン」
ディン「渡世人、ぺろぺろするつもり?あん?」
ジェイド「…ルーク、説明を頼みましたよ」
ルーク「マジかよ…」

ディン「なんと…ジェイドしゃんは法の番人だったのでしゅね」
ルーク「まあ、ちょっと違うけどそんな感じではあるかな」

ディン「でもウチは法を犯してないでしゅよ!ウチに誓って!」
ルーク「自分に誓っても仕方ないだろ…」
ジェイド「まあ、見たところそのようですねぇ」
ディン「これからも世のため人のため、法を守って商売にはげむだす!安心するだに!」
ルーク「あ、ああ。それじゃまた来るよ」
ディン「あいあい」

ディン「やばいやばい。虫の知らせとはよう言うたもんじゃわ…」
・グランコクマにて、譜眼イベント
ジェイド「カシム!」
ティア「大佐!彼はフォニムの乖離現象を起こしています、まさか…」
ジェイド「ええ、譜眼でしょう。しかも制御できずに暴走しかけている。
     モースと同じです、せめて他人に迷惑がかからない場所でやればいいのに」
ナタリア「そのようなことを言っている場合ですか!彼を助けないと!」
ジェイド「カシムはどうでもいいのですが、民間人が犠牲になるのはいただけませんね」
ルーク「どうすればいい?」
ジェイド「始末しましょうか。一番簡単な処理方法です」
ナタリア「何を言い出すのですか!カシムも民も助けるのです!」
ルーク「そうだよジェイド!殺さなくていい時は殺したくない!」
ジェイド「…ティア、譜歌でカシムのフォニム暴走を止めてください。その間に私が譜眼の処置を取り除きます」
ティア「了解」

カシム「…大佐…目が…僕の目が…」
ジェイド「あなたは聞きかじりの知識で、禁じられた譜眼を施そうとした。
     あれは入念な準備と素養が必要です。視力を失ったのは自業自得ですよ」
カシム「そんな…!こんなことになるなら、どうして大佐はもっと強く止めてくれなかったんですか!」
ジェイド「止めましたよ?死ななかったのは偶然です」
カシム「うるさい!もっとちゃんと止めてくれれば…」
(カシムを殴り倒すルーク)
ルーク「てめぇは生きてるだろうがっ!死ななかっただけありがたいと思え!」
兵士A「この男、王立図書館から禁書を盗み出していました。連行してよろしいですか?」
ジェイド「お願いします。身元引受人には私がなりますから、取調べが終わったらカーティスの屋敷へ連れて行ってください」
カシム「大佐…」
兵士A「大佐が身元引受人になるなら、あまり厳しい取調べはできないな…」
兵士B「しっ、大佐に聞こえるぞ。――大佐、了解しました。それでは」

ガイ「意外だな、あんたがそんな優しさを見せるとは」
ジェイド「我が身を省みて恥じているだけですよ。アクゼリュスの時といい今度といい、丁寧に説明する手間を惜しまなければ
     別の結果が訪れていたかもしれませんから」

ルーク「だけど、アクゼリュスの時は俺が悪かったから…」
ジェイド「あなたが悪くないとは言っていませんよ」
ルーク「…わ、わかってるよ。あの後、みんなにこっぴどく叱られたし…」
ジェイド「叱ったのは、あなたがアクゼリュスを崩落させたからではありませんよ。
     言い訳ばかりで反省の一つもせず、思考停止したことを叱ったんです」
ガイ「で、その後ちゃんと自分の責任を思い知ったルークだから、ジェイドもこうやって色々面倒見るようになったんだよな?」
ジェイド「(赤面)……さ、こんなところで無駄話していないで、行きますよ」
アニス「はうあ!大佐が照れた!めっずらしー」
全員(大笑い)
ジェイド(怒りマーク)
・スキット346、「迷ってイライラ…」
ナタリア「似たような建物ばかりで、今どこにいるのか分からなくなりそうですわ」
ルーク「何言ってんだ?さっきあの右の方から来たんだから、今度はまっすぐ行って左に…」
ティア「違うわルーク、さっきは左の方から来たのよ」
ルーク「あれ?」

ジェイド「ルーク。野生の魔物が帰巣本能を失っては、ただの家畜ですよ」
ルーク「うおーい!誰が魔物だ!つーか何が家畜だ!」
ガイ「家畜は自分のくせに」
ジェイド「…ガイ?何か言いましたか?」
ガイ「いいえいいえ。ピオニー陛下のブウサギの名前が何だったかなんて、そんなこと言ってません」
ジェイド「んぐっ…はぁ…」
・スキット349、「超振動の力」
ルーク「擬似超振動…ティアと俺が吹き飛ばされた…」
ガイ「擬似とはいえ、超振動であることには違いない。威力は…」
ジェイド「六割減と言われています。それでも物質は崩壊する」
ルーク「俺の超振動と変わらないのか…」
ジェイド「あなたの超振動が本気で発動したら…塵一つ残らず分解されます。
     アクゼリュスが一部でも残った状態で崩落したのは、あなたの力が劣化していて不安定だからです」
ルーク「…そう…なのか」
ジェイド「アッシュが戦いに超振動を利用しないのも、その威力の大きさゆえです。
     超振動は大気すら消滅させる。擬似超振動でよかった…と、思うべきなのでしょうね」
ガイ「とはいえ、レプリカの大地が出現するたびにオリジナルが消滅してみろ。とてもよかったなんて言ってられないぜ」
ルーク「…くそ…エルドラントをなんとかしないと」
ガイ「その為には…プラネットストームだの新生ローレライ教団だの、問題が山積みだがな」
・スキット363、「尽きない悩み」
ナタリア「ようやくですわ、あとはこの国際会議に変な横槍が入らないようにしなければ」
ルーク「…うん…」
ガイ「三勢力の長が顔を揃えるんだ、警備は万全だろう。それに今さら、お互い無理難題をふっかけるとも思えない」
ルーク「…うん…」
ティア「だけど、人が警備を担当する限り絶対はないわ。私たちも警備に協力するべきじゃないかしら」
ルーク「…うん…」
ミュウ「ご主人様、お腹でも痛いですの?」
ルーク「…うん…」
ジェイド「あなたのお父様はいずれハゲますね」
ルーク「…うん…」
アニス「だめだ…ルーク、てんで上の空だよ」
ジェイド「下手の考え休むに似たり…なんですがねぇ」
ガイ「瘴気の中和、か…アホだろ、こいつは」
ティア「ルーク…」
・レムの塔にて、塔を登る途中
アニス「あれ!?階段ここで終わっちゃってるよぅ」
ジェイド「どうやら、この塔はまだ建設途中のようですね」
ガイ「建設途中で放棄されたってことか。こんな時でもなきゃ、色々調べてみたいが…」
ナタリア「リフトがありますわ。作業用のものかしら?」
ルーク「よし、これに乗っていこう」
ジェイド「どこまで上がれるんでしょうね。そろそろ楽をしたいものです」
ティア「大佐が一番疲れていないように見えますけど」
ジェイド「いえ、生まれつき体が弱いので…げほげほ」
全員「……」
・ダアトにて、レムの塔からアッシュを追って
テオドーロ「アッシュは何を考えているのだ。何千というレプリカと共に心中するとは!」
アニス「当然、許可しませんよね?そんなの駄目ですよね?」
インゴベルト「レプリカとはいえ、それだけの命を容易く消費するわけにはいかん…しかし…」
ナタリア「お父様!しかしではありませんわ!」
ピオニー「…ジェイド。おまえは何も言わないのか?」
ジェイド「私は…もっと残酷な答えしか言えませんから」
ティア「…大佐、まさか!」
ルーク「……俺か?ジェイド」
全員「!!」
ジェイド「…」
ガイ「てめぇっ!アッシュの代わりにルークに死ねって言うのか!ふざけるな!」
ナタリア「だめですわ!そのようなことは認めません!わたくしは、ルークにもアッシュにも生きていてもらいたいのです!」
ジェイド「私だってそうです。ただ、障気をどうするのかと考えた時、もはや手の施しようもないことは事実ですから」
ルーク「俺は…」
ティア「みんなやめて!そうやってルークを追いつめないで!
    ルークが自分自身に価値を求めていることを知っているでしょう!安易な選択をさせないで…」

ジェイド「失礼。確かにティアの言う通りですね」

ルーク「…少し、考えさせてくれ」
・ダアトにて、アッシュの身代わりについて考えるルーク
ジェイド「恨んでくれて結構です。あなたがレプリカと心中しても、能力の安定したオリジナルが残る。
     瘴気は消え、食い扶持を荒らすレプリカも数が減る。いいことずくめだ」

ルーク「…ジェイド…あんたは俺に…」
ジェイド「死んで下さい、と言います。私が権力者なら。友人としては…止めたいと思いますがね」
ルーク「…ジェイドが俺のこと、友達だと思ってくれてたとは思わなかった」
ジェイド「そうですか?――そうですね、私は冷たいですから。……すみません」
・ベルケンドにて、瘴気を消し精密検査を受けるルーク
ティア「どうだったの?」
ルーク「う、うん。ちょっと血中フォニムが減ってるけど、平気だってさ」
ガイ「そうかぁっ!よかったな!」
アニス「ルークってしぶとーい!」
ナタリア「安心しましたわ」
ジェイド「…」
ジェイド「まあ、とりあえずは安心ですね。ただ疲れたでしょう。瘴気に関する報告も兼ねて、バチカルへ行って
     公爵家のお屋敷で休みなさい。いいですね、ルーク」

ティア「そうね。陛下たちも会議を終えて、城へ戻られている筈ですものね」
ナタリア「ええ。それにまだ、ローレライの解放という仕事も残っていますもの。体力を取り戻さなければ」

ルーク「わかったよ」

ルーク「…何だよ」
ジェイド「悪い子ですねぇ、また嘘をついて」
ルーク「!!」
ジェイド「…あなたの嘘に、私も乗せられておきます。でも無理は禁物ですよ」
ルーク「…ジェイドに隠し事はできないな」
ジェイド「あなたが下手なんですよ。それと一つ忠告しておきます、今のあなたはフォニムの乖離が早まっているはずです。
     これ以上、むやみに力を使わないでください」

ルーク「…うん。ありがとう、ジェイド」
・ユリアシティにて、再びアブソーブゲートを目指して
ティア「アブソーブゲート。兄さんと戦った場所ね…」
ガイ「ティア、プラネットストームを止めればエルドラントに近づくことができるんだ。辛いかもしれないが、頑張ろうぜ」
ティア「ええ」
ルーク「…ナタリアも大丈夫か?」
ナタリア「ありがとう。大丈夫ですわ」
アニス「あー、私は?」
ミュウ「ミュウもですの」
ルーク「あーあーあーあー。わーかったよ!みんな、準備はいいか」
「はーい「はーい「はーい「はいですの
ルーク「よし、アブソーブゲートへ……ん?今、変なの混じってなかったか?」
ジェイド「まあまあ。細かいことは気にせず行きましょう」
・ケテルブルクにて、岩斬滅砕陣習得イベント
旅人「80000ガルド、確かに頂戴しました。こちらが奥義書です、いやはやあなたも大した財産家ですな」
ルーク「……はあ。父上たちに旅の資金援助してもらいたいなぁ」
ジェイド「はっはっはっ。私が仲間にいる限りは無理でしょうね」
ルーク「……はぁ。父上はマルクト人が嫌いだもんな」
・スキット428〜431、ドクトルマンボ関連スキット

・スキット455〜457、アンチフォンスロット関連スキット
・スキット461、「こっちが恥ずかしいよ…」(ジェイドが称号リゾートキングの時)
ルーク「ジェイド!おまえ、その格好…」
ジェイド「ふむ。安物の使い捨てスリッパでも、それなりに動けるものですね」
ティア「まさか実験のつもりですか…?」
ジェイド「いえ、とんでもない。なぜかこの格好のままで戦うハメになってしまいましたので、
     せっかくですから色々研究してみようと思っただけですよ」
ルーク「つーか、着替えろよ」
ジェイド「そうですね。でもせっかくですから、この格好でどこまで他人の奇異の目が集中するのか、実験してみるというのも…」
ルーク「やめろ…俺たちが恥ずかしい…」
・ケセドニアにて、エルドラント決戦前
アニス「大佐、飲んでるんですか?」
ジェイド「もう少し気の利いた場所で飲みたかったのですが、この街では…ね。
     アニスは自由行動を満喫するんじゃなかったんですか?」
アニス「私はティアに気を利かせてあげたんです」
ジェイド「へぇ…酷なような気もしますが…」
アニス「…大佐、何か隠してるでしょ」
ジェイド「いえ、何も」
アニス「…まあいいや。大佐は、ヴァン総長を倒したらどうするんですか?」
ジェイド「軍人ですから、また軍属としての生活に戻りますよ。ただ…」
アニス「ただ、なんですか?」
ジェイド「おかしいですね。私は帰ったら、改めてフォミクリーの研究を再開したいと思っているんです。
     レプリカという存在を、代替え品ではない何かに昇華するために」
アニス「…うん、是非それやってください。イオン様も喜ぶと思う」
ジェイド「アニスは教団を立て直すんですね」
アニス「あ、気付いてました?こうなったら玉の輿は諦めて、自力で初代女性導師になりますよぅ」

ジェイド「さて、アニス。そろそろ宿に戻ってください」
アニス「えー、大佐はまだここで飲むんでしょう」
ジェイド「ここからは大人の時間です。お子様は早く帰りなさい」
アニス「ぶーぶー。けちー」
・エルドラントにて、シンク戦後
シンク「…ヴァン…ローレライを…消滅…」
ルーク「みんな命がけで、ヴァン師匠の計画を…」
ティア「…惑わされないで、私達も命をかけているわ。そうでしょう」
ルーク「…そうだな。そうだよな、アッシュだって…」
ナタリア「…アッシュは本当に死んでしまったのですね…」
ルーク「ナタリア…ごめん、あのとき俺が残れば…」
ナタリア「…」
(ナタリアをはたくジェイド)
ナタリア「…っ!何をなさいますの!」
ジェイド「あなたの行動は私たちと…そしてアッシュに迷惑をかけました」
ナタリア「…アッシュに?」
ジェイド「アッシュはルークにヴァンを討ち取らせようとした。本意でないにせよ…あなたはそれを邪魔したことになる」
ナタリア「―…ごめんなさい」
ジェイド「あなたがアッシュに好意を抱くのは自由です。ですが、やるべきことを忘れてはいけません」
ナタリア「…ええ。そうね、本当にごめんなさい。辛いのはわたくしだけではないものね、
     アニスもガイも大切な人を失った。それにティアも…」
ジェイド「そういうことです」
ガイ「ジェイド、第二超振動って言ってたな」
ジェイド「わかりません、第二超振動はまだ理論が確立していない。超振動同士が干渉しあうことで
     全てのフォニムの効力を無効化する…と言われていますが」
ルーク「…この力が何かはわからない。でももしも第二超振動なら、これをくれたのはアッシュだ。そうだろう?
     超振動を起こせるのは俺と…あいつだけなんだから」
ナタリア「そうですわね。あなたの中にアッシュがいる、アッシュがあなたを認めて力を貸してくれたのですわね」
ルーク「…うん、だから俺はアッシュに恥ずかしくない戦いをする。みんな、力を貸してくれ」
・エルドラントにて、最終決戦前
ミュウ「…この先に、とてもとても怖い力を感じるですの」
ルーク「ああ、俺にもわかる。ヴァン師匠が…いる。この先に進めばもう後戻りはできないんだろうな」
ジェイド「後戻りする必要はありませんよ。ヴァンを倒して終わりにしてしまいましょう」
ルーク「簡単に言うなよ…」
ジェイド「難しい話ではありませんよ。あちらは星の記憶が定められた未来であることを信じ、それを消そうとしている。
     私たちは星の記憶は無限の選択肢の一つであり、未来は変えられると信じている。
     あまり好きな言葉ではありませんが 信念が違うというだけです。
     もはや話し合いでは解決しないところに来てしまった」
ティア「そうですね、兄さんはローレライを取り込んでいる。ローレライが消滅すれば、
    世界はセブンスフォニム補充のためにフォニムの均衡を崩してしまうわ。
    ルーク、私たちはそれを止めるために来た。以前とは違うわ。
    私たちは兄さんのやろうとしていることを理解し、そのうえで認めてはいけないと思っている」
アニス「そうだよ、何もかも消して何もかもやり直すなんて、無責任だもん。
    本当は、スコアを守って滅びるなら、それを受け入れるのが人間の責任なんだと思う。
    でも私たちは、途中でそれを回避するために努力しようって気付いたんだから。
    だから、最後までそれを貫き通して生きる。私たちは私たちの道を歩く。総長の理屈なんてぶっ飛ばすんだから」
ナタリア「わたくし、ずっと思っていましたの。アッシュがキムラスカに戻ってきて、
     ルークと二人でお父様を支えてくださればいいのにと。でもわたくしは間違っていたのですね。
     あなたとアッシュにはそれぞれの生きる道があった。それをわたくしが、無効となった約束で縛り付けていたのですわ。
     今あなたの中にはアッシュがいる。以前のわたくしなら、あなたとアッシュを混同していたかもしれません。
     でも、あなたはあなたですものね。ですから、あなたはあなたの思うままに生きて下さい。
     その為にわたくしは、全力であなたを手伝いますわ。あなたの幼なじみとして」
ガイ「そうだな、おまえはまだ自分の足で歩き始めたばかりだ。しかも背中には数え切れない命を背負っている。
   喰らった命の分、生き続けなけりゃ嘘だよな」
ルーク「…そうだな。俺、たった七年の間に血塗れになっちまったもんな」
ガイ「俺は酷なことを言ってる。生きて生きて生き抜いて、恨み、憎しみ、悲しみ、怒り…
   全部しょいこまなけりゃならないってな。でもおまえだけに背負わせたりはしないぜ、俺もおまえと同じだ。
   世界中がおまえのやってきたことを非難しても、俺はおまえの味方だ。
   俺はヴァンの六神将とは違うぜ。自分も生き抜いた上に、おまえも助けてやる」
ティア「ルーク、行きましょう。兄さんの目指す未来を、私たちの目指す未来に書き換えるために」
ルーク「ああ!」
・ケセドニアにて、音盤集めイベント
商人「いらっしゃい!掘り出し物だらけよ、見てちょうだい」
ガイ「……」
ルーク「ガイ、どうしたんだよ?」
ガイ「いや…音機関反応がするな、と」
ナタリア「まあ!ガイには音機関の声が聞こえますの!?」
ジェイド「ガイというのは世を忍ぶ仮の姿、実は彼こそが音機関の守護者」
アニス「音機関王ガイカイザーなのです!」
ナタリア「まあ!どうして一言言ってくれませんでしたの!」

ガイ「……悪かった悪かった。音盤を見つけたんだよ、ほら」
ルーク「お、本当だ!こんなとこに最後の一枚があったのか」
商人「この汚いやつかい?これは昨日潰れた店から拾ってきたんだよ。売れやしないと思ったけど、一応並べておいたんだよね」
ルーク「よし、おばさん。それを買うよ」
商人「……1000000ガルド」
ルーク「…なんだそりゃ!?」
ガイ「足元見られたな」
商人「そりゃそうだよ、最後の一枚とか言ってたじゃないか。ってことは全部揃うんだろう?
    収集物はその筋の人に高値で売れるからね。意地悪で言ってるんじゃないよ、商売の基本さ。で、どうするんだい?」

ルーク「…ジェイド!何とかしろよ!」

ジェイド「ふむ。ではアスターを呼んできて、この市場の所場代を引き上げさせましょう。この店だけでなく全ての店を。
     大変なことになるでしょうね、所場代が1000000ガルドになるんですから」
商人「お、脅そうっていうのかい!」
ジェイド「いえ、交渉の基本です。ありがたいことに私たちは権力持ちですので」

商人「いやなお客だよ…じゃあこうしよう。ただであげる代わりに、ちょっと働いてくれないかい?」
ジェイド「おやすい御用です。さ、ガイ。ルーク。行きなさい」
ルーク&ガイ「!!」
商人「そうと決まればついておいで、坊やたち
ルーク「くそ、ジェイドなんて頼るんじゃなかった…」
ガイ「まったくだ…」
(足腰が立たなくなるほどこき使われる2人)
商人「お疲れさん。それじゃあ約束通りこれをあげるよ」
ジェイド「ありがとうございます」
ナタリア「なるほど…これが音機関王ガイカイザーの仕事なのですわね」
ガイ「…おーい、いつまでもボケ倒すなよ」
ルーク「つーか、俺かんけーねーし…」
・ダアトにて、魔杖ケイオスハート入手イベント
フローリアン「あははは!オリバーっ、こっちだよ!」
オリバー「お待ちください!フローリアン様!それはイオン様の…」
アニス「パパ!何してるの?」
オリバー「いや、パメラとイオン様の遺品を整理していたんだが、
      フローリアン様がその中の一つを持って、そのまま逃げ出されて…」
ルーク「それでおいかけっこかよ」
フローリアン「アニス、遊ぼう!アニスがオニだよ!」

(フローリアンの魔杖ケイオスハートに気付くジェイド)
ジェイド「!!」
アニス「も〜っ!遊んでる暇なんてないんだよっ!」
ジェイド「…まあ、たまには息抜きもいいんじゃありませんか?」
ガイ「あんたがそう言うってことは…何かあるな」
ジェイド「さあ、オニごっこと行きましょうか!いや、かくれんぼかな?」

ルーク「よーしっ、伊達にガキの頃から家に閉じ込められてないぜ!絶対見つけてやる!」
・ダアトにて、リトルデビっ子イベント
フローリアン「アニス!アニス!助けて!」
アニス「な、何々?どうしたの、フローリアン!」
フローリアン「いたずら悪魔の役が必要なの。このままだと何もできなくなっちゃう」
ナタリア「いたずら悪魔?」
ルーク「悪魔なら、ここに一匹凄いのが…」
(ジェイドの方を見るルーク)
ジェイド「何か?」
ルーク「…い、いや、何でもない」
・ダアトにて、禁譜イベント
アニス「あれ、フローリアン。何持ってるの?」
ティア「それ、禁譜の石ね…」
フローリアン「これはね、モースがくれたんだよ」
アニス「モースが?」
フローリアン「僕たちがずっと閉じ込められてた部屋に、置いてあったんだよ。
        外に出る時、モースに持って行っていいって聞いたら、いいって」
アニス「あ…そうなんだ…」
アニス(そんな話聞いちゃうと、頼めないよ…)
ジェイド「…やめましょう。フローリアンの思い出を、無理矢理取り上げることはありません」
アニス「大佐…ありがとう…」

フローリアン「アニス達はこの石が欲しいの?」
アニス「ううん、もういいんだ」
フローリアン「だけど…アニス達がどうしてもって言うなら…僕、いいよ」
ジェイド「フローリアン、無理しなくていいんですよ」
フローリアン「ううん。アニス達が遊んでくれるなら、僕いいよ。はい、あげる」
ジェイド「…分かりました。ありがたく頂きますよ」
フローリアン「うん!じゃあ僕、勉強の時間だから行くね」

ジェイド「さて、それでは。《天から降る怒りは神の子の大地に…》」
ルーク「やっぱり禁譜の石だったんだな」
ナタリア「ええ。それにしても大佐は、フローリアンには優しいのですのね」
ルーク「さすがのネクロマンサーも、無垢な子供をいじめたりは出来ないんだな」

ジェイド「そうですか?無垢なフローリアンだからこそ、ああ言えば必ず石をくれると思いました」

全員「…」
アニス「…ほんっとに最低です!!」
・フーブラス川にて、禁譜イベント
ジェイド「……あの魔物」
ルーク「どうしたんだよ」
ジェイド「石のようなものをくわえていたのですが、禁譜の石のように見えました」
ナタリア「まあ!すぐ追いかけましょう!」

ジェイド「これですね、《無数の星は浅い川の水面を揺らす…》」
ガイ「よくあんな小さな石が見えたな」
ジェイド「日頃の行いがいいので」

(そんなばかな…)(そんなばかな…)(そんなばかな…)(そんなばかな…)(そんなばかな…)
・スキット475、「ティアの花嫁修行!?」(ティアが何かの料理をマスターした時)
ガイ「ティア、色々な料理作れるようになったな〜」
ルーク「すっと食事当番させてたら、作れるようにもなるか」
ナタリア「あら、作らせ続けていたというのになんて言い草でしょう」
ティア「構わないわ。誰かがやらないといけないし、それに料理するのは嫌いじゃないから」
ルーク「ふーん…そうなんだ、普通の女の子っぽいな」
ティア「ふぇっ!?あの…あ、あくまでも非常時の訓練の一環として…」
アニス「愛の訓練のため…花嫁修業だよね!」
ティア「ち、違うわ、生きるためには食事を摂らないといけないでしょ?」
ジェイド「いや〜花嫁修業と戦闘訓練を両立するとは…さすがですね」
ティア「両立してません!」
ナタリア「あら、両立できているのではなくて?美味しいですわよこの料理」
ティア「そうじゃなくて…!」
アニス「花嫁修業1本なんだよね!」
ティア「ちがうの、ホントに違うの!」

「にひひひ〜」「またまた〜ご謙遜を」「やぁぁ!ち、違うってば!」「いつでもお嫁に行けますわよぉ」「ナ、ナタリア!」 
「照れなくてもいいのに〜」「ち、ちがっ!」「あやかりたいあやかりたい」「大佐まで!もおぉっ!」
ガイ「…ルーク、そろそろ助けてやったらどうだ?」
ルーク「いいんじゃね?楽しそうだし」

 









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