■ライブオンCARDLIVER翔 第36話「ヒートアップ!再決戦(リベンジマッチ)!!」
「よーし、今日は絶対勝つぞー!!」
「すごい自信だねぇ、ウルフ坊や」
「へへっ、天空ムスタングの他にも新しいモンスター一杯だし!」
「あのヒイトって子、めちゃくちゃ強いよ」
「うん!だからまたライブバトルしたいんじゃない」
「ふふ、やる気があるのはいい事よね」
天空ムスタングをはじめ、新たに手に入れたモンスター達を連れて再び鷹の爪島へとやってきた翔たち。
ヒイトとの再戦を控えた翔はわくわくしてたまらないようですが、それとは逆にテンション低すぎな徹
いつもは一番うるさい男が一体!?やっぱり前回一人だけ何もマウントできずに終わっただけに、
翔の大量にマウントしたカードを見ていると「ねたましいねたましいああねたましい」と思っているのかも:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
それにしても「やる気があるのはいい事ね」ってアイが翔を今までより好意的に見てくれてるのは、やはりニヤニヤしてしまいますなあ
「またお前達か…」
「わざわざやられに来るなんて、懲りない連中だねぇ」
「違うよ!今度こそバトルに勝って、そこを通してもらいに来たんだ!」
「ふーん?随分と威勢がいいねえ」
「そりゃあなんたって、天空ムスタングと…」
バッコオオオオオオン!!
「い、いってぇ!?何するんだよぉ!?」
「デッキの中身を教えてどうすんのよ!!」
「あ、そ、そっか」
「本当に学習しないわね…」
って誉められたと思った次の瞬間もうこの有り様かよ!!なんといういつも通りの光景…
やはりまだまだ翔がアイに呆れられずに済む日は遠いのだろうか
「…」
「さあ、バトルだ!」
「いいや。今日の相手はお前だ」
「えっ!?」
「ええええーっ!?」
しかしなんと、やる気満々の翔を尻目にアイをバトルの相手に指名したヒイト!
こ、これは一体…?今翔が足蹴にされたのを見て「俺も足蹴にされたいハァハァ」とアイを気に入ってしまったのか?(えー
「ヒ、ヒイト、何であの子を?」
「一番強そうだからさ。お前が負けたら後の2人も大人しく引き下がってもらおう」
「はて、どうしてアイ君が一番強いことを…」
「腕力だったりして」
「ぬぁんですって?」
せっかく上げた好感度がどんどん崩れ去ってゆく…(えー
もはや完全にいつものおっかないキャラに戻ってしまったアイ、今日もまたまがまがしい暗黒闘気を身にまといながら
ヒイトとの勝負を開始するのでした
「全面否定ペンギンをライブ!」
「うわぁー、またあの嫌なペンギンだ!確か攻撃目標にならないとかいう、厄介なモンスターだったねぇ」
「うん、それでいて攻撃もしてくるだもん…」
そしてバトル開始から間もなく、ヒイトのフィールドに姿を現した皇帝ペンギン2号全面否定ペンギン。
モンスターとのバトルの対象にならず、常に相手プレイヤーへ直接攻撃が可能という厄介なモンスターで
この間の対戦では翔も散々手を焼かされていました
「全面否定ペンギンでカードライバーを攻撃!」
バシバシイッ!!
「くうっ!」
「どうだ、ボクのヒイトに手も足も出ないだろ!」
「そうねぇ…あなたのお兄さんも確かに強いけど、まだ分からないわよ。
ガトリングースをライブ!」
「…!」
ヒイト優勢な展開にニヤニヤと勝ち誇るランでしたが、反撃の狼煙を上げるべくガトリングースをライブしたアイ!
その瞬間、「ガ、ガトリングースはらめぇ!」と明らかにヒイトの顔色が変わります。
それほどヒイトにとって都合の悪いガトリングースの能力とは…
「そっか!ガトリングースは攻撃してくるモンスターに1000ダメージを与えられる!
全面否定ペンギンのパワーは500だから、返り討ちにできるんだ!」
な、なるほど、バトルでの攻撃じゃなく特殊能力でダメージを与えれば…ってか、翔がこんな解説役を!?
第36話にしてこんな光景初めて見た!!(えー
今までの翔だったら他の誰かに解説してもらって
「へぇぇそうなんだ〜!すごいな〜!」ってただ感心してるだけだったのに…成長したなぁ翔
やはりアイと一つ屋根の下で一夜を共にしただけあって、すでに2人は性的な意味で一心同体に:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
「クリスタルスワンとプライドチキンでカードライバーを攻撃!」
バシバシイッ!!
「ヒ、ヒイト!全面否定ペンギンで防御すればガトリングースで狙い撃ち…!
嫌な戦い方!」
「あ、あのね…頭脳的って言って欲しいなぁ」
しゅぱああああ
「リアクション・手札…”閃光”!」
ガトリングースで全面否定ペンギンを牽制しつつ、ヒイトにガンガン直接攻撃を叩き込んでいくアイ!
しかしヒイトも転んだらタダでは起きません、バーストされたカードを自分の手札にできるリアクション・手札の能力で、
ワザカードの”閃光”(モンスターのパワー500アップ、先制攻撃の能力を与える)を引き入れます
|
|
「閃光ね…いいわ、ウイングパンサーでエアプレインフィッシュを攻撃!同時に閃光よ!」
「いいぞ!アイも手札に持ってたんだ!」
ところが「閃光だと?そんなカードオレは三十六枚持っているよ」と同じカードをすでに持っていたアイ!
すかさずその閃光を使ってヒイトのモンスターに攻撃を仕掛けます、これではヒイトが閃光を使っても逆転は不可能!
ヒイトは自分のモンスターがやられるのを指をくわえて見ているしかありません。
こりゃヒイトとしては精神的に辛い展開ですな、使おうと思ってたカードでやられるってどんな気持ち?ねえ今どんな気持ち?(えー
「ワザカード!”逆風”!」
「えっ…逆風!?」
ビョオオオオオ!!
「くう…」
「あっははは!頭脳的ってのはヒイトの事を言うんだ、もったいなかったね閃光!」
しかしすかさず別のワザカードで攻撃を無効化するヒイト!逆風…こいつは相手モンスター1体を手札に戻してしまうワザカードですな
閃光の無駄撃ちに終わったのはアイの方だということか…さすがにそう簡単には勝たせてくれません
「これで11対7、アイちゃん4枚のリード…終盤に来てこの差は大きいわ、
古代ドラゴンちゃんに会えるのも時間の問題ね〜!」
そしてバトルは進み、デッキ枚数も残りわずかとなってきたところで、アドバンテージを奪っているのはアイの方でした
さすがの戦いぶりにカレー粉さんは「おい早く道を開けろよ門番君よ〜」と気をよくしていますが…
「いや、あの子にはまだ…!」
「…!」
「き、きた!?」
「大気よ渦巻き空へ昇れ!上昇危龍!!」
「くっ…!」
しかし、この土壇場でついに切り札の上昇危龍を引き当てたヒイト!掴みかけたアイの勝利がまた遠のいてしまう結果に!
「さすがは上昇危龍…!凄いプレッシャーね…!」
「「か、かっこいいいい〜!!」」
「大した応援団ねぇ…」
「ど、どういたしまして…」
恐るべき強敵の出現に身構えるアイ…ってカレー粉さんの知能は翔並みなのかよ!(えー
愛しの古代ドラゴンちゃんに会えなくなる最大のピンチだというのに!そんな事より上昇危龍のかっこよさに夢中とは…
いつも誰かに呆れられてばかりの徹にすら呆れられるとは、もはや手の施しようがないな:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
ともかく上昇危龍はライブされたばかりでまだバックラインのまま、ひとまず攻撃される心配はなくアイのターンを迎えます
「ドロー!ウカイトをライブ!同時にウカイトの能力で1枚ドロー!あっ…」
「…」
「お待たせプリンセス!これであなたをライブできるわ!プリンセス・プライマリーをライブ!」
ここに来てヒイトと同様、アイも自分の切り札をドローする引きの強さを発揮!
そしてライブしたプリンセス・プライマリーの効果により、アイの場にいる飛翔族モンスターのパワーが全て1000上昇!
というかプリンセス・プライマリーって、13話でマウントされてからまともにライブされたの今日が初めてじゃないか?(えー
セコンダリーの方はアイのバトルで毎回出番があるのに、プリンセスは20話以上もずっと不遇の時代が続いていたという…
「お待たせプリンセス、やっとあなたをライブできるわ」って本当にその通りすぎるから困る:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
「プ、プリンセス・プライマリーの効果で飛翔族のパワーが…ヒイト…!」
「カンタンな事さ…攻撃される前に山札を削り切る!」
アイのモンスター達が強化されてあたふた慌てるランでしたが、ヒイトはまだまだ冷や汗ひとつかいておりません
そう、いかに強化されたとはいえアイのモンスターは全員バックライン…
アタックラインがガラ空きな以上、アイは今無防備も同然です。このスキに大量バーストをかましてデッキを削り切ってしまえば…
「オオオオハシ、上昇危龍を前へ!ワザカード…”激昂”!」
「な…!?」
「ア、アイ君お得意の激昂!?」
「そ、そんな…!」
うわあああアイの必勝パターン使いやがったー!!
味方モンスター全員にバースト2の能力を持たせるワザカード”激昂”…こいつをバトル終盤で使って
一気に相手デッキを吹っ飛ばすのは、アイがいつも用いている必勝パターンです
それをヒイトにお株を奪われてしまうとは、アイのショックも相当でしょう。どんな気持ち?ねえ今どんな気持ち?(えー
「Aラインのモンスター全員でカードライバーを攻撃!」
バシバシイッ!!
「ア、アイーッ!!」
ヒイトの総攻撃で一気にバーストされてしまうアイのデッキ!ヒイトの攻撃モンスターの数は4体、アイの残りデッキ枚数は9枚…
4体全てのバースト2を直撃されてしまえば、残り1枚になったアイのデッキは次のドローで尽きてしまいます
そうなった時点でアイの負け…ここはどうにか1度でも攻撃を防がなければなりませんが…
バシバシバシバシイッ!!
「よぉし、あの子は何も出来ない!これでお終いよ!」
「あぁあ…どうしようドラゴンちゃ〜〜ん!!」
「じょ、上昇危龍の攻撃を受けると山札の残りは1枚…次のドローでアイ君の負けぇぇ…!」
「違うよ!アイはガトリングースを残してる…!何か考えがあるんだ!」
成す術なく3体からの攻撃を直撃され、残り3枚となってしまったアイのデッキ!最後に上昇危龍の攻撃を食らえば全てが終わる…
「もう完全にオワタ」と誰もが諦めムードな中、唯一翔だけはアイが逆転の策を残していると信じていました
おお…これは翔の戦術眼としても、アイへの信頼としても素晴らしい場面ですな。
やはり一つ屋根の下で身も心も一つになっただけに:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
グオオオオオオオ!!
「…お願い!ワザカード”プリンセスの祈り”!」
上昇危龍の攻撃が目前に迫ったその時、ついに最後の賭けとなるワザカードを発動したアイ!
それはプリンセス・プライマリーが場にいる時、デッキから飛翔族モンスター1体をライブするという”プリンセスの祈り”…
それによって呼び出されたのはパワー2000のセコンダリー!そしてプリンセスの特殊能力を受けて、パワーは3000へと強化される!
「さあ…どこのどいつが相手だ!!って、こ、こいつゥゥゥゥゥッ!?」
ワハハハパワー3000の俺様にかかれば…か、勝ち目ねえええええと一人でコントを始めてしまったセコンダリー
こいつは本当お笑いキャラの地位を確立してるなぁ。しかしプリンセスが見ている前で、いつまでも無様な格好をしてるわけにもいきません
覚悟を決めたセコンダリーは半泣きになりながら上昇危龍の迎撃に飛び出すのでした
「え、ええいっ…!姫!例え相手が誰であろうと、某にお任せあれ!
行くぞ入道雲野郎ォォォォーッ!!」
「ガトリングース!」
「アイアイアイサー!」
ドドドドドドドド!!
そんなセコンダリーへの援護にガトリングースの特殊能力を発動するアイ!
相手のパワーを1000下げる効果で、上昇危龍のパワーはセコンダリーと互角の3000に!
しかし、それでもまだ上昇危龍には、タイガードラゴを倒した”先制攻撃”の能力がありますが…
「”先制攻撃”を持つ上昇危龍と…”先制防御”を持つセコンダリー…!
互いの爪が相手を捕えるのは…」
「同時よ!!」
ドババアアアアアアン!!
「じょ…上昇危龍が…!」
ところがなんと、ディフェンス時に先制効果を発揮する”先制防御”の能力で、上昇危龍と相討ちに持ち込んだセコンダリー!
お笑いかませキャラのセコンダリー君がこんな大金星を!(えー
セコンダリーの活躍でなんとかヒイトのターンをしのぎ切ったアイ、しかし残るデッキはたったの2枚…
このターンでヒイトのデッキ6枚を削り切らなければ、アイの負けが確定してしまいます
「ドロー!」
「でも、これで1対6…!」
「このターンで決めないと…」
「言われなくたってそのつもりよ!ウカイト、プライドチキン、ガトリングースを前へ!
そして”激昂”!!」
「…!」
「ヒ、ヒイト…!」
「Aライン全員でカードライバーを攻撃!」
ババババババシイッ!!
てめえの激昂はでたらめだよ、くっあーサニー激昂!!(えー
最後にはヒイトへのお返しに放った激昂コンボが炸裂し、見事にこの勝負を制したアイ!
それにしても折ヶ野島でマウントしたモンスターとかまるで使わずにお馴染みのカードでヒイト撃破とか
アイの腕を持ってすればデッキを強化しなくても十分やっていけますな、さすが最強キャラは格が違うぜ
「さあ約束よ、通してもらうわ」
「つ、次はボクが相手だ!」
「よせ、ラン」
「大丈夫、君達が何を守ろうとしてるのか知らないけど、俺達は何もしないよ。
ただ、このブラッシュを連れて行くだけだから」
「…」
そしていよいよ翔達は森の奥へと進もうとしますが、本当に翔達を通していいものかしばし思案するヒイト。
するとその時、ヒイトが首に下げている首飾りがいきなりビカビカ光り始めました
どうやら「こいつらは通しても問題ない」と首飾りが教えてくれているようですが…
どうせならなんでもっと早く反応してくれねえんだよ首飾りさんよ!!(えー
この首飾りがとろくさいことをせずにさっさと光っていれば、わざわざバトルなんてせずとも先に進めたものを:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
「…ついてこい。案内しよう、これが島の奥に続く唯一の道だ」
「ありがとう、じゃあみんな行こう!」
「危ない!」
「へっ?」
バチイイッ!!
「わわっ!?ビリッて来た!?」
「見えない結界がある。よそ者の進入を許さないためにな」
「は、早く言ってよ…」
ようやく島の奥へ進むことを許してもらえた翔達でしたが、なんとそこには侵入者の行く手を阻む見えない結界が。
それを通るにはヒイトの首飾りの力を使うしかないようで…つまりヒイトを出し抜いて島の奥に進むことはできないってことですね
つくづく松戸先生はどうやってこんな所からブラッシュの卵を持って帰ってきたんだ…
「おやおやこの程度の結界で私を阻もうとは片腹痛いですね」とか言って
ゆうゆうと結界をブチ破って進んで行ったんだろうか。松戸先生恐ろしすぎる(えー
「俺達の祖先は、この島で古代ドラゴンと共に暮らしていた…
遠い昔、古代ドラゴンは滅びたと言い伝えられているが…」
「ボク達が…守ってきたんだ」
そして島の奥へと進んでいくにつれ姿を現したのは、古代ドラゴンを祀った遺跡のような場所でした。
ブラッシュがこの島から感じ取っていたのは、この遺跡に隠れ住んでいる母親の気配だったのです
そして遺跡の最深部へとやってきた翔たちは、ついにそのブラッシュの母親と対面することに…
「よくぞ来て下さいました、皆さん」
か…母ちゃん小せええええー!!なんですかこのぬいぐるみサイズの母ちゃんは!?
生後数週間かそこらのブラッシュとまるで変わらんではないですか!なんというロリ…こんな可愛らしいママが相手では、
誰かれ構わず犯しまくる発情期野郎ブラッシュの餌食になるのも時間の問題:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
「ドラゴンちゃんがもう一頭!?」
「ブラッシュを呼んでたのはこの子なのね…」
「みんな紹介するよ、俺の母ちゃんだ!」
「このままじゃあ失礼ね、本当の姿をお見せするわ」
ずもももももも
でっかくなっちゃった!ほらでっかくなっちゃった!(えー
本来の姿はこんなにでかいのかよブラッシュママ!こんな風にデジモン進化できるとはなんという…
アグモンから一気にシャイングレイモンバーストモードぐらい急速に進化しすぎだろ:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
「お話ししましょう、香辛諸島で起きつつあることを全て…」
「…?」
そして何やら意味深な口調で香辛諸島の話を始めるブラッシュママ…
どうもこの島によからぬ事の予兆が起きているようですが、その内容とは果たして…?次回に続く
|